糖質制限を危険だと主張するのは言い訳?

糖質制限が危険だと主張する人の心理を考えてみました。

一言で言えば、糖質制限が危険だと主張する人は糖質を食べ続けたいのです。もしくは様々な思惑から糖質を食べ続けて欲しいのです。結局のところ糖質依存の方が糖質を食べ続ける言い訳として、糖質制限の危険性を言っているだけのことではないでしょうか?

依存の方が依存対象を続ける正当性を訴えても虚しいだけ

アルコール依存の人がアルコールをやめると身体の調子が悪くなる気がするのと同じです。ニコチン依存の人がタバコをやめると落ち着かなくなるのと同じです。それこそ依存の一症状です。アルコール依存やニコチン依存の人が、それらを続ける正当性を訴えてもそれぞれ依存ではない人にとっては言い訳にしか聞こえないのと同じです。糖質依存から抜け出した人が糖質制限の危険性を聞くとまた言い訳してると冷めた目で見ています。その執着こそが依存の怖いところでもあるのです。依存は抜け出すのが難しいのはこの執着と禁断症状によります。ちなみに糖質依存でも禁断症状があります。

糖質を食べ続けるため?

糖質制限の危険性を主張する人全員が言い訳人間なのかどうかはまだわかりません。ただ単に糖質依存の依存度が激しすぎてやめられないだけなのかもしれません。糖質制限が危険だと考えているというよりは、糖質を食べ続けたいので食べ続ける理由を無理矢理探してきたのではないかと思います。

参考までに糖質制限の危険性を客観的に考えたのはこちら、糖質制限が危険なら糖質依存は安全なの?と投げかけたのはこちらをご参照ください。

糖質制限とは糖質を控えることで血糖値を上げない食事法です。ただそれだけのことです。糖質制限が危険だとするなら、血糖値を上げなければ危険ということになります。血糖値が上がることで不都合はありますが、血糖値が上がらなければならない理屈は聞いたことがありません(糖質を食べなくても低血糖にはなりません。タンパク質から血糖を作り出せます。)。糖質制限が危険だと主張する人も、脂肪の取り過ぎに問題があると糖質から脂肪に論理をすり替えて主張しています。

わざわざ論理のすり替えを行う目的を考えてみました。恐らく糖質依存で糖質をやめたくないあまり、糖質を食べ続ける言い訳を考えているに過ぎません。言い訳人間の言い訳に付き合う必要はありませんので、議論しないことです。

糖質制限の危険性を主張する人と議論しないために

糖質制限の危険性を主張する人に質問してみて下さい。「お腹が空きますか?」と「空きます」と返事があれば糖質依存にほぼ確定です。更に「空腹を我慢していると空腹のピークをこえることがないですか?」と聞いてあげてみて下さい。「あります」という返事で糖質依存確定です。何しろその空腹感こそが、糖質依存の禁断症状なのですから。禁断症状では無いと仮定すれば、尿意や便意のように排尿・排便しない限り空腹感がおさまらないはずです。ピークをこえることが禁断症状の証拠です。

糖質依存の人と糖質依存から抜け出した人が話をしても会話が噛み合いません。糖質制限が危険だと主張する人が、まず糖質依存から抜け出してから客観的に話しましょうと伝えることです。タバコを吸いたい人が吸わなくなった人にタバコの正当性を主張しても聞いてもらえないのと同じです。

糖質制限を危険だと客観的に主張したいのなら、まず糖質制限をして糖質依存から抜け出してからにして下さいとお伝えしましょう。

確かに糖質制限のやり方によっては問題が生じるかもしれませんが、それはタンパク質と脂質の食べ方の問題で糖質制限自体の問題ではありません。この点は今後議論よ余地はあると思います。少なくとも糖質依存は様々な問題を起こすので、糖質依存を抜け出すことは先進国の多くの人が考えるべき課題だと私は思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。