誰の問題か区別して考えましょう。
他人の問題に介入するのは例え親子・先生と生徒間であっても越権行為です。ましてや友達とはいえ他人の問題に口出しするのはトラブルの元です。
他人の問題に何らかの介入をしようとするから争いが起こります。
誰の問題かを区別する方法
誰の問題かを区別する方法は簡単です。
放置した場合、誰が困るかを考えるだけです。
最終的に困る人だけの問題ということです。
例えば子供が勉強しないと困るのは子供です。進学出来なくて困るのも子供です。高校に進学出来なければ働けば良いのです。勝手に親が高校に行かなければならないと決めつけるから、子供はどこか他人事で親が困ると勘違いするのです。子供は高校に行かない意味がわかりませんし、働く意味もわかっていないので他人事でいられるのです。
子供に自覚がなければ子供の困る仕組みを考えることです。勉強しないなら働いてねと伝えるだけで頭を書き換える一言になると思います。
他人の問題に口出ししない
親子であっても他人の問題に口出しをするべきではありません。他人の問題に口出しをするから争いを生じます。
自分が困らない問題に口出しをするのは越権行為です。意見や感想を求められた場合は別ですが、自分から感想を述べるだけでも議論が混乱するため他人の問題への口出しは控えるべきだと思います。
他人の問題に口出しをしなければ争いはかなり減ると思います。
争いの元をたどれば、他人の問題への口出しが原因だということはよくあります。
越権行為は気にしない
他人の問題に口出しをしてくる越権行為は気にしてはいけません。自分の問題ではない部外者の言うことですから、深く考えず無責任な思いを口にしているに過ぎません。そんな無責任な意見に当事者が振り回される必要はありません。
他人の問題の場合に言った意見と、状況が変わり自分の問題になった場合の意見が食い違うことも良くあります。他人事で考えたことと、自分の問題として考えたことでは考え方が違うのは仕方がないことです。このことだけ考えても他人の問題への口出しは控えるべきだとわかります。
例えば、子供が宿題をしない。
困るのは子供ですから、子供の問題です。
本来は子供の問題に親が口出しをすること自体が越権行為で問題なのです。
口出しするよりも子供が宿題をしなければ困ることを理解させることが大切です。宿題の意味を理解出来なければ、子供が困るように仕向けるのです。宿題をしなくて先生に怒られるなり、宿題を忘れて恥ずかしい思いをするなどです。
放っておくと自分が困る自分の問題だけ口出しするように心がけましょう。
私はアドラーの心理学から学びました。