羽毛の産地偽装に思う 人はバレなければ嘘をつく

通常嘘はいけないことだとされています。本音と建て前という嘘はともかくとして、嘘をつくことにより信用を失うため嘘をつかないようにします。

多くの人は「嘘つきは泥棒のはじまり」として嘘をつくことを戒められて育ちます。嘘をつくのが当たり前の世の中だとわざわざ本当かどうか絶えず確認しなければならないため大変です。みんなが快適に過ごすために嘘をつかないようにするのです。

しかし現実にはお猿さんでも赤ちゃんでさえも嘘をつくさんのです。人間の大人が嘘をつかないと考える方がおかしいのです。

では通常人間が嘘をつかないのは何故でしょうか?それは嘘がバレると信用を失い相手をしてもらえなくなるからです。逆に言えばバレなければ嘘をつく可能性があるということです。

そこに嘘をつく隙が生まれてしまうのです。隙を無くすための一番の方法は嘘がないか確認することです。全てを確認するのが一番ですが、一部でも確認すると多くの人が嘘をつかなくなります。嘘が全くバレなければ、出来心で嘘をついてしまう人が多くなります。

私は嘘をつくことで利益を得ることは全て詐欺罪を適応すれば良いと思います。

食品でも産地偽装がありましたが、言ったもん勝ちで嘘がバレるはずがないと考えて嘘をついたのだと思います。建築分野でも耐震強度の偽装もありました。東京オリンピックのデザインの盗用もありました。世の中には様々な嘘が蔓延っています。

多くの場合、小さな嘘からはじまり、バレないことに味をしめて嘘が大きくなるのだと思います。

恐らく自動車の燃費の問題や排ガスの不正も同じだと思います。バレなければ誤魔化しておけば良いと考えてしまうのが人間です。性善説の考え方で制度設計をするのはただの怠慢だと思います。人は誰でも楽して儲けたいのです。

嘘をつくのを咎めても仕方がありません。嘘をつくのは確信犯で倫理観が低いのですから、バレるかバレないかのギャンブルをして負けたくらいにしか思っていません。咎めるよりも、懲罰的な莫大な罰金も含めて相応の対価を支払ってもらうことです。

そしてそのような嘘をつく隙を無くす方法を探すことです。隙を無くすことに協力すれば罰金的な意味合いの対価を減額するようにすれば、喜んで協力するのではないかと思います。嘘つきはそれくらいしか価値がないと私は思います。

今回の羽毛布団の産地偽装は、輸入量と販売量の違いから不正は明らかです。嘘をつく隙を無くすための対策は、抜き打ちで産地の徹底調査を行うなどです。嘘がバレる仕組みが作ってあれば、偽装は減るのではないかと思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。