謝罪について

謝罪について考えてみます。

謝罪とは悪いと自覚した場合に自分から行うものです。人から求められて行うものではありません。

謝罪を求めるのは相手が悪いと思っているからです。謝罪を求める目的は、何らかの償いを得ようとしているのです。過去の行いを責めることで何らかの償いを得る目的で謝罪を求めるのです。過去を利用して得をしようと考えると謝罪を求めるのです。どこかの国が数十年も前のことに対して謝罪を求めるのは、過去をお金にしたいのです。

関係改善が目的であれば、謝罪してもらう必要などありません。今後行き違いにより争いを起こさない枠組みを作ることこそ大切なのです。その取り組みの中で本当に悪いと自覚することが出来れば、自ら謝罪することに意味があるのです。

人から求められて行う謝罪に大した意味はありません。心から行う謝罪でなければ、言葉だけの茶番劇と変わらないのでは無いでしょうか?

様々な不祥事の謝罪会見を見ても違和感を感じるのは、言葉の端々に俺は悪くないと感じ取れるからです。試しに何が悪かったのですか?と質問してみると答えられないのでは無いかと思います。よく分からないけど謝っておく方が良さそうだと周囲の人達に諭されて謝罪会見をしているのが見え見えです。

過ちを2度と起こさない方法を探すことこそ、謝罪よりも大切だと私は思います。

そして常識ある人ならば、自分が過ちを犯せば謝罪せずにはいられないと思います。逆に過ちを謝罪できる常識ある人達と付き合いたいですね。そして自分自身も常識ある人でいたいと思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。