嫉妬してしまう心理

友人や知人が贅沢な暮らしをしていると羨ましいと思ってしまう嫉妬という感覚は誰にでもある感情です。

何故嫉妬という感情はあるのでしょうか?

今となってはネガティヴな感情とされる嫉妬ですが、実は人類の進化に役立っていたそうです。そして嫉妬には2つの意味があるのです。

今となっては様々な病気を引き起こす糖質依存が、かつての人類の発展に役立っていたことと同じです。進化の過程では糖質のおかげで飢えることなく人類が発展することが出来ました。

嫉妬は人のことを羨ましいと思う感情のことで、この嫉妬心が努力する動機付けに役立っていたそうです。人のことが羨ましいから努力して人と同じことが出来るように努力することです。羨ましいと思わなければ、人は努力しようとしないようです。より良い生活を得ようとして努力するのは人のことを羨ましいと思う嫉妬心が原動力なのです。

ではその嫉妬の元となる心理は何でしょうか?

一言で言えば嫉妬の対象となる人と同じはずなのにという心理です。同じはずなのて違うことがズルいと感じてしまうことが嫉妬の元となります。ですから本来は努力の量が違えば、嫉妬の対象とはならないはずなのです。同じではないからです。多くの場合は、努力している嫉妬される人はこの違いを知っています。努力していない人はこの違いが理解できません。偶然の結果くらいにしか認識出来ないのです。努力の違いだと気づくことの出来る人は、自分が努力する原動力とすることが出来ます。嫉妬を動機付けに頭の中で切り替えることが出来るのです。こういう健康的な心理が人類の進化に役立ちました。

稀に人との違いに気づくことが出来ず、ズルいと感じてしまう人がいます。ズルいから引きずり降ろそうとしてしまう病んだ心理に陥る人がいます。対策は相手にしないことか、違いをわからせてあげることだと思います。ただ病んだ心理状態のため、違いがわかったとしても、その違いの元となること(例えば才能とか努力できる環境とか)がズルいとして、自分を高める方向には思いが回らないので逆恨みされてしまうリスクを負うことになります。出来るだけ距離を置くようにしましょう。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。