農家保護は誰のため?

農業の就業人口が減っており、高齢化が進んでいるため保護されています。更にTPPに備えて農業保護が叫ばれています。

農業保護は農家のためだとは思いますが、結果として農家の方のためにならないと思います。そのことを書いてみます。

私は今でも過保護だと思います。かといって農業を軽んじている訳ではありませんし、自給率が下がるのは由々しき問題だと思います。過保護とは適切な保護をこえて保護してしまっていると思います。TPPに対して保護ではなく、どうしたら安い外国産の農作物と差別化出来るか、支援するべきだと私は思います。

保護のせいで、農家の方が売れる農作物を考える機会を奪っていると私は思うのです。保護が無ければ売れる農作物を必死で考えるはずです。保護ではなく、売れる農作物を探す支援をするべきだと私は思います。

保護では問題は解決しません。競争する機会を奪うので、農家の方々の努力する意欲も奪います。保護は変化を妨げてしまうのです。状況に合わせて最善の状態を考えるべきです。何故なら現状が理想の方法だとは思えないからです。最善を求めて絶えず変化していくべきですが、保護は変化しなくてすませてしまうのです。資本主義が優れているのは自然界の自然淘汰のように、競争により最善のものが市場により選択されることです。保護はその仕組みを排除するので適切ではないものも延命してしまうかもしれません。

結果として国民も高い農作物を食べることになります。結果として誰も得をしないのです。

保護ではなく、努力した結果うまくいかなかった農家の方を支援する方法が最善だと思います。支援も金銭的な支援だけでなく、知恵での支援も必要だと思います。全て保護よりもうまくいかなかった時点で支援するべきだと私は思います。

将来の医師が余る時代を厚生労働省が認めた

かつてから医者が余る時代が来ることを予測していますが、この度厚生労働省が2040年に医者が余ることを認めました。

私が医者が余ると主張する理由は以下の通りです。

今回の厚生労働省の発表の根拠は医者の供給過剰です。現在医者の定員が増やされていますが、このままの定員でいくと2040年に医者が余ってしまうという理屈です。これは定員を調整することで改善出来る話です。つまりこの発表の目的はこれから医学部の定員を減らすための前振りではないかということです。

私の考える医者の余る時代とは別の医者の余る話です。いずれにしても医者も余る時代がやってくるのは間違いなさそうです。