医者が糖質の害を教えてくれない理由

糖質を避けるだけで肥満は改善しますし、様々な病気が治ります。例えば2型糖尿病では糖質を食べないだけで治る人までいます。食事の中で血糖値を直接上げるのは糖質だけなのですから、少なくとも糖質を食事の6割も食べて良い理由は無いはずです。他にも糖質を避けるだけで、様々なアレルギーが治る人が多数います(改善率はこちら)。これだけ明らかな糖質の害ですが、医者が教えてくれないのは何故でしょうか?

ただ知らないだけか、知っていても理解していないか、教えたくないかのいずれかです。

知らないだけであれば仕方がありません。新しいことに対する探究心に乏しいのかも知れません。

知っていても信じていないのは、物事を論理的に考える素養がないのかも知れません。もしかしたらあまり物事を深く論理的に考える素養がなく、ただ偏差値が高いから医師になっただけで、新しいことを考えるのは苦手な医師なのかも知れません。いずれにしてもその先生が信じていないのは仕方がありません。

知らないか知っていても信じていないのは、罪はありません。知らないか理解出来ないのですからやむを得ません。一番問題なのは知っていても患者さんに教えたくない医師です。何故なら自分のこれまでの治療法を否定することに繋がったり、場合によっては病気が治ってしまうため患者さんがいなくなっては困ると考えるのかも知れません。無意識のうちに自分の地位の保全のために教えようとしないのだと思います。

これまでの様々な治療法は投薬にしろ処置にしろ医者が施す必要がありました。病気を治してしまう画期的な治療法が医者必要としない治療法のですから、教えたくない心情はわからなくもありません。しかし患者さんのことを思えば、伝えるはずです。

ちなみに盲腸(正確には虫垂炎)になれば手術が常識となりました(今では手術しなくても済むこともあるようです)。盲腸の病態がわかった時点で外科医は手術で根治出来ることを知っていましたが、当時の内科医はなかなか受け入れなかったそうです。結局新聞が外科手術で根治出来ることを取り上げ、盲腸で内科を受診する患者さんがいなくなって手術が常識となったようです(参考:炭水化物が人類を滅ぼす)。

糖質の害を知っていても伝えるか伝えないかは、患者さんのことを考えているのか自分のことを考えているのか区別する手立てになるのかも知れません。主治医の先生に糖質の害を知っているかどうか聞いてみるのも面白い質問かも知れませんね。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。