理論的な予測が的中、更なる予測を

理論的な予測が的中しました。と言うのは先日書き込んだ糖質回避により尋常性疣贅(イボ)のことです。糖質によって生じる糖化産物が免疫機能障害を引き起こす理屈から考えて、ニキビが治るなら尋常性疣贅(イボ)も治る可能性があると考えました。そのことを伝えたところまるで予言者のように2人の方が改善しました。しかも1週間で改善し始めました。まだ完治はしていませんが、なかなか治らないイボの治療法の選択肢の一つとしては画期的な治療法かも知れません。

糖質回避の有効性の予測

尋常性疣贅というウイルス感染にも有効であれば、次に予測として考えたのは、ヘルペスです。ヘルペスはウイルスの感染により引き起こされる疾患です。他のウイルス感染のように発症する度に感染する訳ではなく、一度感染すると神経細胞に潜んでいて免疫力が低下した場合に抑えきれなくなってヘルペスを発症します。

糖質の摂取により糖化産物を生じ、その糖化産物によって免疫機能に異常を来しヘルペスを発症している可能性が考えられます。もしかしたら糖化産物が蓄積して、一定量に達するとヘルペスを発症するのかも知れません。ヘルペスを再々繰り返す人はヘルペスに対する免疫のスイッチを切ってしまう糖化産物が一定量貯まりやすく、発症しない人は貯まりにくいのかも知れません。

糖質を避けることで、ヘルペスの発症頻度を減らすことが出来る可能性が考えられます。疣贅のように治るわけではないので、ヘルペスの場合再発予防なので効果の実感は難しいかも知れませんが、一・二ヶ月毎に繰り返すのであれば試してみても良い健康法では無いかと思います。

尋常性疣贅に引き続きヘルペスにも効果が明らかとなれば(発症予防なので効果はわかりにくいですが)、糖化産物が免疫機能に異常を来す仮説が正しい可能性が高まります。

他の予言・仮説としては結核に対してです。結核菌に感染しても発症する人と発症しない人があり、多くの方は発症しません。あくまでも仮説ですが、糖化産物による免疫機能障害で結核菌に対する免疫機能が働かないと発症するのかも知れません。結核菌に対する免疫寛容が誘導されていなければ、糖質回避で改善する可能性があるのでは無いかと思います。

いずれにしても免疫機能が絡む病気は糖質を減らすと改善が期待出来るかも知れません。良かったら糖質回避教をご検討ください。

糖質が諸悪の根源?

糖質が様々な問題を起こすことはどうやら間違い無さそうです。問題は何処まで糖質の害が根深いかです。

しかし糖質を食べたくて仕方ない人、依存状態の人にとっては面白くない話です。恐らく信じたくないのでしょう。糖質を食べる正当性みたいなものを探す人もいます。また糖質回避の安全性がわかった訳では無いから、まだ信じないと言われる方もおられます。その論理であれば逆に糖質の安全性は誰が保証してくれているのか聞きたくなります。しかし相手は糖質の害を認めないことが目的なので議論が噛み合いませんから聞き流しています。

明らかな糖質の害

現時点でわかっている糖質の害は、糖質依存による肥満2型糖尿病は間違いないです。

糖質依存に伴う塩分依存により高血圧も、糖質の害といえる可能性が高いと思います。

糖質の害が疑われる病気

病気の改善率に記載してあるアトピー性皮膚炎や蕁麻疹や花粉症などの各種アレルギー、ニキビ、疣贅(イボ)は糖質の摂り過ぎをベースに、人によって発症してしまうようです。同じ物を食べて発症する人と発症しない人がいることが問題をわかりにくくしていました。個人の体質として理解されていました。確かに人によって異なる体質という一面はあるようですが、元々糖質を食べなければ症状が出ないかも知れません。

その証拠に糖質回避をすると改善する方が多くおられます。恐らく糖化産物による免疫機能障害が起こるのだと思います。糖化産物とは糖質由来のブドウ糖が体内に入り、ブドウ糖がタンパク質と結合することで糖化産物が産生されます。この糖化産物が免疫機能に影響を与えるのでは無いかと思います。タンパク質が無数にあり、そのタンパク質の結合する部位により、糖化産物は更に無数に生じるため現時点での証明は非常に困難です。

糖質を食べる理由は?

これだけの問題がありながら、糖質を主食として食べ続ける理由がどれ程あるのでしょうか?

人類は一度立ち止まって糖質を食べる意味を考える時に直面していると思います。

糖質の害を知らずに食べて病気になるのか、それとも害を知った上で覚悟して食べて病気になるのか選択の余地を作るべき時が来ました。

糖質を食べる理由を考えてみてください。快楽が目的なら、少し考えてみると良いのかも知れません。

アレルギーとは?

アレルギーとは、本来は体にとって有害なウイルスや細菌感染から体を守るべき免疫機能が、間違って敵ではないものに対して過剰に反応してしまうことによって起こります。
本来は敵ではないものを敵と間違って攻撃することによって起こります。
身体を守るべき免疫が暴走していまうのがアレルギーです。

花粉症やアトピー性皮膚炎、蕁麻疹や喘息など各種におよびます。
これまでそれぞれのアレルギーの原因は花粉症であればスギやヒノキの花粉、アトピー性皮膚炎であればダニやほこりなどと言われてきました。

似たような概念に自己免疫性疾患という病気のカテゴリーがあります。
アレルギーは花粉などの外からの刺激にたいする免疫反応と考えられていますが、自己免疫性疾患は自分の体に対して免疫反応することで怒る疾患です。敵と判断する必要のない外来物質に反応するのがアレルギーで、自分の体に反応するのが自己免疫性疾患と言われるものです。

私はこの二つは同じものだと思います。
花粉症は鼻粘膜・眼粘膜に対する自己免疫疾患、アトピー性皮膚炎は皮膚、蕁麻疹は肥満細胞、喘息は気管支に対して自己免疫反応をお越しただけだと思います。粘膜・皮膚が炎症を起こしているから、その炎症を起こしているところに花粉やダニ・ホコリが付着して敵だと勘違いして反応するようになったのが花粉症やアトピー性皮膚炎として発症しているのではないかと思います。

つまり症状から病気を類推するからアレルギーと自己免疫性疾患として別のものに見えるだけで、大きく自己免疫疾患としてとらえてみると解釈は容易だと思います。
アレルギーの原因として検査される特異的IgEは、粘膜や皮膚の傷み具合を表す結果でしかないのかもしれません。

これまで根本的な治療法はありませんでしたが、最近ではスギの花粉症に対して減感作療法という治療法が開発されました。
免疫機能は様々なものに対して準備し、味方であれば敵ではないと判断して免疫機能のスイッチを切る仕組みがあります(免疫寛容)。
このスイッチを切る仕組みがうまく働かなくなるのがアレルギーなのか、間違ってスイッチを入れてしまうのかわかりませんが、本来は敵ではないものに対して反応するようになってしまうのは確かなようです(私は糖化産物がスイッチを入れたり切ったりしているのではないかという仮説を立てています)。
この免疫寛容の仕組みを使ってスギ花粉症の反応を抑える治療法が舌下免疫療法と言われる治療法です。スギ花粉のエキスを少しずつ口に含んで免疫をつけるのではなく、免疫を慣れさせる治療法です。絶えず少量の刺激を繰り返していると敵ではなく、味方だと身体が判断して免疫反応を起こさなくなることを期待する治療法です。3年かかりますが、スギの花粉症に悩まされることがなくなるそうです。

食物アレルギーも同じ機序で治すことができます。
アレルギーを起こさない範囲で、ごく少量ずつ食べたり飲んだりすることで免疫寛容をお越させて食べることができるようにすることがされています。ショック症状を引き起こす可能性があるので、アナフィラキシーショックをお越したことのある患者さんは入院の上病院にて行われます。少しずつ少しずつ食べる量を増やしていくことで、最終的には普通に食べることができるようになります。

食物アレルギーでも命に係わるアナフィラキシーショックを起こすほどでなければ、毎日反応しない程度に少しずつ食べることで反応しなくなります。
例えば離乳食が始まった直後に卵により蕁麻疹を引き起こしていても、少しずつ食べることで普通に食べることができるようになるのはよくあることです。

アレルギーの原因の仮説

糖質を食べないことで、花粉症やアトピー性皮膚炎、蕁麻疹で治る人がおられることを考えるとアレルギーの原因が糖質の取りすぎという仮説が成り立ちます。
その原因として考えられるのはブドウ糖とタンパク質が結合して生じる糖化産物が免疫機能に働きかけて、余計なスイッチを入れてしまうとアレルギーになり、本来必要なスイッチを切ってしまうとニキビや尋常性疣贅などを引き起こすのではないかと思います。

糖化産物と病気の関係(仮説)
血糖値と糖化産物と病気の関係

この仮説が正しいのか間違っているのかまだわかりませんが、少なくとも糖質とアレルギーが関係あることは間違いなさそうです。

もしかしたら20年もすれば、アレルギーという病気があって先進国では悩まされたらしいよ。
食べ物による病気という意味で、21世紀の脚気みたいな話だね。
といわれる時代が来るかもしれませんね。

欲望に負けて糖質を食べてしまうという心理

欲望に負けて糖質を食べてしまうという心理を考えてみます。

理性が欲望に負けるという表現は、だから自分は悪く無いという言い訳を暗にしているようです(参考文献:アドラーの心理学)。誰に対して言い訳しているのかというと自分に対して言い訳しているのです。自分は悪くないと自分に言い訳して、糖質を食べてしまうのです。

実際には自分の意思で判断し、食べることを選択しただけなのです。
無意識や理性を引き合いに出すのは自分自身に対する言い訳の典型のようです。

つまり無意識のうちに食べてしまったとか、理性に負けて食べてしまったというのは自分に対する言い訳のようです。(実際には食べないということを気にしていないと、知らない間に食べてしまうということはあり得ます。つまり意識が足らなかったことを表すのは確かなようです)

無意識のうちに食べてしまうということは、いつもの癖で食べてしまったということです。
この癖を失くす必要があります。

理性に負けて食べてしまうという心理

理性に負けて食べてしまうというのは、食べるという決断をして理性に負けたという言い訳でしかありません。
さも理性との葛藤があったような表現ですが、アドラーによると現実は違うそうです。
先に食べるという決断をして、理性に負けたという表現をするだけだそうです。

言い訳、つまり自分は悪くないから許してということです。
自分の否を認めないのですから、改善のしようがありません。

言い訳せず、食べたくて食べてしまったと正直に言えばよいのです。
自分の否を認めず言い訳をすることで、自分の心は守りながら結果は食べてしまうのです。
自分の心は守られるかもしれませんが、何も改善しません。

言い訳人間の典型です。結局改善する気はないのです。

糖質を食べることは犯罪を犯すわけではありませんから、他人が責めることではありません。
しかし自分で決めたことを自分に対して言い訳しながら、破っていくのであれば改善は期待できないかもしれません。

このまま言い訳人間で生きていくのか、自分のことを受け止めて改善するのか一度よく考えてみるとよいかもしれませんね。

新生児・乳児湿疹の原因の一仮説

新生児・乳児湿疹の原因を考えてみました。

一つの仮説ではありますが、母乳哺育の場合お母さんの食べる糖質の量によって赤ちゃんの湿疹の程度に違いがある可能性があります。

お一人新生児・乳児湿疹のお子さんのお母さんに、糖質を控えると良くなる可能性を提案しました。減らしてみられたところ赤ちゃんの湿疹は改善しています。一端改善しても再び糖質を多く食べると悪化するので、糖質の食べる量に連動する印象があるそうです。
といっても赤ちゃんの湿疹が改善した際も、糖質をゼロにしたわけではなくおかずの種類を多くしてご飯も食べたそうです。どうも食べる量を減らすだけでも違いがあるようです。

そして食べる量の増減は早いタイミングで赤ちゃんに反応があるようです。
1日・2日で改善がわかりはじめるようです。

新生児・乳児湿疹の原因の一仮説

このことからお母さんが糖質を減らして食べると赤ちゃんの湿疹が改善することがあるのがわかりました。お母さんが食べる量によって症状が増減するので、もしかしたらセーフラインのような食べても大丈夫な糖質の量があるのかもしれません。例えば1食につきお茶碗1杯は大丈夫で、2杯食べると湿疹が悪化するという食べても反応しない量が人それぞれにあるのかもしれません。その量が1食に3杯までは大丈夫で、いつもは2杯までしか食べなければ発症せず、1食に1杯までは大丈夫な場合は同じ2杯でも食べると症状が出るのかもしれません。人によって食べても症状が出る量の違いがあり、その症状が出る量をこえて食べてしまうと湿疹を生じるのかもしれません。

新生児・乳児湿疹は人によって症状が激しい人とほとんど症状が出ない赤ちゃんがいますが、原因がわからないため体質だと思われていました。2型糖尿病と同じで症状が出る人と出ない人がいるので体質や遺伝だと思われていたのと似ています。
もしかしたら2型糖尿病と同じように人によって症状が出る人と出ない人がいるのではないでしょうか?つまり糖質を日頃食べる量で症状が出る人と、日頃食べる量では症状が出ない人がいるのかもしれません。日頃食べる量では症状が出ないけれども、食べ放題のお店に行くなど、何かをきっかけに大量摂取をすると発症する場合もあるようです。日頃食べる量の10倍食べないと症状が出ない人は、物理的に不可能なので発症することがないのかもしれません。

アトピー性皮膚炎では炭水化物を食べて数時間から翌日には悪化するので、お母さんが食べたものが母乳になって赤ちゃんに移行して反応するので、お母さんが食べて少し時間がたってから赤ちゃんの症状が増減するのではないかと思います。

改善策

2型糖尿病と同じように糖質を控えるだけで血糖値が改善するように、新生児・乳児湿疹もお母さんが糖質を控えることで改善するのかもしれません。
アトピー性皮膚炎の患者さんで血糖値の上がりにくい食べ方、おかずの後にご飯を食べるという食べ方でアトピー性皮膚炎が改善された方がおられるので血糖値の上がりにくい食べ方をするだけでも新生児・乳児湿疹も改善するかもしれません。

糖質回避による効果は、幸い血液検査などの検査をしなくても、症状が赤ちゃんの皮膚の状態で確認することができます。文字通り肌で感じることができるのです。
良くなれば正解、悪くなれば食べ過ぎた可能性を考えます。
お母さんが食べたものとその量が正解か不正解の判断には1日か2日を必要とするようです。(母乳ではなく自分自身が食べるアトピー性皮膚炎では、数時間から翌日には悪化するようです)
これまでは体質として見守る・受け入れるしかなかった新生児・乳児湿疹が、自己調節可能な病気という認識になるのではないかと思います。

これからの新生児・乳児湿疹

これまで新生児・乳児湿疹は何に対して関連性・因果関係があるのか闇雲に探してもわかりませんでした。恐らく世界中の先生達が原因を探していましたはずですがわかりませんでした。あまりに当たり前の主食に原因があったので、全く関連がなさそうな主食に誰も思い至らなかったのです。これも2型糖尿病と同じで、同じものを食べても発症する人と発症しない人がいることが問題の本質を隠してしまっていたのです。
これからは糖質というキーワードで病気との関連性・因果関係を読み解けば簡単に解決策を見つけることができるようになるかもしれません。

母乳哺育で新生児・乳児湿疹があればお母さんが糖質を控えて様子をみる。
それでも改善しなければ、糖質をやめてみる。
お母さんが糖質を控えるかやめられなければステロイドを塗って様子をみる。

新生児・乳児湿疹はお母さんが糖質を食べているのを表すだけで、それ以上でもそれ以下でもないのかもしれません。そして赤ちゃん本人が痒がっていなければ、そのまま様子をみても問題ないと思います。治療しなくても生後6か月程度であまり症状が目立たなくなることが多いようです。

ミルクでの哺育の場合

ミルクでの哺育の場合著明な新生児・乳児湿疹の患者さんは少ないようですが、もし症状が激しければミルクのメーカーを変えてみるのは一つの選択肢だと思います。
原因は特定できませんが、赤ちゃんの血糖値に何らかの影響があることも考えられるので一度試してみる価値はあるのではないかと思います。
幸い血糖値関連で湿疹の症状が悪化する場合、1日か2日程度で反応が出るようなので判断はつきやすいと思いま

それでも改善しなければ病院を受診されるとよいと思います。

最後に

あくまでも事実に基づいて考えた一仮説ですが、お母さんが糖質を控えてみるだけなので一度は試して見られても良いのではないかと思います。
赤ちゃんの世話に追われていると、ついおにぎりやラーメンで食事を済ませてしまいたいとは思いますが、もしよかったら何とか糖質を減らすようにしてみてください。

この仮説が正しければ、お母さんが糖質をやめてしまえば症状はなくなります。
その後食べてみて新生児・乳児湿疹が悪化するかどうかその都度試しながら、食べてみるとよいと思います。悪化してしまえば食べ過ぎなので、そのことを踏まえて今後は減らせばよいだけなのです。

よかったらお試しを

糖質=甘いものだけではない事実

既に何らかの理由で糖質を控えるあるいはやめている方にとっては既に常識の話です。糖質が甘いものだけとは限らず、一般的に炭水化物として知られているものを表す概念です。

私はダイエットやアトピーをはじめ様々な病気を改善するには、糖質を避けると良いですよ(糖質回避教)とお伝えしています。

そう説明すると甘いものを控えると良いということですか?の質問があります。糖質=甘いものというイメージがあるようです。何となく砂糖を控えると良いと考えてしまわれるようです。そこであえて糖質と言わず、炭水化物を控えるように説明します。

糖質は消化されて糖として吸収されるものを言います。元々甘いものは糖質ですが、そのものは糖ではなくても消化されてブドウ糖となるデンプンも糖質もして扱います。デンプンは口の中でよく噛むと唾液中のアミラーゼにより、分解されて麦芽糖に変化するため微かに甘味を感じはしますが砂糖の甘味程強い甘味ではありません。

逆に考えれば身体に入れば同じ糖質として吸収されるのであれば、御飯を食べるよりケーキを食べた方が満足感は高いかも知れません。特に甘いものが好きな方にとっては甘いものの方が遥かに魅力的だと思います。そのため私は体重が減り過ぎないためという言い訳をして、なおかつ血糖値が上がり過ぎないように食後にデザートで甘いものを食べるようにしています。(目論見通り血糖値が上がり過ぎていないかは今の所測定していません。)体重は標準体重を少し下回る程度に適度に維持しています。

糖質は炭水化物から人間が消化できない食物繊維を除いたもののことです。甘いものとは限りません。

糖質は食べないに越したことはありませんが、どうせ食べるなら甘いものを食べる方がお得では無いかと考えています。当然量にもよりますが、三食御飯やパン、麺類の主食を食べるよりも、食後に甘いものを少し食べる方が血糖値の変動は少ないと思います。

太るのが怖い?怖く無くなりました

まだ太るのが怖いと考えている人がいます。

怖いのは理由が良くわからないか、意図しないうちに陥るから怖いのであって、当然の結果であれば怖くも何ともありません。

太るのが怖いと感じるのであれば、太る理由がわからないか、意図せず太ることがあるからだと思います。

太る理由がわかった今、恐る必要は全くありません。ただ単に糖質を食べなければ太りませんし、糖質を食べ過ぎれば必ず太ります。

その太るメカニズムには糖質依存が関与しています。知らず知らずのうちに依存に陥る上に、糖質依存に気付かず太ることが糖質に対する恐れを生み出す原因です。糖質依存が自己抑制を妨げることで食べ過ぎてしまい、結果として太ります。禁断症状である強い空腹感が食べることを促し、一度食べ始めると止まらなくなることも食べ過ぎを引き起こします。

それ以上でもそれ以下でもありません。糖質を食べることで依存に陥り、依存になれば太る。ただそれだけです。糖質依存は糖質を避けるだけで簡単に改善します。ただし、禁断症状である空腹感が依存から抜け出すことを必死で邪魔をします。お腹が空けば食べてしまいたい欲求との戦いになりますが、糖質を食べずチーズや卵、枝豆で空腹感をやり過ごすのが近道です。何しろ糖質を避けさえすれば、お腹いっぱい食べることが出来るので、ストレスは少ないと思います。

太る理由がわかった今となっては、恐れる必要は全く無いと思います。上手に付き合うことだと思います。

糖質をやめるなんて無理!本当に無理?

ダイエットやアレルギーに対して糖質回避を提案すると糖質をやめるなんて無理!と即答される方がおられます。本当に無理でしょうか?

そもそも糖質をやめるのが無理だと思い込んでいるのは、糖質依存の一症状に過ぎません。

糖質をやめるのは難しい問題でも何でもありません。やめないのはただ単にやめたくないだけのことです。誰かが無理矢理食べさせている訳ではありません。糖質の魅力に取り付かれてやめないという決断をした上で、やめられないと言い訳をしているだけに過ぎません。

やりもせずに糖質をやめるのは無理という人は、そもそもやめることは検討していないのです。本当にやめることが出来るかどうか検討していないからこそ、無理と即答出来るのです。先にやめたくないあるいはやめないがあって、答えを探すから無理が答えになるのです。

やめる決心をする勇気が無いことを、(自分のせいではなく)やめられないと言い訳しているに過ぎません。

依存状態の激しい人は、本当にやめられない程病的なのかも知れませんが、病的な依存でなければ簡単にやめられるのかも知れません。

依存の状態の激しい人でも、物事を論理的に考えることで抜け出す糸口を見つけることが出来るかも知れません。

その糸口とは、糖質の食べ過ぎの症状や病気(肥満や糖尿病、各種アレルギーなど)と比較して、天秤にかけてみて良く考えることです。そもそも目先のことしか考えることが出来なければ天秤にかけるのは無理ですが、少しでも冷静に考えることが出来るのであれば検討の余地は十分あります。論理的に考えることが出来れば、やめることは簡単なのかも知れません。

糖質とアルコールとタバコの関係

糖質とアルコールとタバコの関係を考えてみます。
この一見すると関係なさそうな三つには共通点があります。
取りすぎると病気になるということと、依存性があるということです。

取りすぎると病気になる

糖質の害は先日書いた通りです。アルコールを取りすぎると、アルコール性肝障害から肝硬変を来す可能性があります。タバコを取りすぎると肺気腫などの肺疾患を来したり、肺癌を来す可能性があります。

依存とは?

取りすぎれば取りすぎるほど様々な病気になる可能性が高まります。そのため量を加減する必要がありますが、加減を邪魔してしまうのが依存の心理です。

依存の診断基準にもありますが、時間や量やタイミングややめたくてもやめられないなどの自己抑制が出来ないことが問題となります。

アルコール依存症

特にアルコールは精神・考え方に直接働きかけるため、過剰摂取(飲みすぎること)すると精神に変調を来し、自分で判断出来なくなることつまり理性を失うことが問題です。人によっては薬物依存に近い病態となり、いつでもアルコールが手に入る状態では依存を断ち切れないため、入院治療をしなければ改善出来ないようです。

多くの人は娯楽としてアルコールを楽しんでいますが、一部の人は薬物依存に近い病態に陥ってやめたいと思ってもやめられないのかも知れません。嗜好の問題か病気なのか、区別が付きにくいことも問題だと思います。現時点では日常生活に支障を来すか否かが区別する見分け方だと思います。

仕事中にアルコールに手を出してしまう程、これだけ飲酒運転取り締まりが厳しい中飲酒運転してしまうなどが病的かどうかの分かれ目だと思います。アルコールを飲んでも良いタイミングか飲んではいけないタイミングか判断出来なくなることを意味します。

ニコチン依存症

ニコチン依存症は厚生労働省が健康保険適応での治療を認めているれっきとした病気です。アルコールのように精神や意識に直接働きかけることがないため、タバコをやめられないだけで精神に変調を来すことがないのが特徴です。

しかしタバコを吸うことによって引き起こされる様々な病気が明らかとなっています。本来は国が税金を稼ぎ出すためにタバコを推奨していたところがあるようですが、ニコチン依存症の陥らせて病人からタバコ税として搾取する構造だったようです。一説によると現時点ではタバコによる税収が年間1兆円、タバコによる健康被害が3兆円で手痛いしっぺ返しを食らっているようです。

ニコチン依存症にはいくつかの治療法が確立されつつあることが特徴です。大きくわけて二つの治療法があります。ニコチンを使うかニコチンを使わないかです。ニコチンをタバコとしてではなく、ガムなどですり替えて少しずつ減らす方法か最初からニコチンを含まない薬剤を使う方法です。いずれも依存を引き起こす脳内の条件反射を忘れさせることが目的です。

糖質依存

糖質依存とは糖質に対する依存で、一時期の私は診断基準を明らかに満たしていました。

肥満になってもやめられませんし、強い空腹感という禁断症状まであります。

糖質の取りすぎによる様々な病気が明らかとなるにつれて、糖質依存の罪深さがみんなの知るところとなると思います。様々な病気とは肥満2型糖尿病高血圧、高脂血症、心筋梗塞や脳梗塞などの血管系の病気は恐らく間違いないと思います。更に私の糖化産物が様々病気を引き起こす原因であるという仮説が正しければ各種アレルギーやニキビ・イボなどの慢性感染症も糖質の取りすぎによって引き起こされるようです。

少なくとも肥満、2型糖尿病は直接糖質の取りすぎが問題です。
糖質依存によって食べ過ぎた結果引き起こされる病気、いわば糖質依存症です。

アルコールやニコチンは害があるので控えるように言われていますが、糖質の方がはるかにはるかに罪深いようです。
肥満と2型糖尿病だけでも十分アルコールやニコチンよりはるかに罪深いのに、アレルギーや慢性感染症の原因だとわかれば糖質の害は計り知れないものになります。
こうして考えるとアルコールもニコチンも依存性はありますが、健康被害は糖質に比べると本当に微々たるもののようです。その微々たるものに対して問題にしているわけですから、今後は糖質の問題は大問題に発展することだと思います。

いわば禁断の食べ物と表現しても過言ではない食べ物だとわかることになると思います。
幸い少し食べてすぐに病気になる猛毒ではないので、調理の仕方と食べる部位を気を付ける必要のある河豚と同じようなもので、食べ過ぎに気を付けながら病気や依存を引き起こさない適切な量を食べることになると思います。
少なくとも主食という考え方は、残念ながら人類の体にはあってはいないようです。
主食が正しいか正しくないかでは残念ながらありません。
いつ主食という考え方をやめるかです。

主食をやめるからといって糖質をゼロにする必要はありませんが、少なくとも主食という考え方は食べ過ぎだと思います。
よく食事のバランスが大切と言われますが、そもそも主食と副食の関係そのものがすでにバランスを欠いているようです。何しろ主食が6割を推奨されているようです。6対4の時点でバランスはよくないと思います。
21世紀なのですから、物事を冷静に合理的に考えることが大切だと思います。

共通点から考える糖質依存の扱われ方の未来予想

糖質・アルコール・ニコチンに共通しているのは取りすぎると病気になり、依存性があるという共通点があります。
そしてアルコールやニコチンに関しては病気を避ける目的というよりは、依存性があるのでやめられないだろうということで税金を取りやすいからという理由で課税が始まったようです。
今となっては健康のために取りすぎを制限する目的で、アルコールやニコチンには課税されています。(参考:健康被害があるものには課税されています
特に本来税金を得るのに適していたタバコは、年間1兆円の税金を得るために年間3兆円もの医療費が余分にかかっているようです。いずれはタバコによる健康被害に対する医療費はタバコを吸った人の自己負担になるのが適切だと思います。

こう考えると糖質依存と糖質による健康被害はまだわかっていないだけで、今後は大きな問題になると思います。
アルコールやニコチンの考え方からすれば、糖質に対して税金がかけられるようになるのが適切だと私は思います。ただしみんなの理解が得られるためには20年くらいはかかるのかもしれません。合理的に物事を考えることのできる人が半分いれば多数決で即座に糖質課税は始まるのですが、どうやら物事を論理的に考えられない感情的思考・直感的思考をする人の方が残念ながらはるかに多いようです。

実は砂糖課税というのが検討されたようですが、残念ながら的外れでした。
砂糖の甘味に対して依存しているわけではないからです。
炭水化物に対して課税するのが合理的です。

依存性がある、健康被害があるものが判明すればかつて薬局で売られていた麻薬のように害がわかった時点で禁止するか、制限するしかありません。
制限の方法としては、課税するのが一番効果的で意味があると思います。
その課税の目的は糖質による健康被害の治療費として役立てることができるからです。

合理的に考えれば糖質課税をかけることしか私には良い手だてが思いつきません。
反対するのは私利私欲で言っているだけです。
反対する意味はありません。自分が利己主義だ、自分の利益しか考えていないと公言することになるので恥ずかしい思いをしますからやめておいた方が良いと思います。
動物的な感情的な思考しかできないことを公言することになるので、反対はやめておいた方が良いと私は思います。
糖質課税に賛成できないのであれば、合理的な更に良い知恵を考えて主張するべきです。
今の私には糖質課税で糖質の害を避ける知恵しか思いつきません。

もっと合理的な知恵が出てくるといいですね。

お腹が空いて困るのは?

お腹が空いて困るのは、糖質依存の禁断症状はないかと思います。

糖質依存の禁断症状

禁断症状の証拠に、お腹が空いたまま我慢していると、いつの間にか空腹感が気にならなくなります。俗にピークをこえたと言われる状態です。禁断症状でなければ食事をしていないにもかかわらず、空腹感が改善する理由が見当たりません。

糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値
糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値

禁断症状であるもう一つの証拠に、糖質回避をすることでお腹が空いて困ることが無くなります。お腹が空いて困っている方にとっては、お腹が空かなくなるということは、信じられないと思います。しかし糖質回避をする方の多くが、余りお腹が空かなくなったと言われることと合致します。

糖質依存を示唆する証拠に少し食べると余計お腹が空くという不思議な現象を経験することがあります。一度食べ始めると止まらなくなってしまう現象です。恐らくいつもの食べる量を予測してインスリンが分泌される条件反射が起こり、少し食べることでかえって血糖値が下がるのかもしれません(仮説)。

糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)
糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)

お腹が空いて困る場合の対策

元々の糖質依存を抜け出すことでお腹が空いて困ることは無くなると思います。

糖質回避教の勧めです。主食であるご飯、パン、麺類を避けることを続けると糖質依存は抜け出すことが出来ます。抜け出すことが出来る期間は異なるようです。私は2週間程度、3週間かかる場合もあるようですが、人によっては3日で抜け出すことに成功された方もおられました。糖質回避の具体的方法はこちらです。

糖質回避を始めた直後には、度重なる空腹感に悩まされることもあるようです。その都度間食として枝豆やチーズ、ゆで卵などのタンパク質で空腹感をやり過ごすことがお勧めです。