安物買いの銭失いの諺(ことわざ)をヒントに新しい諺を考えました。安物は質が悪いため結局高くつくという意味の諺ですが、最近では企業努力と技術革新により安物だから使い物にならないと一概に言えなくなりました。100円ショップの品物は100円とは思えない商品も多数あります。現代では安物買いの銭失いは必ずしも当てはまらないのではないかと考えました。
そこで考えた新しい諺が安売り買いの銭失いです。安い物ではなく安売りだからと買っているとお金が減ってしまうという諺です。
物を買う際に、必要だから買う人と安いから買う人には違いがあります。
必要だから買う人はお金が貯まる傾向があります。安いから買う人はお金が貯まらない傾向があります。
必要だから買うというのはあれこれ必要だと考えてしまうとお金を使ってしまいそうですが、使い方を考えてから買うので無駄がありません。安いから買う人は買ってから使い方を考える傾向があります。流石にいくら安くても全く興味がない物は買わないとは思いますが、少し良いなと思う物が安いとつい買ってしまうのです。いくら安くても大して必要ない物まで買っているといくらお金があっても足りません。
自分にとって必要な物を自分にとって適正な値段で買うことがお金が貯まるコツだと思います。必要な物だと思っても、物を使うことが目的ではなく、ただ単に所有したいだけであれば一度良く考えてみるべきです。お金に余裕があるのであれば、所有することが目的でも良いかもしれませんが、お金を貯めようと考えているのであれば所有することが目的の物は買わないのが一番です。ただ安いからといって買ってしまうと後で後悔することになってしまいます。
買い物の一つのコツは、その物を買うことで何が変わるのかを考えることです。明らかに便利になるとか、時間を短縮することが出来るなどのメリットと買うお金として値段が適切かを考えると良いと思います。
安売りと言っても、そもそも元の値段設定が高過ぎたたけのことかもしれません。安売りした値段が本来の適正価格で、元の価格がボッタクリだっただけかもしれません。
安売りだから買うという発想は損してしまうので、安売り買いの銭失いと考え、気をつけるようにしましょう。