糖質回避により様々な病気が改善することは間違いない事実です。しかしその理由はまだわかっていません。私は糖質を食べることで短時間で症状が悪化することから糖化産物が原因である仮説を立てています。他にも考えられる仮説は腸内フローラの変化によるものです(アトピー性皮膚炎やニキビなどは短時間で反応があるため否定的ですが、白斑や円形脱毛症などへの関与の可能性は考えられます)。
腸内フローラが糖質回避と関連があるかもしれないと考えた根拠
潰瘍性大腸炎には便移植が有効である。腸内フローラが変わることで病気が治ることがわかります。
マウスの実験ですが、肥満マウスの腸内フローラを正常マウスに便移植をすると肥満になるそうです。もしかしたら腸内フローラの影響で糖質依存に陥るのかもしれません。
また一か月食生活を変えるだけで人間の腸内フローラは変わるようです。
これらのことを考えれば、もしかしたら糖質回避により改善するアレルギーなどの免疫機能障害も腸内フローラの影響があるのかもしれません。
制御性T細胞が免疫機能障害には関わっているはずですが、影響を与えるのが血糖値なのか糖化産物なのか、それとも腸内フローラなのかはまだわかりません。私は糖化産物ではないかと思っていますが、糖質回避により腸内フローラの変化は起こるようです。腸内フローラが病気に何らかの影響を与える可能性も否定出来ません。
もし腸内フローラの変化が病気に関与するなら
腸内フローラの変化が病気に関与するなら、食事内容を変えることで病気を治すことが出来るようになるかもしれません。更に抗生物質を併用することで素早く狙い通りの腸内フローラを得ることが出来るかもしれません。