「糖質オフ! 」健康法 主食を抜けば生活習慣病は防げる! (PHP文庫)

私の頭を書き換えてくれた本です。

主食を制限することで生活習慣病が防げることを論理的に説明されている本です。
読み終えた時点で、今までなんてものを食べていたんだ!?という心境になりました。
何より当たり前を疑われたところがすごいです。
そしてこれだけ画期的な考え方が、まだ広まっていないことも驚きです。
それだけ糖質がやめられない程魅力的ということだと思います。
江部康二先生の著作です。
元々江部先生のお兄様が糖質をやめると糖尿病が改善することを提唱されたそうですが、江部先生ご自身は半信半疑だったそうです。ところがご自身が糖尿病を発症されたことをきっかけにご自身で実践され糖尿病を克服されたことから、糖質制限の効果を実感され、積極的に広め始められたそうです。

糖質制限に関する様々なことをコメントされていますので、ブログもご覧ください。
私の提案する糖質回避教は元々食事制限の必要のない健康な方を中心に自己責任でお願いしていますが、江部先生は糖尿病の方を中心に指導されています。
糖尿病の方はサイトをご覧になられたり著作をご覧になられるとよいと思います。

著作通り、主食をやめると生活習慣病は防げると思います。
(私はそもそも生活習慣病という概念自体がなくなると思います。)
また糖質制限を糖質依存の観点から読まれると理解が深まると思います。
良かったらご覧ください。

 

地動説と糖質回避

今では当たり前に信じられている地動説ですが、発表当初は多くの人達に理解されず混乱していたようです。

地動説はコペルニクス自身が余りの影響の大きさを恐れ、生前の発表を控えたそうです。当時異端とされれば死刑もあり得たのでやむを得なかったのかもしれません。

多くの人に受け入れられるのは、ニュートンの慣性の法則と万有引力の法則によって地球を動かす力の理解が深まったことによります。その間に100年以上の年月が過ぎています。いくら事実でも人々が理解出来なければ広まらないことを表しています。

人類が地上から直接観察できる太陽や星の動きから、当時地球や星の関係を理解するのは相当困難だったと思います。ただ惑星と他の星の動きがおかしいと気づいたことがきっかけだったのだと思います。

今でこそ人工衛星からの写真により、客観的に地球を見ることができますから疑いようのない事実です。

糖質に対する認識も同様に考えてみてはいかがでしょうか?糖質回避が正解だと私は思います。糖質は様々な害をもたらすから、食べても良いが出来たら血糖値をあまり上げない程度に回避する。

みんなが当たり前に主食として食べている糖質。その糖質が様々な病気を引き起こしているとしたら、どのように考えるでしょうか?

例え本当だとしても中々受け入れることは難しいのではないでしょうか?

糖質が様々な病気を引き起こしている仮説。この真偽はまだわかりませんが、糖質が2型糖尿病肥満の原因であることは間違いありません。

信じる人と信じられない人のいる、この混乱をおさめるのが糖質依存の考え方だと思います。ちょうど人類が慣性の法則と万有引力の法則により、地動説を理解していったように。

糖質に対する認識は受け入れる、受け入れないではないと思います。いつ受け入れるかだと思います。中には寿命がくるまで受け入れない人もいるとは思いますが、少数派になると思います。

多くの人が糖質の本当の姿を受け入れるのに100年かかるという人もいますが、私は30年で変えたいと考えています。

素朴な疑問 2型糖尿病の理想の食事療法

素朴な疑問を書いていきます。これまでの常識や先入観にとらわれることなく頭の体操として素直に考えてみて下さい。

血糖値を上げるのは糖質だけ

たんぱく質・脂質・炭水化物(糖質)のうち血糖値を上げるのは糖質だけです。たんぱく質はアミノ酸、脂質は脂質酸とグリセリン、糖質はブドウ糖に消化され吸収されるのは学生時代に習った通りです。血糖値とはブドウ糖の血中濃度のことで、アミノ酸・脂肪酸・グリセリンはブドウ糖とは異なるため血糖値に影響はありません。

身体の仕組みとしてはアミノ酸などからブドウ糖を作り出す方法があるため、いつもブドウ糖が作られていると誤解されたようです。実際には血糖値が下がってしまった場合だけ、アミノ酸などからブドウ糖が作り出される仕組みです。糖質を食べていると血糖値が下がらないのでアミノ酸などからブドウ糖を作り出す必要がありません。

血糖値は糖質を食べた分だけ上がります。

2型糖尿病は血糖値が高いまま下がらない病気です

2型糖尿病は血糖値が下がらない病気です。家族に同じ2型糖尿病の方が多いため、遺伝的な体質だと思われていました。

血糖値が高くなると、血糖値を下げる唯一のホルモン、膵臓から分泌されるインスリンが働いて血糖値を下げようとします。度重なる血糖値の上昇により、何度もインスリンが出続けることで働き過ぎて膵臓が働けなくなったか、インスリン自体の効き方が悪くなった状態が2型糖尿病です。

血糖値が下がらなくなった病気ではありますが、血糖値が何度も上がったことによる結果だと捉えることができます。

ここで問題です。

2型糖尿病の理想の食事療法は?

以上の情報から、実際に出来るかどうかは別問題にして、理想の食事療法を考えてみて下さい。そもそも上記が信じられなければ、御自身でも調べてみて下さい。

先入観にとらわれない小学生の方が、簡単に答えに辿り着くかもしれません。

私の考える答えはこちら

理想の食事を実践された実例はこちらです。

太るのは糖質を食べ過ぎるから

人が太る理由を皆さん知っていますか?

通常動物は太りません。何故なら太るとエサが取れなくなるか、エサになるからです。つまり食べ過ぎない仕組みがあります。

当然人間にも太らない仕組み(一定の状態を保つ性質・恒常性)が備わっているはずです。では何故太るのでしょう?

糖質を食べ過ぎるからです。

太る理由は糖質を食べ過ぎるからです。糖質に騙されて食べ過ぎるのです。(糖質依存ともいえます。)

太る理由が糖質に騙されて食べ過ぎているので、糖質をやめれば痩せていきます。ただそれだけのことです。糖質を食べながら痩せようとするのは、アクセルを踏みながらブレーキを踏んで車が止まらないと悩んでいるようなものです。血糖値を上げない工夫と同じです

血糖値を上げるのは糖質だけという事実

皆さん知っていますか?血糖値を上げるのは糖質だけという事実。

たんぱく質、脂質はいくら食べても直接血糖値を上げません。

逆に基本血糖値から上がった分だけ糖質を食べたということです。

その証拠に炭水化物を食べるのをやめた人は糖尿病が治りました。食後でも血糖値98でした。たんぱく質・脂質を食べても血糖値は上がらないのです。

糖尿病が治りました

2型糖尿病の方の食事療法は炭水化物をいかに避けるかだと思います。

炭水化物を食べながら、薬で治療するのは、アクセルを踏みながら車が止まらないのと同じです。少なくともアクセルをゆるめるように、炭水化物を減らすことは基本だと思います。

議論する余地もその必要はありません。

糖質回避教のすすめ 論理的宗教

糖質に関して議論するより宗教の一種である論理的宗教・糖質回避教という考え方がわかりやすいと思います。信じるか信じないかです。
正しいかどうかが議論されていますが、これまでの糖質に対する認識が間違っていたのは明らかです。
明らかなことを議論することは無意味です。糖質に関する正しい認識ができない方は、正しい情報が不足しているのか、物事を論理的に考えることができないかのいずれかだと思います。それでも反対される人はいわば異教徒です。最初から受け入れるという概念はないため、反対・否定できそうな理屈を探すことしか考えていないので、その点でも議論は無意味です。
反対する人も、いつ糖質の本当の姿に気付くかあるいは糖質の本当の姿を認めるかだと私は思います。広く受け入れられるまでの地動説と同じです。
そこで議論しないために、人それぞれが信じるか信じないかの問題にしてしまいます。
いきついた結果が、糖質回避教です。

糖質制限とか糖質制限ダイエットという言葉がはやっていますので、そのままいけば糖質制限教です。ただ私個人の印象では制限という言葉は制限速度で使われるように人に決められたことに従う印象があります。糖質を制限するすることにあまりこだわらず、自分の意思で避けるという回避という心づもりの方が適切だと思います。糖質回避・糖質回避教という考え方です。

そして糖質回避教というのは、糖質回避をするかしないかを信じるかどうかで宗教のようにとらえてはどうかと考えました。もともと宗教というのは、明らかな裏づけなく信じる信用から信仰に至っています。ただ信じるかどうかが宗教では問題です。たまに証拠を求められて奇跡が起こったと伝わっていますが、そのこと自体も本当だと信じるしかないのです。通常の宗教は死んだあとにしか真偽がわかりませんが、この糖質回避教は試してみることで真偽がわかります。宗教といってもこれまでの何となく感情的に信じるものと違うので、理屈にかなっているから信じるという論理的宗教という概念でとらえていただければと思います。この分類でいくと科学も論理的宗教といえるのかもしれません。

いったん糖質回避教を信じてみても、間違っている・自分には合わないと思われたらやめられたらよいと思います。
論理的宗教も感情的宗教も人に考えを強要しなければ争いにはなりません。
宗教戦争は信じる気がない人に自分の宗教を強要しようとして起こったのです。
本来宗教は信じた人が仲良く心豊かに生きるために生まれたもののはずです。
論理的宗教もそうです。信じる人だけが救われればよいのですから。

炭水化物を避け、タンパク質を中心に脂肪分も制限することなく好きなだけ食べていただければよいのです(ただし長期的には動物性タンパク質による病気、高脂肪食による病気の発生が懸念されます)。ダイエットと考えても空腹感を我慢する必要がないので簡単だと思います。ダイエットのあとのつきもののリバウンドもあり得ません。何故なら糖質回避教はおなか一杯食べながらダイエットができるので、リバウンドのようにダイエット後にかえって食事量が増えることがないのです。
糖質回避教 ~炭水化物を避ける知恵~のおすすめです。

炭水化物・糖質を避ける(回避する)だけでよいので簡単です。
具体的には主食であるご飯、パン、麺類を避け、おかずだけにすることです。おかずでもジャガイモやサツマイモなどのいも類と人参などは比較的多く炭水化物が含まれているため、避けるほうがよいと思います。
肉や魚、野菜を中心に食生活を楽しんでみてください。
糖質を避けるなんて無理と思われた方は無意識のうちに糖質依存に陥っている可能性が考えられます。一度その概念を確認してみてください。もし当てはまれば、自分自身の脳あるいは糖質に騙されているのです。

炭水化物(糖質)制限をされている方の中には、炭水化物を避けるように天ぷらの衣をはがして食べるほど徹底的に忌み嫌う方もおられますが、避けることができれば避けるという気楽な気持ちが長続きするコツだと思います。炭水化物・糖質を避けることすら楽しむくらいの気楽な糖質回避教がおすすめです。

糖質回避教にはお布施もありませんし、グッズ販売もありません。
論理的宗教も人に考えを押し付けるものでもありません。信じるものだけが救われるのです。
もしうまくいったら貴方も風の一部になって、他の人にも『呉からの風』を伝えてあげてみてください。

これまでの一般的な宗教(仏教やキリスト教など)との混在は全く問題ありません。
糖質回避教と大げさに言っても、いわば食べ物に対して自分で決まりを作るだけのことです。
誰に責められることもありません。

ダイエットしながら糖質を食べる意味

体重を減らす目的で行うダイエットですが、様々な方法が提案され実践されています。

そもそも人間が太る原因が糖質に騙されて糖質を食べ過ぎることなので、体重を減らしたいのであれば糖質を控えるだけで十分です。

逆に言えば糖質を食べながらダイエットをするのは、例えるならアクセル(糖質を食べること)を踏みながらブレーキ(ダイエットに励むこと)を踏んで、止まらないと言っているようなものです。ブレーキの工夫をするよりはまずはアクセルをはなしてみることだと思います。少なくともアクセル(糖質を食べること)は緩めてみると良いかもしれませんね。

これからはダイエットの概念そのものが変わると思います。一種の宗教のようなもので信じた人だけが得をすると思います。良かったら糖質回避教のすすめをご覧ください。

妊娠中の体重増加で悩んだら

妊娠中の体重増加で悩まれる方も多いと思います。
体重増加をしてしまう理由は食べ物の食べ過ぎだと思われていると思います。
実は食べ物の食べ過ぎではなく、糖質(炭水化物)の食べ過ぎなのです。
糖質に騙されてしまって、食べ過ぎてしまうのです。
妊娠糖尿病も同じ理屈です。

妊娠のとき以外でも太る原因は糖質の食べ過ぎです。
糖質をやめるなんて無理と思われた方は糖質に騙されてしまって糖質依存に陥っているのかもしれません。

逆に糖質(炭水化物・主食)を避けさえすれば、タンパク質・脂質はおなか一杯食べても大丈夫です。満腹感を感じるので食べ過ぎることができません。糖質は別腹という感覚でもわかるように脳が騙されて満腹以上に食べ過ぎてしまうことで、太ってしまうのです。
特に食事の間におなかがすいた場合、チーズや枝豆・ピーナッツ・豆腐・厚揚げなどがおすすめです。

糖質の血中濃度という新しい概念

糖質の血中濃度という新しい概念をグラフで表してみました。
血液中のブドウ糖濃度は一般的には血糖値と言われています。
その血糖値を上昇させる食べ物が唯一炭水化物・糖質です。元々の血糖値を0と考え、糖質によって上昇した分を糖質の血中濃度と考えました。

糖質血中濃度=血糖値-基本血糖値

すると基本血糖値よりも血糖値が下がることがわかります。その下がった分が糖質に対する欠乏感を引き起こしているのではないかと考えます。
糖質依存という新しい概念を考えましたが、その概念を理解してもらうために糖質の血中濃度という概念を考え付きました。

糖質が食べたいという強い欲求(強い空腹感のことです)が糖質に対する禁断症状だと考えたのです。
言い換えると糖質に対する欠乏感が、強い欲求を引き起こします。
その元は糖質を食べたことで糖質濃度(血糖値-ベース血中濃度)が一時的に上昇し、膵臓からインスリンを分泌することで糖質濃度を下げようとします。インスリンが効きすぎることで、糖質濃度0を下回ってしまいます。糖質の血中濃度が枯渇した時点で、糖質に対する強い欲求が生まれます。糖質濃度は見た目の上ではマイナスになってしまっています。
そのまま我慢していると血糖値が下がりすぎて危険なため、やむを得ず血糖値上昇ホルモンを分泌することにより血糖値を上昇させます。この時点で見た目上糖質濃度は0になるため、糖質に対する強い欲求は減退します。俗に空腹感のピークをこえたと感じる状態です。

糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値
糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値

糖質を食べないこと(糖質回避教のすすめ)でこの禁断症状はなくなります。
良かったらお試しください。

ご興味がありましたら、様々な病気の元かもしれない糖化産物の仮説をご覧下さい

 

糖化産物のイメージ図

糖化産物とはブドウ糖とたんぱく質が糖化と呼ばれる現象で結合することです。ブドウ糖の血中濃度(血糖値)に比例して糖化産物は作られると考えられます。

血糖値が上昇することに比例し糖化産物を生じ、糖化産物が様々な病気を引き起こすという仮説です。
血糖値が上昇することに比例し糖化産物を生じ、糖化産物が様々な病気を引き起こすという仮説です。

糖尿病のコントロールの目安に活用されるヘモグロビンA1cのように、様々な糖化産物が産生されることは間違いありません。ブドウ糖がたんぱく質の結合する部位により働きが異なる可能性を考えると、糖化産物の組み合わせは無数に考えられます。

糖化産物はブドウ糖分子とたんぱく質分子同士の衝突によって生じるため、血糖値の濃度に比例して産生されると考えられます。糖化産物は容易には消失しないため(ヘモグロビンA1cは半減期約1ヶ月)、ある一定量の糖化産物が蓄積された時点で発症することが考えられます。

仮説が正しいとしても病因となる糖化産物を特定することは困難なので、血糖値を上げないことで糖化産物を作らないようにして間接的に糖化産物が原因だと確かめようという理屈です。