人は争わないように進化しています。戦争が減っているのはその一つの表れです。
人類の進化の歴史において、争うことに備えて人間の身体の一部が進化した部分もありますが、争わないように進化した部分もあります。争うことに備えて進化したのは副鼻腔です。鼻の周囲に空洞があるのです。争いにおいてバンパーのような役割を果たしました。
争わないように進化したのは、目の白目の部分です。ゴリラなどをみてみると白目が黒く何処を見ているのかわかりにくくなっています。争いにおいて何処を見ているのか相手にわかってしまうと、攻撃しようとする場所がわからるため不利です。ゴリラは何処を見ているのか相手にわからないようにするために白目と黒目が曖昧なのです。自然淘汰の視点からみると、白目と黒目が曖昧な方が生き残り・子孫を残すことに有利だったのです。争うために白目と黒目が曖昧なのではなく、争いがあるから白目と黒目が曖昧な方が有利なのです。一方人間は白目と黒目がはっきりわかれています。視線の先という言葉があるほど相手が何を見ているのかはっきりとわかります。相手の興味を持っているものを知ることで、話題を共有することに意味があります。何より争いをしないことにも役立ちます。
白目がはっきりすることで争いを避けることが出来ます。このまま進化して争いがない世の中が実現するといいですね。