機械と人間との違いは数え切れないほど多くありますが、決定的な違いは説明書の有無だと思います。
機械は人間が作り出したものですから説明書というものが存在します。機械が予想外の反応をしてしまうことはありますが、人間が作り出したものですから調整は可能です。
一方で人間には説明書はありません。どのように生きると良いという説明書がないのです。ある種説明書のように活用されているのが宗教です。宗教は説明書の存在しない人間に、食べ物や生き方を提案しています。宗教が正しい説明書になりえないことは、いくつもの宗教があることがその証拠です。
宗教は信じている人にだけ通用する生き方よ説明書ののようなものです。元々宗教は合理的な考えに基づいて食べ物を制限したり、生活習慣を制限しています。合理的な考え方に賛同出来た人が信じたのです。
人間はどのように生きると良いのかわからないため、少しずつ知恵をつけながら手探りで生き方を探しているのです。説明書を作るためには私利私欲を含めた主観を取り除き、完全に客観的に人間の性質を把握する必要があります。完全に客観的になることが出来ないため、説明書が作ることが出来ないのだと思います。
人間の説明書はありませんが、説明書に記載しても良さそうなことは糖質回避です。糖質は人間の身体にとって最善の食べ物ではなさそうです。少なくとも糖質を主食として多量に食べることは、説明書には到底記載できそうにはありません。食べ物において探し当てたことは、糖質を食べ過ぎると様々な害を及ぼすということです。欧米では小麦が悪いという概念があるようですが、恐らく米やジャガイモ、トウモロコシを含めた糖質が病気を引き起こしていると思います。
人間にも真実が記載された説明書があると良いですね。