空気を読む意味がわからない人の心理

知人から衝撃の一言を聞きました。
仕事の後輩に『何で空気を読まなきゃいけないんですか?意味がわかりません』と平然と言われ、その場を立ち去ったということです。
その知人はかなりショックを受けていました。

知人から聞いたその場面を再現してみます。

空気を読めない営業マン

車で移動中体調不良でぐったりしていたそうです。
何かと話しかけてくるので、体調が悪いからそっとしておいてと伝えたそうです。
それでも何度も話しかけてきて困ったそうです。その場では体調不良もあって、空気を読んでということは伝えられなかったそうですが後日伝えたそうです。
『私がしんどそうにしていたから体調不良はわかったでしょ。そのときは空気を読んだ方がいいと思うよ』
ここで衝撃の一言で先ほどの『何で空気を読まなきゃいけないんですか?意味がわかりません』といわれたそうです。

ちなみに彼は上場企業に勤める社会人、しかも営業マンです。
先輩から『空気を読んだ方がいいと思うよ』とたしなめられた結果がこの返答だそうです。わざわざ言ったことをかなり後悔したそうです。
空気を読む意味がわからない心理を考えてみましょう。

空気を読む意味がわからない心理

何故空気を読まなきゃいけないんですか?と逆質問しています。
空気を読むという概念がないわけではなさそうです。
概念がないのであれば概念から説明しなければ理解できません。
空気を読むという概念がありながら、何故空気を読む必要があるのか本当に意味がわからないまま社会人になることができたようです。
そして知らないことを指摘されても、自分が正しいと信じているので空気を読む意味を教えない周りが悪いと思っているのです。恐らく天動説型思考の持ち主言い訳人間と同じ心理だと思います。
いずれも自分自身が中心のため、周りに合わせるということの意味を知らないまま社会人になることが出来たのです。先輩からせっかく教えてもらったことを拒絶する態度から、知らないことを指摘されるのが嫌いなプライドの高いタイプなのかもしれません。

恐らくこれまで周りに合わせることをしなくても何とかなったのだと思います。
家庭では母親が世話を焼いてくれますし、友達も変な奴として受け入れてもらっていたのかもしれません。
そして親もまわりにあわせる大切さを教えることなく大人になってしまったのだと思います。
自分をみんなが受け入れて当然と思って生きてこれたのだと思います。俺様人間を受け入れてくれる人に恵まれて生きてこれたのだと思います。
しかし仕事となると話は変わってきます。
相手あっての仕事ですから、相手に合わせることが出来ない人は仕事ができません。だから空気を読まなければいけないのですが、言葉にはしていないけどその場の空気を読む、つまり相手の意図・状況を読み取るという能力がなければうまく仕事をすることは出来ないと思います。

対策

人の考え方を変えるのは困難ですから、一番は関わらないことだと思います。
何故なら空気を読む意味がわからない人の問題だからです。(問題論
空気を読まないことで困るのは空気を読めない人です。他人はアドバイスすることは出来ても、人の考え方を変えることなど通常はできません。本人が困っていないのに声をかけても余計なお世話と感じてしまいます。
空気を読まないと困ることを経験し、自分で気づかないと意味はわからないと思います。

どうしても何とかしたいのであれば、わざと空気を読まない場違いな場面での質問を仕掛けて、この場面で言われたら困らない?と相手に理解させることはもしかしたらできるかもしれません。ただし言い訳人間か天動説型思考の持ち主なので、逆恨みされてしまう危険性をはらんでいます。逆恨みされるだけのリスクを負ってでも空気を読める人間にしてあげる覚悟が自分にあるか自問自答してみることです。

私は関わらないことが一番だと思います。
出来ることがあるとすれば、人間関係で困ったら声をかけてみてと伝えることぐらいです。

患者さんを怒る医師の心理を考える

人の行動には意識しているか意識していないか(自覚出来ない、無意識のうち)は別にして、必ず目的があります(『目的論』)。怒る医師にも怒る目的が必ずあります。その目的を考えてみます。

私が想像する医師が患者さんを怒る目的は大きく二つに分かれます。

一つは患者さんのため、もう一つは自分のため。

患者さんのために怒る?

患者さんのために怒るのであればある意味では立派なのかもしれません。何故患者さんのために怒るのでしょうか?

患者さんのことを思って怒るというのは心理としてあり得ません。自分は患者さんのことを思って怒っていると主張する医師もいるかも知れませんが、勘違いです。患者さんのことを思っている振りをしま医師の立場で怒っているだけです。患者さんの立場で考えれば、怒る選択肢はあり得ません。患者さんのことを思っているのなら、怒る前に大丈夫だったか患者さんのことを心配されるはずです。怒る時点で患者さんの立場で考えていないことを表すと思います。

患者さんのことを考えて怒るということは矛盾していますので、論理が成り立つません。患者さんは病気で困って病院を受診するのですから、困っているから受診したのに怒らることが患者さんのためになる理屈は私には思いつきません。同じことに対しても怒るという感情を選択せず、心配するという選択も出来るのに、患者さんのために怒っているというのは二重の意味で偽善者だと思います。

患者さんを怒る心理

  • 自分が人に怒ることが出来る程凄い(偉い・特別な)人間だと思っている
  • 患者さんより医師の方が上だと思いこんでいる。
  • 患者さんの都合は診療に関係ないと思っている。
  • 自分の指示に従わない(思い通りにできない)と腹が立つ
  • 患者さんは医師に従って当然!と思いこんでいる。
  • 通院してくれないと自分の収入(再診料などの診察料)が減るから腹が立つ
  • 怒るほど真剣なんだとアピールしている(本人は心配しているつもりです)
    (私から見れば、怒っている自分に酔っているだけのように思えるのですが・・・)
  • 怒られた人が不快に思うことを知らない(もしくは解からない)

よくわかりませんが、怒る医師はどれかに当てはまるのではないかと私は思います。(もしかしたら私の思いつかないような心理で怒られている先生もおられるかもしれませんが・・・)
どうしてもその先生しか出来ない特殊な治療をされているなら仕方がありませんが、保険診療であれば治療に大きな違いはないと思います。(他院が通院できないほど遠方なら仕方がありません。その場合はそっとこの記事を印刷して院内に忘れていきましょうw)
診断能力と説明能力の医師による差は大きいとは思いますが・・・。(診断はともかく、怒る先生の説明が上手とは私には思えません)
治療だけ期待されているなら、他院を選ばれても良いのではないかと思います。

行かないと怒られる・・・。
怒られるから行く・・・。
→一種の洗脳(怒られることに対する依存?)みたいですよね。

怒る目的?

怒る医師が収入を増やす目的で定期的に通院を促し、自分の収入が減るから通院しないことを怒っているだけかも知れません。

一度他院を試してみられてはいかがでしょうか?案外定期的な通院の必要がないかもしれません。

体重が減り過ぎるので…

体重が減り過ぎるのでデザートを食べています。

当初は標準体重72キロを目指していましたが、糖質回避をしていると簡単にクリアしました。まだまだ体重が減ります。糖質回避の注意点でも書きましたが、耳管開放症もあるので、体重の減り過ぎるのも困ります。

糖質として主食を食べることを考えましたが、どうせならデザートにしようと思いました。甘いものも主食も身体に吸収される際にブドウ糖として吸収されるのは同じです。それなら甘いものの方が満足度が高いと考えました。

体重が減り過ぎるのでデザートを食べる

ある女性にお伝えしたら、『世の中の女性を敵に回しますよ!』とおっしゃいました。『そうではなく、こっち側がお得ですよ!』とお伝えしました。完全糖質回避をすれば、体重が減る可能性が高く、運動の加減にもよりますが、私のように痩せ過ぎて困る可能性があると思います。そういう意味でこっち側、つまり完全糖質回避をすると体重が減り過ぎて困るかも知れませんよ。

ダイエットで苦労されている方にとっては信じられないような話ですが、私が経験している事実です。

もし良かったら糖質回避を考えてみてください。

頭の体操 糖質制限が広まらない理由

糖質制限・糖質回避は画期的な治療法でありダイエット法です。物事を冷静に、そして先入観にとらわれるこもなく考えることの出来る人にとっては、その破壊力と影響力が即座にわかります。大変なことが起こると。

しかし私が思う程広まってはないのが現実です。江部先生ご兄弟が情報発信をされはじめてから10年以上経過してようやく今の状態です。

糖質制限・糖質回避が余り広まらないのは何故でしょうか?頭の体操として少し考えてみて下さい。経済の観点から呉風(くれかぜ)経済塾の教材として考えてみましょう。

一言で言えば、資本主義だから広まらないのです。

どういう意味でしょうか?まず物事が広まる理屈を考えてみます。

物事が広まる理屈

新しい物事や考え方で、誰かが得するので得する対価としてお金が支払われます。例えばかつて生活をより便利にする洗濯機や掃除機や炊飯器が爆発的に売れました。生活をより豊かにする冷蔵庫や電子レンジなども売れました。工夫すれば工夫する程品物が売れるため、メーカーが得をする仕組みです。買ったお客さんも生活が便利で豊かになるので得をします。

広まり方ですが、メーカーがメーカー自身の得をするために広告をうつことで広まります。テレビにしろ新聞にしろ広告で潤いますし、お客さんも生活が便利で豊かになることで得をしますし、メーカーも物が売れることで得をします。三方良しの状態ですからうまく広まります。

安いとか便利などのお得情報も、売る側と買う側のお互いの利害が一致するので積極的に広まります。

糖質回避・糖質制限をした人だけが得をするのです。

糖質回避・糖質制限が広まらない理由

糖質回避・糖質制限はその効果の割に余り広まっていません。何故でしょうか?

それは資本主義だからです。何かを食べると得をする(例えば美味しいとか病気が治るなど)のであれば、その食べ物を作り出すことでお金を生み出します。食べ物を作った人と食べた人が得をするので広まります。美味しいですよと宣伝し広まる道を探します。しかし糖質回避・糖質制限は糖質を食べない方が得をするということ自体が、画期的なアイディアにもかかわらずお金に結びつかないのです。

しかもこのアイディアを患者さんに伝えることで病気が失くなるのですから、患者さんは減ります。医師が患者さんに伝えると経営上は損をしてしまうのです。(私は患者さんのために、お伝えしています。患者さんは減り始めています)この理由で糖質回避・糖質制限のアイディアを知ったとしても、患者さんに伝えない医師もいると思います。

お金を生み出す仕組みが無いのでなかなか広まりません。広告などの宣伝をお金をかけて広める原動力が無いのです。このことが糖質回避・糖質制限が画期的なアイディアにもかかわらず、なかなか広まらない理由です。

糖質回避・糖質制限を否定したい人達

広めたくない人達、というよりも否定したい人達がいます。少なくとも積極的に受け入れたく無いだろうと類推できる人達がいます。

  • 米農家さん
  • パン屋さん
  • 各種飲食店(ラーメン屋、うどん屋、蕎麦屋)さん
  • 製薬会社
  • 医師

米農家さんやパン屋さん、各種飲食店は直接仕事が減るので受け入れたくないのは良くわかります。突然消費量がゼロにはならないと思いますので、対策を考えると良いと思います。米農家さんは豆を作るようにする。パン屋さんは豆を使う食べ物を考えるなど。

製薬会社や医師は患者さんそのものが減ってしまうからです。例えば2型糖尿病は糖質を控えるとかなり改善します(一人は治りました)。糖尿病治療薬年間3600億円の市場が縮小します。高血圧も改善が期待できるので、降圧剤も市場が縮小します。そして各種アレルギーも改善しそうなので、各種アレルギー治療薬も市場が縮小します。

製薬会社やパン屋さんが広まらないように仕向けるのは、糖質制限の放送をしないようにテレビ局に働きかけることです。そして炭水化物摂取ダイエットなる不可思議な論理で炭水化物を食べることを推奨するのです(ちなみにスポンサーはパン屋さんでした)。何しろテレビはスポンサーと視聴率によって映すものが変わる色眼鏡ですから。

こんな仕組みがあるので急速には広まらないようです。

糖質回避教の勧め

しかし時代は21世紀。インターネットがあるので一気に広まる爆発力を秘めています。是非糖質回避教を広めるお手伝いをして下さい。信じてもらうに越したことはありませんが、人に伝えてもらうだけで構いません。変な話があるよで構いません。信じるか信じないかは聞いた人の自由ですから。

糖質制限・糖質回避で得をするのは糖質制限・糖質回避をした人と、医療費の削減出来る国です。国民の健康と医療費削減のために国がスポンサーになって積極的に宣伝するのが望ましいと思います。そこにも米農家の思いや選挙が絡んで合理的には物事が進まないのが現実です。

政治家や役人が国民の健康を一番に考えれば、糖質の本性をいち早く伝えることだと思います。

医療費削減のために糖質を控えましょう。

糖質回避による病気の改善率更新

2015/07/30までの糖質回避による病気の改善率を更新しました。

かなり効果があります。

アトピー性皮膚炎に関しては間違いなさそうです。

やはり糖化産物がアトピー性皮膚炎の原因かも知れません。

新しいことがわかれば更新していきます。

テレビはスポンサーと視聴率の色眼鏡

様々な情報が飛び交う現代ですが、情報が多過ぎて取捨選択(正しいものとそうでないものを選ぶこと)も一苦労するのが現実です。欲しい情報を取り出すプル型の情報取得にはインターネットが重宝しますが、使いこなすには自分の欲しい情報が理解できていることが前提です。つまりどの情報を仕入れるかを自分で検索しないといけないのです。その点情報を押し出してくれるブッシュ型の情報取得にはテレビが一番です。何かわからないけどとりあえずテレビを点けておけば、何らかの情報を配信してくれます。

昔からテレビが当たり前で育っていると、テレビで流れると嘘の訳がないから本当だと思い込む錯覚に陥ります。わざわざ嘘を流さないだろうという思い込みによるものです。

テレビ局の目的

テレビ局の目的が視聴者に正解な情報を伝えること。であればわざわざ嘘をつく必要はありませんし、嘘をついてはいけません。しかしヤラセが問題になったことからもわかる通り、テレビ局の目的は異なります。

テレビ局の目的は一言で言えばテレビ局の利益です。そして利益につながる目的はスポンサーの獲得と視聴率です。

つまりスポンサーの意向を汲み取り、視聴率を稼ぐことの出来る内容を放送するのです。

炭水化物摂取ダイエットの放送もスポンサーと視聴率のキーワードで読み解くことが出来ます。

最近私はテレビの放送を余り見なくなりました。何故ならいちいち本当かどうかを確認しながら頭の中で考えながら見る必要があるからです。テレビで放送されてはいるけど、スポンサーと視聴率を稼ぐための嘘か大袈裟な表現が含まれていないか考えながら見るのが無駄だからです。しかも大した内容もないのに時間枠を埋めないといけないので、テレビコマーシャル前に盛り上げて結果はテレビコマーシャルの後でというスタイルにウンザリです。私は全て録画して見ています。当然テレビコマーシャルを飛ばしてみています。

テレビの転換点

某インターネット検索会社のように、スポンサーの広告すらもお客さんのためになる情報提供と考えるテレビ局が現れて欲しいものです。

炭水化物摂取ダイエットの目的は視聴率

人が太る理由は以前記事にした通りなのでそれ以上てそれ以下でもありません。

炭水化物・糖質を食べると太るしやめると痩せます。ただそれだけのことですが、テレビで明らかな嘘を放送していたので間違いを指摘しておきます。炭水化物ダイエットが流行っているので逆を言えば、視聴率が取れるから放送しているだけのことです。

炭水化物をやめると筋肉と肝臓のグリコーゲンを使うので同時に水を失うから体重が落ちるだけだとの主張です。数日間という短時間のことであれば、体重の落ちる機序の一つだと思います。しかし数ヶ月に渡ってグリコーゲンからの水で体重が落ち続けることはあり得ません。炭水化物をやめると脂肪が減ることを何一つ説明できていませんし、炭水化物をやめると食べる量が減ることも加味されていません。

自分達の都合の良いところだけ集めてそれらしくしているだけです。

炭水化物を食べると体温上昇

何よりそれらしい怪しい実験は、双子の方達に炭水化物の量が違う食事をしてもらっていました。結果は炭水化物が多い食事は体温が上昇するからカロリーが沢山燃えると伝えていました。ただ単に血糖値が上昇するので、それに伴い発熱しているのでしょう。恐らくブドウ糖が効率が悪く体にとって毒なので捨てようもしているのだと思います。食事をしただけで不必要に発熱すること自体が体にとって無駄なので、炭水化物・糖質はこの意味でも効率の悪い食事のようです。

実験がダ直接イエットに関係ない

痩せることを証明しなければならないのに発熱しか見ていない。この食事を続けると高炭水化物食の方が痩せないと証明されない。

この実験では高炭水化物だと発熱するから、余分なカロリーを消費するので痩せるといいなという願望しか見せていない。小学生の科学研究レベルの論理です。

炭水化物摂取ダイエットを提唱するなら

主張通りの炭水化物摂取を続けて痩せることを見せるしかありません。痩せた人が1人も出てこないダイエット法が放送されることに驚きました。炭水化物を食べても痩せることの出来る人がいるだけのことです。

隠れ肥満とガン

隠れ肥満やガンで不安を煽ることで信憑性を高めようとしていますが、その根拠は曖昧でその先生が信じているということを主張しているに過ぎません。

炭水化物摂取ダイエットの放送目的

太る理由から考えてもあり得ません。人と違うことを主張して目立ちたい先生と、視聴率が取りたいテレビ局の利害が一致したので、手を組んだのでしょう。

主張している先生だけでなく、実験が意味をなすかどうか監修する科学者を顧問とするといいかも知れませんね。自称を信じてテレビが恥をかいたのは割烹着の科学者や聞こえないことにしていた作曲家で十分なはずなんですが…。

スポンサーをチェック

みんなが炭水化物を控えると2型糖尿病が激減しますし、高血圧も減ると思います。その結果治療薬が売れなくなるので、製薬会社が炭水化物を食べることを推進するために、今回の放送のスポンサーかと思いました。そんな回りくどい理由ではありませんでした。

チェックしてみるとパン屋さんでした。直接炭水化物を食べて欲しいパン屋さんがスポンサーだったので納得です。これからこのような放送が増えるかも知れませんね。スポンサーと視聴率がキーワードで。

テレビというメディアは、事実をスポンサーと視聴率という色眼鏡を通して捻じ曲げて見せていることを知っておかないといけませんね。

呉からの風の目的

正しいこと(糖質依存や糖質の害)はいずれは広まるのですが、わざわざ遅らせる必要は無いと思います。一部の人達の私利私欲でわざと正しいことが広まるのを邪魔しようとしているようなので、正しいことを伝えるためにこのエントリーを書きました。

いつもはわざわざ否定することはしないのですが、テレビで明らかな嘘をゴールデンタイムで放送していたので、惑わされる人が多いのではないかと心配なので間違いを指摘した次第です。

 

人が常識にとらわれる理由

良くも悪くも人は常識にとらわれて生きています。
人はなぜ常識にとらわれて生きているのでしょうか?

常識にとらわれる理由は二つあります。人は常識で判断することで、快適な生活を送ることができます。もう一つの理由としては常識を活用することで、素早く判断することができます。なぜなら常識に外れた事は通常起こらないので、考える必要がないのです。

常識に外れた事は通常起こらないので、考える必要がないのです。常識の枠の中で生活している私達は、常識の枠の中しか選択肢を探さないようになっているのです。だから普通の人には常識を覆すような発想が出来ないのです。頭の使い方が常識の枠の中しか探さないように慣れているので、常識の枠の外は探せないのです。ごく稀に常識の枠の外を簡単に探すことが出来る人がいます。スティーブジョブズ氏をはじめとする天才達です。彼らに常識の枠の中も外もありません。常識に縛られることのない自由な発想で物事を考えるので、これまでの常識を飛び越えたものを生み出すことが出来るのです。

常識を判断の基準にしているのはランチの話をご参照ください。

そんな常識の話の続きは常識革命の起こし方をご覧ください。

人類が太る仕組みを手に入れた理由

太ってしまって困る人も多いのですが、人類は進化の歴史の中でわざわざ太る仕組みを獲得しました。

太らない仕組み

人類の進化の歴史を紐解くと、人類の祖先はサルから分かれてアフリカから始まったそうです。
人類がアフリカにいた頃には、肉食動物のエサになってしまいますので太りすぎることはありません。
というよりも太りすぎると肉食動物に食べられることで生き延びる確率が下がるので、太りすぎない仕組みが備わっているはずです。実際に肉食獣の歯形のついた人骨が発掘されているそうです。太ることは正に死活問題だったはずです。多くの動物に備わっているので、人類の太らない仕組みはアフリカで肉食動物に追いかけられる以前に獲得していた可能性が高いと思います。

万が一太ってしまったら肉食動物に食べられてしまうことで子孫が残せず、太らない仕組みが働かない遺伝子は自然淘汰されて今に至るはずです。

少なくとも多くの人類に太らない仕組みが備わっているはずです。全員に備わっているとは言えないのは、太らない仕組みが病的に欠損してしまっている人達がいるからです。

太らない仕組みを持ちながら、太る仕組みも手に入れたのは何故でしょうか?

そのことを書いていきたいと思います。

人類が太る仕組みを獲得した理由

人類の進化の歴史は他の動物の歴史と同様飢えとの戦いでした。飢えに備えて進化の過程で様々な能力を身につけました。実は人類が太る仕組みを獲得したのも飢えに備えてでした。
飢えに備えて太る仕組みを獲得したというのは不思議に思えるかもしれませんが、確かに太る仕組みは飢えに対して有効です。その仕組みを解説していきます。

年中食料が獲得できる地域ではわざわざ太る必要はありません。季節に関係なくいつでも万遍なく食料が確保できるのであれば、身体に蓄える必要がないからです。

太る仕組みが備わった理由の一つは四季の変化です。四季の変化のある地域では、夏や秋を中心に果物や作物が偏って収穫できます。穀物のように保存の効くものは少なく、その場で食べてしまわないと腐ってしまうのです。

穀物以外の食料の特徴です。

  • 食料の取れる量が季節毎に偏りがある
  • 保存が効かない

この2点からせっかく大量に食料があっても、腐ってしまうのです。
そのうえ収穫の少ない季節、例えば冬には食料不足で飢えてしまうのです。
食料が余ってしまう季節もあれば、食料が足らない季節もあったことが考えられます。

太った方が得をした?

秋に大量に見つかる食材が腐ってしまう前に食べてしまうのが一番です。しかし先程の太らない仕組みが邪魔をします。元々太ってしまうと生き延びる確率が下がっていたのですから、太らないように仕向けるのは当然でした。食べ物の不足する冬のことを考えると、その仕組みをすり抜けてでも食べ過ぎた方が生き残りに有利な状況になりました。この頃には人類は知恵をつけて、太っても肉食動物に襲われにくくなっていったようです。

つまり太ると損から太ると得する常識の大転換が起こったのです。

太る具体的な仕組み

今のように年中食材が手に入る時代とは違い、冬になれば食料が不足するのはわかっていました。そのため秋の実の季節にできるだけ多くの食べ物を食べた方が生き残りに有利だったのです。お腹がいっぱいでも無理して食べた方が、冬の実り少ない時期に備えて脂肪を蓄えることが出来ました。本来の食べ物を更に魅力的に感じる衝動買いと似たような錯覚を起こすことで、脳を騙して多く食べたものだけが厳しい冬を乗り切ることが出来ました(実際には衝動買いがこの冬に備えて秋のどか食いの名残りです)。

冬を乗り切るために、秋の実りを出来るだけ多く食べるように脳を騙してしまうことです。(糖質依存)

太る仕組みは冬を乗り切るために身につけたのです。ただしこの頃はいくら太ったとしても、冬には食料不足になるので、今のように大きな問題となることはありませんでした。

自分達で食料を増やす農耕が始まり、好きなだけ食べることで太り過ぎが問題となりました。まさか糖質に罠が仕掛けられていると知らなかったから、まんまと糖質に騙されてしまったのです。あたかも人類が大きな大きな落とし穴に落ちるように。

ふと考えてみるとイノシシも秋の間に大量にドングリを食べて皮下脂肪を蓄えるので、人類がお猿さんの時から生き延びるために備わっている仕組みなのかも知れませんね。

人が失言する理由とその対策

最近でも元首相が「たった2500億円くらい」という失言をして話題になっています。批判する人もいますが、批判してもあまり意味がありません。その理由を解説していきます。

失言する人には自覚がない

人が失言するのは何故でしょうか?それは本人には失言だとわからないからです。自分で言った言葉が違う受け取られ方をされるこのことが想像出来ないのです。この話は失言の本質を既に知っている人には当たり前の話ですし、まだ知らない人にとっては意味不明だと思います。あれだけのことを言っておきながら、失言した本人が失言だとわからないことが理解できないことでしょう。失言した本人にとっては、失言でも何でもないのです。本気で思っているのですから。そして意図していない受け取られ方をするのは、想像すらしていない話で、失言は誤解だと思っているのです。

失言した本人は、失言だと追求されても失言とされる理由がわからず、頭の中はハテナマークばかりで混乱しています。変わったことを言ったつもりはなく、失言とされたこと自体が、失言した人にとっての常識の枠の外の話なので、全く理解できません。どうして失言と言われるのか、世間一般の受け取り方とのズレについて懇切丁寧に誰かに解説してもらわない限り理解できないのです。

失言の原因は話し手と聞き手の感覚の違い

元首相の『たった2500億円』発言の問題点は、庶民にとっては巨額なお金・税金を『たった』と表現していることです。言葉の裏には税金の何十兆円もの使い道を決めているうちの『たった』2500億円というつもりだったのでしょう。

ただ庶民にはそんな感覚は当然ありませんから、人々の払った税金を『たった』と言われたことに怒りを覚えるのです。世間一般の受け取り方の観点が欠落しているのはもちろんですが、自分の言葉が人にどのように受け取られるかを考えて説明する感覚が欠落しているのだと思います。それなら『たったとおっしゃるその度量感服いたします。ということは元首相個人で出してもらえるんですね?』と記者が詰め寄れば元首相も固まったと思います。

税金は自分達が使い道を考えてやっているくらいの錯覚に陥っているのでしょう。

税金何十兆円のうちの『たった2500億円』という感覚と、庶民の生活費が年間数百万円でその一万年分もの金額という感覚とのズレ・ギャップが原因です。元首相の発言をテレビを通して聞く人は庶民なのですから、当然聞く人の感覚で話すことが求められると聞く側の人は思います。失言を繰り返す人には聞く人の感覚が欠落していますので、このことに気付くか口を閉じない限り何度でも失言を繰り返すのです。

失言を繰り返す人

失言を繰り返す人はそんなつもりで言ったわけではなかったから誤解だと言い訳をします(言い訳人間)。言い訳をする人は絶対に成長出来ないので、生暖かい目(諦めて、また失言するのが前提ということ)で見守ってあげて下さい。

失言する人の特徴の一つに自分が正しいと思い込んでいる節があります。正しいと思い込んでいるので、自分の言ったことが正しく、自分の意図と違う解釈をした人が悪いと思っているのです。そのため謝罪会見をしたとしても釈明会見、むしろ言い訳会見となりすっきりしません。自分は悪くないのに誤解されたから仕方なく会見を開いている。自分は悪くないから、悪くないことを少しでもわかってもらうために説明するのです。それが言い訳と受け取られるので逆効果だと理解する客観性も欠落しているようです。謝罪会見で言い訳をしているのを見ると、憐れにすら感じてしまいます。

誰かが教えてあげない限り、次の失言をすると思いますから、生暖かい目で見守ってあげましょう。

失言しない対策

政治家ほど大事にならないとしても失言はだれにでもあり得ます。意図していない受け取られ方をして戸惑うような場面です。友達同士なら笑い話かも知れませんが、ビジネスの場面やそれ程親しくない人との会話で失言と受け取られると取り返しがつかないかも知れません。

そんなことにならないように、日頃から気をつけておくことが大切です。

一番は聞き手の方々の感覚を身につけることです。話す前に客観的にどのように受け取られるかを想定することが出来れば、その想定自体が的はずれでは無い限り致命的な失言は避けることが出来ます。

聞き手の感覚と客観性を身につけるということは、似たようなことですがこれら二つに気をつけることが大切です。

失言を繰り返す人達に誰かこのことを伝えてあげて下さい。

もしよかったら失言から日頃考えていることがわかる大臣の失言・辞任に思うもご参照ください