糖質は人類の敵か味方か、それとも・・

糖質は人類の敵?

糖質の害はいくつかわかっています。
少なくとも食べ過ぎると誰にでも肥満という問題が起こりえることは明らかです。

人によっては2型糖尿病を発症してしまったり、高血圧になってしまいます。
まだ疑いの段階ですが、各種アレルギーやニキビ、イボ、ヘルペスなどの慢性感染症の再発する可能性が考えられます。

では糖質は人類の敵なのでしょうか?

糖質が人類の味方だった時代

そもそも何故人類はこれだけ糖質を食べるようになったのでしょう。

少なくとも明らかな害がわかるまで、糖質は人類の味方でした。
少なくとも人類がこれだけ発展することができたのは間違いなく糖質のおかげです。
何故なら食料の確保が動物にとって一番の問題だからです。動物が多少の変動があっても一定数で大きく数が増えないのは、確保できる食料に依存して動物の個体数が決まるからです。動物にとって一番の問題である食料の確保が糖質の栽培のおかげで簡単にできるようになりました。他の動物から見れば食料を自分たちで増やすことのできる魔法のような行為かもしれません。人類は食料の確保のために糖質を栽培することで発展しました。

そして人類が糖質を重宝する理由に書きましたが以下の理由から食料の確保から一歩進んで、好んで食べるようになりました。人類は好んで糖質を増やして食べたのです。

糖質が広まった理由

何故これほどまでに糖質が広まったのでしょうか?
その答えは人類の進化・発展の歴史にあります。
約1万年ほど前に人類は栽培という知恵を獲得し、農耕が始まりました。
そして急速に広まりました。

  • 増やすことが簡単だった。1年で数十倍の収穫を得ることができる。
  • 保存ができた
  • 美味だった
  • 依存性があった

人類が初めて自ら食料を増やして確保する知恵から、糖質は広まり始めました。
品種改良という知恵も相まって、収穫量を増やすことで食料が増えました。
そのおかげで人類の個体数が増えることができました。つまり人口が増えて発展したのです。
増えた人類の食料を確保するために更に開墾することで栽培面積を広げていきました。
糖質には依存性があったため一度依存になるほど口にしてしまうと、強い空腹感という禁断症状のため糖質を何とかして手に入れようと努力することも、農耕を盛んにし人類の発展に寄与した可能性が考えられます。

そして先祖代々当たり前に糖質を食べていたから、現代においても疑いなく食べているだけのようです。
確かに美味しい上にいつの間にか糖質依存に陥っていたのでわざわざやめようという人もいませんでした。江部洋一郎先生が提唱され江部康二先生が広められるまで、糖質には棘ともいえる欠点があることを誰も疑わなかったのです。
糖質は不足して食糧難で困ることはあっても食べ過ぎても太るくらいで、大した害はないと思っていましたから仕方のないことです。

糖質の正体

糖質は人類の発展には間違いなく多大なる貢献をしています。
その糖質の果たしてくれた役割を否定するつもりはありません。
しかし食べ過ぎることに害があるのも間違いのない事実です。

糖質は人類の仲間!ただし…

では糖質はどのように解釈すればよいのでしょうか?
私は薬のようなものだと思います。
薬は適量であれば薬として働きますが、どんな薬でも量を間違えて取りすぎると毒になってしまいます。時には命を落とすこともあるでしょう。
糖質もそのようなものだと思います。

適量を楽しむことには全く問題はありませんが、薬と同様に大量摂取は危険です。
正に医療用麻薬や依存性のある薬のようなものです。
適量であれば抜群の効果を得ることができますが、依存状態に陥ると自己抑制ができなくなってしまいます。

適量を楽しむのが糖質に対する適切な楽しみ方だと思います。

そこで考え方としては糖質回避教の考え方です。
糖質を毒として忌み嫌うという忌避するわけではなく、避けられるときは避け、時に楽しむというとらえ方が私は適切だと思います。

糖質回避教という考え方はいかがですか?
糖質はかつては味方でした。しかし敵ではないものの、適切に付き合わないと人類に害をもたらします。
糖質は人類にとって、仲間だと思います。
しかし取りすぎに気を付けないといけない、裏切る可能性のある油断できない仲間なのだと思います。
気を抜くと裏切って体に害を引き起こすので、取りすぎに気を抜かないように気を付けましょう。

糖質の正体を知ることで人生の変わる人達

今まで知らなかった糖質の正体を知ることで人生が変わる人達がいます。
私も糖質の正体を知ることで人生が変わった一人です。

私の人生は変わった

糖質に対する考え方が変わったのは江部先生の書籍夏井先生の書籍を読んでからです。糖質の本当の姿・正体を知ったと表現するのが適切かも知れません。本を読むまでの私はダイエットにはカロリーを減らすと良いと信じていましたので、単純に食事の量、特に炭水化物を食べる量を減らしていました。これらの本により、当たり前だと思っていた炭水化物を無理に食べる必要が無く、簡単に痩せることが出来るという内容に感化され実践してみました。

すると確かに炭水化物を減らしていた際には苦しかったダイエットが、炭水化物をやめれば何の苦しみも、なくなりました。何しろ食べるものを選ぶだけで、我慢の必要が無いからです。

この時人は正しい考え方を知るだけで、生き方を変えるほど進化出来ることを知り、本当に驚きました。

糖質依存に気付いた

ここで考えました。何故だろう?少し食べるよりも全く食べない方が楽なのは常識で考えるとおかしい。そこで思い至ったのが糖質依存の考え方です。参考文献:物快楽物質ドーパミンの正体を読んで、依存の診断基準を満たすかどうか確認してみました。まさかと思って確認してみますと、私は依存の診基準を満たしていました。依存の一症状で糖質を少し食べると余計食べたくなるので、食べるのを我慢する度合いが強くなるため精神的な負担が増すのです。そもそも食べなければ少しの精神的な負担で済むのです。何より驚いたのは糖質依存の禁断症状があることです。禁断症状とは強い空腹感のことです。禁断症状の証拠に空腹感をしばらく我慢していると、ピークをこえるように空腹感がおさまることです。禁断症状でなければ、食事をしないのに空腹感がおさまる説明がつきません。何より糖質を食べなり糖質依存を抜け出せば、強い空腹感が無くなることが一番の証拠です。糖質依存を抜ければピークをこえた後の空腹感しか感じなくなります。

糖質の害に気付いた

今の私の頭の中では、糖質には様々な害があることを疑っています。2型糖尿病・肥満のように間違いないと確信しているものから、高血圧のようにかなり疑わしいと考えているものまであります。また別の角度から見てみますと、糖質回避により各種アレルギーが改善しています。このことを素直に合理的に考えれば、糖質がアレルギーの原因であることが疑われます。またニキビが治るという人もいることから、一つの理屈で考えると糖質から生じる糖化産物がが免疫に働きかけ、一部の免疫を働かせ過ぎる(余計なスイッチを入れる)とアレルギー、一部の免疫を働かないようにする(必要なスイッチを切ってしまう)とニキビ尋常性疣贅(イボ)、ヘルペスなどの慢性感染症を引き起こすのではないかと思います。

糖質回避教という考え方

三大栄養素といわれる炭水化物(糖質+食物繊維)、脂質、たんぱく質の中で血糖値を直接上げるのは糖質だけです。血糖値が下がった場合にはたんぱく質からブドウ糖を作り出すことで血糖値は維持できます。つまり血糖値はタンパク質を食べてさえいれば維持できるはずです。その証拠に肉食動物であるライオンや虎などは肉しか食べませんが、血糖値は維持されています(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす)。一説によると人類の歴史の中で肉食だった時期もあるそうなので理論上問題ないはずです。
糖質はブドウ糖を供給するだけで、糖質を食べなくてもブドウ糖はタンパク質から供給できるので必ずしも糖質として食べる必要はありません。(人類が糖質を当たり前に食べている理由はこちら。)

当たり前に食べている糖質を控えるという選択肢を提案する糖質回避教という論理的宗教の考え方を提案しています。
宗教の特徴は信じるかどうかです。理屈は問題ではありません。
論理的宗教には理屈がありますが、信じるかどうかは理屈を抜きにしても問題ありません。
通常の宗教では信じてもらうために奇跡を活用しましたが、論理的宗教では信じてもらうために理屈を活用するだけのことです。

少なくとも1人の2型糖尿病の患者さんの人生は変わりました。

2型糖尿病に関しては、頻回の血糖値の上昇に膵臓が耐え切れなくなって血糖値が下がらなくなる病気なのでそもそも血糖値を上げなければ問題が起こりません。
そこで糖質を取らなければ改善することが論理的に考えられます。
その考え方にお一人ですが賛同していただき、完全糖質回避を実践していただきました。そして2型糖尿病が治療なしで失くなってしまいました
この方は血糖値が高かったので、足の切断や失明や透析の覚悟もされていたそうです。
2型糖尿病ではなくなって何より嬉しかったのは、再び献血ができるようになられたことだそうです。この方の人生は明らかに変わりました。再び大量に糖質を食べる生活に戻らない限り、糖尿病の合併症の心配をする必要はないのですから。

様々な病気が改善した方が大勢おられます。
糖質を完全回避することで症状が完全におさまる人もおられます。
何年も悩んでいた病気を失くすというご利益をもたらしてくれる、糖質の正体に対する正しい知識。このことを認識するだけで人生が変わるかもしれません。

もしかしたら、糖質を控えるだけでアレルギーが改善するとしたら?
もしかしたら、糖質を控えるだけでニキビやイボが治るかもしれないとしたら?
もしかしたら、糖質を控えるだけで苦労していたダイエットが簡単にできるとしたら?
これまでの常識を疑うために、もしかしてと考えてみてください。

糖質の正体を本気で考えてみませんか?
糖質は人類の味方か敵なのか、それとも扱い方を間違うと味方にも敵にもなる諸刃の剣のような秘密兵器なのか。
ご自分で考えてみてください。

 

糖質制限の落とし穴

糖質制限の落とし穴を考えてみます。言葉の問題ですが、制限というのは人からなされるものです。他動的な言葉ではないかと思います。自分で決めて選択するのであれば回避だと思います。
糖質制限という考え方だと人が決めた考え方に従うことが言葉の裏に隠されているので、人に決められたことに従うことが嫌になる可能性が秘められています。(余り深く考えない方には何の問題もありません。)

落とし穴とは糖質制限を嫌々行っていると、途中でどうにでもなれ効果により、逃げ出してしまう可能性があるのです(参考文献:スタンフォードの自分を変える教室)。どうにでもなれ効果とは、糖質を食べてはいけない糖質を食べてはいけないと自分自身にプレッシャーをかけていると、ストレスに耐え切れなくなって、どうにでもなれと投げやりになってしまうことです。ストレスから逃げるために、ストレスの元である糖質を食べないということを否定してしまうのです。

このどうにでもなれ効果が、糖質制限を失敗してしまう原因の一つです。

そこで糖質を食べないという意味では同じですが、自分の意思で避けるという意味で糖質回避という考え方を提唱しています。ちょっとした考え方の違いですが、自分の意思で糖質を避けるのでストレスを感じることが少なく、どうにでもなれ効果を避けることができる可能性が高いと思います。

もう一つの落とし穴は、糖質依存の考え方を知らない場合です。強い空腹感という禁断症状に耐え切れず糖質制限に失敗してしまうか、少し食べると余計お腹がすく不思議な感覚に耐え切れず糖質制限に失敗してしまうことです。

糖質制限・糖質回避をしばらくしていると糖質依存から抜け出すことが出来ます(抜け出すまでの期間は早い人は3日、通常2・3週間程度で人によっては1カ月以上かかります)。強い空腹感や少し食べると余計お腹が空く感覚を感じることがなくなれば、糖質依存から脱出成功です。糖質依存から抜け出していれば、そこから落とし穴に落ちることはほとんどないと思います。

糖質回避の是非の議論を避けるために糖質回避教という論理的宗教を提案しています。

糖質回避 牛丼の未来予想

様々な観点から糖質回避を提案しています。様々な観点とは例えばダイエットです。ダイエットには糖質回避以外の方法を考える必要はなさそうです。糖質回避で痩せることが出来なければ、少し歩く程度でも運動を加えれば痩せることが出来ると思います。他にも2型糖尿病やアレルギーなど糖質が引き起こしていると疑わしい病気が多数ありますので、糖質は避けると良いと思います。

糖質回避の具体的な方法に書いていますが、御飯を豆腐に置き換えるのが簡単です。私のマイブームは、おかずはそのままに御飯のかわりに、醤油をかけていない豆腐をおかずの塩気で食べることです。

今回は糖質回避が当たり前になる未来の牛丼屋さんのことを予想してみたいと思います。御飯はハレの日の食べ物として残るとは思いますが、日頃から糖質を主食として食べる食生活は無くなると思います。

未来予想は現時点では一部牛丼屋さんが提供をはじめている御飯の代わりに豆腐の上に牛丼の具をのせるというスタイルです。まだ糖質回避が主流ではないので、際物扱いですが豆腐牛丼は糖質回避の観点からは理想的な食べ物だと思います。

糖質回避の未来予想の中では、既に売り出されているだけに一番広まるのが早いかも知れません。

現時点で簡単に糖質回避するなら、牛皿を持ち帰りにして豆腐を買って家で豆腐牛丼にして食べると良いかも知れません。牛丼の具は冷凍でも売っているので、豆腐を用意すれば手間をかけず豆腐牛丼が手軽に家で楽しむことが出来ると思います。

いつ頃豆腐牛丼が主流となるのか楽しみにみていましょう。

アレルギーと糖化産物による病気の関係

アレルギーと糖化産物が引き起こす免疫機能障害による病気(仮説)の違いとお互いの関係を考えてみます。

アレルギーとは?に詳しくは記載しましたが、アレルギーは本来なら細菌やウイルスに対応する免疫機能が、敵ではないはずのものに対して働きすぎる疾患です。アレルギーであれば少量の原因物質(アレルゲン)に対しても反応するのが特徴です。つまり量に関係なく反応してしまいます。

もし糖質に対するアレルギーであれば少量でも症状が出るはずです。現在のところ糖質が少量では症状が出ないため、アレルギーではなさそうです。

糖化産物による免疫機能障害であれば、アレルギーのように少量では症状が出ません。ある一定量の糖化産物が産生・蓄積することによってアレルギー反応を誘発している可能性が考えられます。そして容量依存的に症状が増悪するのも特徴です。

糖質による反応が、アレルギーではなく糖化産物によるものと考える根拠は、容量依存性によります。アレルギーであれば、容量依存的に反応しないのでアレルギーは否定されます。

一定量までは食べても症状が出ず、一定量をこえると症状が出るのが特徴です。これまではアレルギーの概念しかなかったため、一定量食べることで症状が出現する疾患の概念がありませんでした。そのため糖質が原因だとわからなかったのです。

糖質が大元の原因だとわかりさえすれば、糖質だけ見張っていれば良いので対策を立てるのも容易です。症状が出現すれば糖質の食べ過ぎ、症状が出現しなければ許容範囲とわかります。

糖質の量を目安にした自己調節可能な疾患という、新たな概念となると思います。

糖化産物による病気の一つにアレルギーが含まれると私は考えます。つまり糖質に対するアレルギーではなく、糖質がアレルギーを引き起こしているという考え方です。アレルギーの元が糖質から生じた糖化産物で、糖化産物が免疫機能障害を引き起こしているという考え方です。糖質を避けると糖化産物が減るため症状が改善するのではないかと思います。

最近炭水化物が必要というテレビが多い理由

最近炭水化物を必要として、炭水化物を食べることを推奨するテレビ番組が多い気がします。その理由を考えてみました。

糖質に問題があることは明らかにも関わらず、炭水化物を食べ続けてほしい人たちがいるようです。または炭水化物を食べることを主張すること自体が目的の人たちがいます。
糖質回避教からすれば、今更糖質を勧める人たちは異教徒でしかありませんが、何故糖質・炭水化物をテレビに出てまで人に勧めるのかその心理を考えてみました。

テレビ番組というのがポイントです。
テレビは視聴率とスポンサーのために存在し、視聴者はそれらを稼ぐための手段です。
そんなつもりはないのかもしれませんが、やらせ問題を見ても、偏った報道を見ても目的が視聴者に事実を伝えることではなさそうです。スポンサーの意向に沿った内容で、多くの人に見てもらうことが目的です。
視聴率とスポンサーがテレビ局の目的だと思って、テレビ番組の内容を見ると炭水化物を推奨している理由が読み解けそうです。

視聴率をとるために視聴者が見たいものを放送します。
中でもスポンサーが求めているもので、視聴者が見たいものであれば放送したいのだと思います。さすがに明らかな嘘は後々問題になるので放送しないかもしれませんが、意見が分かれる程度であれば積極的に放送するのでしょう。

しかも人は求めているものを見たい傾向にあります。
つまり多くの人はできれば炭水化物を食べたいのです。何故なら美味しいから、魅力的だからです。その食べたい炭水化物を食べた方が良いとテレビで言われれば、炭水化物を食べたい自分にとって都合が良いのでつい見てしまうのです。自分の知識を照らし合わせることはせず、人の意見に左右されてしまう人たちは、都合の良いことを言ってくれる人のことを信じてしまう傾向にあるのです。

炭水化物を食べ続けてほしい人

炭水化物そのものを扱う方々

  • 炭水化物農家の方々
    • 米、小麦、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、人参
  • 炭水化物を扱う方々
    • 定食屋、牛丼屋、寿司屋、パン屋、うどん屋、ラーメン屋、パスタ屋、ピザ屋など

炭水化物を食べなくなると困る方々

  • ダイエット関連企業
    糖質を控えるだけでダイエットの必要がなくなってしまうから
  • 医師
    • 肥満関連、糖尿病関連など
  • 製薬会社
    • 糖質関連病の治療薬メーカー
      2型糖尿病、高血圧、各種アレルギーなど

炭水化物を食べてほしい人たちがスポンサーになる

炭水化物の農家さんがスポンサーになることは少ないですが、炭水化物を扱う業種の方々はよくスポンサーになっておられます。
医師がスポンサーになることはほとんどありませんが、ダイエット関連企業もスポンサーになっておられることがありますし、製薬会社がスポンサーになることはよくあります。

炭水化物を食べてほしい人たちがスポンサーになると、炭水化物を推奨するテレビ番組は大歓迎だと思います。
スポンサーが求めるのか、テレビ局の方々が気を利かせて番組を企画するのかわかりませんが、炭水化物を食べないことを放送しようとするとストップをかける可能性が考えられます。

視聴率を取るために放送する

人は求めているものを見たい傾向にあります。
日頃食べたいと思いながら我慢している炭水化物ですが、炭水化物をやめなくて良いとテレビでいえば、本当かどうかは別にして視聴率が稼げます。テレビの目的は見てもらうこと、真偽にはあまり興味はないのかもしれません(これまでやらせ問題があったことからの類推です)。スポンサーも炭水化物を食べることを求めていれば、スポンサーの意向・視聴者の興味という二重の意味で炭水化物を推奨する番組が増えることになります。

炭水化物を避けることを否定する理屈で驚いたこと

先日テレビを見ていると、炭水化物を避けることを否定する理屈に驚きました。

痩せるために炭水化物を避けることは意味がないという内容のことを力説されていました。

確かに一時的に痩せることはあるけれど、炭水化物を再び食べ始めるとかえって太りやすい体質に変わってしまうから意味がない。

炭水化物を避ける意味は痩せることなのですから、一時的にしろ体重が減った時点で痩せる意味はあるわけですからそれこそ意味不明な論理です。
しかも炭水化物を避ける話ですから、再び炭水化物を食べ始めた場合の話は意味不明です。そもそも炭水化物を避けることに慣れたら糖質依存から抜け出せるので、再び食べ始める人は少ないです。糖質依存に再び陥ったらリバウンドするという当たり前な話です。

ダイエットなんて意味がない。何故ならダイエットをやめたらリバウンドするから

と言っているのと同じです。当たり前な話です。
そんなことを言ってしまえば、人間は何をしても意味がない、最後は死んでしまうのだから。
というのと何が違うのでしょうか?人間は何をしても意味がないのでしょうか?
もし万が一リバウンドするとしても、痩せること自体に意味があるのではないでしょうか?

糖質を回避して痩せれば、そのこと自体に意味があります。
万が一糖質を再び食べることで、リバウンドしてしまってもそれは糖質を再び食べる決断をした人の自己責任です。痩せたことに意味があるのです。それを否定すれば、そもそも痩せることを否定することになるのです。論点がずれてしまっているので議論しないことですね。

炭水化物を食べることを勧める人たちの目的は人と違うことを言って目立ちたい、テレビに出たいのだと思います。
炭水化物を食べたい視聴者と利害が一致してしまうため、意味をなさない内容をそれらしく仕立てて放送しているのです。

炭水化物を取らなければいけないと力説する人は信用しない方が良いと思いますよ。
理屈になっていない理屈を振り回すだけです。

どうせ信じるなら論理的宗教糖質回避教を信じると、生きているうちに体調がよくなるというご利益があるかもれませんよ。

お腹が空いて困るのは?

お腹が空いて困るのは、糖質依存の禁断症状はないかと思います。

糖質依存の禁断症状

禁断症状の証拠に、お腹が空いたまま我慢していると、いつの間にか空腹感が気にならなくなります。俗にピークをこえたと言われる状態です。禁断症状でなければ食事をしていないにもかかわらず、空腹感が改善する理由が見当たりません。

糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値
糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値

禁断症状であるもう一つの証拠に、糖質回避をすることでお腹が空いて困ることが無くなります。お腹が空いて困っている方にとっては、お腹が空かなくなるということは、信じられないと思います。しかし糖質回避をする方の多くが、余りお腹が空かなくなったと言われることと合致します。

糖質依存を示唆する証拠に少し食べると余計お腹が空くという不思議な現象を経験することがあります。一度食べ始めると止まらなくなってしまう現象です。恐らくいつもの食べる量を予測してインスリンが分泌される条件反射が起こり、少し食べることでかえって血糖値が下がるのかもしれません(仮説)。

糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)
糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)

お腹が空いて困る場合の対策

元々の糖質依存を抜け出すことでお腹が空いて困ることは無くなると思います。

糖質回避教の勧めです。主食であるご飯、パン、麺類を避けることを続けると糖質依存は抜け出すことが出来ます。抜け出すことが出来る期間は異なるようです。私は2週間程度、3週間かかる場合もあるようですが、人によっては3日で抜け出すことに成功された方もおられました。糖質回避の具体的方法はこちらです。

糖質回避を始めた直後には、度重なる空腹感に悩まされることもあるようです。その都度間食として枝豆やチーズ、ゆで卵などのタンパク質で空腹感をやり過ごすことがお勧めです。

糖質の害が明らかになりつつある今…

糖質とは炭水化物の中で人間が消化できない食物繊維を除いたもののことです。糖質と食物繊維を合わせて炭水化物といいます。糖質は直接血糖値を上げることの出来る唯一の栄養素です。

糖質による害は直接血糖値を上昇させること、依存性糖化産物(仮説)による三つのが考えられます。

血糖値の上昇

食事により血糖値が上下するのが当たり前の常識でしたが、直接血糖値に影響を与えるのは糖質だけのようです。つまりタンパク質や脂質を食べても直接血糖値は上がりません。(参考文献:糖質オフ健康法)

血糖値の上昇が繰り返されることで血糖値を下げるホルモンであるインスリンを分泌する膵臓が耐えきれなくなると2型糖尿病ます。発症初期であれば糖質を避けるだけで、薬無しで治すことも可能なようです。

血糖値の上下が食後の眠気を誘うようです(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす

依存性

どうやら糖質には依存性があるようです。その証拠に依存の禁断症状が認められます。禁断症状とは強い空腹感のことです。強い空腹感を我慢しているとピークをこえる感覚になることがあります。これが禁断症状を抜けた証拠です。禁断症状でなければ食べ物を食べないのに空腹感が改善する理由が見当たりません。

依存の症状の一つに自己抑制できないということがあります。一度食べ始めるとやめられないということがあります。少したべると余計お腹がすくという不思議な感覚がその原因です。

時間が経つと強い空腹感によりつい糖質を食べてしまいますし、一度食べ始めるとやめられないのが依存の特徴です。

糖質依存の結果、肥満が引き起こされます。だから糖質を避ける知恵だけで痩せることが出来るのです。

糖化産物による病気

血液中のブドウ糖がタンパク質と結合することで生じる糖化産物が免疫機能に働きかける仮説を考えています。

この仮説が正しいかどうかは別にして、糖質を避けることで様々な病気が改善、あるいは治っています。糖質回避による病気の改善率はこちらをご参照ください。例えば花粉症やアトピー性皮膚炎などの各種アレルギーやニキビは改善率から考えて関係は間違い無いと思います。

糖質の害がわかりつつある今…

糖質の害を信じる信じないは宗教と同じで個人の自由ですが、糖質に問題があるのは真理だと思います。

人類は糖質の問題を知った上で、上手に付き合うことが求められていると思います。

糖質の問題に気付かれた江部先生ご兄弟のおかげで、人類は大きな転換点を迎えることになりそうですね。

定食屋で糖質回避の未来予想

糖質の様々な害がわかりつつあります。例えば肥満や2型糖尿病、高血圧、もしかしたらアレルギーの原因かも知れません。この糖質の害が広まれば、糖質を避けるのがいずれ常識となると思います。少なくとも主食という概念は廃れていくと思います。

時間はかかると思いますが主食という考え方なくなると仮定して未来予想をしてみます。今回はその中でも、御飯の美味しいのが特徴の定食屋さんで、将来糖質回避が広まった場合の対応メニューを考えてみました。と言うより私個人の希望として糖質回避対応メニューが出来るといいなという願望も込めて考えてみました。

定食屋さんによっては既に糖質回避に対応しているお店もあります。おかず単品のメニューがありますし、冷奴も単品であります。他の定食屋さんでは、自分の好きなおかずを選んで食べる形式のお店もあります。御飯や麺類を頼まなければ簡単に糖質回避ができます。

しかし定食屋さんによっては御飯のお代わりが出来る定食屋さんもあり、私が糖質回避を始めるまで良く行っていました。残念ながら御飯のお代わりが売りだけあって、その定食屋さんではおかず単品メニューはありませんでした。そのため糖質回避を始めてから足が遠のいてしまいます。今後糖質の問題点が世間一般に広まれば、糖質回避をする人が増えるため、定食屋さんも単品メニューを置くようになると思います。今の所御飯が売りだけに、思い切った方向転換をすることは難しいのかも知れません。実際には売上が減るまでなかなか御飯無しメニューには踏み切れないかもしれません。

定食屋さんの糖質回避

お代わり自由の御飯の代わりになるものを考えてみました。バイキング形式のお店で見られるような、汲み出し豆腐のお代わり自由の定食屋さんが出来るのではないかと思います。私個人は出来ると嬉しいです。お醤油をかけず、御飯を食べる代わりにおかずの塩気で豆腐を食べることを提案すると面白いと思います。

御飯を食べる前提が無くなれば、糖質の甘みを塩分で打ち消す必要が無くなります。その結果減塩した味付けでも十分美味しく感じることが出来るようになります。健康志向を売りにした展開も出来るのではないかと思います。

コストの問題があるのでなかなか実現は難しいかもしれませんが、検討の余地はあると思います。

糖質回避や糖質制限の利点が世間一般に広まるのにどれだけ時間がかかるかわかりませんが、早く広まれば良いと思います。

糖質回避教について

自分が信じるか信じないか自由な発想の論理的宗教である糖質回避教をオススメしています。

お布施やツボなどのグッズ販売はありませんし、全くお金はかかりませんのでご安心ください。(多少食費は変わるかもしれません)

食生活を変えるのは嫌だと思われたら信じなければ良いだけですし、食生活を変えるだけで病気が治るかも知れないなら変えてみると考えるのも自由です。糖質回避教は考え方を強要したりしません。人に考え方を強要するから争いが起こるのです。そして信じる人だけが意味がわかれば良いと思います。

御利益

御利益とは糖質回避により得られる良い効果のことです。様々な御利益に恵まれると思います。例えば肥満でお悩みの方は、難なく痩せることが出来ると思います。2型糖尿病高血圧などはかなりの確率で改善すると思います。各種皮膚病も糖質を控えるだけで改善する人が多くおられます。花粉症も治るようなので、もしかしたらアレルギーそのものが糖質の取り過ぎが原因で引き起こされているのかも知れません。(病気の改善率はこちら)

具体的な方法

具体的な方法は糖質を控えることです。以前書いた詳しい内容はこちらをご参照ください。

簡単なのは御飯の代わりに豆腐にすることです。豆腐に醤油をかけず、おかずの塩気で豆腐を食べることがオススメです。丁度御飯を豆腐に置き換えるイメージです。

考え方の基本は主食という考え方をやめるのです。歴史上糖質を食べるのが当たり前になったぢけのことで、人間の身体にとって良いものかどうかは別問題のようです。(参考:人類が糖質を当たり前に食べている理由)

一食毎の糖質の量を減らすより、糖質を食べる回数を減らす方が簡単です。何故なら少しでも食べると余計食べたくなる(糖質依存の一症状のようです)ので、余分な我慢をする必要があるからです。御飯をお茶碗一杯食べていたのを3分の1減らして食べるより、朝昼晩のうちの一食に御飯抜きでおかずだけにする方が我慢が少なく簡単です。慣れてきたら2食、3食と糖質を避けるようにしてください。

信じる者は救われる

糖質を避けるとダイエットに効果があることや病気が良くなることを私の話やこのサイトから知って、糖質回避を始められた方は信者さんだと私は思っています。私がきっかけだからです。

私はお布施が欲しい訳でも、信者さんの数を自慢したいわけでもありませんので私が信者さんだと信じることが出来ればそれで良いのです。糖質回避をはじめても信者になったつもりはないと思われる方もおられると思います。信者云々は私の自己満足で構いません。糖質回避教というのは例え話のようなものですから。

信じるものは救われるということを強調するための一つのきっかけに過ぎません。

何しろ皆さんの病気が良くなることが目的なので、そのきっかけの一つになれたという自己満足が私に得られれば良いのです。

信者さんは恐らく100人はこえたと思います。そして20人以上の方の病気が良くなっています。人によっては糖質をやめただけで病気が失くなりました。(参考:2型糖尿病が薬無しで治りました)

興味があれば糖質回避教を始めてみてください。御利益があるかもしれませんよ。