太る原因を考えてみます。
糖質でしょうか?カロリーでしょうか?どちらも理屈の上では間違ってはいないはずなのに、糖質回避の方が痩せやすいのはなぜでしょうか?理由は簡単です
太る原因は糖質だからです。
糖質で太る原因は二つあります。
炭水化物は優先的に脂肪になることと、糖質依存です。
炭水化物は優先的に脂肪になる?
炭水化物が消化されブドウ糖として吸収されます。
このブドウ糖が実はエネルギー効率が悪いそうです。
しかも高濃度になる高血糖の状態になると身体にトラブルを起こす毒になるのです。
エネルギー効率が悪くて、毒にもなるブドウ糖。
大量にあればできるだけ速やかに使うのが合理的なはずです。
余るようなら脂肪として蓄えるのです。
身体にとって炭水化物・タンパク質・脂質は同等ではなく、炭水化物は効率が悪い上に害があるので、優先的に使うのが合理的です。余ればそのままでは高血糖で害になるので、飢餓に備えて脂肪として蓄えるのです。
たんぱく質を取りすぎても、脂肪に変換して蓄えるのは効率が悪すぎるので簡単には太れません。すべての動物は食べ物を探すことに困っていたので、効率の悪いエネルギーの保存方法だと淘汰され子孫が残せません。
現時点で種として存続できるのは効率を最善にしたからこそ生き残れたと思います。
調べたわけではありませんが、進化の歴史を考えれば、たんぱく質を食べて脂肪として蓄えることはしないと思います。
糖質依存の考え方。
もう一つの問題は糖質依存の考え方です。
詳しくは糖質依存という新しい概念をご覧ください。
糖質に騙されてしまって食べ過ぎてしまうことで、太ってしまうということです。
食べ物全体を多く食べてしまった結果が肥満だと考えがちですが、糖質を食べ過ぎてしまった結果が肥満です。
糖質がどのように人を騙すかは自分が自分を騙す、依存のメカニズムをご覧ください。
糖質に騙されている証拠は禁断症状があることです。
禁断症状とは強い空腹感です。強い空腹感を我慢しているとピークを越えた状態になることを経験されたことがあると思いますが、ピークを越えたのが禁断症状を脱出した状態です。
少し食べると余計食べたくなるのも依存の証拠です。
依存でなければ、少し食べれば少し満腹感が得られるはずです。
現実には少し食べれば余計おなかがすきます。
糖質依存の影響で本来は10で満腹になるはずが、12・13と余分に食べることができるのです。2・3割分脳が騙されるのです。
糖質をやめて食べる量が減ることが多いのですが、胃が小さくなったと表現されます。
糖質の騙しがなくなって本来の大きさに戻っただけのことです。
優先的に糖質が使われ余ると脂肪になる。
糖質依存で糖質を食べ過ぎてしまう
この2点が糖質が太る原因です。
カロリー制限説
カロリー制限とは摂取カロリーを計算し、食べる総量を抑えることで痩せようというものです。
身体に入ってくるエネルギーと出ていくエネルギーで、出ていく方が多ければ痩せる。入ってくる方が多ければ太るという考え方です。
一見理屈は間違っていないように思います。
食べる量が多ければ太るし食べる量が少なければ痩せる。
当たり前といえば当たり前の理屈です。
しかし問題点があります。
本当にタンパク質・脂質・炭水化物がいわれている通りのカロリーとして体内で使われているかどうかです。
どうも怪しそうです。(参考文献:夏井睦氏炭水化物が人類を滅ぼす)
カロリー説では炭水化物もタンパク質も脂質も同等に扱われ、特に脂質はカロリーが高いので避けるように推奨されています。
実はカロリー計算が正しいかどうかわからない
実はカロリー計算通りに食べ物が体の中でエネルギーとして使われているかどうかわかりません。本当に燃やした時に出るエネルギーから想像しているだけだそうです。(参考文献:夏井睦氏炭水化物が人類を滅ぼす)
元々理屈が正しいかどうかはわからないのです。食べる総量が多ければ太る、少なければ痩せるのは間違いありませんが、脂肪が太りやすく炭水化物とタンパク質が同等というのはわからないのです。
間違っているかどうかもわかりませんが、私は脂肪分を好んで食べていますが痩せていきます。それが答えではないかと思います。
人間が糖質依存を起こさず、機械のように決めたことをきちんと守ることができればカロリー制限説でも痩せることができるのかもしれません。
しかし人間が自分で考えて、自分の好みで食べるものを選ぶことができる現状では糖質回避でのダイエットが合理的だと思います。