子育ての仕方 自分で考えさせる

子育ての仕方を考えています。
私は子育てにおいて子供を怒る必要はないと考えています。親が子を怒るのは、感情で子供をしたい表れに過ぎないからです。怒ることなどしなくても子供に物事を伝えることは出来るはずです。むしろ笑顔を引き出しながら育てられないか模索しています。

子育ての一つの指針は子供自身が考えることが出来るようにすることです。勉強は出来るにこしたことはありませんが、必ずしも勉強はできなくても良いかもしれません。何故なら学校の試験の成績は、学校の教科書を使ったパズルを解く能力の良し悪しをはかっているに過ぎないからです。

考えることは必ず必要となる能力です。特にこれまでにないアイデアを出すことは今のコンピュータには出来ません。人工知能が発達したとしても新しいアイデアを考えることが出来るようになるのは当分先の話でしょう。逆に今あることを処理するだけであれば、処理の仕方をプログラムするだけで今の機械ですら簡単にこなしてしまいます。つまり学校の試験を解くことは、処理の仕方に過ぎないので機械が出来る作業でしかなくなるのです。私達が苦労して解いた試験の『意味』がなくなる時代がすぐそこまできているのです。

今学校に通う子達は自らの意思で考えることが出来るようになるべきです。自ら考えることが出来なければ、機械には到底勝てません。もしかしたら機械と競っていることを意識すらさせてもらえないかもしれません。就職し働いている仕事が機械に置き換わると、機械に仕事を奪われたと実感出来るかもしれませんが、そもそも機械に仕事を奪われて就職出来なければ実感出来ないのです。

考えるとは、まず行動の目的を意識するだけでも違います。

何故高校に進学するのか?何を目的に高校に進学するのか?大学に進学するための学歴を取得するためであれば、大倹でも良いはずなのに何故高校に通うのか?何故大学に進学するのか?など当たり前に思っていることでさえも、考え始めればいくらでもネタはあります。

周囲の大人は考えるきっかけを与えてあげるしか出来ないのです。逆に考えるきっかけを上手く与えることが出来れば、その一言が人生の転換点になるかもしれないのです。

考えること。それが唯一21世紀を生き残る手段だと私は思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。