糖質依存を抜け出す方法

先進国の人達の多くが陥っている糖質依存ですが、今回は抜け出し方を考えてみます。食物依存となると食欲との戦いになるのですが、糖質だけを控えると良いので少なくとも食欲との戦いは避けることが出来ます

糖質依存には様々な要因が絡むためなかなか抜け出すこどできません。

一つは強い空腹感という禁断症状があることです。この禁断症状が依存を断ち切ることを邪魔します。我慢しているとピークをこえることがあるのが禁断症状の証拠です。依存から抜け出せば、ピークをこえた後の空腹感しか感じなくなります。

一つは少し食べると余計お腹が空く不思議な感覚が依存から抜け出しにくくしています。これは条件反射によりインスリンが余分に分泌され、血糖値が下がる影響で空腹感を感じるのだと考えられます。

糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)
糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)

その結果食べ過ぎてしまいます。依存を抜け出せば、少し食べても余計お腹が空くことはありません。食べたい量が自在にコントロールできるようになります。

糖質依存の抜け出し方

上図の仮説に基づいて考えると、結果的に血糖値が下がることが空腹感を生み出し糖質依存から抜け出す妨げとなります。元をたどれば血糖値が変動することが糖質依存の本質のようです。

血糖値の変動しない食べ方を考えると良さそうです。血糖値を直接上げるのは糖質だけなので糖質を控えることです。糖質を少し食べると条件反射を引き起こし余計お腹が空くために、糖質抜きの食事の方が糖質を減らす食べ方よりも食欲の我慢が無いため合理的です。いきなり三食とも糖質無しが出来れば問題ありませんが、難しければまずは一食糖質を抜いて徐々に身体と心を慣らせて二食抜き、三食抜きとしていけば良いと思います。一食でも糖質を食べない生活をしていると、条件反射が無くなり次第に空腹感が無くなるのではないかと思います。(私は段階的に糖質を減らさず、一気に完全糖質回避を始めたのでわかりません)

空腹感とは戦わない!

糖質回避の特徴は食べる物の我慢はしても、食べる量の我慢はしないということです。空腹感の我慢はしてはいけません。人間二つのことを追いかけてもうまくいかないのは、諺にもあります。二兎追う者は一兎も得ず。

糖質依存から抜け出すまで食べる物は糖質だけ我慢です。たんぱく質、脂質はお腹いっぱい食べましょう。糖質のことを忘れる程お腹いっぱい食べましょう?

醤油を使わずに、おかずの塩気で木綿豆腐を食べるのがオススメです。

一部ではMEC療、法(肉、卵、チーズ)なるダイエット法があるそうです。私はMEC療法に魚や豆腐や豆類を加えた食べ方が理想的だと思います。

おやつは枝豆かチーズ

糖質回避に慣れて糖質依存から抜け出せば禁断症状である強い空腹感そのものが無くなります。依存から抜け出すまでの間は、依存から抜け出さないようにするためか強い空腹感に襲われることは良くあります。

御飯時なら豆腐でお腹を膨らませてください。おやつは枝豆かチーズがオススメです。他にはコンビニで簡単に手に入る唐揚がオススメです。

糖質依存から抜け出すまでの期間

人によって異なるようです。私は2週間で空腹感は無くなりました。糖質に対する固執も無くなりました。2型糖尿病治った方は3日で抜け出すことが出来たそうです。他の方は3週間かかった人もおられますし、1ヶ月こえても糖質を食べたいそうです。

楽になる時が来る

糖質を我慢し始めると、この我慢が永遠に続く錯覚に陥ります。依存から抜け出すまでの限られた時間なので、依存を抜け出すまで気楽に待ちましょう。

依存から抜け出せば、こっち側にくることが出来ます。こっち側は糖質を食べないと痩せ過ぎたりします。コンビニには私にとっては要らない糖質の棚が並んでいるねと客観的に眺めるだけになります。

食べ物に対する執着心が無くなるので、生活スタイルそのものが変わります。

信じられないと思いますが、良かったらこっち側にお越しください。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。