国の行く末をかけた2人のチキンレース

国の行く末をかけた2人のチキンレースが行われています。どちらも望んでチキンレースを始めたわけではないと思いますが、結果としてチキンレースが繰り広げられています。チキンレースとはチキンが憶病者を表す言葉で、度胸試しのゲームです。元々はお互い向かい合って自動車を走らせ、恐怖を感じた方がハンドルを切り、先にハンドルを切った方の負けというゲームです。先にハンドルを切ると憶病者で負けというルールです。言葉や行動で挑発して先に軍事衝突をした方が負けというチキンレースを行なっています。

チキンレースの本当の勝ちはチキンレースから降りること。つまり逃げるが勝ちだと私は思います。少し前に流行ったドラマは「逃げるが恥」だそうですが、私は逃げるは勝ちだと思います。少なくとも負けではないと思います。

チキンレースを繰り広げる2人は逃げることは負けだと考えているのではないかと思います。一番の負けは軍事衝突、戦争に突入することです。軍事衝突や戦争になれば戦争の勝敗はつくかもしれませんが、失うものが圧倒的に大きく誰も得しません。その軍事衝突や戦争に至る可能性があるチキンレースは危険だし勿体無いと私は思います。

国の行く末をかけた2人とも戦争をしたい訳ではないことを祈っていますが、少なくとも戦争になれば被害が甚大になることはわかっていると思います。

チキンレースを繰り返すと何らかの偶発的な事柄で、軍事衝突が起こるかもしれません。ミサイルが狙った所からズレて領地に偶発的に当たってしまうことなどです。万が一人的被害が出てしまうと引くに引けなくなってしまいます。

グアム周辺に打つと警告したことを目的論で考えてみると、警告に対する反応を見極めることだと私は思います。本当に打ってしまうと取り返しはつきませんが、警告することでまずは反応を試しているのです。宣戦布告とみなすとの反応があれば思い留まるが、いつもと変わらぬ反応であれば試しに打ってみるか見極めているのだと思います。正にチキンレースです。

国の行く末をかけた2人のどちらからでも良いのでチキンレースから早く降りて欲しいものです。どちらが大人の人間かが問われていますが…。どちらも鶏だと…。

軍事衝突が起こりませんように。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。