電話勧誘販売・路上販売・訪問販売の目的

電話勧誘販売や路上販売、訪問販売など話をすることで商品を販売しようとする商法があります。
良い物なら自然に売れるはずです。
インターネットのホームページに情報を掲載していれば売れていく時代です。
会社の規模が小さく配送の手配が難しくても、代理してくれる業者がいくつかあります。
それでも電話での勧誘や路上勧誘、訪問販売など営業マンが話をすることで商品を売るには理由があります。

一言で言えば衝動買いの心理を活用した販売方法であるということです。言葉巧みに相手を欲しい気持ちにさせることが目的です。営業マンと話をしていたら、つい買いたくなっていつの間にか買うことになってしまうのは、この心理を使われてしまうからです。
これだけインターネットが広まった今では、欲しい物は自分でネット検索して買う人が多いでしょう。すぐに買うかどうかは別にしてどのような種類、どのようなレパートリーがあるのかを知るだけでも楽しいものです。様々な情報を好きな時に見ることが出来るのがインターネットの特徴です。そして必要な物を必要な人が買えば良いというスタンスなので、自然体の販売です。
一報電話勧誘販売・路上販売・訪問販売などは少なくとも販売員の人件費分余分な経費がかかっています。その分割高になるはずです。割高になった分話術で欲しい気持ちにさせて販売するのが電話勧誘販売や路上販売、訪問販売などの販売方法です。

この欲しい気持ちにさせるのが販売員の腕の見せ所ですが、そもそも必要なものであればネット検索するはずです。それほど必要はないものであるという前提が成り立ちます。確かに画期的で良いものなのかもしれませんが、そのことを教えてもらってネット検索して似たようなものを探して納得出来れば買うのが正解です。

販売員の目的は物を売ることです。
相手の都合は関係ありません。
話の内容に少しでも興味を示せば延々話をしてきます。そしてその内容は買うように説得する説得マンでしかないのです。
欲しいという衝動買いの心理を巧みに活用して説得してきます。
そして割引は今だけとか、すぐに売り切れるなど決断を迫るように仕向けます。

これらの販売方法に気づいている国は、クーリングオフという制度を設けています。
正に衝動買いを取り消せる法律です。

対策

一番の対策は話をしないことです。
私は説得マンから物を買うつもりが全くないので、お互いの時間を無駄にしないために一切話をしません。
突然訪問する営業マンにはパンフレットと名刺だけ置いて帰ってもらいます。
電話で訪問予約をされる場合もごく希にありますが、訪問の目的を聞いて受けるか受けないかを見極めます。まず受けることはありません。

言葉巧みに他の医師を装って電話口に出させようとする電話販売員もいますが、嘘をついてまで電話する時点で信用が出来る訳がありません。商品にも嘘がある可能性が高いからです。全てシャットアウトします。
どうしても医師を装う場合には、連絡先を聞いてこちらから電話するように伝えます。素直に応じれば電話してみますが、とにかく繋ぐよう求めると怪しいので電話を切るようにしています。

投資用のマンションの勧誘の電話などがよくありましたが、本当に良い投資をわざわざ人に教えるわけがありません。良い投資であっても人に教えた時点で利益が拡散してしまうからです。
ということは投資が目的ではなく販売が目的です。
投資が釣り餌で販売が目的ということです。
本当にマンションで投資をするのであれば中古のマンションの方が利回りが良いので、新築のマンションを勧めることに合理性はありません。

今電話勧誘販売、路上販売、訪問販売などの営業をされている人は、今はまだ仕事があっても、もうじき仕事がなくなると思います。
営業の説明を聞いた時点でネット検索して、最終的に買うのはネットという時代がやってきます。
早い段階での転職を考える方がよいと私は思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。