動物の中で人間だけが太る理由

動物には太らない仕組みが備わっています。
何故なら太ると文字通り命取りとなるからです。
太ると肉食動物は餌が取れませんから自然と痩せてしまいますし、太ってしまうと草食動物は肉食動物の一番の餌になるからです。(詳しくはこちら)

人間にも本来太らない仕組みがあります。満腹感があることが太らない仕組みです。
人間だけが太るのは何故でしょうか?

人間だけが太らない仕組みを失くしてしまったのでしょうか?
人間は食料を自分達で増やすことで、以前ほど食料に困らなくなりました。
しかしそれだけでは太る理由にはなりません。

人間だけが太る理由の一つに食料が豊富にある必要はありますが、それだけでは太らない仕組みが働くことで太らないはずです。
しかし人間は太ってしまいます。
太る仕組みを手に入れたというよりは、本来太らない仕組みを糖質に騙されてすり抜けてしまうことで太ってしまうのです。糖質に騙されるとは糖質依存の状態に陥ることです。満腹を感じることで太りすぎない仕組みが備わっていますが、糖質依存によって糖質を食べ過ぎることで太ってしまうのです。(正確には一時的に糖質依存を引き起こして大量に食べる方が生存に有利だったので、太る仕組みとしてわざわざ身につけた能力です)
その証拠に本来太らない仕組みのある動物もペットとして人間と似たようなものを食べることで、糖質依存に陥ることで太ってしまいます。デブ猫とかデブ犬といわれるペットたちです。

実は動物も太る仕組みにより太っているのですが、毎年定期的に訪れる冬の飢餓を乗り切るために秋のうちに食料を大量に食べることで脂肪を蓄えます。
イノシシが秋にドングリを大量に食べることで太って、冬を乗り切るのです。
食料が確保しやすい季節と確保しにくい季節があることが太る仕組みを育てました。

タイトルの太るのは人間だけと書きましたが、正確には年内変動ではなく一年を通して太るのは人間だけです。そして一部のペットは太ってしまいます。
人間もペットも太ってしまうのは、糖質依存によるものだと思います。

糖質を避けることで糖質依存が解除され、本来人間に備わった太らない仕組みにより痩せていくのです。

糖質回避 牛丼の未来予想

様々な観点から糖質回避を提案しています。様々な観点とは例えばダイエットです。ダイエットには糖質回避以外の方法を考える必要はなさそうです。糖質回避で痩せることが出来なければ、少し歩く程度でも運動を加えれば痩せることが出来ると思います。他にも2型糖尿病やアレルギーなど糖質が引き起こしていると疑わしい病気が多数ありますので、糖質は避けると良いと思います。

糖質回避の具体的な方法に書いていますが、御飯を豆腐に置き換えるのが簡単です。私のマイブームは、おかずはそのままに御飯のかわりに、醤油をかけていない豆腐をおかずの塩気で食べることです。

今回は糖質回避が当たり前になる未来の牛丼屋さんのことを予想してみたいと思います。御飯はハレの日の食べ物として残るとは思いますが、日頃から糖質を主食として食べる食生活は無くなると思います。

未来予想は現時点では一部牛丼屋さんが提供をはじめている御飯の代わりに豆腐の上に牛丼の具をのせるというスタイルです。まだ糖質回避が主流ではないので、際物扱いですが豆腐牛丼は糖質回避の観点からは理想的な食べ物だと思います。

糖質回避の未来予想の中では、既に売り出されているだけに一番広まるのが早いかも知れません。

現時点で簡単に糖質回避するなら、牛皿を持ち帰りにして豆腐を買って家で豆腐牛丼にして食べると良いかも知れません。牛丼の具は冷凍でも売っているので、豆腐を用意すれば手間をかけず豆腐牛丼が手軽に家で楽しむことが出来ると思います。

いつ頃豆腐牛丼が主流となるのか楽しみにみていましょう。

糖質・炭水化物を勧める人は異教徒

今時糖質・炭水化物を勧める人がいます。物事を論理的に考えることが出来ないだけか、自分自身の利権や立場を維持するために糖質・炭水化物を推奨するのだと思います。

糖質の害は明らか

糖質・炭水化物は消化・吸収されて血糖値を上げるだけです。血糖値はタンパク質があれば十分維持されるので血糖値の維持のためには糖質・炭水化物は必ずしも必要ありません。しかも高血糖が血管を障害するなどの害を起こすのです。つまり血糖値を維持するためには必ずしも糖質は必要なく、逆に糖質が高血糖を引き起こし害をなすのです。生物学的にみると糖質・炭水化物には百害あって一利なしのようです。

では何故ここまで糖質・炭水化物が広まっているのでしょうか?人類の歴史的には、糖質・炭水化物は保存が出来る数少ない食材という大きな意味がありました。人類を餓えから救い、人類の発展に大きく寄与してくれました。

しかし今となっては他にも食材があるので、わざわざ病気の危険をおかしてまで主食として毎日大量に食べる意味はありません。快楽としての食を追求し続けると健康を害してしまうだけです。

糖質・炭水化物推奨者は異教徒

様々なことを考えても、糖質を主食として毎日大量に食べることを推奨する意味がわかりません。人の行動には必ず目的があります(目的論)。糖質を推奨する人達の目的を考えてみると、何らかのその人の私欲(利権や立場の維持など)を達成するためではないでしょうか?。

例えば医師が推奨するのは、糖質・炭水化物をみんながやめてしまうと患者さんがいなくなるので、やめられては困るから。もしくは今までの治療法を全て否定されるのを嫌って反対しているのかも知れません。つまり自分自身の地位が危ぶまれるから糖質を推奨するのではないでしょうか?

炭水化物を扱っている人達は直接商売に関わるので、推奨するのは当然といえます。

製薬会社は人々が糖質を避けることで様々な病気が失くなってしまうことを嫌って、糖質・炭水化物を推奨するかも知れません。

異教徒とは議論しない

今更糖質・炭水化物を勧める方々とわざわざ議論する意味はありません。糖質・炭水化物を勧める人は相容れない異教徒として争わず丁重に扱うのが正解だと思います。異教徒の方々は自分の利権や立場を守るために必死ですから、決して説得しようとはしないことです。もしくはこれまで当たり前に食べていたものを否定されることが嫌なのです。兎に角変化を嫌う人というのは何処にでもいるものです。

お互い考え方を強要しなければ争いは起こりません(考え方を強要しない)。最終的には異教徒の方々が糖質・炭水化物の害を受け入れるしかないのですから、いつ受け入れることになるか静観しましょう。真実は一つです。先に気付くか後で気付くかの違いだけです。

糖質回避教徒が糖質の本質を先に知った人、異教徒はまだ知らない人。ただそれだけのことです。自分で糖質の本質を知ろうとしない人達に、わざわざ争いを起こしてまで教えてあげるサービスはしなくて良いのではないかと思います。いつ気付くのか楽しみに静観しましょう。

怪しい理屈に惑わされない

糖質の害が明らかな今、それを上回る糖質の利点が今更新たに見つかるとは思えません。

怪しい理屈に惑わされないことです。怪しい理屈に惑わされてしまうことが、色々な意味で騙されるきっかけになってしまうのです。

糖質回避教の新たな教えとして、異教徒とは議論しないということを付け加えようと思います。

アレルギーと糖化産物による病気の関係

アレルギーと糖化産物が引き起こす免疫機能障害による病気(仮説)の違いとお互いの関係を考えてみます。

アレルギーとは?に詳しくは記載しましたが、アレルギーは本来なら細菌やウイルスに対応する免疫機能が、敵ではないはずのものに対して働きすぎる疾患です。アレルギーであれば少量の原因物質(アレルゲン)に対しても反応するのが特徴です。つまり量に関係なく反応してしまいます。

もし糖質に対するアレルギーであれば少量でも症状が出るはずです。現在のところ糖質が少量では症状が出ないため、アレルギーではなさそうです。

糖化産物による免疫機能障害であれば、アレルギーのように少量では症状が出ません。ある一定量の糖化産物が産生・蓄積することによってアレルギー反応を誘発している可能性が考えられます。そして容量依存的に症状が増悪するのも特徴です。

糖質による反応が、アレルギーではなく糖化産物によるものと考える根拠は、容量依存性によります。アレルギーであれば、容量依存的に反応しないのでアレルギーは否定されます。

一定量までは食べても症状が出ず、一定量をこえると症状が出るのが特徴です。これまではアレルギーの概念しかなかったため、一定量食べることで症状が出現する疾患の概念がありませんでした。そのため糖質が原因だとわからなかったのです。

糖質が大元の原因だとわかりさえすれば、糖質だけ見張っていれば良いので対策を立てるのも容易です。症状が出現すれば糖質の食べ過ぎ、症状が出現しなければ許容範囲とわかります。

糖質の量を目安にした自己調節可能な疾患という、新たな概念となると思います。

糖化産物による病気の一つにアレルギーが含まれると私は考えます。つまり糖質に対するアレルギーではなく、糖質がアレルギーを引き起こしているという考え方です。アレルギーの元が糖質から生じた糖化産物で、糖化産物が免疫機能障害を引き起こしているという考え方です。糖質を避けると糖化産物が減るため症状が改善するのではないかと思います。

最近炭水化物が必要というテレビが多い理由

最近炭水化物を必要として、炭水化物を食べることを推奨するテレビ番組が多い気がします。その理由を考えてみました。

糖質に問題があることは明らかにも関わらず、炭水化物を食べ続けてほしい人たちがいるようです。または炭水化物を食べることを主張すること自体が目的の人たちがいます。
糖質回避教からすれば、今更糖質を勧める人たちは異教徒でしかありませんが、何故糖質・炭水化物をテレビに出てまで人に勧めるのかその心理を考えてみました。

テレビ番組というのがポイントです。
テレビは視聴率とスポンサーのために存在し、視聴者はそれらを稼ぐための手段です。
そんなつもりはないのかもしれませんが、やらせ問題を見ても、偏った報道を見ても目的が視聴者に事実を伝えることではなさそうです。スポンサーの意向に沿った内容で、多くの人に見てもらうことが目的です。
視聴率とスポンサーがテレビ局の目的だと思って、テレビ番組の内容を見ると炭水化物を推奨している理由が読み解けそうです。

視聴率をとるために視聴者が見たいものを放送します。
中でもスポンサーが求めているもので、視聴者が見たいものであれば放送したいのだと思います。さすがに明らかな嘘は後々問題になるので放送しないかもしれませんが、意見が分かれる程度であれば積極的に放送するのでしょう。

しかも人は求めているものを見たい傾向にあります。
つまり多くの人はできれば炭水化物を食べたいのです。何故なら美味しいから、魅力的だからです。その食べたい炭水化物を食べた方が良いとテレビで言われれば、炭水化物を食べたい自分にとって都合が良いのでつい見てしまうのです。自分の知識を照らし合わせることはせず、人の意見に左右されてしまう人たちは、都合の良いことを言ってくれる人のことを信じてしまう傾向にあるのです。

炭水化物を食べ続けてほしい人

炭水化物そのものを扱う方々

  • 炭水化物農家の方々
    • 米、小麦、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、人参
  • 炭水化物を扱う方々
    • 定食屋、牛丼屋、寿司屋、パン屋、うどん屋、ラーメン屋、パスタ屋、ピザ屋など

炭水化物を食べなくなると困る方々

  • ダイエット関連企業
    糖質を控えるだけでダイエットの必要がなくなってしまうから
  • 医師
    • 肥満関連、糖尿病関連など
  • 製薬会社
    • 糖質関連病の治療薬メーカー
      2型糖尿病、高血圧、各種アレルギーなど

炭水化物を食べてほしい人たちがスポンサーになる

炭水化物の農家さんがスポンサーになることは少ないですが、炭水化物を扱う業種の方々はよくスポンサーになっておられます。
医師がスポンサーになることはほとんどありませんが、ダイエット関連企業もスポンサーになっておられることがありますし、製薬会社がスポンサーになることはよくあります。

炭水化物を食べてほしい人たちがスポンサーになると、炭水化物を推奨するテレビ番組は大歓迎だと思います。
スポンサーが求めるのか、テレビ局の方々が気を利かせて番組を企画するのかわかりませんが、炭水化物を食べないことを放送しようとするとストップをかける可能性が考えられます。

視聴率を取るために放送する

人は求めているものを見たい傾向にあります。
日頃食べたいと思いながら我慢している炭水化物ですが、炭水化物をやめなくて良いとテレビでいえば、本当かどうかは別にして視聴率が稼げます。テレビの目的は見てもらうこと、真偽にはあまり興味はないのかもしれません(これまでやらせ問題があったことからの類推です)。スポンサーも炭水化物を食べることを求めていれば、スポンサーの意向・視聴者の興味という二重の意味で炭水化物を推奨する番組が増えることになります。

炭水化物を避けることを否定する理屈で驚いたこと

先日テレビを見ていると、炭水化物を避けることを否定する理屈に驚きました。

痩せるために炭水化物を避けることは意味がないという内容のことを力説されていました。

確かに一時的に痩せることはあるけれど、炭水化物を再び食べ始めるとかえって太りやすい体質に変わってしまうから意味がない。

炭水化物を避ける意味は痩せることなのですから、一時的にしろ体重が減った時点で痩せる意味はあるわけですからそれこそ意味不明な論理です。
しかも炭水化物を避ける話ですから、再び炭水化物を食べ始めた場合の話は意味不明です。そもそも炭水化物を避けることに慣れたら糖質依存から抜け出せるので、再び食べ始める人は少ないです。糖質依存に再び陥ったらリバウンドするという当たり前な話です。

ダイエットなんて意味がない。何故ならダイエットをやめたらリバウンドするから

と言っているのと同じです。当たり前な話です。
そんなことを言ってしまえば、人間は何をしても意味がない、最後は死んでしまうのだから。
というのと何が違うのでしょうか?人間は何をしても意味がないのでしょうか?
もし万が一リバウンドするとしても、痩せること自体に意味があるのではないでしょうか?

糖質を回避して痩せれば、そのこと自体に意味があります。
万が一糖質を再び食べることで、リバウンドしてしまってもそれは糖質を再び食べる決断をした人の自己責任です。痩せたことに意味があるのです。それを否定すれば、そもそも痩せることを否定することになるのです。論点がずれてしまっているので議論しないことですね。

炭水化物を食べることを勧める人たちの目的は人と違うことを言って目立ちたい、テレビに出たいのだと思います。
炭水化物を食べたい視聴者と利害が一致してしまうため、意味をなさない内容をそれらしく仕立てて放送しているのです。

炭水化物を取らなければいけないと力説する人は信用しない方が良いと思いますよ。
理屈になっていない理屈を振り回すだけです。

どうせ信じるなら論理的宗教糖質回避教を信じると、生きているうちに体調がよくなるというご利益があるかもれませんよ。

東京オリンピックのロゴ問題のその後

東京オリンピックのロゴ問題のその後です。

スーパー心理学で考えると、前回の会見は少なくとも存在を知らなかった人の会見では無かったと思います。偶然を主張せず自分の正当性を主張していました。

存在を知らなければ、こんな偶然ってあるんですね?と開き直ったとも取れる会見をするしか無かったはずです。真似したのでは無ければ、偶然似たデザインという事実を正々堂々と主張するはずです。それをしなかったのは…

そして他のデザインの盗用疑惑でデザインを取り下げた時点で、信用は…。

スーパー心理学で考えると会見の時点で怪しいと思いましたが、状況証拠が揃ってきましたね。

実はおサルさんも嘘をつくのをご存知ですか?嘘を見抜くことが出来るのは人間だけです。これまで周りに嘘を見抜くことの出来る人間がいなかったのかも知れません。(参考文献:現実を生きるサルと空想を語るヒト)

それにしても東京オリンピックのロゴはどうなるんですかね?

理論的な予測が的中、更なる予測を

理論的な予測が的中しました。と言うのは先日書き込んだ糖質回避により尋常性疣贅(イボ)のことです。糖質によって生じる糖化産物が免疫機能障害を引き起こす理屈から考えて、ニキビが治るなら尋常性疣贅(イボ)も治る可能性があると考えました。そのことを伝えたところまるで予言者のように2人の方が改善しました。しかも1週間で改善し始めました。まだ完治はしていませんが、なかなか治らないイボの治療法の選択肢の一つとしては画期的な治療法かも知れません。

糖質回避の有効性の予測

尋常性疣贅というウイルス感染にも有効であれば、次に予測として考えたのは、ヘルペスです。ヘルペスはウイルスの感染により引き起こされる疾患です。他のウイルス感染のように発症する度に感染する訳ではなく、一度感染すると神経細胞に潜んでいて免疫力が低下した場合に抑えきれなくなってヘルペスを発症します。

糖質の摂取により糖化産物を生じ、その糖化産物によって免疫機能に異常を来しヘルペスを発症している可能性が考えられます。もしかしたら糖化産物が蓄積して、一定量に達するとヘルペスを発症するのかも知れません。ヘルペスを再々繰り返す人はヘルペスに対する免疫のスイッチを切ってしまう糖化産物が一定量貯まりやすく、発症しない人は貯まりにくいのかも知れません。

糖質を避けることで、ヘルペスの発症頻度を減らすことが出来る可能性が考えられます。疣贅のように治るわけではないので、ヘルペスの場合再発予防なので効果の実感は難しいかも知れませんが、一・二ヶ月毎に繰り返すのであれば試してみても良い健康法では無いかと思います。

尋常性疣贅に引き続きヘルペスにも効果が明らかとなれば(発症予防なので効果はわかりにくいですが)、糖化産物が免疫機能に異常を来す仮説が正しい可能性が高まります。

他の予言・仮説としては結核に対してです。結核菌に感染しても発症する人と発症しない人があり、多くの方は発症しません。あくまでも仮説ですが、糖化産物による免疫機能障害で結核菌に対する免疫機能が働かないと発症するのかも知れません。結核菌に対する免疫寛容が誘導されていなければ、糖質回避で改善する可能性があるのでは無いかと思います。

いずれにしても免疫機能が絡む病気は糖質を減らすと改善が期待出来るかも知れません。良かったら糖質回避教をご検討ください。

糖質が諸悪の根源?

糖質が様々な問題を起こすことはどうやら間違い無さそうです。問題は何処まで糖質の害が根深いかです。

しかし糖質を食べたくて仕方ない人、依存状態の人にとっては面白くない話です。恐らく信じたくないのでしょう。糖質を食べる正当性みたいなものを探す人もいます。また糖質回避の安全性がわかった訳では無いから、まだ信じないと言われる方もおられます。その論理であれば逆に糖質の安全性は誰が保証してくれているのか聞きたくなります。しかし相手は糖質の害を認めないことが目的なので議論が噛み合いませんから聞き流しています。

明らかな糖質の害

現時点でわかっている糖質の害は、糖質依存による肥満2型糖尿病は間違いないです。

糖質依存に伴う塩分依存により高血圧も、糖質の害といえる可能性が高いと思います。

糖質の害が疑われる病気

病気の改善率に記載してあるアトピー性皮膚炎や蕁麻疹や花粉症などの各種アレルギー、ニキビ、疣贅(イボ)は糖質の摂り過ぎをベースに、人によって発症してしまうようです。同じ物を食べて発症する人と発症しない人がいることが問題をわかりにくくしていました。個人の体質として理解されていました。確かに人によって異なる体質という一面はあるようですが、元々糖質を食べなければ症状が出ないかも知れません。

その証拠に糖質回避をすると改善する方が多くおられます。恐らく糖化産物による免疫機能障害が起こるのだと思います。糖化産物とは糖質由来のブドウ糖が体内に入り、ブドウ糖がタンパク質と結合することで糖化産物が産生されます。この糖化産物が免疫機能に影響を与えるのでは無いかと思います。タンパク質が無数にあり、そのタンパク質の結合する部位により、糖化産物は更に無数に生じるため現時点での証明は非常に困難です。

糖質を食べる理由は?

これだけの問題がありながら、糖質を主食として食べ続ける理由がどれ程あるのでしょうか?

人類は一度立ち止まって糖質を食べる意味を考える時に直面していると思います。

糖質の害を知らずに食べて病気になるのか、それとも害を知った上で覚悟して食べて病気になるのか選択の余地を作るべき時が来ました。

糖質を食べる理由を考えてみてください。快楽が目的なら、少し考えてみると良いのかも知れません。

アレルギーとは?

アレルギーとは、本来は体にとって有害なウイルスや細菌感染から体を守るべき免疫機能が、間違って敵ではないものに対して過剰に反応してしまうことによって起こります。
本来は敵ではないものを敵と間違って攻撃することによって起こります。
身体を守るべき免疫が暴走していまうのがアレルギーです。

花粉症やアトピー性皮膚炎、蕁麻疹や喘息など各種におよびます。
これまでそれぞれのアレルギーの原因は花粉症であればスギやヒノキの花粉、アトピー性皮膚炎であればダニやほこりなどと言われてきました。

似たような概念に自己免疫性疾患という病気のカテゴリーがあります。
アレルギーは花粉などの外からの刺激にたいする免疫反応と考えられていますが、自己免疫性疾患は自分の体に対して免疫反応することで怒る疾患です。敵と判断する必要のない外来物質に反応するのがアレルギーで、自分の体に反応するのが自己免疫性疾患と言われるものです。

私はこの二つは同じものだと思います。
花粉症は鼻粘膜・眼粘膜に対する自己免疫疾患、アトピー性皮膚炎は皮膚、蕁麻疹は肥満細胞、喘息は気管支に対して自己免疫反応をお越しただけだと思います。粘膜・皮膚が炎症を起こしているから、その炎症を起こしているところに花粉やダニ・ホコリが付着して敵だと勘違いして反応するようになったのが花粉症やアトピー性皮膚炎として発症しているのではないかと思います。

つまり症状から病気を類推するからアレルギーと自己免疫性疾患として別のものに見えるだけで、大きく自己免疫疾患としてとらえてみると解釈は容易だと思います。
アレルギーの原因として検査される特異的IgEは、粘膜や皮膚の傷み具合を表す結果でしかないのかもしれません。

これまで根本的な治療法はありませんでしたが、最近ではスギの花粉症に対して減感作療法という治療法が開発されました。
免疫機能は様々なものに対して準備し、味方であれば敵ではないと判断して免疫機能のスイッチを切る仕組みがあります(免疫寛容)。
このスイッチを切る仕組みがうまく働かなくなるのがアレルギーなのか、間違ってスイッチを入れてしまうのかわかりませんが、本来は敵ではないものに対して反応するようになってしまうのは確かなようです(私は糖化産物がスイッチを入れたり切ったりしているのではないかという仮説を立てています)。
この免疫寛容の仕組みを使ってスギ花粉症の反応を抑える治療法が舌下免疫療法と言われる治療法です。スギ花粉のエキスを少しずつ口に含んで免疫をつけるのではなく、免疫を慣れさせる治療法です。絶えず少量の刺激を繰り返していると敵ではなく、味方だと身体が判断して免疫反応を起こさなくなることを期待する治療法です。3年かかりますが、スギの花粉症に悩まされることがなくなるそうです。

食物アレルギーも同じ機序で治すことができます。
アレルギーを起こさない範囲で、ごく少量ずつ食べたり飲んだりすることで免疫寛容をお越させて食べることができるようにすることがされています。ショック症状を引き起こす可能性があるので、アナフィラキシーショックをお越したことのある患者さんは入院の上病院にて行われます。少しずつ少しずつ食べる量を増やしていくことで、最終的には普通に食べることができるようになります。

食物アレルギーでも命に係わるアナフィラキシーショックを起こすほどでなければ、毎日反応しない程度に少しずつ食べることで反応しなくなります。
例えば離乳食が始まった直後に卵により蕁麻疹を引き起こしていても、少しずつ食べることで普通に食べることができるようになるのはよくあることです。

アレルギーの原因の仮説

糖質を食べないことで、花粉症やアトピー性皮膚炎、蕁麻疹で治る人がおられることを考えるとアレルギーの原因が糖質の取りすぎという仮説が成り立ちます。
その原因として考えられるのはブドウ糖とタンパク質が結合して生じる糖化産物が免疫機能に働きかけて、余計なスイッチを入れてしまうとアレルギーになり、本来必要なスイッチを切ってしまうとニキビや尋常性疣贅などを引き起こすのではないかと思います。

糖化産物と病気の関係(仮説)
血糖値と糖化産物と病気の関係

この仮説が正しいのか間違っているのかまだわかりませんが、少なくとも糖質とアレルギーが関係あることは間違いなさそうです。

もしかしたら20年もすれば、アレルギーという病気があって先進国では悩まされたらしいよ。
食べ物による病気という意味で、21世紀の脚気みたいな話だね。
といわれる時代が来るかもしれませんね。

欲望に負けて糖質を食べてしまうという心理

欲望に負けて糖質を食べてしまうという心理を考えてみます。

理性が欲望に負けるという表現は、だから自分は悪く無いという言い訳を暗にしているようです(参考文献:アドラーの心理学)。誰に対して言い訳しているのかというと自分に対して言い訳しているのです。自分は悪くないと自分に言い訳して、糖質を食べてしまうのです。

実際には自分の意思で判断し、食べることを選択しただけなのです。
無意識や理性を引き合いに出すのは自分自身に対する言い訳の典型のようです。

つまり無意識のうちに食べてしまったとか、理性に負けて食べてしまったというのは自分に対する言い訳のようです。(実際には食べないということを気にしていないと、知らない間に食べてしまうということはあり得ます。つまり意識が足らなかったことを表すのは確かなようです)

無意識のうちに食べてしまうということは、いつもの癖で食べてしまったということです。
この癖を失くす必要があります。

理性に負けて食べてしまうという心理

理性に負けて食べてしまうというのは、食べるという決断をして理性に負けたという言い訳でしかありません。
さも理性との葛藤があったような表現ですが、アドラーによると現実は違うそうです。
先に食べるという決断をして、理性に負けたという表現をするだけだそうです。

言い訳、つまり自分は悪くないから許してということです。
自分の否を認めないのですから、改善のしようがありません。

言い訳せず、食べたくて食べてしまったと正直に言えばよいのです。
自分の否を認めず言い訳をすることで、自分の心は守りながら結果は食べてしまうのです。
自分の心は守られるかもしれませんが、何も改善しません。

言い訳人間の典型です。結局改善する気はないのです。

糖質を食べることは犯罪を犯すわけではありませんから、他人が責めることではありません。
しかし自分で決めたことを自分に対して言い訳しながら、破っていくのであれば改善は期待できないかもしれません。

このまま言い訳人間で生きていくのか、自分のことを受け止めて改善するのか一度よく考えてみるとよいかもしれませんね。