余計な御世話かもしれませんが、テレビドラマを見ていて気付いたことがあります。俳優や女優という仕事にむいている人とむいていない人の違いを考えてみます。以前はお笑いにむいている人とむいていない人の違いについて考えてみた延長です。
演技の上手・下手の違いとも言い換えることが出来ます。言い換えることは出来ますが、名俳優も名女優も演技をしている訳ではないと思います。
「0から思考」のように自分の個性や考え、経験などを一度リセットして、演じる人ならどのような立ち居振る舞いをするかを表現することが出来るのです。
俳優や女優は演じるというよりもその役になりきることの出来る人がする仕事で、イメージを真似ることを演技だと思っている人にはむかない仕事です。
具体的には、ある状況を設定されれば言葉が自然と出てくるような人は俳優や女優に向いていますが、言葉が出てこなければあまり向いていないのではないかと思います。
この違いを知らないまま俳優や女優の仕事をはじめる人は、しばらくすると見かけなくなってしまいます。逆に人気が出る俳優や女優さんは自然と出来るのか意識してなりきっているのかは別にして、演じる人の人格になっているのではないかと思います。
テレビドラマを見ていて思ったのは、本気で行動しているように見えるような演技の俳優や女優がいるなと思ったことです。逆に言えばカメラを意識して演技していますという作り物感満載の俳優や女優もいるということです。その差が余りに激しく違うことに気付いたので書いてみました。