0と1では大違いの理由

0には単位がありませんが、1となると単位があります。
0には方向がありませんが、1には方向があります。

0には大きさも方向もないので進み方には無限の可能性があります。
1となった時点でその方向が決まります。

0は何もないことをあらわします。何もかもない状態を無と言います。無いことは様々なものが存在しませんが、あることとの比較によって初めて無いことが認識できるのです。1が存在することで初めてそれまで無かったことが認識出来るのです。

例えば
お金と考えて0であれば本来なら単位はありません。0は0です。1円に対して初めて0円と考えることが出来ます。1ドルに対してであれば0ドル、1元に対してであれば0元となります。0は様々な国の通貨がないことを表しますが、1円のように通貨があって初めてその通貨がない0「円」を認識することが出来るのです。

1は0を想像することは出来ますが、0からは1が想像つかないのです。0から見た1はまだ見たこともない未来のようなもので、1から見た0は過去を振り返るようなものだと思います。

10年前にはスマートフォンは0でした。iPhoneが発売された時点でスマートフォンという1が出現しました。その分野が切り開かれてからは様々な発展がみられます。0から1が生まれた時点でその方向を決めるので大きな違いがあるのです。

現在まだ存在しない0のものは、ないことを認識出来ません。1があって初めて0を認識出来るのです。生きている間にどんな1が生まれてくるのか楽しみですね。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。