通常の場合、失言する人の心理は他の人の受け取り方まで思い至らないことです。しかし今回の沖縄・北方担当相の失言は心理が少し異なるようです。その理を考えてみます。
一言で言えば舞い上がってしまっているのでしょう。何年か前に現在タレントとして活躍している元議員が、当選直後給料や待遇をテレビで大喜びして話題になりました。その心理と似たような状態なのだと思います。
2人に共通しているのは分不相応な地位を思い掛けず獲得してしまったことではないでしょうか?。
失言の際の表情は2人共喜びに満ち溢れています。通常の失言はうっかりというか聞き手の受け取り方の認識不足ですが、今回の表情からは遊園地にでも行く予定ではしゃぎ回っている子供のように見えます。
元議員で現在タレントは舞い上がった状態から通常の心理に落ち着いて議員を続けましたが、今回の沖縄・北方担当相はどうなるのでしょうか?舞い上がっていたことを素直に認め、今後は地に足をつけ落ち着いて仕事をすると宣言すれば続けることが出来るかもしれません。舞い上がっていたことを認めなければ、他の失言大臣と同様辞めざるを得ないと思います。とはいえ任命責任を問われるので即座に更迭させることは出来ないので、更なる混乱が予想されます。
政治が混乱するのは残念なことです。
言葉により仕事を失ってしまう失言、気をつけなければいけませんね。