以前はアナログ思考とデジタル思考という思考の仕方の分類をしてみました。今回は自分の立ち位置、立場を認識の仕方から2種類に分類してみました。
天動説型思考
天動説型思考とは主観的に物事を捉えることしか出来ず、客観的に物事を考える能力が欠落している。全ての物事が自分中心で回っていなければ気がすまないわけでなく、自分中心で回っていると信じて疑わない考え方のことです。一言で言うと自己中心的な考え方の持ち主です。
本人に悪気があるわけではなく、他の物事のとらえ方があることを知らないのです。かつての人類が天動説以外を知らなかったようなものです。
自分中心と完全に思い込んでしまうと、自分が望むことは全て他の人が叶えてくれると信じて疑いません。小さな子供の多くは天動説型思考をしていますが、周りが思い通り動かないことを少しずつ受け入れ、地動説型思考に意向していくことが多いと思います。
地動説型思考
地動説型思考とは天動説型思考とは対照的に、物事を客観的に捉えることができ、バランス感覚に優れます。物事を俯瞰(鳥の目から見るように全体を眺めること)して捉えることができるため、誤解が少なく正確にとらえることができます。人の立場に立って物事を考えることが出来るため、折り合いのつく方法を探し出すことが出来ます。
多くの子供は天動説型思考をしていますが、成長と共に周りが思い通り動くわけではないことを受け入れて地動説型思考に意向します。他人の立場に立って考える、他人がどのように感じるかを考えることで地動説型思考を出来るように進化していくようです。
天動説型思考と地動説型思考の関係
天動説型思考をする人は地動説型思考をする人のことが全く理解できません。そもそも概念がないため、理解しようがないのです。地動説型思考の人は天動説型思考の考え方も理解できる場合がありますが、天動説型思考の考え方の度がこえていれば相容れない関係となってしまいます。
天動説型思考と地動説型思考の見分け方
何か望みがある場合、自分が動くことを考えるか、誰かがしてくれることを考えるかのどちらかです。自分が動くことを考えるのであれば地動説型思考、誰かがしてくれるのを待つのは天動説型思考だと思います。
対策
天動説と地動説では地動説が正しいようです。思考法でも人が動くのを期待するよりも自分が動くことを考える方が健全です。天動説型思考をしている人は、少しでも早く地動説型思考に意向するように頭を切り替える方がお得だと思います。
頭の切り替えにはアドラーの心理学がオススメです。