無料なのについ課金してしまう理由

無料なのについ課金してしまうことがあります。その仕組みを考えてみます。簡単に説明すると、途中までは無料で、更に楽しみたいとお金を支払う仕組みです。そこには「衝動買いの心理」が関係してくるのです。本来なら食べ物を得る際に危険を顧みず行動させるために用意された脳の仕組みが、衝動買いを引き起こします。必要以上に魅力的に錯覚させることで行動させるのです。

無料ゲームの場合

例えば無料ゲームは誰でも無料でゲームを楽しむことの出来る仕組みです。
ゲームの開発費や運営費など明らかにお金がかかっていますから、誰かがそのお金を支払わないと破綻してしまいます。その費用を課金する人から得ているのです。

無料ゲームは無料で楽しむことが出来ますが、その仕組みは一定時間を経過する毎に貯まるポイントでゲームを行います。時間をポイントとして活用し、ゲームをしてもらうイメージです。その時間を待つ代わりに、お金で買うのが課金という仕組みです。

あとちょっとで勝てるとか、あとちょっとで何かもらえるといった具合に衝動買いの心理を刺激するのです。課金するつもりがなくても、衝動買いの心理をコントロール出来ないとつい課金してしまうのです。気付いたら思った以上に課金していた経験のある人は、衝動買いの心理に上手く付け込まれた可能性があります。

衝動買いの心理が脳を騙して課金を迫るのは10分間です。その10分間は他のことを考えるようにしましょう。

無料コミックの場合

最近では無料コミックなるものが出現してきました。広告を表示することで無料でコミックを楽しむことの出来る仕組みです。しかしビジネスモデルとしてここにも「衝動買いの心理」が使われています。

無料コミックの特徴は15分とか30分などの1日当たりの無料持ち時間内でコミックを楽しむことの出来る仕組みです。その時間をこえた場合、翌日からまで待つか課金するようになっています。衝動買いの心理を上手く活用していると思います。今読みたいと思わせるのです。何人かに1人でも課金してくれれば成り立つビジネスモデルのようです。

対策は課金したいと思った場合、10分間待ってみることです。10分間してから再度課金するかどうか考えてみて、やはり課金しようと思えば冷静な判断ですが、やめておこうと思えば衝動買いの心理によるものだったのです。

衝動買いはもったいない

私は課金することに反対している訳ではありません。ただ「衝動買いの心理」で課金するのはもったいないと思うのです。10分間待ってから改めて考えることをお勧めします。

社員旅行・団体旅行が減った理由

バス会社や旅行会社が企画するバス旅行などはあるものの、最近では社員旅行や団体旅行が減っています。ふとその理由に気付いたので書いてみます。

旅行は娯楽

かつてはテレビや映画など娯楽が少なかったため、旅行は恰好の娯楽でした。しかし旅行を計画・企画するのは大変なため、会社ぐるみで企画したり、団体で企画したりしていました。誰かが企画してくれさえすれば、他に大してすることもないので旅行に参加していました。また娯楽の1つであるお酒を飲む口実にもなりました。

かつて旅行の計画が大変だったのは、自分で宿泊施設に連絡し、交通機関の手配が必要でした。旅行をしようと思うと情報を集めること自体が大変でした。旅行代理店がその役割をしてくれるようになりましたが、旅行代理店が手間を省いてくれる分割高になりました。バブル時代など景気の良かった時には割高な旅行でもみんなが喜んで参加していました。この頃からインターネットが広がりはじめ、情報収集が容易になりはじめました。

企画してくれる人がいたので個人で旅行を企画する煩わしさがありませんし、他に大した娯楽がないこともあり、喜んで参加していたのです。個人で旅行するよりは割安で旅行出来るのでお得でした。

社員旅行・団体旅行の目的

上記の娯楽という側面と、社員旅行・団体旅行の目的の1つはいつも一緒にいる職場や団体のお互いを良く知ることでした。日頃の話題を増やすこと、つまり親睦を深めることを目的の1つとしていました。

娯楽の多様化

技術の進歩、インターネットのおかげで様々な娯楽が生まれました。しかもお金のかからない娯楽も多く生まれました。娯楽の多様化によりわざわざ社員旅行・団体旅行という形で娯楽を消費する必要がなくなりました。

またインターネットのおかげで情報が広まったこともあり、個人の好みの旅先も多様化してしまいました。これまでは全国的に知られた観光地に行くのが自然でしたが、今では個人個人が好みにより穴場とも言えるような場所に行くことも稀ではなくなりました。

実は娯楽だけでなく、旅先も多様化したので、社員旅行や団体旅行を企画しても賛同してもらいにくくなってしまったのです。結果としてせっかく企画しても参加人数が集まらないことになるのです。

旅先で初めて見るものでも、今ではテレビで見たもこを追体験するようになりました。見たことないものを見るのと比較すると、テレビとはいえ見たことのあるものを直接みても感動が薄まっているのかもしれません。

人間関係の多様化

親睦を深めるという意味でも、休みの日まで一緒にいたくないという思いが参加を遠ざけるようになりました。SNSなどにより仲の良い人同士でつながることが出来るので、わざわざ職場や団体の人同士がお互いを良く知る必要がなくなってきているのです。

少し前までは友達とコミュニケーションを取ろうと思えば、わざわざ会うか電話をするしかありませんでした。お互いの時間を合わせる必要があったため、毎日という訳にはいきませんでした。生活時間が元々揃っている職場の人や同じ団体の人同士とコミュニケーションを取ることが多かったのです。そのため旅行というのはコミュニケーションする話題を深める格好の話題作り・コンテンツだったのです。

今ではSNSで学生時代の友人達と毎日好きな時間にコミュニケーションが取れるので、無理に職場や団体の人とコミュニケーションを取る必要がなくなりました。というよりもむしろSNSに時間を割きたいので、職場や団体の人との日頃のコミュニケーションすら無駄だと思うようになりました。だから飲み会なども参加しなくなりつつあるのです。飲み会すら参加したくないので旅行には絶対行かないのです。

旅行の企画が簡単になった

以前は旅行の企画そのものが大変だったため、誰かが計画してくれた企画に参加するのがお手軽でお得な旅行でした。自分で企画するのが大変だったからです。

今ではインターネットのおかげで、宿泊施設の値段や設備はもちろん情報空き状況を探すのも容易で、そのまま宿泊予約まで出来ます。交通機関もインターネットで予約・購入出来るため、家にいながら簡単に旅行を企画することが出来ます。急な予定変更も個人単位なので簡単です。突然のキャンセルということになったとしても、キャンセル料を支払うことで貸借りなしです。社員旅行や団体旅行では他人に迷惑がかかるということを気にしなければなりません。

これからの旅行

テレビやインターネット、ブログやSNSで写真や動画を見ることで満足してわざわざ旅行をしない人も増えるでしょう。

逆にブログやSNSでその地に行ってみたいという人もいるかもしれません。ブログやSNSにアップするために旅行する人もいるかもしれません。

いずれにしても、今以上に旅行に関して多様化するということです。社員旅行や団体旅行が増えることは残念ながらないでしょう。

これからは自分の目的にあった旅行を自分で企画するのが当たり前の時代になるとおもいます。

ということは生き残ることの出来る宿泊施設は限られてしまうでしょう。

営業マンを信用して買っていた時代

かつては営業マンを信用して買っていた時代がありました。少し大袈裟に言えば昭和の営業と言えるのかも知れません。
当時は情報が乏しかったので、判断を信頼できる営業マンに任せていたのです。そして営業マンに求められていたのは、如何に売り上げを上げるかです。信用してもらうことが出来れば買ってもらえるので、営業マンの仕事は信用してもらうことでした。営業マンには話が上手な人が多かったのはこのような理由からでした。

情報を得ることが苦手な人は今でも営業マンに頼るかも知れませんが、簡単に必要な情報が手に入るようになればなるほど営業マンの存在する価値は下がります。例えば薬の営業マンであるMRさんは、インターネットにとって代わられつつあります。何故なら医者が欲しい情報は好きな時間にインターネットで探すことが出来るからです。更にインターネットだと薬を使って下さいという説得マンとしての煩わしい営業トークを聞かされることがありません。MRさんは自分達の都合で訪れますが、インターネットは医者の都合でアクセスできます。どっちが医者にとって都合が良いかは明らかです。

他の例えであれば、車の営業マンの話を考えてみましょう。車の性能や乗り心地・価格など様々な違いがあるため比較・検討するのが素人には難しい一面がありました。しかし現在ではインターネットで車の性能を比較することは容易です。少なくともカタログにある内容は家にいながら確認することが出来ます。以前のようにカタログをもらうために販売店を訪れ営業マンと話す必要がなくなりました。

自分で情報を整理して理解出来る人にとっては、わざわざ判断を迷わせるあるいは説得されるかもしれない営業マンと話す必要が無くなったのです。しかも最近では情報を整理してくれるサイトまであるので、理解が容易になりつつあります。

情報を整理して理解することの出来ない人は、今でも営業マンに自分の必要な情報を整理してもらう必要があります。しかしスマホのおかげで既に整理された情報を手軽に手に入れることが出来るようになってきています。スマホが広まれば広まる程営業マンの需要が減っていると私は思います。

今五十代の営業マンは自分を信用して買ってもらっていた昭和の営業全盛だったと思います。会社によっては定年で逃げ切れるかも知れませんが、会社によってはインターネットにとって代わられてリストラにあうかも知れません。営業マンにとって大変な時代ですね。しかしまだ過渡期なので、これから変化がドンドン加速すると思います。

少なくとも相手の代わりに考えてあげることの出来る人以外は生き残ることは難しいでしょう。この言葉の意味がわかる人は生き残ることが出来るかも知れませんが、この言葉の意味が理解出来ないようであれば生き残ることは難しいかも知れません。相手の代わりに考えてあげるという意味を考えてみて下さい。

試食販売の本当の目的

以前は車販売店や家電量販店が粗品を配る理由を書きました。タダという繋がりで試食販売のことを考えてみます。

試食販売はお試しで食べてもらい美味しさをアピールすることが目的だと考えられています。
買う人はもちろん、売る人さえも美味しさをアピールすることだけが目的だと誤解しています。食べても買ってもらえければ意味がないと考えてしまうのです。

試食してもらい、買ってもらうことが目的の場合、販売員は歩合制で評価されます。買ってくれそうにない人には試食を勧めたりはしません。サクラのように人を呼び寄せてくれるという意味合いはあっても、収入には繋がらないからです。

歩合制で評価している時点で試食の別の意味を知らないのです。

試食販売の本当の目的

試食の別の意味とは、試食をすると少し食べると余計お腹が空くという不思議な現象を誘発します。試食が撒き餌のように働くのです。お腹が空くので「衝動買いの心理」が誘発されるため、ついつい買いすぎてしまうのです。実は少し食べると余計お腹が空くのは、糖質依存の一症状です。逆に言えば、私のように糖質回避により、糖質依存から抜け出した人間には試食の撒き餌の罠は関係ありません。ただ現時点では自覚できるか出来ないかは別にして、

現時点で日本人のほとんどの方が糖質依存だと思います。だから試食をしてもらうことに意味があるのです。

試食により食欲が刺激され、「衝動買いの心理」が働きやすくすることが試食の本当の意味です。そのことを知っている経営者は、試食してもらった数で販売員を評価します。その場で買ってもらうことは目先の利益を追い求めているに過ぎません。本当の意味を知っていれば食べてもらうだけで、目的は達成されるのです。

逆に言えばお客さんの立場からすれば、買い物は食事の後に行くべきです。試食したとしても食欲が刺激される可能性が低いからです。お客さんの立場からすれば、試食をしても買わなければ得だと思いがちですが、食べてしまった時点で撒き餌の罠に絡め取られてしまっているのかも知れません。これら一連のことを理解した上で試食は食べてみることをお勧めします。

お店の経営者の視点からすると、とにかく食べてもらうことです。食べてもらうことで食欲が刺激され、「衝動買い」により売り上げが上がります。特に糖質の試食が空腹感を刺激するのでより効果的です。試食の販売員は、試食の売り上げを上げるより食べてもらう数の多い人を評価するべきです。試食による売り上げ増加の仕組みを知ると面白いと思います。

試食による売り上げ増加の詳しい話は、参考文献スタンフォードの自分を変える教室をご参照ください。

世の中知らない間に頭の良い人に操られているようです。みんなで知恵をつけないと損をしますね。

車販売店や家電量販店が粗品を配る理由

車販売店や家電量販店でお得意さんに来店記念として粗品を配ることがあります。わざわざ来てくれた善意のお礼なのでしょうか?実は経営上車販売店や家電量販店が粗品を配る方が得なのです。つまり自分達が得をするためにわざわざ粗品を配るのです。

粗品を配るのは案内葉書を持参した人に対してです。案内葉書無しでも来てくれるお客さんに粗品はプレゼントしません。そのことから来店してくれたただの善意のお礼という意味ではないことがわかります。何故なら案内葉書を持参した人と持参していない人を区別しているからです。

ついで買いをしてもらうことが目的だと知っている人もおられるかも知れません。車販売店ではオイル交換、家電量販店では電池などの消耗品のついでを狙うというものです。しかし本当の目的はもっと奥深いものなのです。

粗品を配る目的

案内葉書を持参してくれた人に粗品を配るのは、明確な目的があります。会社の利益をあげることです。粗品を配ることが会社の利益に繋がるのです。その理屈をみていきます。

案内葉書で粗品を配る第一の目的は来店してもらうことです。いわば粗品は撒き餌のようなものです。エビで鯛を釣るという諺がありますが、粗品で物を売ることが目的です。

お客さんの立場からすれば、車販売店や家電量販店は物を購入する目的で来店するものです。何も買わないのにわざわざ店に行くことはありません。本来なら店に行くことのない人を呼び込むために粗品を配るのです。

お客さんは車販売店では新車や他の車を見ることで、家電量販店では新製品や他の電気製品を見ることで購買意欲が刺激されます。この購買意欲の刺激こそが、わざわざ粗品を配ってでも来店を促す目的なのです。

来店してもらう本当の目的

そして最大の目的は購買意欲の刺激から更に「衝動買いの心理」を刺激することで、購入に繋げたいのです。「衝動買いの心理」は今しか手に入らないとか、手に入れないと後悔すると脳が錯覚することによって起こります。「衝動買いの心理ま」を刺激するためにお店は、期間限定のキャンペーンを行います。先程の撒き餌に対して網を張っているようなものです。網にかかるとお店の思惑通り、まんまとお買い上げとなります。

対策は簡単です。一つは商品を見ないことです。もう一つの対策はもし欲しいと思っても「衝動買いの心理」なので、10分別のことを考えてみることです。10分頭を冷やすと考えても良いでしょう。「衝動買いの心理」は10分で弱まるのです。10分買うか買わないかを考えるのではなく、全く違うことを考えてみるのが一番です。10分後に買うか買わないかを改めて考えることをお勧めします。更に付け加えるなら、買った後実際に使うことを想像してみることです。その商品を買うことで何が変わるか、その対価である価格は自分にとって適切かを考えるのです。ローンを組んででも買いたいと思うのは網に絡め取られているように思います。もう一度商品により何が変わるのか考えてみましょう。

衝動買いの確認

「衝動買いの心理」による衝動買いをしてしまったかどうかは、買った後でわかります。後悔するかどうかです。後悔したら「衝動買いの心理」による買い物をしてしまったということです。次は賢く買い物をしましょう。

粗品の考え方

粗品は「衝動買い」を誘う撒き餌です。そこには「衝動買いの心理」を刺激する針がついているのです。まんまと釣り上げられないように気をつけましょう。

本当に欲しい物を買うのであれば問題ありませんが、「衝動買い」であれば勿体無いと私は思います。買い物自体が好きで、買うことが娯楽のように感じられる人には「衝動買い」も楽しみの一つなのかも知れません。撒き餌をまいてもらえるのは、楽しみが増える感覚で嬉しいかも知れません。

買い物自体が目的ではない、物を手に入れることが目的の人は「衝動買い」は避ける方が良いと思います。粗品をもらう際には気をつけましょう。

車販売店や家電量販店は表向きは見返りを求めてはいないので、遠慮なく粗品をもらいましょう。購入したら差し上げますといった具合の見返りを求めていないのは、見返りを求めない商売の仕方で成り立つからです。お客さんが粗品をもらっても「衝動買い」しなくなれば、粗品代が勿体無いと考えるようになるので粗品の仕組みがなくなります。私個人は来店で粗品進呈の仕組みがいつまで残るか興味深くみています。そして「衝動買いの心理」を利用して無理な商売をしている企業は、近い将来衰退してしまうと思います。消費者が車はただの移動手段、電気製品は生活を便利にするものと考えるようになると誰も「衝動買い」しなくなります。何故ならより良いものが欲しい欲求が「衝動買いの心理」を引き起こすからです。人類が賢くなると、いずれ「衝動買い」はなくなるのではないかと思います。

営業の極意 目的を明確にする

営業の極意として理想の営業を考えてみます。
営業マンの中には世間話から話し始めて、打ち解けた頃に本題に入る人が未だにいます。世間話から始めるのは、本題が余程言い出しにくいことなのか、ストレートに話をすると話を聞いてもらえないからなのかも知れません。

世間話から話をするのはお互いの時間の無駄です。世間話は友達か近所の人達と情報交換のために行えば良いのです。

世間話から話し始める目的は、本来の目的である自分の売りたい欲求を隠すためです。その隠れ蓑として世間話をするのです。だから余計時間の無駄なのです。売りたい欲求を隠してまで話をしようとするのは、説得マンの証拠だと思います。相手が求めていないものでも説得して売りつけようとするのです。その意味でも時間の無駄です。無理をしてでも売ることを求める会社は説得会社なのが知れません。

営業の極意は営業の目的を明確にすることです。何を売りたいのか、何を売っているのか明確にすることです。そんなことを最近から言うと売れないと言う人もいますが、それは日頃から本来得るべき相手ではない人を説得して売りつけているからです。説得ではなく営業で売るのであれば、相手が求めているものを売るべきです。営業の目的を明確にして、相手が求めていなければ売り込まないことです。相手が求めていなければそもそもお客さんではないのです。お客さんではない相手に必死で売り込むから説得になるし、なかなか営業成績が上がらないのです。

営業の極意としてまずすべきことは誰が必要としてくれるのかを考えることです。どんな人なら買ってくれる可能性が高いかを考えるのです。話を聞いてくれる人に売り込もうとするから説得が始まるのです。

例えば営業する際に、アポイントを取る場合、用件を伝えることです。相手が求めていなければ断られるでしょうし、相手が興味を持ってもらえれば積極的に会ってもらえるからです。用件を伝えてあって相手に興味があれば、前もってネット検索などで予備知識を仕入れているかも知れません。そうなれば会った際に伝える内容はかなり省略出来ます。逆に相手に興味が無いことを延々話をしてもお互い時間の無駄なので、面会そのものが成立しないことは合理的だと思います。

電話で用件を聞いても誤魔化す営業マンはまず間違いなく説得マンです。用件を誤魔化すくらいですから商品についても誤魔化す可能性があります。最初からまともに相手にしないことが無難です。

参議院議員選挙に思う 選挙公約について

参議院議員選挙が終わりました。結果が出揃いました。その解釈は他の人に任せます。前回組織票と選挙権に関して思ったことを書きましたが、今回私の書くのは選挙公約についてです。

公約を掲げて選挙をしていますが、選挙公約とは努力目標でしかないのが現実です。守らなくてもお咎めが無いからです。公約を守らないと選挙に受からないから、いい加減な候補は淘汰されるから良いのだと主張する人がいますが、選択肢があれば落とすことが出来るもののみんなが公約を守らないと机上の空論でしかありません。

何故選挙公約が努力目標でしかないのか一言でいえば、目に見えるペナルティーがないからです。人はペナルティーがなければズルをしてしまう生き物です。公約を守らなくても対立候補よりマシなら受かることが出来るのです。余りにも公約と現実がかけ離れてしまえば落選してしまうので、掲げる公約はさじ加減といった具合のようです。だから選挙公約は努力目標としているのです。

一つの改善策は、選挙公約が守れなければ選挙違反を犯した人のように被選挙権を一定期間失う仕組みにしてしまうことです。そうなると夢みたいなことや理想だけで実現出来ないことを言わなくなるので、国民が判断しやすくなります。他に適切な何らかのペナルティーがあれば、何でも構いません。現状の言ったもん勝ちの状況から、何らかのリスクを背負って公約する仕組みを作ることです。

残念ながら現在実現しないのは、みんな自分達に不利になる法律など作る訳がないからです。私利私欲のない政治家が多数出てこなければ実現出来ないのかも知れません。

参議院議員選挙に思う

今日は参議院議員選挙です。
この時間になると当選が判明しつつあります。
選挙に関してふと思うことがあるので書いてみます。

一つは組織票についてです。二つ目は選挙権についてです。組織票が日本を駄目にしていると私ら思います。詳しくは改めて書きたいと思いますが、組織票とは自らが得をする政治家や政党への投票を組織的に促すことです。組織票の目的が自らの利益であり、組織票で当選させてもらった見返りに利益を誘導するのです。この組織票の仕組みが本来の政治をブレさせているように思います。徒党を組んだ一部の人達に利益誘導されているのです。今のところ組織票を打ち破るちえは私にはありません。誰か知恵者が組織票を打ち破るのが待たれます。

二つ目は選挙権です。今回から18歳から選挙権を得ましたが、私は0歳から選挙権を認めるべきだと思います。実際には親に選挙権を委ねることになると思いますが、これから何十年も生きる子供達の分も選挙権を認めるべきだと思います。選挙権がないから子供達への配慮は最低限しか行われません。これから何十年にわたって税金を納める将来の納税者に投資しようという政治家はほとんどいません。何故なら子供達は選挙権が無いからです。子供の選挙権の行使者が父親にするのか母親にするのかなど、本当に実現するにはクリアすべき問題は多いとは思いますが、考えてみる価値はあると思います。18歳までの子供達は日本に住んでいながら、将来納税者として今の政治の後処理の責任を負わされるにも関わらず、選挙においてはいないものとして扱われています。いまの選挙による政治家選びは、政治家にしてくれる人の言うことを聞く仕組みです。つまり票にならないと行動しないのです。だから保育園の待機児童は解消されないのではないでしょうか?日本国民全員に選挙権が与えられたら、世の中大きく変わると思いませんか?

ふと選挙速報を見ながら日頃考えていることを思い出しました。私の考えている世界を実現してくれる政治家が現れることを願っています。

金額を明記しない商売は怪しい

金額を明記しない商売は怪しいと私は思います。
何故なら金額というのは物事の決定を左右する重要な因子だからです。
その金額を明記しない商売は、目的が衝動買いの心理を刺激することだからです。
まず商品を見せた上で欲しい欲求を刺激します。先に金額を見せてしまうと検討してもらえない可能性が高まるからです。つまり衝動買いしてもらう余地がなくなるからです。
通常の商売であれば、金額が1つの目安となります。例えば車を買う際に予算が100万円と考えていたとすれば、300万円の車を見ても時間の無駄、あえて言うなら衝動買いの誘惑にしかなりません。多くの人が金額を先に知りたいと思うのです。予算とほしいものの金額の違いが誤差の範囲内であれば検討の余地はありますが、かけ離れているとお互いの時間の無駄にしかなりません。

時間の無駄になるかもしれないにも関わらず、金額を先に教えないのはまともな商売をする気が少ないのだと思います。衝動買いの心理を刺激しなくても買ってもらえる自信のあるものであれば、最初から金額を明記するはずです。何らかの目的をもって金額を明記しないのです。だから私は怪しいと思うのです。

もしかしたら金額を明記したら驚く人がいるので、驚かせない目的で明記していないという言い訳をする人もいるかもしれません。その言い訳のせいで惑わされる人がいるのは誠実な商売をする気がない証拠でもあります。
様々な意味合いで金額を明記しない、できない商売は私は怪しいと思います。

商売するのであれば、商売する相手のために金額を明記するべきだと私は思います。

金額を明記していないサイトや広告は相手にしない方が無難だと思います。
これらのサイトに個人情報を登録してしまうと、多くの人達に共有されてしまう可能性があります。気を付けるようにしましょう。

様々な会社がカードを作ることを促す理由

様々な会社がカードを作ることを促します。
例えば電気屋さんやスーパー、子供の習い物の支払いさえカードを新たに作って支払うことを勧めてきます。
特に子供の習い物などは引き落としでよさそうなものですが、あえてカードを新たに作ってまでカード払いを求めることもあります。
カード払いにしても、ポイントを発行する分会社が損をしそうなのにわざわざ勧めるのはお客さん思いなのでしょうか?
実はスーパーなどでもカード払いを勧めることには理由があります。
人の行動の理由ですから、明確な目的・狙いがあるのです。

カード払いは現金が手元になくても買い物ができます。
知らず知らずのうちに借金しているのと同じ効果があるのです。
手数料を支払ってでもお店でカード払いを認めるのは、カード払いだと現金払いよりもより多くお金を使う傾向があるためです。一説によるとカード払いだと20%売り上げが上がるそうです。お店は5%程度手数料を支払っても20%の売り上げアップのため採算があうのです。

話を元に戻して様々な会社がカードを作ることを促す理由を考えてみます。カードを作ってもらう目的は、この20%余分に消費することに誘い込もうとしているのです。ポイントや割引などお得な仕組みが罠のように誘いこんでしまうのです。
借金を嫌がる考え方の人はカードを作ることに抵抗がありますが、近所のスーパーでのお買い物だとカードを作ろうと考えたりするのです。

つい衝動買いをしてしまう人はカード支払いにしない方が、トータルではお得です。
20%余分に買い物をしてしまうことを知っておくほうが良いと私は思います。
この仕組みを知ったうえで上手にカード払いにするのであれば、現金や小銭を用意する必要もないし、ポイントまでもらえるので絶対お得です。しかしポイントはエサで20%多く売り上げようとしている罠には引っかからないようにしましょう。