食パン2枚とふわたまオムレツの食後血糖値

かなり以前にフリースタイルリブレを使って実験していた内容をパソコンの中で見つけたので掲載することにします。

以前は食パン2枚とこだわりたまごのサンドの血糖値を比較してみましたが、今回は食パン2枚とふわたまオムレツとスライスチーズを食べた血糖値を調べてみました。

食べたもの

5枚入りのセブンブレッド

このうちの2枚を食べてみました。

卵2個で電子レンジで作るオムレツです。
スライスチーズも1枚一緒に食べてみました。

食パン・オムレツをそれぞれ食べるとタイミングがずれるだけで血糖値が上昇することが予想されるため、同時に食べるように心がけました。

水分の影響(参考:おにぎりとお茶の食後血糖値食パンと水500ml・牛乳500mlの食後血糖値)を避けるため食後2時間は水分を摂らずに実験を行いました。

結果

このままでは高いのか低いのか判断がつかないため、食パンだけとふわとろオムレツだけと比較してみます。

食パンだけ食べるよりも下がりました。
163mg/dlまでは上昇しています。

考察

おにぎりと唐揚げを食べた場合(参考:おにぎりと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い)と同様に、糖質だけ食べると血糖値が上昇し、糖質以外のものを一緒に食べると血糖値が上昇しにくいことがわかりました。

食後血糖値はブドウ糖の元となる糖質の量によって決まりますが、ブドウ糖の腸での吸収速度を緩めてくれる(邪魔してくれる)タンパク質・脂質を同時に食べることも影響するようです。ブドウ糖の吸収を邪魔するタンパク質や脂質・食物繊維が少量だとほとんど邪魔できない可能性が高いため、タンパク質や脂質・食物繊維を出来るだけ多く同時に摂取する方がよさそうです。具体的には厚切りの食パンにスライスチーズ一枚だと恐らく血糖値が上がってしまうだろうということです。

食後血糖値に興味が有る方は、今ではアマゾンでフリースタイルリブレを購入することが出来ますので買ってご自分で試してみてください。

しばらくリブレでの実験を控えていましたが、リブレの使用期限が切れてしまったため使用できるか試しに使ってみました。いくつか実験になる食べ方をしてみたので少しずつ掲載していきたいと思います。

イボ(尋常性疣贅)がナスビで治る?


イボ(尋常性疣贅)とはパピローマウイルスによって引き起こされる腫瘍性疾患です。一般的な治療法は液体窒素による冷凍凝固ですが、治療に時間がかかることもある疾患です。

イボが糖質回避によって改善することがわかってきましたが、糖質回避だけではうまくいかないこともあって困っていました。(イボを食べ方で治したい方は、水イボ(伝染性軟属腫)の食事での治し方を参考にしてみてください。水イボとイボでイボの種類は違いますが、ウイルスにより腫瘍化するという共通点があり、食べ方での治し方は同じです)

今回ご紹介するのは野菜のナスビ(茄子)を輪切りに切ってイボに貼り付けるという方法です。
学会報告があり患者さんに試してみてもらうと不思議な程治ります。一番劇的な方は年単位のイボが1週間で治ってしまいました。

やり方

5mm程度にスライスしたナスビを貼り付けてシールで固定します。
夜だけでも貼って眠るようにしてみてください。
夜だけ貼っても改善しない場合には、昼間も貼るようにしてみてください。

結果

別の方ではありますが、著明に改善した方がおられます。

3日程度貼って1週間でとれたそうです。

すりおろし法

ナスビを輪切りにして直接貼る方法とは別に、ナスビをおろし金ですりおろして、染み出した汁を貼り付ける方法もあります。どうやらこの汁の中に治す成分があるようです。イボの大きさに切ったガーゼにすり下ろした汁をたっぷりしみこませて絆創膏で固定すると良いようです。汁が余りないようであれば、すり下ろしたナスビを直接貼り付けてみても良いと思います。

良くならない場合

残念ながら全員が治る訳ではないようです。もし輪切りにしたナスビを貼って治らない場合、ナスビをすり下ろした汁をガーゼなどにしみこませてイボに貼り付ける上記の方法で改善された方もおられます。他には輪切りにしたナスビ、すり下ろしたナスビとも、夜だけ貼っても改善がみられなければ朝晩貼ってみるのも選択肢の一つです。
全く別の方法としては糖質の食べ方を工夫してみてください(参考:水イボ(伝染性軟属腫)の食事での治し方)。一般的な液体窒素での冷凍凝固なしで食べ方だけで治った方もおられます。
他にもマルチビタミン&ミネラルを摂ってみる方法や、塩分を楽しむ料理を避ける食べ方を試して治った方がおられます。参考にしてみてください。

『禁塩』の勧め

今回私が提案するのは『禁煙』ならぬ『禁塩』の勧めです。世間一般でよく言われるのは『減塩』ですが、書き間違いではなく塩をやめる『禁塩』の提案です。

世間一般では塩によって引き起こされる病気は高血圧くらいですが、他にも多くの病気を引き起こすことがわかってきました。塩による病気を避けるためにわかりやすい塩の対策を考えてみることにしました。考え出したのが『禁塩』です。
『禁煙』はタバコを文字通りやめることですが、『禁塩』は塩を完全にやめることを提案したいのではありません。嗜好品であるタバコと違って日常摂る食事の味付けにも使われる塩を全く摂らないことは限りなく不可能に近いからです。塩は調味料だけでなく、そもそも食材としての肉に0.1%程含まれているため、文字通りの『禁塩』を実践するのであれば、肉を一切やめて野菜を摂るしかありません。しかも塩の味付けなしで野菜ばかり食べる生活を送る必要があるからです。そのため文字通りの『禁塩』生活を実践することは現実的ではありません。

私の提案する『禁塩』とは以下の通りです。

『禁塩』とは?

私の提案する『禁塩』とは味噌汁やスープ類などの汁物や漬物・タラコや明太子、塩ジャケなどの塩を楽しむ料理を禁ずることです。つまり私の提案する『禁塩』は塩を禁ずるのではなく、塩を楽しむ料理を禁ずることです。

私の提案する『禁塩』を実践するだけで塩の摂取量を比較的簡単に減らすことが出来ます。何故なら塩を嗜好品のように楽しむ料理を避けることが出来るため、単純に塩の量を減らすことが出来るからです。逆に言えば、日本人が塩分を摂り過ぎているのは塩を楽しむ料理を日常的に楽しんでしまうからです。

言葉の上では塩を楽しむ料理を禁じる『禁塩』ですが、実際には自分の意志で塩を避けるので『塩分回避』が適切な言葉だと思います。『きんえん』は一般的に『禁煙』で広まっているため、塩を禁じる『禁塩』という言葉のインパクトが大きいと思い提案してみることにしました。
『減塩』ではなく、『禁塩』として塩を楽しむ料理について立ち止まって考えて欲しいのです。

減塩がうまく出来ない理由

一部の先生達が躍起になって減塩を推進していますが、なかなかうまくいきません。何故なら『塩中毒』あるいは『塩依存』の人達がいるからなのです。依存状態の人が少量だけで我慢出来ることはありません。そもそも少量で我慢出来れば依存状態ではありませんし、塩の摂り過ぎで悩むことはありません。むしろ少量で我慢出来ないことが診断基準でもあります。高血圧などの病気になるとわかっていてもやめられないという項目も診断基準の一つの項目です。(依存症の診断基準はこちらに掲載しています)
(参考:減塩が難しい理由、減塩に失敗する理由

『禁煙』や『禁酒』はあっても、『減煙』や『減酒』がないのも依存状態の人が自分で摂取量をコントロール出来ないことに由来します。少し摂ると余計摂りたくなってしまうのです。
炭水化物を少量摂ると余計お腹が空くのも同じ理屈です。少し食べると余計お腹が空くような錯覚に陥るのは、糖質依存が引き起こす錯覚に過ぎません。しかしその錯覚に逆らえなくて食べ過ぎてしまうのです。

塩を少し摂ると余計摂りたくなってしまいます。そのため減塩味噌や減塩の醤油、減塩の塩鮭などは無意味です。塩を摂るための誘い水にしかなりません。減塩の味噌汁にしても塩を取り始めると誘惑に負けて結局醤油をかけてしまったり、塩をかけてしまったり、せっかくの減塩の味噌汁にも関わらずおかわりしてしまったりしてしまいます。結果として減塩が成功しないのです。

依存対象を少量摂ると余計欲しくなってしまうことに由来しています。

塩分依存の対策

一番の対策は最初の少量を摂らないことです。だからタバコに対しては『禁煙』であり、お酒に対しては『禁酒』なのです。その延長線上に塩に対する『禁塩』の考え方を理解してもらうのです。

塩がやっかいなのは何にでも入っていることです。そして美味しいことです。少し取り始めると余計摂りたくなるため、そもそもの塩を摂らない。少なくとも塩を楽しむ料理、具体的には味噌汁やスープ類、漬け物、明太子・タラコ、塩鮭などは避けましょう。それが結果として一番の『減塩』に繋がります。

フリースタイルリブレがアマゾンで

血糖値が病気に与える影響はそれほど大きくはないのとがわかってきたため、最近では血糖値を測ることはありませんでした。
いつのまにか私が装着して血糖値の推移を報告していたフリースタイルリブレをアマゾンで購入出来るようになっていました。

フリースタイルリブレは装着したままお風呂に入ることも出来るので安心です。

2個組みもありますが、掲載時点で何故か上記の製品2個より高くなっています。

フリースタイルリブレを起動するためにはリブレリーダー・読み取り装置が必要です。

血糖値が気になる方はフリースタイルリブレを装着してみることをお勧めします。
食後の高血糖を目の当たりにすると怖くて糖質を食べることは出来なくなります。
少なくともおにぎりとお茶という組み合わせは絶対に出来なくなるでしょう(参考:おにぎりとお茶の血糖値)

ちなみに糖尿病と診断されても主食をやめるだけで血糖値は速やかに下がります(参考:糖尿病が薬なしで治りました)

血糖値が気になる方は購入してみてください。
どんな食べ物や食べ方が血糖値を押し上げられるか目に見えてわかるため、対策が立てやすいです。

熱中症になりやすい人 ~カフェインの嗜好~

熱中症になりやすい人と熱中症になりにくい人がいます。以前書いたのは体質的に熱中症になりやすい、喉が渇きにくい人のことです。今回は嗜好の問題を書いてみたいとおもいます。

嗜好とはカフェインのことです。

カフェインを摂取する人

カフェインを摂取すると熱中症になりやすくなります。何故ならカフェインには利尿作用があるため、身体の水分バランスを崩してしまいます。利尿作用がある食事や飲み物をわざわざ摂る人がいますが、利尿作用とは即ち、身体の水分を余分に捨ててしまうことを意味します。いわば身体の水分量の設定値をカフェインが少なく誤魔化してしまうようなものです(私はカフェインに錯覚させられるので、カフェインに酔ったような状態と理解しています。)。私もその利尿作用に期待してコーヒーを摂っていましたが、身体から水分を無理矢理絞り出すようなイメージです。結果として脱水に陥るようです。

更に悪いことに、カフェインによって水分を捨てられてしまうにも関わらず、カフェインに酔ったような状態(水分の設定値が少なく誤魔化されている)なのでカフェインの効果があるうちは喉は渇きません。このことに私が気づいたのはコーヒーを一日に一リットル程度飲んでいた状態から、私の罹患した病気との因果関係に気づいて突然コーヒーをやめたからです。コーヒーをやめてから、無性に喉が渇いて仕方がなかったのです。これまで経験したことがないくらい喉が渇いてしまいました。ここで気づいたのが、カフェインが水分バランスを誤魔化すことです。コーヒーのカフェインによる利尿作用によって極端な脱水状態にも関わらず、カフェインに酔ったような状態のせいで身体の水分量が少ないことが認識出来なかったようです。極端な脱水状態でカフェインの効果がなくなったので、突然水分量が少ないことを身体が認識して喉が無性に渇いたのだと思います。カフェインによる酔いから覚めたような状態をイメージしました。

私の経験からは、カフェインが喉の渇きを感じることを邪魔してしまいます。水分バランスを崩してしまうことも問題です。熱中症になり得る夏の間はカフェインは控える方が良さそうです。

カフェインを摂っているうちは、身体の水分バランスは既に脱水気味なのです。

特に先日書いた喉が渇きにくい人は、少なくとも夏の暑い間だけはカフェインはとらないようにする方がお得なようです。

 

熱中症になりやすい人 ~喉が渇きにくい人~

世の中には熱中症になりやすい人となりにくい人がいます。
熱中症になりやすい人と熱中症になりにくい人がいることは余り知られてはいないようなので、熱中症になりやすい人が特に熱中症を気をつけるために書いておきたいと思います。残念ながら教科書にも書いてはありませんし、テレビなどの報道でも言われてはいません。しかし熱中症になりやすい方にとっては命に関わる大切なことなので書き留めておきたいと思います。
一つは体質的なものであり、一つは嗜好の問題です。

今回は体質的なことについて書いてみます。

熱中症とは?

高温の際に起こる身体の異常の総称のことです。
人間は気温が高くても体温が上昇しないように体温を下げる仕組みが備わっています。様々な原因(多くは脱水)により体温を下げる仕組みがうまく機能しなくなってしまった状態が熱中症です。(詳しくはウィキペディアをご参照ください)。
最悪の場合死に至る病気でもあるため、何よりも予防が大切です。

喉が渇きにくい体質

私の場合

体質的に熱中症になりやすい人と熱中症にはなりにくい人がいます。熱中症になりやすい人の一つは喉の渇きにくい人のことです。熱中症になりにくい人とは、普通に喉が渇く人です。

実は私自身が喉が渇きにくい体質のため、偶然この喉が渇きにくい体質に気づくことが出来ました。自分自身の喉が渇きにくいという自覚はりませんでした。何故なら喉の渇きは主観的なものなので人と比較することが出来ないからです。

私の場合、食事の時以外で水分をわざわざとることはありませんでした。喉が渇かないからです。水分を摂らなくて済むと診療の途中でトイレにいく必要がないため、水分をとらない方がお得でした。少なくとも診療を中断しなくて済むので都合が良かったのです。まさか水分が少ないと病気になるとは思っていなかったので驚きました。偶然水分が少ないと病気になることに気づいたことから今では小まめに水分を摂るようにしています。(参考:痛風発作の本当の原因

自分自身が喉が渇きにくい体質に気づいてから思い返してみると、子供の頃にはよく汗をかいていましたが、最近では余り汗をかくことがありませんでした。汗をかきにくい体質に変わったのかと思っていましたが、脱水のため汗をかきにくくなっているだけでした。その証拠に意識して水分を摂るようにしたところ、子供の頃のように汗が噴き出すようになりました。私の場合、喉が渇きにくいので普通の状態で汗をかくことが難しい程度の脱水状態のようです。

患者さんの場合

そして多くの患者さんとお話をしていてわかったことですが、喉が渇きにくい方が意外にも多いことです。
お話をしていると余り水分を摂らない自覚のある方もおられますし、自覚がなくて1日に飲む水分量を確認することでわかる場合もあります。
日本人の中に一定の割合で喉が渇きにくい方がおられるとは思いますが、喉が渇きにくい方に病気が多い可能性を考えています。だから何らかの病気により病院に来られる患者さんには、喉が渇きにくい方が多い可能性があるのです。統計をとった訳ではないので、現時点で私の印象に過ぎませんが、アトピー性皮膚炎やニキビやイボの方には喉が渇きにくい方が多いように思います。もしかしたら花粉症の方も喉が渇きにくい方が多いのかもしれません。

通常人は水分が足らなくなると喉が渇くことで自然と水分を摂るように促されます。しかし体質的に喉が渇きにくい人がいるのです。私自身の喉が渇きにくいことに偶然気づいたことから、喉が渇きにくい体質の方がおられることがわかりました。
私自身も経験したことですが、困ったことに多くの方に喉が渇きにくいという自覚がないことが一番の問題です。

喉の渇きに強い

喉が普通に渇く人からすれば、熱中症になる前に喉が渇くだろうと思ってしまいます。確かに私も含め、喉が渇きにくい人も喉が全く渇かないという訳ではありません。いわば喉の渇きに強いのです。少し酷な言い方をすると喉の渇きに対して鈍いのです。喉が渇きにくい人が喉が渇いた時には、普通に喉が渇く人からすればもの凄く喉が渇いた脱水状態なのです。私の場合は自分では喉が渇いているとは思わない程度でも汗が出にくくなるのですから、喉が渇いた時点では恐らく全く汗が出ないのではないかと思います。

熱中症とは体温を下げる機能がうまく働かないことで発症しますが、喉が渇きにくいことでいつのまにか脱水に陥り、発汗がうまくできないことで体温を下げることができず熱中症を発症してしまうようです。
不思議なことに喉が渇きにくい方は、汗をかけなくなるほどの脱水に陥っても喉が渇かないのです。
普通の喉の渇き方の人であれば、汗が出せなくなる前に、ちょっとした脱水の時点で喉が渇くため、出来る限り水を飲もうとします。つまり普通の喉の渇き方の人は汗が出なくなる前に喉が渇くので、意識せずに水分補給を自分できるのです。そのため熱中症にはなりにくいのです。

喉の渇きにくい人は喉が渇かないので、喉が渇きにくい体質を意識しなければいつのまにか脱水に陥ってしまいます。

気づいた経緯

一方喉の渇きにくい人は脱水で汗が出にくくなっていても喉が渇きません。少なくとも私の場合は汗が出にくくなっても喉が渇かないのです。このことに何故気づいたかと言えば、喉が渇いてはいませんでしたが脱水かもしれないと水を1ℓ飲んでからしばらくすると汗が噴き出した経験があるからです。このことから汗をかけない程の脱水であったことに気付きました。こまめに水分を摂ると子供の頃と同様に汗をかきます。

喉の渇きにくい体質の見分け方

ここまで読んで頂けた方には喉の渇きにくい体質の方がおられることを多少なりとも御理解頂けたのではないかと思います。
ただ普通に生活していると自分自身が喉が渇きにくい体質なのか誰が喉が渇きにくい体質なにかはわかりません。何故なら他人と入れ替わることが出来ないので、他人の喉の渇き具合を体験することは不可能だからです。つまり喉の渇きは主観的な感覚なので比較できないから、一工夫しないとわからないのです。

自分とは異なると気づくとすれば、家族など長時間一緒に生活する人が水を飲まないと気づくことがあります。ただ喉の渇き方が自分とは思いもしないので、水を飲まない人だなと思う程度で終わってしまいます。

簡単な見分け方

食事以外で水を飲むか飲まないか?

食事以外で水を飲まない方は、恐らく喉が渇きにくい体質だと思います。
患者さんで食事の時にも水を飲まないという方もおられて大変驚きました。私は食事以外水分をほとんどとっていませんでしたが、喉が渇きにくい体質だとは思いもしませんでした。

食事の時意外に水分を摂らない方は喉が渇きにくい可能性が高く、夏でも食事の時以外に水分を摂らない方は喉が渇きにくい体質の可能性が極めて高いと思います。

汗をあまりかかない

体質的に汗をかきにくい方もおられるかもしれませんが、もしかしたら喉の渇きにくい体質で脱水になっているため汗をかくことが出来ないのかもしれません。
試しに体格に応じて500ml~1ℓ程度水を飲んでみて、しばらくして汗をかくようになれば喉が渇きにくい体質確定だと思います。その場合汗をかきにくい体質な訳ではなく、汗をかきたくても脱水で汗をかけない熱中症一歩手前の状態です。

意識して水分を摂るようにしてみてください。

お酒を飲んでも飲み始めしばらくはトイレに行かない場合

以前私が経験したことです。
ビールを飲んでいましたが、飲み始めてしばらくの間トイレに行きませんでした。他の方から不思議がられる程トイレにいきませんでした。途中からしきりとトイレに行くようになっていました。
当時理由はわかりませんでしたが、今となっては単純明快です。喉が渇きにくい体質のため脱水に陥っていたのです。飲み始めの頃は飲んだ分が脱水分の水分補給にまわり、脱水が満たされた時点でようやく尿が作られはじめるからです。
脱水が解除されてからは、アルコールの利尿作用でトイレが近くなります。

本来であればビールを飲んだら飲んだ分、トイレに行きたくなるはずです。利尿作用の分すぐに行きたくなるはずです。飲み始めにはトイレにいかず、途中からトイレに行くようになるのはベースが脱水気味、つまり喉が渇きにくい体質の可能性が考えられます。

他にもあると思いますが、現時点で思いつくのはこれくらいです。思いついた時点で追加していきたいと思います。

喉の渇き方はひとそれぞれです。喉の渇き方は主観的なことなので他人と比較することはできません。そのため一歩立ち止まって自分の体質について考えてみるようにしましょう。もし自分自身が喉の渇きにくい体質であれば、熱中症になりやすい体質でもありますので、喉の渇き方に惑わされずに意識して水分をとるようにしましょう。

73回目の広島原爆の日

今日は73回目の広島原爆の日です。

73年前様々な事柄が重なり、残念なことに広島に原爆が落とされました。 

日本は被害者でも有りますが、戦争を仕掛けた加害者でもあります。

戦争は武力をもって勝ち負けを決めることは出来ますが、動物の縄張り争いと本質は変わりません。動物の縄張り争いと戦争が異なるのは相手を殺してしまうことです。動物の縄張り争いは勝ち負けを決めることが目的なので、勝敗が決まればそれ以上の攻撃を加えません。何故なら縄張りを守るあるいは奪えばそれ以上の欲はないからです。人間の引き起こす戦争は集団で行う争いのため、個々の争いの勝ち負けでは勝敗が決まらないため、より多くの人を殺すことに繋がります。武器を使い、いかに大量に相手の命を奪うかが争われることになります。

この点で賢いはずの人間は動物よりも愚かな存在のようです。何故なら人間は必要以上に相手を傷つけるからです。しかも人間には他の動物にはないお互いの考えを伝えることの出来る言葉というツールがあるにも関わらず、武力で争うからです。言葉を持つ人間なのですから、本来なら力で争うことなく、言葉で話し合うべきです。

戦争の根底はお互いのことを理解出来ないことからはじまると思います。相手の考え方がお互い理解出来ないから争いになります。何人たりとも自分の考え方を一方的に押し付けることなく、相手の考え方を尊重し、その上で折衷案あるいはお互いの妥協案を見出すようにすれば争いの多くは解決します。このように考えれば各個人の争いは勿論避けることが出来ますし、国同士の争いも避けることが出来るのではないかと思います。

賢いはずの人間なのですから、争いを力で解決するような動物的な行動から、争いを知恵で解決する人間的な行動を出来るような世の中になって欲しいですね。

争いの最悪の結末である原爆が、二度と使われることのないように祈っています。

私は核兵器廃絶よりも核兵器の必要ない、争いのない世の中になることを望んでいます。つまり積極的に廃絶しなくても、争いがないから核兵器など無駄だと判断されて手放されるような世の中を望んでいます。

私の生きている間に核兵器が無意味な存在になることが実現すると良いですね。

断水の時のお勧めの水分の摂り方

呉市の一部、江田島市全域では断水になり水の供給が止まっています。
給水車は各地で給水を行っていますが、どうしても水に限りがあるのが現状です。
そのこともあり、お勧めの水分の摂り方を提案してみたいと思います。

端的に言えばカフェインを含むものはやめておくということです。もう一つは水を少しずつ飲むことです。そのことを解説していきます。

具体的にはコーヒー、紅茶はもちろん、緑茶・ウーロン茶、ほうじ茶などのお茶も控える方がよさそうです。スーパーやコンビニでは水が売り切れてはいますが、緑茶やウーロン茶、ほうじ茶は出来るだけ買わない方が良さそうです。

カフェインで様々な病気になることがわかってきたため、糖質を控える糖質回避教とうい考え方に引き続きカフェイン回避教なるものを提唱しようかと考えている程です。

断水時カフェインを控える方が良い理由

カフェインをとるとカフェインの利尿作用により排尿が促されてしまいます。結果として身体は脱水になるため、余計喉が渇いてしまうからです。カフェインを摂るとトイレが近くなると感じるのはカフェインの利尿作用によるものです。

カフェインは身体の水分バランスを変えてしまうことで、身体の水分を出すように仕向けてしまうようです。カフェインが効いているうちはカフェインが水分バランスを変えているので喉が渇きませんが、カフェインの効果が切れると余計に喉が渇いてしまいます。

どうしても喉が渇いて仕方がない時には、何も飲まないよりはカフェイン入りの飲み物を飲む方が良いかもしれませんが、カフェインが入っていない飲み物の選択肢があればカフェインの入っていない飲み物にする方が良いと思います。

依存性

カフェインを避ける方が良いのは依存性です。一度カフェイン入りの飲み物を飲み出して依存状態になるとやめられなくなることです。タバコを吸い始めるとタバコをやめられなくなるニコチン依存と同様に、カフェインを摂り続けるとカフェイン依存になってしまいます。私がコーヒーをやめる際に経験したのは、非常に喉が渇くことです。カフェインが切れると喉が渇いて次のカフェインを摂るように脳に働きかけるようです。

この中毒性に目をつけて売るためにカフェインをわざわざ入れている商品もあるほどです。

少なくともカフェイン入りの飲み物は続けて飲まない方が良いと思います。

水分を少しずつ摂る方が良い理由

水分は少しずつ摂る方が良いのですが、その考え方には理由があります。一度にまとめて水を飲むと余分な水分が尿となって速やかに排出されるだけだからです。少しずつ摂る方が良いもう一つの理由は、この時期汗をかいてしまうからです。せっかく水を飲んでも余分な水分は速やかに尿として排出され、その後汗をかいてしまうと脱水に陥るからです。その点少しずつ摂ると、同じように余分な水分は尿として排出されはしますが、尿も少しずつ排出します。その途中で汗をかいても、尿として排出する量を減らすことで調整が出来るからです。

7/8 16時時点、呉駅周辺のお店情報

大雨の影響により呉市、江田島市、坂町は甚大な被害が出ています。

お休みの店舗や営業している店舗がバラバラなため、情報を求めている人にとって多少でも参考になればと考えてわかっている範囲で書いておきます。

【営業中】

ジョイフルは通常通り営業中でした。断水で食事にお困りの方はジョイフルで食事が出来るようです。

フレスタは営業していますが、20時で閉店のようです。お惣菜やお弁当はほとんどありませんでした。並べた端から売れているようです。

お正月でさえ開いているドコモが閉店されていました。携帯電話が不通のため出来ることがないので閉店されているのかもしれません。ということは携帯電話の復旧にはかなり時間がかかりそうです。少なくとも今日復旧する可能性は全くないということなのかもしれません。

【閉店中】

ココスは断水の影響で閉店でした。

ケンタッキーフライドチキンも閉店でした。

呉駅ビルの飲食店はお休みです。
1階:徳兵衛、ちから、駅膳
2階:大和珈琲、ロッテリア、ボストン

【お弁当情報】

16:00の時点で呉駅前店、パートインJR呉駅店(呉駅ビル)のセブンイレブンはお弁当などは一切ありませんでした。恐らく入荷がないようです。

16:00の時点で文化センター前のローソンにはお弁当が入荷していました。棚がいっぱいになるほど入荷してもすぐになくなると店員の方が言われていました。次の入荷は未定とのことでした。少なくともローソンの物流は動き始めたようです。お弁当をお求めの方はお近くのローソンに行ってみられると、入荷しているかもしれません。

 

水イボ(伝染性軟属腫)の食事での治し方

水イボ(伝染性軟属腫)とはウイルス感染によって生じる良性の皮膚腫瘍です。ほとんどが小児に発症し、大人で発症することはごく稀な疾患です。放置しても1〜2年で自然治癒する疾患です。少し前まではプールに入らせてもらえなかったため、お子さんが泣き叫びながらも摘除することが一般的な治療でした。しかし日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会・日本皮膚科学会が、平成27年5月に水イボ(伝染性軟属腫)はプールに入っても構いませんという統一見解を出しました(参考:皮膚の学校感染症)。この統一見解が出た時点で、水イボを理由にプールを禁止する正当な理由が無くなりました。幼稚園や保育園、小学校、プール教室の先生方が、医者でもないのに水イボを理由にプールを禁止するのは病気に対する差別でしかありません。プールでうつるだけでなく、服を着ている日常生活でもうつります。感染をどうしても予防したいのであればプール禁止だけではなく出席停止が必要ですが、命に関わる病気でもない疾患に対して出席停止は現実的とはいえません。確かに感染予防として、接触感染なのでビート板や浮き輪などの共用を避けるという配慮は必要ですが、根拠に乏しいプール禁止は意味がありません。何故ならプール以外でも接触する機会があればうつるからです。

かといって自然治癒を待っていては1・2年かかってしまいます。
水イボが増える人と水イボが減る人の食べ方のパターンを見つけました。
まだ完全にではありませんが、一つの食べ方の指針にはなると思いますので提案してみます。

炭水化物・糖質の食べ方

特定の食べ物を食べると水イボになる訳ではありませんし、特定の食べ物を食べると水イボにならない訳でもありません。
水イボが増える原因は食べ物ではありません。食べ方が問題だったのです。

血糖値の上がる食べ方が問題でした。
水イボになりやすい食べ方は以下の二つです。

・糖質だけ食べること(参考:血糖値の上がりにくい食べ方2017年版
・食後すぐにお菓子・果物を食べること(参考:血糖値の上がりにくい食べ方2018年版

つまり糖質ばかり食べているお子さんや、糖質を一度に大量に食べているお子さんが罹患しやすい傾向にありました。

感染をきたす原因が血糖値が上がることなのか、血糖値の上昇を抑えるためのインスリンによるものなのかはまだわかりません。私はインスリンが免役抑制をきたすのではないかと疑ってはいますが今のところまだわかりません。
血糖値そのものなのが原因、血糖値を下げるためのインスリンが原因いずれにしても血糖値が急上昇する食べ方が水いぼを誘発する原因の一つのようです。

お勧めの食べ方

お勧めの食べ方の詳しくは血糖値の上がりにくい食べ方2017年版血糖値の上がりにくい食べ方2018年版をご参照いただくとして、簡単に書いておきます。

血糖値の上がりにくい食べ方2017年版
~糖質だけ食べない~

2017年版に書いてあるのは炭水化物・糖質だけを食べないことです。
具体的にはパンだけ食べたり(参考:食パンとたまごサンドイッチの食後血糖値の関係)、おにぎりだけ食べたり(参考:おにぎりと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い)、うどんだけ食べたり、カップラーメンだけ食べる(参考:カップラーメンと牛皿を交互に食べた食後血糖値)ことをしないことです。糖質以外の食材と一緒に食べることで血糖値の上昇は抑えられます。

病気の観点だけから考えれば糖質を食べないことが理想かもしれませんが、実際に糖質を食べないことは現実的には困難だと思います。
糖質を食べるのであれば肉・魚などのタンパク質や野菜などの食物繊維を一緒に食べることがお勧めです。
一つの理想食はたまごサンドです。セブンイレブンのたまごサンドは3個食べても血糖値がほとんどあがりません(参考:こだわりたまごサンド3個の食後血糖値)。

血糖値の上がりにくい食べ方2018年版
~食事の前後1時間以上時間をあけてデザートを食べる~

2018年版に書いてあるのは食事の前後1時間以上時間をあけてデザートを食べることです。
食後すぐにデザートを食べることが一般的ですが、食事で主食である糖質を食べた直後にお菓子や果物を食べると一度の糖質量が多くなるため食後血糖値が急上昇してしまいます。
時間をあけて食べることで血糖値の上昇を抑えることが出来ます。
参考になるのは食後のお菓子・果物ではありませんが、おにぎりを分けて食べた血糖値が参考になると思います(参考:おにぎりを分けて食べた食後血糖値)。
30分後では同時に食べたのと変わりませんが、60分時間をあけると血糖値が上がりにくくなっています。お菓子や果物だと違いはあるとは思いますが、一つの参考になると思います。

実際の写真

2週間後の写真です。

綺麗に消えています。

診断的食事療法の考え方、つまり食事を意図的に変えることで病気が治ると食事の仕方が原因だったと診断がつくという考え方を提唱しています。少なくともこの患者さんは糖質の食べ方を意図的に変えただけで、水いぼが2週間で消えていますので、糖質の食べ方が原因で水いぼが治らなかった(あるいは水いぼに罹患した)といえるのではないかと思います。
(偶然この2週間で自然治癒した可能性は否定できませんが、確率はかなり低いと思います)

炭水化物・糖質の食べ方で改善しない場合

上記二つの血糖値の上がりにくい食べ方(参考:2017年版2018年版)をしていただくことで速やかに改善することがあります。糖質の食べ方だけに問題がある場合には、上記の糖質の食べ方に気を付けるだけで治癒するようです。

改善することがあると書いたのは、糖質の食べ方だけではなく他にも原因がありそうだからです。可能性があるのが脱水と塩分の摂り過ぎです。どうやら水分を摂らないと免疫不全をきたすことがあるようです。喉が渇きにくい(脱水に気付きにくい)方が一定数おられるようで、喉が渇きにくい方が水いぼになりやすいようです(水分が少ないことが、人によってはアトピー性皮膚炎やニキビ・イボなどを発症する原因になりえます)。こまめに水分補給をするようにお勧めします。ただしカフェインは利尿作用によって脱水を助長するため、コーヒー・紅茶・コーラはもちろん緑茶、ウーロン茶、ほうじ茶などカフェインの入ったお茶も避ける方がよさそうです。塩分の摂り過ぎも免疫不全を引き起こす可能性がありますので、塩分を楽しむ料理は避ける方が無難です。具体的にはみそ汁やスープ類、漬物やキムチ・明太子、フライドポテト・ポテトチップスやじゃがりこなどは控えることがお勧めです。