赤ちゃんは泣くのが仕事というのはただの言い訳?

赤ちゃんは泣くのが仕事だという考え方があります。
赤ちゃんの立場から考えてみます。赤ちゃんとしては泣く前に察してほしいのに改善されないので仕方なく泣くのです。赤ちゃんは泣きたくて泣いている訳ではありません。仕方なく泣いているのです。

赤ちゃんが泣くのは色々な原因が考えられます。
お腹が空いたのか、おむつを替えて欲しいのか、暑いのか寒いのか、喉が渇いたのか抱っこしてほしいのか、寂しいのかはわかりません。泣いた時点で想像するしかないのです。
いずれにしても赤ちゃんは泣いた時点で何らかの欲求を満たす目的で泣いているのです。

赤ちゃんを観察していると、泣く前に表情が変わります。
表情が変わった時点で抱っこするなり、上記泣く理由を考えて先回りして対応することで泣くことを避けることができます。全く泣かさないことは当然不可能ですが、泣くのが仕事だから泣かせておけば良いというのは、ただの言い訳ではないでしょうか?
いかに泣かさないかを考えることこそが、子育ての本質だと思います。
赤ちゃんでもそうですし、子供になっても同じです。いかに泣かさないかを考えることこそが、子育てです。
ここで注意してほしいのは、泣かないように甘やかすということをお勧めしているわけではありません。赤ちゃんや子供が泣くのは目的があるので、その泣く目的を達成しないようにうまく回避すると泣くことを繰り返さないようになります。逆に泣くことで目的を達成してしまうと、成功パターンとして繰り返してしまうのです。

できるだけ泣かさないことが理想ですが、赤ちゃんや子供が泣いてしまうことは仕方のないことです。泣いてしまった状況をできるだけ繰り返さないように工夫していくことが大切だと思います。

今回の子育ての常識革命は赤ちゃんが泣くのが当たり前という常識から、赤ちゃんは泣かないのが当たり前で、泣かせてしまったら負けという考え方の提案です。

赤ちゃんは泣くのが仕事だと思っていると、意識として泣くのが当たり前だと思ってしまいます。
赤ちゃんが泣くのは仕方がないという言い訳をしているようなものだと私は思います。

泣かさない方法を探すことから逃げ出すための言い訳

多くの大人は泣かさない方法を探すことから逃げ出すための言い訳をしているのではないでしょうか?赤ちゃんが泣くのは仕方がない。泣かさない方法が存在するわけがないから、最初から探すことをせず言い訳を見つけたのです。
『赤ちゃんは泣くのが仕事』という言い訳を。
言い訳は問題と向き合わず逃げ出すためにすることです。
そのため言い訳人間は行動を改めることができません。
行動を改めることができないから赤ちゃんは泣き続けるしかないのです。
結果として赤ちゃんは『泣くのが仕事にさせられてしまう』のです。

赤ちゃんは笑うのが仕事だと私は思います。
子供も笑うのが仕事だと私は思います。

赤ちゃんは言葉が話せないので、感情で大人を動かすことしかできません。
泣くという感情で大人を動かすことを覚えると、大人を思い通りに動かしたければ泣けばよいと学習して育ちます。言葉が話せるようになっても自分の思い通りにならないと泣き叫ぶのはそのせいです。泣くことで欲求を満たしていた赤ちゃんの頃の名残なのです。
赤ちゃんが泣きだす前に表情から読み取って泣かないようにしてあげると、欲求を満たすためには泣かない子供に育つと思います。

改めて書きますが、言葉が話せるようになっても泣き叫ぶことで自分の欲を満たそうとするお子さんも対策を考えれば泣かないようになります。
コツは子供の泣く目的を探し、泣いてもその目的を達成できないことを伝えてしまうことです。(目的論
泣いても目的は達成されないから無駄だよと伝えるのです。

赤ちゃんや子供が泣くのが常識を書き替えてみましょう。
実際に泣かさないように子育てするのは大変ですが、もし実現できれば全く違う世界が見えてくるかもしれませんね。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。