受診の目的 薬をもらうこと?

私は受診の目的は病気の治療だと考えています。
しかし患者さんの中には薬をもらうことが目的という方もおられます。具体的な薬をくださいという方までおられます。

医者の本来の仕事は病気の治療ですから、病気が良くなる情報を伝えることが仕事です。残念ながら医者の中には薬を出すことが仕事だと誤解している人もいます。このように誤解している医者が薬屋さんのように薬を出すことで、病院は薬をもらうだけの場所と患者さんも誤解してしまうのです。
医者は薬を出すと処方料が得られますが、説明をしても説明しなくても初診料や再診料は変わらない仕組みです。怒るような医者儲け主義の可能性が高く、薬をくれるだけで情報はくれません。

病気を少しでも改善出来る(薬を少しでも減らすことのできる)情報を教えてくれないのであれば、その医者は勉強不足なのかお金にならないから教えてくれないのかもしれません。穿った見方をすれば、病気が良くなってしまうと薬を出せなくなるのでわざと教えてくれないのかもしれません。別の病院を受診してみるのも一つの選択肢だと思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。