暗記力・記憶力の価値が下がった?

あまり認識されていないようですが、最近暗記することの『意味』が変わりました。

以前は頭で覚えるしか他に方法がなかったためひたすら覚えました。どうしても忘れてはいけないことはメモを取るなどして工夫して乗り切っていました。

暗記力・記憶力の価値が下がりました

以前は頭で覚えるしか他に素早く適切な情報を引き出す方法がありませんでした。人間の頭脳を検索システムとして活用していたのです。昔の中国の科挙の時代から、膨大な量の書物を暗記し、適切な情報を引き出すことの出来る人が優秀とされてきました。今でも多くの試験が暗記力・記憶力を問うのはこの名残りです。

試験範囲を覚えて間違いなく正確に取り出すことの出来るものが、新たに物事を覚えるのも得意だろうと推測できるため優秀とされたのでした。

優秀な検索システム

今では暗記力・記憶力に優れていることの価値は急速に下がりました。何故なら科学技術の進歩により、人間の頭脳よりも優秀な検索システムが生み出されたからです。インターネットという魔法のような技術なより、容量の制約すらなくなりました。あるのは情報のやり取りする速度の問題だけです。しかもスマホやタブレットという情報端末まで存在するため、どこでも情報を取り出せるため、暗記力・記憶力というのは以前程の意味がなくなりました。

この大変革に気付いていない人が大勢います。頭で覚えるのは思考するために必要な最低限の情報で良さそうです。思考の元にするために必要な情報は覚えるべきです。詳細な暗記は機械に任せれば良いのです。

入試や入社試験で暗記力や記憶力を問うのは、余り意味が無くなりつつあると私は思います。