おサルさんも嘘をつくことを知っていますか?
ある種のおサルさんは敵が来たという鳴き声を上げて仲間を逃げさせて、その間にエサを独り占めしてしまうそうです。つまり嘘の鳴き声で仲間を騙してエサを独り占めするのです。しばらくして戻ってきた仲間は独り占めしたおサルさんを責めることはないそうです。(参考文献:現実を生きるサル、空想を語るヒトより)
つまりおサルさんも嘘はつけますが、嘘を見破る知恵があるのは人間だけということのようです。
そして赤ちゃんの嘘ですが、赤ちゃんは嘘泣きをします。
本当は泣くほどではなくても試しに泣いたふりをしてみるのです。
少し鳴き声を上げるというのが嘘泣きで、涙が出ないことが多いで空泣きとも言い換えることができるかもしれません。
赤ちゃんが嘘泣きする目的は抱っこしてほしい、相手をしてほしいなど寂しい思いをしている際に抱っこや相手をしてもらうために嘘泣きをすることが多いようです。嘘泣きで相手をしてもらえれば満足しますが、嘘泣きで相手をしてもらえなければ本気泣きになってしまいます。
おサルさんでさえ嘘をつくのですから、赤ちゃんが嘘泣きをしても不思議でもなんでもありません。
赤ちゃんや子供の嘘に罪はありません。
嘘があって当たり前として、大人が更に人間としての知恵をつければ良いだけのことです。
赤ちゃんが嘘をついてまで相手をして欲しがるなんて可愛いではありませんか。
ただ寂しい思いをさせてしまっていることを考えて、赤ちゃんの相手の仕方を変えてあげるとよいかもしれませんね。