ステロイドが危険だと主張する人の心理

ステロイドが危険だと主張する人がいますが、2種類の心理が潜んでいます。

一つは良くわからないけれどステロイドが危険だと信じている人です。良くわからないけれど信じているという点で宗教を信じているようなものです。ステロイドに対する不安が高じて不安神経症に陥ると、自分では抜け出せなくなってしまいます。良くわからないけれどステロイドが不安で仕方なく、怖くて絶対にステロイドは使えないと考えてしまいます。宗教に妄信していることに似ています。

もう一つはステロイドの危険というのは口実で、他の目的を達成するための手段としてステロイドの危険を主張するのです。つまり大した危険は無いことはわかっていても、ステロイドの危険を主張することで何らかの利益を得ようとしている人達がいるのです。宗教での布教活動のようです。布教活動の妨げになるので、病院への受診をしないように仕向けるのが特徴です。

ステロイドの危険性は冷静な判断力があれば簡単に理解出来ます。使い方とステロイドの副作用の起こる確率、得られる効果のバランスを考えると怖くは無いはずです。冷静な判断力を奪うのも宗教の勧誘に似ていると私は思います。

ただ私は何を信じても自由だと思うので、ステロイドが危険だと信じている人の考え方を否定したりはしません。ただ冷静な判断をした方がお得なことを伝えるだけです。ステロイドの本当の姿を受け入れるか受け入れないかはその人の問題なので、私がとやかく言う問題ではありません。課題の分離という考え方です。

ただステロイドが危険だと主張する人の中には、自分の利益のために主張しているだけの人がいることを知っておいて欲しいと思います。医者の中にも自分の利益のためにステロイドが危険だと主張している者もいます。

ちなみにステロイドが必要な疾患の多くは糖質を控えることで大部分が改善しそうです。ステロイドが怖くて仕方ないなら、糖質を控えることをお勧めします。ステロイドを避けるより余程副作用は少ないと思います。ご参考まで。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。