多くの医者の落ちている大きな落とし穴

多くの医者は大きな落とし穴に落ちているようです。医者の落ちている大きな落とし穴とは病気は薬や手術で治すものという常識という名の思い込みです。ちなみに人類が陥っている大きな落とし穴は糖質依存という大きな大きな落とし穴です。常識にとらわれると、余程のことがない限りその常識の中から抜け出せなくなってしまいます。常識が間違いないという思い込みが激しければ激しい程、その間違いから抜け出せなくなっているのです。たまに常識にとらわれない発想が出来る人がいますが、俗に天才と言われる人達です。

本来なら医者は科学者であり、天才でなくてもその思い込みを排除して事実だけをもとに論理的に思考すべきです。しかし多くの医者は長年積み重ねた医学の常識という思い込みから抜け出せず、教科書や権威のある人達が言ったことを鵜呑みにしてしまいます。

医者が陥っている一番大きな落とし穴は病気は医者が治すものです。治すためには薬や手術をするしかないと思い込んでいるのです。薬や手術で治すしかないと思い込んでいると、他の手段を探すという発想が出来ません。何故なら心理的に盲点になってしまうからです。あるはずのない物と思い込んでいるため、探すという発想に至らないのです。

落とし穴に落ちている理由

多くの医者が落とし穴に落ちてしまっているのは、人間の身体は複雑だから病気も複雑だと思い込んでいることです。

複雑に絡み合った病気を治す為には、病態(病気の起こる仕組み)を解明し、その仕組みを止める新たな仕組みを作るしか無いと思い込んでいるのです。

根本原因を突き止めることが出来ないため、薬や手術という対症療法をしているに過ぎません。いわば薬や手術で誤魔化しているだけのことです。確かに根本的な治療法がなければ、次善の策として止むを得ず行う手段です。落とし穴を言い換えると次善の策に過ぎない対症療法を最善の治療法だと思い込んでいることです。

もう一つの落とし穴は確実に治る方法しか認めないということです。全員が治る方法しか認めようとしないところに問題があります。患者さんにとっては元々治すことが出来ない病気であれば、副作用もない方法であれば少しでも改善する可能性のあることは試してみたいはずです。しかしそのように考えることが出来る医者は少ないようです。

落とし穴から抜け出した実例

思い込み・盲点を突破した実例が、江部先生が提唱されている糖尿病における糖質制限であり、夏井先生が提唱されている傷に対する湿潤療法です。

糖尿病は血糖値を直接押し上げる糖質を食べているから発症し、糖質を控えると治るというシンプルな理屈です(参考:2型糖尿病が薬無しで治りました)。傷口は湿っていないと治ることが出来ず、消毒は細菌は生き残り治癒細胞は死滅するため消毒しない方が早く治るという理屈です。

落とし穴から抜け出す方法

一言でいえば常識を疑うことです。例えばアレルギーは治らないと世間一般では言われていますが、そのことを聞いて治らないと信じてしまえば治し方をわざわざ自分で探すことはないでしょう。しかし治るはずだと常識を疑うことが出来れば、少なくとも落とし穴から抜け出す可能性を探すことが出来ます。(詳しく知りたい方は常識革命の起こし方をご覧下さい)

私はアレルギーは食べ物・食べ方が根本原因だと考えています。その根拠は糖質の食べ方の工夫1つで治る人達がいることです。残念ながら糖質の食べ方だけでは全員が治る訳ではないため、糖質だけが原因ではなく、原因のうちの1つのようです。他の因子は現在検索中です。アレルギーの治る食べ方とは血糖値の上がりにくい食べ方です(参考:血糖値の上がりにくい食べ方 2017年版、)。そしてもう一つはビタミンやミネラル不足です(参考:マルチビタミン&ミネラルの勧め)。

私は食べ物だと疑っているから検索することが出来るのです。原因が食事にあると疑うことか出来ない医者には一生かかっても落とし穴から抜け出すことはできません。

ちょっとした視点の違いです。少しだけ常識から視点をズラすだけで落とし穴から抜け出すことが出来るかもしれないのです。

多くの病気が食べ物や食べ方によって引き起こされているかもしれない。そう疑うことからはじめてみましょう。例えば糖尿病のように糖質の食べ方を間違うと人によって発症するように、他の病気も食べ方を間違うと人それぞれ異なる病気を発症しているに過ぎないのかもしれません。今私はそのような発想で病気を治す食べ方を探しています。いくつか見つけることが出来ました。

少なくとも糖尿病や高血圧、アトピー性皮膚炎、ニキビや円形脱毛症は糖質の食べ方で改善が期待出来ます。そのような視点で病気を考えてみて下さい。

 

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。