世の中には話をしていて、話の面白い人と面白くない人がいます。今回はその違いを考えてみます。
話の面白い人
話が面白いと感じるのは興味の湧く話題をわかりやすく話してくれるからです。興味の湧く話題で知らないことを理解出来るように話してくれるのです。
話し方として相手の知らないことを一言で伝え、その理由や詳細を追加で伝えると話が面白く感じます。話に引き込まれる印象を与えることが出来ます。
特に話が上手で面白く話すことの出来る人は、相手の知らないだろうことをまず一言で伝えて反応を見ます。驚き具合や興味の有無など相手の反応によって一瞬で話す内容を変えることが出来るのです。相手の反応が良ければ話を広げ、相手の反応が乏しければ話の方向を切り替えることの出来る人もいます。
話の面白い人は何度も面白い話を提供してくれます。これは偶然ではなく、相手がどのような情報を求めているか絶えず考えているからです。この新しい情報だとこの人が喜ぶ。あの情報ならあの人が楽しめるのでは無いか?と絶えず情報の扱い方を考えているのです。そしてこの人と話す場合には、この内容だと興味を持ってもらえると思える内容を事前に準備してくれているのです。話の面白い人は偶然面白い話を思い付く訳では無く、話す内容を相手に合わせて絶えず探している場合が多いのです。
言い換えると話の面白い人は気配りの出来る人でもあります。気配りが出来なければ相手に合わせて面白い話を探せないからです。そんな視点で話の面白い人を観察してみてください。
話の面白くない人
話の面白い人とは
反対に興味の湧かない話題であったり、興味はあっても理解出来ない話し方だったり、既に知っている内容だと面白く感じることは出来ません。
また話の目的が話している人の自慢であることがわかっている場合も白けてしまって、面白く感じるのは難しいのかもしれません。
話の目的や意図が明確では無い場合、話の途中で内容がブレてしまうのでダラダラと時間だけが過ぎてしまいます。相手の知らないことを把握せずに話していると、相手の知っている話と知らない話がバラバラに出てくるのでわかりにくく、面白くない話になってしまいがちです。
話の面白く無い人は、事前に準備することなく話をしてしまうため話の途中で支離滅裂になることも多々あります。話の面白く無い人は、気配りする余裕の無い人なのかもしれません。そんな視点で話を聞いてみると人の振り見て我が振り直せで良い反面教師になってくれるのかもしれません。