百貨店の売り上げが増えた報道に思う

百貨店の売り上げが増えたという報道を見て思います。

百貨店の売り上げが増えたから景気が良くなるという主旨の報道です。しかし百貨店で買い物をする人達は高収入の人達であり、多くの人達は百貨店で買い物することはしないと思います。

そこでふと気付きました。日本の消費は三階層に分かれているのではないかと思います。一つは百貨店などの付加価値を楽しむ人達、一つはイオンなどの各種スーパーや衣料品ではUNIQLOなどの費用対効果に優れた買い物を楽しむ人達、もう一つは西松屋、ニトリなど無駄なものを極力排除し、とにかく安さを追求した買い物を楽しむ人達です。安さ追求には中古で済ませる賢い消費も含まれると思います。

ふと気付いたことは、お金に余裕が出来たとしても我が家は百貨店では買い物をしないということです。つまり我が家では過剰な付加価値に魅力を感じないのです。

我が家では費用対効果の追求や安さ追求は、時と場合によって使い分けていますが、百貨店では買い物をしない人も多いのではないかと思います。そもそも近くに百貨店がない環境の人も多いと思います。その百貨店の売り上げが増えたという報道は何か別世界、いわば外国の消費の動向に近い感覚を味わうのは私だけでしょうか?もしかしたら百貨店の売り上げが多くなったという報道は、百貨店で買い物をする人達に向けた消費しましょうという暗示に近いメッセージなのかも知れません。

以前は百貨店の売り上げが上がったと聞くと景気が上向いたと思っていましたが、百貨店で買い物出来る人達の景気が良くなっただけで、庶民の生活は反映していないのではないかと気付きました。庶民の生活も上向いたと錯覚してもらうことで、消費を促す効果を期待しているのかも知れません。

消費は三階層に分かれていることに気づくと、本当の経済や景気が見えてくるかも知れませんね。

食欲と仲良くする方法

食欲とは戦うなと昨日書きました。食欲は人間の基本的な欲求なので勝つことは無理だからです。戦わないのが一番です。

今日は食欲と仲良くする方法を伝えたいと思います。食欲の元となるのは強い空腹感です。この強い空腹感を無くすことが出来るとすれば、食欲と仲良く出来るとは思いませんか?この文章を読んでそんなこと出来る訳が無いと思われた方は、まだ知らないのです。そもそも強い空腹感は糖質依存・糖質中毒の禁断症状でしかないことを。その証拠にしばらく強い空腹感を我慢しているとピークをこえた状態で空腹感がさほど気にならなくなります。禁断症状でないとするならば、時間と共に次第に空腹感は増強するはずです。実際にはピークをこえる感覚を感じるので禁断症状以外には考えにくいと思います。

糖質回避をする際に、強い空腹感に悩まされることがありますが、糖質依存から抜け出すまでの限られた時間です。2・3週間で依存から抜け出すことが出来る人が多いと思います。糖質依存から抜け出してしまえば、禁断症状は無くなるはずなので強い空腹感そのものを感じることは無くなります。では生命を維持するために必要な依存の禁断症状としての強い空腹感ではなく、本来の空腹感はどう感じるかというと、ピークをこえた状態で感じる空腹感だけです。すなわち本来の空腹感はピークをこえた状態の空腹感だけなのです。強い空腹感を感じるのは糖質依存の禁断症状そのものです。

食欲とは戦わないためにな、何より食べることです。食欲と仲良くするためには糖質を避けて、タンパク質と脂質をお腹いっぱい食べることです。お腹いっぱい食べるのですから食欲と戦う必要がありません。強い空腹感を感じれば食べるだけですので、我慢もありませんし本能に逆らうこともありませんから何も難しくはありません。

お腹が空くのが食事の時間であればお肉、魚、野菜を食べるだけです。御飯の代わりに豆腐を食べると比較的無理なく糖質回避しながらお腹いっぱい食べることが出来ると思います。しかし食事の時間以外にお腹が空いてしまった場合、お肉、魚、野菜を食べるのは難しいかも知れません。あえて考えてみると唐揚げであれば間食として食べることは出来るかも知れませんが、毎日唐揚げでは飽きてしまいます。他にはチーズや枝豆、ゆで卵などを間食として食べると良いと思います。食欲を満たすためタンパク質をお腹いっぱい食べることを考えるのです。

食欲と仲良くする方法を教えてみましょう。

モンスターペアレンツの心理

モンスターペアレンツと言われる心理を考えてみます。

一言で言えば知らないだけです。悪気はありません。ただ思いついたことを口にしているのです。言い返されないだろうと予想して、思い付く限りの理屈を主張するのです。

モンスターペアレンツの内容を聞くと眉をしかめるような呆れた内容が散見されますが、モンスターペアレンツ本人達には意味がわかりません。正当な主張だと本気で思っている(少なくともそう思い込んでいる)ので、強く主張します。

思い込んでいる考え方を変えるのは非常に困難です。言われた側も予想外の主張で対策が思う浮かばず混乱してしまいます。一般的にモンスターペアレンツと言われている人は、自己主張が強いので正当な主張ではないことをなかなか受け入れてくれないことが解決を遠ざけます。何しろ人は客観的にはなかなかなれません。主観的にしか物事を捉えられないのです。そして人は誰でも自分は正しいと思っています。それを修正するのが規範であり倫理であり、他の人の意見です。それらのことを一切気にしなければ、臆面もなく何だって言えるのです。

通常人は他人の目が気になるため、突拍子も無いことは言わないものですが、他人の目を気にするという感覚が欠落しているだけです。

対策は多くの人がどのように考えるのか教えてあげるだけで良いはずです。何しろ知らないだけですから。当事者である先生が客観的にわかりやすく説明するのは難しいので、第三者が客観的に説明して通常の考え方を理解してもらうと良いと思います。

このように解釈するとモンスターペアレンツなどいないことになります。ただ単に何も知らず、人目を気にしない人がいるだけのことです。だから悪気もないのです。

世間では理解に苦しみ、何とか理解するためにモンスターペアレンツという新しいカテゴリーを作り出したようです。

食欲とは戦うな! 〜ダイエット失敗の理由〜

ダイエットにおいて食欲と戦ってはいけません。何故なら食欲は身体を維持するための本能なのですから、戦うこと自体が間違いです。何しろ本能なのですから勝ち目がありません。戦ってはいけないのです。

ではどうすれば良いのでしょうか?

食欲と戦わず、食べてしまえば良いのです。ただし糖質を避けてタンパク質と脂質をお腹いっぱい食べるのです。戦わなければ絶対に負けはしません。

ダイエットで食欲と戦って我慢しようとするから、我慢の糸が切れると食欲に負けてリバウンドしてしまいます。最初から戦うという発想自体をやめてしまえば良いのです。

ただ食べ物を選んで食べるだで、食欲と戦う必要はありません。糖質依存から抜け出せば、その食欲自体が気にならなくなっていきます。

人の問題に口を出さない ~問題論~

そのまま放置すると誰が困るのかを考えるのが問題論です。
放っておくと自分が困るのであれば、自分の問題です。
放っておくと他人が困るのであれば、自分の問題ではありません。他人の問題です。
他人の問題にも関わらず、口を出すから話がややこしくなります。
自分が困るから困ることを避けるために口を出すのは当然のことです。
一方自分が困らないことに対して口を出すのは越権行為です。一言で言えば余計なお世話です。

そして今の日本ではその越権行為である意見に振り回されています。
ここで問題となるのは多数決の論理と、少数意見を尊重することです。
多数決の論理とは、正解がわからない問題に対して大勢の知識を集めた集合知によりより優れた選択肢を選び出す方法のことです。
そして多数決の大多数の意見が正解とは限らず、少数意見の中に実は正解が潜んでいることもあるので少数意見に耳を傾けることも大切なことなのかもしれません。
しかしここで問題となるのは多数決に関わるのは自分の問題である人々です。少数意見を出すのも自分の問題となる人たちの立場に立った意見であるからこそ尊重すべきことです。

そもそも多数決に関わることの出来ない無関係の人たちの意見に振り回される必要はありません。
例えばある自治体の問題が新聞やテレビで報道されても、自治体に住んでいる人たちの問題です。
自治体の問題に対して他の自治体に住んでいる人が苦情の電話を入れるのが良い例です。
越権行為であり余計なお世話でもあります。

個人同士でも同じことが言えます。本来自分が困らないはずの人の問題に口を出すことで争いが生じます。

多数決も当事者での多数決です。
当事者ではない人の意見は責任を伴わない無責任な意見、すなわち雑音でしかありません。
言論の自由がありますから意見を言うのは自由だと思いますが、無責任な意見に判断が左右される必要はないと思います。

世の中を見回してみると人の問題に口を出しているから、混乱していることもあります。口を出すなら責任を取る方法を提案した上で口を出す必要があると思います。

ただし人が騙されているあるいは騙されそうな場合には、人の問題でも口を出して良いと私は思います。

東京オリンピックのロゴを取り下げた理由

東京オリンピックのロゴ問題は以前スーパー心理学で考えてみました。最初の記者会見での不自然さとその後のバッグのデザイン取り下げの顛末について書きました。

今回は最初問題になった東京オリンピックのロゴが取り下げられたことをスーパー心理学で考えてみます。

公表された文面からは東京オリンピックのロゴには問題はないけれども、疑われているので取り下げます。という内容でした。

ここで論理に矛盾があります。やましいところがなければ取り下げる必要はありません。取り下げる必要ないものをわざわざ取り下げるのであれば、何かしらの目的があるはずです。もしくは取り下げざるをえない事情があるかのいずれかです。

取り下げる目的と取り下げざるをえない事情はほぼ同一だと思います。つまり逃げ場が無い状況に追い詰められて、オリンピック委員会から取り下げられると損害賠償請求をされてしまいます。この損害賠償請求を避ける目的で取り下げたのだと思います。もう一つの目的はこれ以上の追及を避ける目的です。

ここで取り下げなければ追及をかわしきれないと覚悟したのだと思います。今なら盗作を認めず取り下げるだけで、辛うじて有耶無耶で終わらせることができる可能性に賭けたのだと思います。

恐らく前回の東京オリンピックの頃の情報伝達速度であれば、ここまで問題は広まらなかったと思います。そしてこれまで他のデザインを参考にしても指摘されたことが無かったので、全く問題無いと誤解してしまったのでしょう。感覚が麻痺してしまっていたので、大舞台でも同じように問題になるとは想像付かなかったのだと思います。その想像をこえたことが起こってしまったので慌てて記者会見を開いたものの取り繕いきれなかったようです。

偽作曲家、偽科学者がチヤホヤされるのですから、偽デザイナーがいてもおかしくはありません。まさかそんなことをする訳がないという選考委員の常識の枠をこえてしまったので、こんなことになりました。偽作曲家、偽科学者の時と同じです。

まだ問題になっていないだけで、偽りで今の地位についている人は他にも大勢いそうですね。

以前も書きましたが、ウソはお猿さんでもつけるのです。ウソを見抜ける人間になりたいものですね。

糖質食べ過ぎ警報 〜アトピー性皮膚炎〜

ある患者さんによるとアトピー性皮膚炎には糖質食べ過ぎ警報があるそうです。

その患者さんは一食につき御飯茶碗一膳食べても症状は出ませんが、お代わりをするとその日に痒くなり、翌日には赤みが出るそうです。あるきっかけでこのことに気付かれたので、日頃は御飯は茶碗一膳までに食べるのをおさえているそうです。

お茶碗一膳をこえて食べてしまうと、食べ過ぎ警報が出たと思われるそうです。警報とは身体からのメッセージで痒みや赤みのことです。

このように糖質を食べることとアトピー性皮膚炎の痒みが、この患者さんでは明らかな相関を示すようです。そのため痒くなれば糖質、特にこの方の場合御飯の食べ過ぎなので次から気をつけるようにされます。

糖質とアトピー性皮膚炎の関係で、糖質を回避しているアトピー性皮膚炎患者さんの9割前後の方が改善していることも上記関係を裏付ける状況証拠です。

これだけ明らかな相関を示す原因は、糖質が何らかの免疫機能障害を引き起こすことに加え、糖質による高血糖が体温上昇を促し発汗を促すことに起因するのではないかと思います。何故ならその患者さんでは、糖質を食べると肘窩に明らかに症状が出るからです。運動していないにも関わらず汗をかきやすい部位に症状が出るのが、糖質を食べることによる体温上昇を回避するための発汗が症状を増悪している可能性があります。

糖質とアトピー性皮膚炎の関係が明らかなのは、アレルギー機序だけでなく、糖質による発汗がアトピーの増悪因子であることに起因するのかも知れません。言わば二重の意味での増悪因子なので、関係がはっきりするのかも知れません。

いずれにしても、アトピー性皮膚炎の痒みや赤みを、身体が発したSOSあるいは警報として受け取る知識があれば、患者さんは快適な生活を送ることが出来るのではないかと思います。何故なら患者さんがアトピー性皮膚炎の症状を自己調節することが出来るからです。

糖質の量を患者さんご自身で見張ることで、折り合いのつく糖質の量を探すのです。

先程の患者さんは御飯一膳が許容量でした。人によってはお茶碗2杯まで大丈夫かも知れません。人によってはお茶碗半分が許容量かも知れません。自分の許容範囲を探してみるしかないのです。

糖質を回避する知識一つで、アトピー性皮膚炎は不治の病から自己調節できる体質に変わるかも知れません。私は病気として認識された時代は近いうちに終わり、自己調節できる体質と再認識される時が必ず来ると思います。

もしかしたらこの考え方で呉から一つアトピー性皮膚炎という病気が消えるかも知れません。

他の病気でも糖質食べ過ぎ警報は身体が出しているのかも知れません。まだその警報を受け取る『知恵』が無いだけかも知れないのです。