糖質制限(私の主張する糖質回避)をしていると胃袋が小さくなるという不思議な感覚を感じます。その理由を解説します。
実際に胃袋が小さくなる訳ではありません。小さくなったように錯覚を起こすのです。
そもそも糖質依存によって本来の胃袋の大きさをこえて食べ過ぎていたのです。糖質制限によって糖質依存から抜け出すことが出来たので、糖質依存によって過剰摂取していた分が無くなっただけのことです。その証拠に余りお腹も空かなくなります。強烈にお腹が空くこと自体が糖質依存の禁断症状だからです。糖質依存から抜け出せば強烈にお腹が空くこともなくなります。空腹を我慢していると余りお腹が空かなくなるのが、禁断症状である証拠です。禁断症状でないならば、尿意や便意のように排尿・排便しない限り次第に強まり続けるはずです。しかし強い空腹感はピークをこえる感覚を味わいます。
糖質を食べなくなって胃袋が小さくなったと感じる胃袋の大きさが本来の適切な大きさです。身体の調子が悪くなって食べられなくなる訳ではありません。糖質依存という異常な状態が解消され、正常な状態に戻っただけです。
糖質依存による過剰摂取
肥満の原因は糖質依存による糖質の過剰摂取です。人は余りにも当たり前に糖質を主食として食べているので、糖質依存の自覚がないことがほとんどです。そのため本来の胃袋の大きさを知ることなく育って今に至っているのです。太っているのであれば何割か過剰摂取していることがわかります。その過剰摂取分が無くなるため、胃袋が小さくなる感覚を感じますし、当然のごとく痩せるのです。ただそれだけのことです。
いわば糖質に騙されて食べ過ぎているのが当たり前になってしまっているのです。その異常な状態から抜け出すことが出来るのが、糖質回避という考え方です。食べ過ぎて太っているので食べ過ぎをやめれば痩せていきます。糖質の食べ過ぎであって食べ物の食べ過ぎではないので、タンパク質・脂質だけを食べるようにすればお腹いっぱい食べていても痩せていきます。糖質による騙しが無くなるからです。