後悔しない子育て

後悔しない子育てを考えています。
万が一取り返しのつかないことになってしまっては後悔してもしきれないからです。
例えば信号を守っていても信号無視の車にはねられたり、左折車や右折車に巻き込まれてしまうことはあるものです。
だから横断歩道でも右左右を見て渡るように伝えるのです。後悔しない子育てでは一歩進んで、右左右、後ろを見て横断歩道を渡ることを提案します。
後ろとは車道の右折車や左折車の巻き込み確認です。

車が交通ルールを守ってくれていれば、信号を守って右左右をよく見ることで事故は避けることができます。
しかし車を運転しているのは人間です。急いでいたり見落としや思い込みなどで右折や左折の際に巻き込んでしまうことはあり得ます。いくら歩行者が信号を守っていたとしても信号無視の車だけではなく、歩行者が車の死角にいるだけで巻き込んでしまいます。
事故に巻き込まれた後で、いくら運転手を責め立てても取り返しはつきません。万が一死んでしまったら、後悔してもしきれません。運転手を責めることは多少の慰めにはなるのかもしれませんが、失われた命はかえってきません。

事故にあってしまうと命が失われてしまう可能性がある。全ての事故を避けることは不可能ですが、少しでも命を失う可能性を下げることはできると私は考えています。
横断歩道を渡る際には右左右に加えて後ろを確認することです。これは私も実践しています。はねられて怪我をさせられて痛い思いをしたくありませんし、後で保障してもらったところで治療に要する時間がもったいないから自分の身は自分で守っています。実は運転手さんを守ることにもつながるのです。運転手さんも事故を起こしたくて運転している人はいないと思います。偶然が重なって歩行者が死角に入ってしまうことで事故が起こるのですから、歩行者も後ろも気を付けるようにするのです。

私は歩道を歩く際にもできるだけ車道から離れた側を歩くことを推奨しています。
可能性は低いながら車が歩道に乗り上げる可能性があるからです。
歩道を歩いていれば基本的には安全ですが、より安全なのは歩道の中でも車道から少しでも離れた側を歩くことです。

更には横断歩道で信号を待つ際には、すぐに渡れるように車道に面した場所で待つのではなく、少なくとも1・2メートルは下がって信号を待つことを推奨しています。
これには二つの意味があります。
一つは歩道を歩く際と同じように車が運転を誤って乗りあげる場合を考えると一番前にいると巻き込まれてしまうからです。
もう一つは後ろの人に不意に押されてしまうと道路に飛び出してしまうからです。不見識な子供がいたずらのつもりで背中を押すことは十分あり得ます。不意に押されれば体制を崩してしまい車道に飛び出してしまう可能性があります。押さないように学校で指導することも大切ですが、万が一不意に背中を押されても命を落とさないように横断歩道で道路に面した部分で信号待ちをしないように伝えるべきだとおもいます。確かに道路に面した部分で信号待ちをしていれば、1秒か2秒早く信号を渡ることはできるかもしれませんが、たったそれだけのために命がけで道路に面した部分で待つのは得策ではないと私は思います。

後悔しない子育てとは、あらゆる危険性を子供に伝え自分の身を守れる子供に育てるアドバイスをすることです。
危険に遭遇する可能性が低いから対策をしないのではなく、ちょっとした知恵で事故に巻き込まれる可能性を減らせるのであれば、できるだけ対策をすることが後悔しない子育てにつながります。

後悔しない子育てですが、今回は事故を避けることを書きました。後悔しないためには、他にも子供のことを考えていく必要があります。この子供のことを考えるのですが、子供の視点から考える必要があります。その子供の視点から考えることについても今後書いていきたいと思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。