これから必要なのは何かをやめる勇気

これから必要なのは何かをやめる勇気だと思います。

これでの考え方は足し算の考え方でした。何かを足すことばかり考えていました。

そして何か失敗すると評価は掛け算でなされてしまいます。ゼロかマイナスをかけられてしまうのです。積み上げた分マイナスを掛けるとマイナス分も大きくなります。マイナスを恐れて何もしないことが、失敗しないという最大の得策と錯覚してしまうこともあります。大成功を狙うよりも大きなマイナスを避けるために、冒険をしない

何れにしても何をするのか、何をしないのかという観点がほとんどです。

これからはこれまでやってきたことの何をやめるのかを検討するべき時代に来ていると思います。これまでやってきたことを続けるのが一番楽な発想です。何故なら何も考えなくても、これまで通り続けるだけで良いのですから。通常は続けることに理由が求められることは少ないと思いますが、やめるとなると皆が納得する理由が必要となるからです。

本来ゼロから合理的に考えるのであれば、一つのことを続けることとやめることは対等なはずです。続けるメリット・デメリット、やめるメリット・デメリットを冷静に比較検討して続けるのかやめるのかを考える方が合理的です。続けるには理由が必要無くても、やめるには理由が必要となれば何事も冷静な判断をされることなく続ける方向に向かってしまいます。

要するに何事もやめるのは面倒でも続けるのは簡単なことが多いということです。

やめるのが面倒なことが判断を鈍らせてしまいます。

例えば新聞をとっている御家庭もあるかも知れませんが、大して読まなくなってもやめる機会をみつけられず惰性で取り続けているのは良くあることです。続けるメリット・デメリットとやめるメリット・デメリットを冷静に比較すると、案外これまで続けていた理由が惰性以外に見つからないこともあります。考えられるメリットは知人が新聞に載ったことを見逃して後日知っても記事を探せることくらいでしょうか?

他の例えで考えると、宣伝広告をこれまで長年行っていると、やめる機会を逃してしまっていることは良くあるようです。やめる検討すら考えたことも無いかも知れません。本来であれば宣伝広告は費用に見合った広告効果がなければ、即座にやめるべきものです。毎年宣伝広告を続けるかどうか、宣伝広告を始める場合と同様に検討し、効果の方が高ければ続ける方が得ですし、効果が低ければやめる方が得です。

何かを続ける場合には、やめるか続けるかを良く考えてから行う方が良いことが良いことがあります。惰性で続けてしまいがちですが、再度ゼロから考えて始めるかどうかを慎重に検討する方が良い思います。

何事も深く考えることなく楽をしたいという心理に引きづられてしまい、惰性で続けてしまいがちだからです。

最後に一番言いたいことは、糖質をやめる勇気を持ってもらいたいと思います。実際には糖質をやめる勇気ではなく、冷静に何故糖質を食べるのかをゼロから考えてみて欲しいと思います。糖質を続ける理由は何ですか?と自分に問いかけてみて欲しいと思います。

この糖質の問いかけが人によってはお酒だったりタバコだったり、もしかしたらギャンブルかも知れません。人によっては仕事なのかも知れませんが、やめる勇気と続ける理由について深く考えてみてください。

このように考えることが人生の転機になるのかも知れません。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。