アトピー性皮膚炎が治らない理由

以前記載したようにアトピー性皮膚炎は治ります。しかし世間一般では治らないと考えられています。

今回は治らない理由を考えてみます。

アトピー性皮膚炎が治らない理由

まず結論を書くと、糖質を食べ過ぎているからです。糖質を食べ過ぎた結果アトピー性皮膚炎を発症しているので、糖質を食べ過ぎている限りせっかく治療しても湧き上がるだけのことです。

世間一般ではアトピー性皮膚炎は治らないと考えられています。医者の中にはアトピー性皮膚炎は薬を使えば治ると考えている人もいますが、それは治る訳ではありません。薬で抑えているだけです。患者さんの求めている「治る」を勘違いしています(参考:患者さんの治ると医師の治るのすれ違い)。患者さんの求める病気が治るとは治療が必要なくなる状態のことです。2度と症状が出なくてはじめて治ると感じるのです。

アトピー性皮膚炎の治療法はステロイド剤を塗ることだと誤解していることが治らない原因です。糖質を控えるだけで症状が改善することを知らないのです。

糖質という原因を食べ過ぎながら、治療しても治らないというのは、あたかも糖質を食べるというアクセルを全開に踏みながら、治療であるブレーキを工夫しても車が止まらないと困っているようなものです。アクセルを緩めれば自然と止まるのにそのことを知らないのです。

糖質を食べ過ぎた結果として何らかの免疫異常を来し、皮膚に対する自己免疫が働き、皮膚に炎症が起きているだけのことです(仮説)。炎症が起きた状態の皮膚に対して容易に触れるダニ・ホコリ・汗に感作しただけのことです。原因は糖質の食べ過ぎ、悪化因子がダニ・ホコリ・汗などです。そのため悪化因子を取り除いても他の物質に感作されれば再び症状を起こしてしまいます。

糖質を避けるという知恵

表現の仕方を変えると、アトピー性皮膚炎が治らないのは糖質を避けるという知恵を知らないからです。

それ以上でもそれ以下でもありません。アトピー性皮膚炎を治したいと思われたらまず糖質を減らす食事療法を試してみてください。どの程度減らせば良いのかは個人差があるので一概には言えません。一つの目安として振り返り法がお勧めです。検査で糖質を控えると治るかどうかわかりませんか?という質問を受けますが、ありません。糖質回避を行って改善するかどうか回避試験をしてみるしか今のところ確かめる方法はありません。

糖質回避によるアトピー性皮膚炎の改善率は95%をこえていますので、お試しください。

もう一つのアトピー性皮膚炎の治らない理由

アトピー性皮膚炎が治らないブラックな理由を一つ記載します。アトピー性皮膚炎は治るのに医者から治る話が教えてもらえない理由についてです。恐らく糖質が原因だと知らないのだとは思いますが、知っていても患者さんに教えようとしないかも知れないのです。その理由がブラックなのです。

一言で表すと治らないのではなく、医者の都合でアトピー性皮膚炎を治さないのかも知れないというブラックな話です。

糖質回避でアトピー性皮膚炎が治ることを患者さんに伝えると次々患者さんが治るため患者さんが減ってしまいます。倒産を恐れて教えてくれないかも知れないのです。または糖質を控えるだけで薬が要らなくなるため、医者の存在意義が無くなるため教えてくれない可能性があるのです。恐らくほとんどの医者はまだ糖質回避で治るという知恵を知らないだけだと思いますが・・・

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。