今日2016年5月27日は歴史に残る1日になると私は思います。
それは現職のアメリカ大統領がかつて世界で初めて原爆を投下した地、広島を訪れるからです。
1941年8月6日に原爆を投下し、人類の歴史に忌むべき1日を刻んでしまいました。続いて8月9日にも追加で投下しました。
確かに戦争を仕掛けたのは日本かもしれません。しかし日本人に対する恐怖からとはいえ、原爆を投下したことは事実です。その善悪を論じても意味の無いことです。謝罪を求めることも意味の無いことです。
何より大切なことは2度と原爆が人を傷付けるようなことを起こさないということです。任期が残り少ないことは残念ではありますが、現職のうちにアメリカ大統領として広島の地を訪れることに大きな大きな意義を感じます。アメリカ大統領が原爆をどのように感じ、原爆をどのように受け止めるのかはわかりません。しかし何らかの意味を感じてくれるのではないかと私は思います。日本とアメリカの思いのすれ違いが引き起こした最悪の結果が原爆です。その意味を改めて感じてもらえると良いと思います。
戦争という決して正常とは言えない心理における行為を、平和な時代の理屈で議論しても意味がありません。平和な時代において原爆が何を意味するのか、原爆を保有している国々はその責任を考えるべき時がようやくきたのです。
世界の平和の第一歩が今日から始まると私は考えます。私は本当の意味で今日戦争が終わる気がします。
明日からは平和の時代の幕があき、近い将来戦争なんて愚かなことをしていた時代があったらしいよと語り継がれる時代がやってくることを祈っています。私が生きている間に、戦争が歴史の教科書の中だけの出来事になってくれることを望んでいます。
今日はその大きな大きな第一歩だと私は思います。