炭水化物の死亡リスクが東洋経済onlineに掲載

先日書いたLancetに載った炭水化物が脂肪リスクを高め脂質が死亡リスクを下げる記事の内容が東洋経済on lineに掲載されました。これまでの常識が一気に変わっていくでしょう。

スポンサーの兼ね合いでテレビでは放映されないことは予想していましたが、東洋経済on lineに掲載されたことで、ようやく世間一般でも知られるようになるでしょう。これまでは頭が柔軟な方がいち早く取り入れた健康法でしたが、これからは頭の固い人も受け入れざるを得なくなるでしょう。寿命が短くなっても受け入れない程頭の固い人は命がけで糖質をたっぷり食べ続けるのでしょう。

この解析は画期的ではありますが、残念なのはガンに関しての解析がないことです。確か解析の際に除外されたはずです。私は糖質による免疫不全がガンの発症に関与していると考えています。

私としてはもう一つ残念なのは食べ方あるいは血糖値の解析のないことです。13万5千人もの解析のため食べ方まで解析するのは困難だったのでしょう。今回のデータは今後の解析の道しるべになり得る結果だと思います。炭水化物が悪いのか血糖値の問題なのかがいずれ解析されるでしょう。私は今回の炭水化物での死亡リスクの上昇は一時的な高血糖が病気の原因だと考えています。更なる研究が待たれます。

糖質と脂質の食べ方を見直しましょう。世間一般では糖質制限と言われていますが、自分の意思で避けることを制限とは言わないと思います。制限とは他人からされるものであり、自分の意思で避ける場合は回避という言葉が適切だと思います。私は糖質回避という考え方を提案しています。

もしよかったら私の推奨する血糖値の上がり食べ方 2017年版病気を避ける理想の食べ方をご参照ください。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。