医者の将来性 待遇の変化

近い将来医者が余ることは間違いないと私は思います。
私が医者が余ると考える理由は以下に描いています。

近い将来医者が余る2つの理由
近い将来医者が余る3つ目の理由

給料について以前考えてみました。
医者が余ると給料が下がる?

最近『医者の将来性』や『医者が余る』などの検索キーワードで当サイトにたどり着いてくださる人達がおられますので、改めて考えてみました。具体的に近い将来医者がどのようになるかです。

医者の余り方

現在医者が足らないと言われるのは医者の偏在です。診療科や場所の偏在により足らないと言われています。地方と都会では足らない質が異なると私は思います。地方では本当に医者がいないのですが、都会では儲けのための医者がほしいと考えているのだと思います(現実には都会でも不足しているところはあるかもしれませんが・・・。地方の不足とは本質的に異なると思います)。医者が余るようになると都会から余るようになっていきます。儲けの為に医者が欲しいという現状のため医者の人数を減らすようにしていきます。都会で余った医者が地方にうつることもあるため、都会より遅れて不足するようになると思います。医者の待遇の悪化は都会からはじまり徐々に地方に広がると私は思います。

医者の待遇

他の職種と比較して医者は恵まれていると思います。医業を行うことの出来る唯一の独占免許のため好待遇が維持されています。医者不足と言われることもあり需要と供給の関係も手伝い待遇がよりよくなっています。いわば現在が医者の待遇バブルの状態です。近い将来医者が余ることにより医者の待遇バブルは崩壊し、現在の好待遇は崩れていくでしょう。
雇用の労働契約の兼ね合いがあるため現在働いている人は多少給料が下がる程度かもしれません。しかし新しく雇用される人は需要と供給のバランスが加味され、次第に悪化していくことが予想されます。特に医者になりたての研修医を終えた後の待遇はかなり悪化することが予想されます。もしかしたら研修医の待遇すら悪化するかもしれません。

未来を予測する際に参考になる具体例は似たような事例を探すことです。参考になりそうなのが歯医者さんと弁護士さんの待遇です。

歯医者さんの現状

歯医者さんは2つの理由で余っています。一つは虫歯(齲歯)・歯周病の予防医学が発達したため虫歯・歯周病の患者さんそのものが減ったこと。もう一つは歯医者さんが増え過ぎてしまったことです。他科に細分化された医者と異なり歯医者さんは基本的に虫歯と歯周病を専門とします。医者に置き換えると一つの診療科に集中していると考えてもらうとわかりやすいと思います。歯科という一つの診療科にも関わらず大量に歯科医を排出し続けてしまったのです。
結果として待遇が悪化しました。一説によると歯医者さんの平均年収は夜勤をする看護師さんよりも低いそうです。開業し患者さんを確保出来た歯医者さんたちはそれなりの年収を確保していますが、雇われている勤務医の待遇はかなり厳しいのが現実です。何故なら自分で開業する知識も経験も乏しい若い歯医者さんが多いため、需要と供給のバランスから、安い給料でも働いて経験を積みたいと考える傾向にあるからです。以前であれば歯科医師免許があればある程度の待遇が約束されていたものが、今では歯科医師免許プラス何かがなければ好待遇は得られません。歯医者さんの中で競争が巻き起こっているのです。逆に考えれば、余っていると言われる歯医者さんでも新規開業でも成功する人がいるのも事実です。時代の変化と共に求められているものが歯科医師免許・歯医者さんとしての技量だけでなく、人当たりや接遇・説明能力など人間力的なものも求められるようになっているのかもしれません。
同じ医療業界ということもあり今後の医者の待遇を予測する上でかなり参考になると思います。

弁護士さんの現状

アメリカのように訴訟が増えることを想定した国が、それに備え弁護士の数を増やすことを選びました。制度を変更したおかげで弁護士は増えたにも関わらず訴訟は想定した程増えませんでした。結果として需要と供給のバランスが崩れたことで、待遇が急速に悪化しました。

弁護士資格を取得した後、経験を積む場を求めて弁護士事務所に所属するのですが人余りの状態のため安い給料で募集しても応募があるのが現実のようです。居候させてもらう弁護士通称イソ弁、軒下を借りる弁護士通称ノキ弁なる言葉もあるようです。今ではイソ弁、ノキ弁も難しく、いきなり独立する『即独』なるものまであるそうです。

弁護士さんの仕事が減ったのは需給バランスだけではありません。インターネットと人工知能により仕事が減っていると思います。以前であれば法律関係でわからないことがあれば、本を買って自分で調べるか弁護士さんに相談するしかありませんでした。本を買ってわからなければ弁護士さんに相談していたのです。現在では本すら買うことなく、インターネットで調べてみると似たような事例を見つけることができるようになりました。ネットで調べてもわからないあるいは、現実問題としてどうすればよいかわからない時点ではじめて弁護士さんに相談することになるのです。
もう一つの人工知能とは、これまでの裁判例の中から当てはまるものを探すのは人工知能が優れているそうです。これまでは人海戦術だったものが、人工知能で候補をあらかじめ探し、選ばれた中から当てはまるものを選ぶようになっているそうです。現時点で導入している弁護士さんはそれほど多くなくても、これからは主流になる可能性が高いと思います。これまでは5人で判例を探していたものが、最後の判断だけで良いので1人で済んでしまうかもしれないのです。

現時点で経験豊富な弁護士さんの立場は安泰ですが、弁護士さんになりたての若手は経験を積んだとしても競争が激しくなるため将来独立出来るかどうかは不透明な状態です。若手の中でも弁護士資格プラス何か才能を持っている人は開業することもできるかもしれませんが、弁護士資格だけで開業では厳しいのは歯医者さんと同じ状態です。

歯医者さん、弁護士さんの現状からわかること

歯医者さんはかなり前、弁護士さんは少し前まで資格を取ると安泰だと考えられていました。それは独占資格のため資格がなければできない独占業務があったからです。しかし供給である歯医者さん、弁護士さんの人数が制限されていた時分には安泰でしたが、需要に対して供給過多になった時点で怪しくなりました。歯医者さんは虫歯の予防医学の発展、弁護士さんは機械による過去の判例検索能力の向上が人材確保の需要を減らしてしまいました。近い将来医者も糖質回避により病気が失くなってしまいます。ということは医者も歯医者さんや弁護士さんのように待遇が悪化する時代がやってくるということです。どちらもベテランの待遇は変わらず、若手の待遇が悪化しています。ということは医者の若手の待遇が悪化することが予想されます。既に患者さんはネットで情報を検索し、受診する機会そのものが減りつつあります。以前であれば医者に聞くしかなかった知りたい内容が、無料でインターネットにより供給されるのです。結果としてお金を払って病院を受診してまで医者にわざわざ聞かなくなるのです。人によってはインターネットの情報により治療した結果、良くならない場合に受診される傾向が出始めています。つまりインターネットによる情報で治療して良くなった人は既に病院を受診する必要がなくなっているので、その総数は医者には知りえないということです。恐らく歯医者さんでも弁護士さんでも同じような現象が起こっていることでしょう。

今後の医者の待遇

医者の場合診療科が細分化されていることもあり、診療科ごとの需要と供給のバランスにより医者の余り具合は変化することでしょう。比較的早い段階で余る診療科もあれば、余ることなく不足し続ける診療科もあることでしょう。現在は診療科ごとの待遇はそれほど変わりません。勤務医の場合固定給は診療科による違いはほとんどなく、働く時間の違いにより収入が異なる状態です。いずれは診療科ごとの固定給の違いとなって表れることでしょう。それほど如実ではなくても、全ての診療科で固定給を引き下げ、診療科手当とでもいうべきものが出現するかもしれません。

既に医者になっている人たちはかろうじて給料が少し下がる程度で済むかもしれません。しかしこれから医者になる人たち、特に10年20年後に医者になる人たちは待遇が急速に悪化することが予想されます。受給バランスが崩れた結果、待遇を悪くしても希望者が多数いるからです。糖質回避により患者さんそのものが減ってしまうため、医者の待遇を維持したくても病院が給料を支払うことができなくなるのです。医者の待遇バブルがはじけた状態です。医師免許があれば仕事に困らなかった状態が、医師免許プラス何かをもっていないとなかなか仕事にありつけない状態に陥るかもしれません。少なくとも医者であれば誰もが好待遇の時代は過去のものとなるでしょう。

卑怯な人の心理

卑怯とは

卑怯とは正々堂々としておらず、物事に正面から立ち向かうことの出来ない人です。姑息と同義語として理解している人もいるかもしれません。本来の姑息は一時しのぎという意味ですが、一時しのぎをすること自体が卑怯という意味合いで使われるようになり、姑息という一時しのぎという本来の意味よりも、卑怯という意味合いの方がより使われるようになったようです。

卑怯な人の心理

卑怯な人には二種類あります。自分が卑怯、つまり正々堂々としていないと自覚いるか自覚していないかの二種類です。

自覚していないのですから、卑怯だと指摘されても理解出来ません。何故なら概念そのものがないからです。そもそも正々堂々との違いも知らないのかもしれません。正々堂々ではないけども、楽な方法があるのにわざわざ面倒な方法をとるべき意味がわからないのです。例えば行列に並ぶ際に平気で割り込みしてしまうような人です。並ぶように指摘すると自覚が無いので怪訝そうにします。本来の立ち居振る舞いをわかってもらうことで、卑怯という概念を理解出来るかもしれません。知らなかっただけだからです。

対処法は教えてあげることです。

卑怯だと自覚している上であえて卑怯な行動をとる人は確信犯です。自分が他人から見てズルをしていると認識されることを理解しています。例えば行列に並ばなければいけないことは知っているけど、面倒なので割り込みをするのです。誰からも言われなければラッキーというスタンスです。言われて並び直しても元々は後ろに並ぶ必要があるのですから、ダメ元で割り込みをするのです。場合によっては卑怯だとわかっていることを隠す目的で激しく怒り出す人もいます。つまり卑怯だとわかっているから怒るのです。目的は自覚していることを隠すことです。

卑怯だと自覚している人の対処法は基本的にありません。そういう人だと理解して期待しないことです。どうしても関わる必要のある人が卑怯だと自覚している場合、卑怯な行動をされると悲しいと伝えることです。決して怒ってはいけません。卑怯な人には怒っても逃げ出すだけです。本当に逃げ出す人もいれば心理的に自分は悪く無いとして現実逃避をするだけだからです。卑怯な行動は人を傷付けることを繰り返し伝えることくらいでしょう。これまで卑怯な行動を咎められたことがないか、咎められたとしても変わらなかったので卑怯な行動を変えるのはかなり困難だとは思います。期待しなければ腹も立たないのでご参考まで。

乾燥肌の原因解明 空気の乾燥が原因ではない

空気の乾燥する時期になると皮膚がカサカサになり粉をふいたような状態になる乾燥肌という状態があります。空気の乾燥する時期に肌が乾燥するので一般的には空気の乾燥が乾燥肌の原因だと考えられています。同じように空気が乾燥した環境でも、乾燥肌になる人と乾燥肌にならない人がいます。その違いは体質という言葉・概念で理解されています。もし空気の乾燥が乾燥肌の原因だと仮定すれば、体質改善の方法が見つかっていない現在、乾燥肌を治すためには空気の乾燥しない場所に引っ越すか空気が乾燥しない季節に変わるまで待つしかありません。逆に考えれば空気が乾燥しているのに治ってしまっては理屈に合わないはずです。

正常な皮膚

通常皮膚は表皮基底層で細胞分裂によって生み出され、次第に成熟(角化)し垢となって細胞同士がバラバラになり皮膚表面からはがれおちます。細胞がバラバラになって剥がれ落ちるため、垢は肉眼では見えない程細かくなって剥がれ落ちます。だから正常な皮膚が剥がれ落ちるのは、垢すりのように集めないと見えないのです。

乾燥肌の皮膚

乾燥肌は皮膚が正常に成熟(角化)することができず、細胞同士がバラバラになれないまま剥がれてしまうことで生じます。日焼けの炎症の後皮が剥けてしまうのと同じような状態です。日焼けは短時間で強い炎症を生じるため日焼けの後の皮膚は一切離れることができず、一度にシート状に剥がれてしまいます。一方乾燥肌の場合には皮膚は垢よりは大きいものの細かい粉のように剥がれ落ちる状態となります。炎症が日焼けほど激しくないものの、正常な皮膚のようにバラバラにはなれない中途半端な状態で剥がれ落ちることがその要因です。

日焼けの原因は強い日差しにより皮膚がダメージを受けることで正常な皮膚のように表皮細胞同士が離れることができなくなることです。
乾燥肌は日焼け程ではないものの、皮膚の弱いダメージにより正常な皮膚のように表皮細胞同士が離れることが出来ない状態で、日焼けよりダメージが小さいため垢よりも少し大きくバラバラになる状態です。

乾燥肌の原因

皮膚に弱いダメージを与える原因は糖質のようです。
少し食べ過ぎると4・5日してから皮膚がカサカサしてくるのです。ちょうど日焼けしてから4・5日してから皮膚が剥けてくるのと似たような状態です。原因が糖質の状況証拠として、病気を避ける理想の食べ方に食べ方を変えると湿疹だけでなく乾燥肌も治ります。特に小さいお子さんの場合、食事をご飯から食べている場合オカズから食べるようにするだけで乾燥肌が治ることもよくあります。

ちなみに皮膚に弱いダメージだと乾燥肌ですが、強いダメージだと湿疹になります。湿疹でカサカサ皮が剥けるのも同じ理屈で、皮膚のダメージの強弱に過ぎません。

医学雑誌は科学ではなくなりつつある

医学雑誌は科学的であるべきです。最新の医学的な知見を載せるべきですし、科学とはそういうもののはずです。しかし最近聞いた話では医学雑誌は科学的に正しいかどうかではないところで、掲載・不掲載が判断されることがあるそうです。教えてくれた人に迷惑がかかってはいけないので詳しくは書けませんが、手軽に治せる治療法が最近投稿されるようになっても掲載しないそうです。不掲載の目的が手軽に治せる治療法が広まると開業医の経営が成り立たなくなるため掲載しないことが多いそうです。医学雑誌の掲載・不掲載を審査する医者がいるのですが、知人がその人から聞いたという話です。

本来医学は患者さんを治すために新しい知見を検証すべきです。医学雑誌は病気を治す手軽な手段が見つかれば積極的に掲載し、患者さんの利益になることを広く伝えるべきです。患者さんのためになると思って投稿した医者も、まさか他の儲かる治療法が廃れてしまうから掲載してもらえないなど夢にも思わず投稿していることでしょう。

スポンサーの利益のためになる情報を掲載する市販の情報誌のようにと同じように、医学雑誌が会費を払ってくれる医者の利益にならない情報を掲載しないのは悲しいことだと私は思います。

医学が科学であれば、病気を治す方法があれば掲載すべきです。誰かの不利益になるからという経済的観点から掲載を見送ることがあってはいけないはずです。しかし現実には手軽に治す方法の掲載は見送られてしまうという対応が現実にあるそうです。伝聞なので確かかどうかはわかりませんが、事実だとすれば志の低い医者が多いことを表していると私は思います。

医者の目的

医学雑誌が簡単に治る治療法の掲載を見送る目的は、これまでの治療法の儲けを損なわないことです。

新しい簡単な治療法を投稿する医者の目的は、患者さんの病気を治すことです。
掲載を見送るように働きかける医者の目的は治療そのものです。治療しなければお金にならないため、治療をしたいのです。簡単に治ってしまっては治療できないため、困ると考えるのです。
私は決してそのようなことはありませんが、多くの医者がこのように考えてしまうのかもしれません。
病気を治すことが目的という志のある医者だけが適切な治療を行い、治療そのものが目的の医者は延々と治療を続けるのかもしれません。

私がこのサイトの内容を論文投稿しない理由

何人かの患者さんから論文投稿を勧められましたが、私はこのサイトの内容を論文投稿する気がありません。論文の体裁を整えて投稿することが苦手だからなのですが、論文の体裁、つまり医学雑誌の作法に従って投稿する意味がないと考えています。私は正しいと信じていることなので、他人に審査してほしくはないのです。読んだ人が各自判断して受け入れてもらえれば良いのです。一種の宗教のようなもの(論理的宗教)です。信じるものが救われれば良いと思いますし、このサイトの理屈が真実なので、受け入れるか受け入れないかの問題ではなくいつ受け入れるのかという問題でしかないのです。

投稿しない最大の理由は、多くの医者が自分たちの利権を失うため受け入れないだろうと考えているからです。このサイトに掲載していることは、医者にかからなくても病気が治ってしまうからです。自分たちの存在意義を失ってしまう内容なので到底受け入れることはできないでしょう。ましてや治療もせずに食べ方で病気が治ってしまう理屈など、上記の内容をはるかに凌ぐ話です。投稿しても恐らく受け入れられることはないだろうと考えていたため、最初から投稿する気はありませんでしたが、私が予想したことを裏付けるエピソードを聞くことができました。

もう一つ論文投稿しない理由があります。それは医者に教えてあげる必要がないことです。患者さんに食べ方を直接伝えてしまえばよいからです。通常病気を治療するのは医者の仕事です。薬や手術により治すしか方法がありませんでした。だからその選択肢の一つとして医者に理解してもらう、あるいは医者を説得する必要があったのです。治療法という情報と治療法を医者が独占していたため、少し前までは医者に従うしかなかったのです。
しかしこれからは違います。インターネットの発達により治療法という情報が医者も患者さんもアクセスしやすくなりました。治療法といっても玉石混交で怪しい情報もあるため取捨選択が必要ではありますが、少し前よりは遥かに簡単に治療法という情報を手に入れることができるようになりました。わざわざ手間をかけて医者を説得しなくても、食べ方を患者さんに伝えるだけで、医者にかかることなく病気が治ってしまうのです。その一つが私が治した2型糖尿病です。私は糖質を控えると治るという情報を整理してわかりやすく伝えただけで、薬を一切使うことなく治してしまいました。血液検査をさせてもらいデータは取りはしましたが、完全に糖質をやめることができれば1か月ごとの検査すら必要がなくなります。半年後に念のため血液検査で確認する程度で済んでしまいます。糖質を控えるあるいは病気を避ける理想の食べ方によりアトピー性皮膚炎ニキビ、円形脱毛症などが治ってしまいます。

そもそも医者が科学者ではないのかもしれない・・・

私は医者は科学者の端くれであるべきだと思いますが、残念ながら多くの医者は科学者ではないのかもしれません。何故なら病気を治すことが目的ではなく、治療(お金)が目的の医者が多くいるからです。経営があるから治さず治療を継続することを優先する医者もいるようです。
医者の利権を守るために科学的な情報を掲載しない医学雑誌が存在するのですから、その医学雑誌を読む医者も科学者とは言えない状態なのかもしれません。

病気の治療をすることが目的ではなく、病気を治すことが目的の医者を見極めて医者を選ぶべき時代がやってくるのかもしれません。

どうやったら治せるのか医者に聞いてみることです。実践できるかできないかは別にして治し方の道筋を提案してくれる医者は病気を治すことが目的の医者かもしれません。しかし最初から治す気のない医者がいることも確かです。現代の医学では治せない病気があることは仕方がありませんが、もしかしたら治療を継続したいがためにあえて治さないのかもしれません。長年治らない病気でお悩みでも、医者を変えるとあっさりと治る病気もいくつかあります。

医者を選ぶのも寿命のうち

誰かから聞いた話です。悲しいことですが、事実のようです。

 

乳児湿疹の原因解明(母乳の場合)

ミルク栄養のお子さんの乳児湿疹の原因はミルクの溶き方でした(詳しくは乳児湿疹の原因解明(ミルクの場合)をご覧ください)。

今回は母乳栄養のお子さんの乳児湿疹の原因を説明します。
一言でいえばお母さんの食べる糖質によって影響を受けています。しかも一度にたくさん糖質を食べた場合に乳児湿疹の症状を誘発するようです。早ければ数時間、遅くとも翌日には反応するようです。
赤ちゃんの肌がお母さんの一度に食べた糖質の量が多いと反応してしまっているだけのようです。このことをわかりにくくしてしまうのが、赤ちゃんやお母さんによって一度に食べて大丈夫な糖質の量が異なるのです。そのため多くのお母さんが糖質をたくさん食べるように勧められていますが、乳児湿疹発症するのはごく一部なのです。

ステロイドを塗っても繰り返す理由

乳児湿疹がステロイドを塗るとすぐに改善しても繰り返すのは理由があります。母乳栄養の場合お母さんが糖質を一度にたくさん食べているからです。原因を知らずに一度にたくさん食べているから、改善しても繰り返すのです。丁度アクセルとブレーキの関係に似ています。アクセルを踏みながらブレーキを踏んでもなかなか止まりません。一旦止まったとしても、ブレーキを話せばすぐに動き出すのです。アクセルとブレーキの関係から言えば当たり前のことです。乳児湿疹と糖質の関係も似たようなものです。ブレーキであるステロイドを使って一旦止まることが出来ても、アクセルである糖質を食べていると動き出してしまうのです。車を止めるためにはブレーキよりもまずアクセルを緩める方が大切です。

母乳にはお米という誤解の生じた訳

多くの産婦人科や産院ではお米をたくさん食べるように推奨しているようです。脱水にはスポーツドリンクという誤解と同じで、誰も深く考えなかったのでしょう。少なくとも糖質をたくさん食べても害があるとは想像すらしていないため、今でもたくさんのお米を食べることを推奨しているのでしょう。

戦後などの元々食べる物の少なかった時代、妊婦さんや授乳婦さんに栄養を摂ってもらおうという優しさから貴重なお米を食べるように勧めたのでしょう。江戸時代から続くお米神話が妊婦さんや授乳婦さんにお米を食べるように促すことに至ったのでしょう。古くから日本人の主食であるお米の食べ過ぎによる害があるとはだれも想像できなかったのです。食べる物が少なかった時代に沢山食べるというお米の量と、捨てる程有り余るほどある時代の沢山食べるお米の量が大きく変わってしまっているのです。あくまでも相対的にたくさんという曖昧な表現のため、食べる量が全く異なるようです。そしてその食べ過ぎた結果乳児湿疹を引き起こししまったのです。

母乳に必ずしもお米・糖質が必要ない根拠

お母さんは赤ちゃんに母乳を与えるために体内で母乳を作り出しています。その源はお母さんの食べた食べ物です。母乳にも糖は含まれてはいますが、糖はお母さんが糖質を食べなくてもタンパク質を食べていれば作り出すことができます。無理して糖質を食べる必要はないはずです。

授乳婦さんに関わらずから名寿司もお米・糖質を食べる必要がないのと同じです。

ましてや糖質であるお米をたくさん食べると乳児湿疹を生じるのであれば、わざわざ糖質を食べる意味はないと思います。

人々はお米の正体を依存性により見誤っているのです。

お米・糖質の食べ方

お米や糖質の食べ方は、病気を避ける理想の食べ方を提案しています。
糖質を一度にたくさん食べ過ぎると翌日には症状が出るため、症状が出現すれば当日か前日の食べ方が病気を避ける理想の食べ方から遠ざかっているはずです。
そのことを理解し、次からは病気を避ける理想の食べ方に近づける食べ方に改める方がお得です。

乳児湿疹はお母さんが一度にたくさん食べ過ぎた結果反応するため、症状が出た時点で食べ方を改善することをお勧めします。
一度にたくさん食べず、小分けにして食べましょう。
例え話をすると一度にラーメン・チャーハンセットを食べると乳児湿疹を生じる可能性が高まり、お昼御飯にラーメンを食べ3時のおやつにチャーハンを食べるのであれば症状が出にくくなります。

詳しくは病気を避ける理想の食べ方をご覧ください。

肥厚性瘢痕・ケロイドの違いとその原因と治し方

肥厚性瘢痕とケロイドの違い

肥厚性瘢痕・ケロイドは傷痕が赤く盛り上がる病気です。肥厚性瘢痕は傷痕が盛り上がるもので元々の傷の範囲をこえません。ケロイドは元々の傷の範囲をこえて大きく盛り上がります。肥厚性瘢痕は明らかな傷の部分が盛り上がるのですが、ケロイドは傷がない部分にも盛り上がり腫瘍化するようにみえます。恐らく明らかな傷として認識しないニキビのような小さな傷痕をきっかけにして、傷跡が盛り上がるようです。肥厚性瘢痕もケロイドも病態は同じだと考えます。ちなみにニキビ痕が治らない病態も同じです。反応性が異なるだけです。反応性が高ければケロイドなり中程度の反応性であれば肥厚性瘢痕、反応性が低ければニキビ痕として盛り上がらず赤みだけが持続する状態となります。ケロイドは経験上遺伝性があることが知られているため、体質だと考えられていたようです。父親あるいは母親にケロイドがあると子供もケロイドを生じやすいようです。

肥厚性瘢痕・ケロイドの原因

肥厚性瘢痕・ケロイドの原因は食べ方です。一度にたくさん糖質を食べることで肥厚性瘢痕・ケロイドは誘発されてしまいます。
あくまでも現時点で仮説の域を出ませんが、糖質を一度にたくさん食べることで免疫異常を生じる病態があるようです。創傷治癒の過程で発生する物質あるいは細胞などにに対する自己免疫を生じるようです。肥厚性瘢痕やケロイドは創傷治癒過程で発生する自己免疫機序により発生しているようです。その引き金を引くのが糖質です。

糖質を控えることで肥厚性瘢痕・ケロイドは改善します。
偶然糖質を控えた人のケロイドや肥厚性瘢痕が改善したことからわかった事実です。
糖質回避により肥厚性瘢痕やケロイドが治るのであれば、アトピー性皮膚炎などの自己免疫性疾患と同じ機序で生じている可能性を考えました。
実際糖質回避をしてもらうことで肥厚性瘢痕やケロイドが改善していることが状況証拠です。

上記のように遺伝性があるので、糖質への反応性あるいは糖質による自己免疫機序が遺伝的要素を含むのかもしれません。

肥厚性瘢痕・ケロイドの治し方

糖質回避をすることです。糖質を食べないことが一番ですが、糖質を食べるのであれば病気を避ける理想の食べ方をすることがお勧めです。どうやら一時的な血糖値の上昇が様々な自己免疫性疾患の引き金のようです。逆に言えば糖質を食べても血糖値の上がりにくい食べ方をすれば良いようです。詳しくは病気を避ける理想の食べ方をご参照いただければよいのですが、簡単に言えば糖質以外のものを食べる。一度にたくさん食べないということです。

これまでの治療法と問題点

肥厚性瘢痕・ケロイドのこれまでの治療法は対症療法しかありませんでした。糖質のとりすぎによる自己免疫性疾患であることを知らなかったので仕方がないのかもしれません。

内服は目に見える効果は期待できませんし、液体窒素での冷凍療法なども多少効果がある程度でしょう。

効果の高い方法はステロイド剤の局所注射と手術でした。
ステロイド剤の局所注射は周囲の皮膚が委縮してしまう副作用や全身性の副作用の危険性がありますし、手術は新たな傷を作るため創傷治癒過程での自己免疫ですから再発の危険性を伴う治療法です。再発防止には放射線を照射する再発防止策がとられますが、良性疾患に対する放射線治療は発がん性の危険性が完全には否定できません。

肥厚性瘢痕・ケロイドの21世紀の治療方針

根本的な問題は創傷治癒過程の自己免疫性疾患です。
自己免疫性疾患の原因が糖質のとりすぎなのですから、原因である糖質の食べ方の工夫をすることが一番です。
逆に糖質を同じ調子で食べながら肥厚性瘢痕・ケロイドの治療をしたところで、アクセルを踏みながらブレーキをかけているようなものです。
他の治療法を併用するとしても、第一選択は食べ方を工夫することだと私は思います。

まだ多くの医者は病気を避ける糖質の食べ方を知らないので、悩んでいる人は自分で食べ方を身につける方がお得だと思います。
もし食べ方が工夫出来なくても、どうしても治したいのであれば、従来通りの治療法に頼るしかないと思いますが、食べている限り綺麗にはなおりませんし再発の危険性があることを知っておくべきだと思います。

 

水分補給にはスポーツドリンクという誤解

水分補給にスポーツドリンクを飲む人がいますが私は2つの意味で勿体無いと思います。1つはお金、もう一つは健康です。確かに脱水を避けることがを出来るかもしれませんが、スポーツドリンクで健康を害することがあるのです。

水分補給には水で十分

私は通常の水分補給にはただの水で十分だと思います。何故なら人類は長年に渡り水分補給はただの水で行なってきたはずだからです。もし塩分と糖分を同時に補給しなければ水分補給が出来ないのであれば、毎回喉が渇いた際に都合良く塩分と糖分を摂ることが出来るとは思えないため、恐らく人類は絶滅しているからです。人類の進化の歴史においては、糖分と塩分が同時に補給出来る幸運はごく稀であったはずです。水で十分な水分補給をわざわざお金をかけてスポーツドリンクを飲むのは勿体無いという発想です。

元々日本人は塩分を摂りすぎているため、わざわざスポーツドリンクで塩分を補給しなければ塩分不足になるとは思えません。

スポーツドリンクで病気になる?

スポーツドリンクだけが原因ではありませんが、糖分・糖質により様々な病気が引き起こされます。糖分や糖質を摂りすぎる原因の1つとしてスポーツドリンクによって病気になることが考えられます。わざわざスポーツドリンクを飲んで病気になるという意味で勿体無いと私は思います。

水分補給にはスポーツドリンクという誤解

上記の通り通常の水分補給には水で十分だと私は思います。その証拠は人類が滅びていないことです。

では何故水分補給にはスポーツドリンクという誤解が広まったのでしょうか?それは極度の脱水状態に陥ると電解質(体内の塩分のこと)のバランスが崩れ、水だけ飲んでもなかなか水分が吸収出来ません。水分が吸収できたとしても体内の電解質が薄まるため、更にバランスが崩れて命に関わることに繋がるのです。本来であれば点滴での水分補給が適切です。そのような極限状態においての水分補給には、水分を速やかに吸収するために塩分と糖分が必要なのです。スポーツドリンク本来の目的は経口補水液の代わりで、言わば点滴が必要な程の脱水の場合の水分補給なのです。元々の目的は緊急時の水分補給だったにも関わらず、平常時の水分補給もスポーツドリンクが最適という誤解が広まったようです。

緊急時の水分補給に最適なら平常時にも良いはずだから売れると考えた企業が売り出したのでしょう。もしかしたらスポーツドリンクメーカーが売り込むために、あえて誤解するように仕向けたのかもしれません。これまではスポーツドリンクでの健康被害が認識されていなかったから、誰も否定しなかっただけです。

更に糖分にも塩分にも依存性がある(糖分依存、塩分依存)ため、やめられなくなってしまうのです。そのスポーツドリンクで健康を害することがあることを知らずに体に良いと思って飲んでいるのです。本来であれば健康を害する事は医者が止めるべきですが、スポーツドリンクの害を知らない医者は、脱水予防にスポーツドリンクを積極的に飲むことを推奨してしまっているのです。

不眠症の一つの原因が糖質

不眠症の原因はいくつかあるとは思いますが、一つの原因は糖質のようです。
少なくとも私の場合、不眠の原因は糖質です。日頃私は糖質を食べることはありませんが、たまに食べると睡眠の質が悪くなります。具体的には入眠時間より3時間以上前に大量に食べると入眠障害を起こします。逆に入眠時間直前に食べると入眠障害は起こしませんが、夜中に目覚めてしまいます。
この事実から原因を考えてみますが、糖質を食べることにより血糖値が上昇し何らかの不都合を起こすようです。脳細胞のタンパク質にブドウ糖が糖化し脳活動のノイズを起こしているのでないかと考えています。

私の場合夜糖質を食べると睡眠の質が悪くなるため、日頃糖質は食べないように気を付けています。
基本的に糖質を食べるのは多少睡眠の質が悪化しても良い休みの前日にしています。
血糖値が上昇することで睡眠の質が悪化するので、昼間に食べる方が良いようです。

私の場合糖質を食べる日と食べない日があるので、違いが明確になります。毎日糖質を食べていた頃には気づくことのできなかった事実です。
小中学生の頃不眠で悩んでいましたが、寝る前に大量にご飯を食べていたからかもしれません。

不眠で悩んでいる人は夜糖質を食べると勿体無いかもしれません。
もしよかったらお試しください。

糖質ではなく、不眠の原因が小麦だと主張している先生がアメリカにおられます。アメリカでは小麦が糖質の大半なので小麦と言い切っても問題ないのかもしれませんが、日本ではこむ小麦以外にも様々な糖質があります。そのため日本では糖質が不眠の原因として考えると私は間違いないと思います。よかったら読んでみてください。(参考文献:いつものパンがあなたを殺す

もしかしたら「いつもの糖質があなたをじわじわ殺す」のかもしれません。

不眠でお悩みの方は、夕食の糖質を控えてみることをお勧めします。

人工甘味料で太る人と太らない人の違い(仮説)

一説によると人工甘味料を摂ることでかえって太ってしまう人がいるそうです。
私が読んだのは人工甘味料を含むジュースを飲むとかえって太ってしまうという話です。その話には理由や解釈は書いてはありませんでしたが、人工甘味料入りのジュースによる太るという事実が書いてありました。
にわかには信じがたい事実ですが、事実だとすればと考えてみました。理屈自体は人工甘味料のジュースにより太る理由(仮)に書きました。恐らく人工甘味料により太る人と太らない人がいると思われるため、その違いを考えてみたいと思います。

詳しくは人工甘味料のジュースにより太る理由(仮)に書きましたが、人工甘味料では理論上は太らないはずです。何故なら人工甘味料は人間の身体には栄養にならないからです。人工甘味料を摂ることで太ることが事実だとすれば、何らかの太ってしまう仕組みが働くはずです。そもそも人類が太ってしまうのは糖質依存による糖質の過剰摂取です。であれば、その糖質の過剰摂取の引き金を人工甘味料が引いてしまうと仮定する人工甘味料によって太る可能性も理解できます。であれば、太る人は糖質依存の人で、しかも人工甘味料によって糖質の過剰摂取が引き起こされる人のようです。

糖質依存

糖質依存とは糖質中毒のことで、糖質を食べることに依存してしまう状態です。自分で摂取量をコントロールすることが出来ない状態のことです。糖質に騙されてしまうことで、糖質を食べすぎてしまうと理解しやすいようです。ちなみにみんなが気づいていないだけで糖質依存・糖質中毒には強い空腹感という禁断症状まであります。禁断症状の証拠は、空腹感を我慢しているとピークをこえる感覚を経験することです。禁断症状でないと仮定すれば、食事をするまで空腹感は持続するはずです。時間の経過とともに空腹感が軽減することが禁断症状の証拠です。

糖質の過剰摂取

人は自分の意思で行動しています。しかし様々な物事に操られていることがあるのです。その一つが依存という心理状態です。依存対象によって操られてしまっているような状態です。元々は人類が生き延びるために有利に働いた衝動買いを引き起こす心理が、先人の知恵の結集により生存することに困らなくなった現代社会において様々な依存という問題を引き起こすようになったのです。その糖質依存の心理が糖質による過剰摂取を引き起こしてしまいます。元々は食べ物を得ることが困難だった太古の昔、次にいつ食べることができるかわからなかったことから、無理をしてでも今食べるように脳が促すのです。糖質依存の状態では、胃の中に物理的に入りきらなくなるまで食べ過ぎてしまうのです。

人工甘味料を摂ることで糖質を摂りすぎる理屈

日頃から甘い砂糖を摂るこのに慣れている人は、甘いものを摂取した時点で条件反射により血糖値を前もって下げるようにインスリンが分泌されるのかもしれません。ちょうど日頃糖質を食べることに慣れていると、糖質を少量食べると続いて大量に食べると脳が錯覚してインスリンにより血糖値をあらかじめ下げようとする、糖質を少量食べると余計お腹が空く仕組みと似たような仕組みが働くのかもしれません。

日頃甘いものを食べている人は人工甘味料を脳が錯覚し、条件反射によりインスリンを分泌してしまうのかもしれません。この仮説の一番の証明は人工甘味料を摂ることで血糖値が下がるかどうかの確認ですが、今のところまだ確認できてはいません。次善の策としては、人工甘味料を摂ることでお腹が空くかどうかです。禁断症状が誘発されるようであれば状況証拠としては十分でしょう。

血糖値の関連ははっきりとはわかりませんが、もしかしたら人工甘味料を甘味として感じたにも関わらず、身体に糖が入ってこなければ反動で余計食べたくなる心理状態が引き起こされてしまうのかもしれません。

人工甘味料で太る人

・糖質依存の人
・日頃から砂糖を多く摂っている人(糖分依存

もしかしたら糖質依存だけでは人工甘味料を摂っても太らないかもしれません。日頃から甘いものを食べている糖分依存の人が人工甘味料を摂ると、満足できず結果として本物の糖質を食べすぎてしまうのかもしれません。

人工甘味料で太らない人

・糖質依存ではない人(禁断症状である強い空腹感を感じない人)
・日頃甘いものを食べない人

あくまでも私の頭の中で仮説なので現実には糖質依存や糖分依存でなくても、太る人がいるかもしれません。いずれにしても食べ方には注意しましょう。少なくとも日頃糖質を摂らなければ、人工甘味料を摂っても太るとは思えません。
そして害があるかどうかはわかりませんが人工甘味料に依存しないように注意しましょう。

GI値(グリセミック指数)の意味と問題点

低GIダイエットなる言葉まであるようなので、GI値(グリセミック指数)の意味と問題点をまとめてみたいと思います。

ウイキペディアによると

グリセミック指数 (glycemic index) とは、食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に表現する数値である。食品の炭水化物50グラムを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表す。血糖値の時間変化をグラフに描き、その曲線が描く面積によってGI値を計算する。

だそうです。食品に含まれる糖質の量をブドウ糖と揃えて比較し、消化・吸収・インスリンの反応性を相対的に表すものです。

食品に含まれる炭水化物を50g摂取した際の血糖値の上昇具合を比較しています。つまり食品によって炭水化物を含む割合が異なるため、食品の摂取量が異なるものを比較した結果です。

問題点

学問的には比較するためには糖質の量を揃える必要があったのでしょう。しかし現実的には比較試料に含まれる炭水化物・糖質の量が同じになるためには、比較試料の重量が異なる状態での比較データということになります。

ウィキペディアによると

GI値は一食分あたりではなく「炭水化物50gあたり」の試料で比較するため、比較試料の重量にも気を付けるべきである。具体的には、ウドン約88g、ソバ約70g、砂糖50g、スイカ約660gを比較する事になる。炭水化物の非常に少ない肉類などは実質的に測定不可能である。例えば豚モモ肉は100gあたり炭水化物量が0.2gのため、およそ25kg摂取しなければ測定できない。絹ごし豆腐は100gあたり炭水化物が2gなので、おおそ2.5kg摂取しなければ測定できない。

一般的な認識からすると違う重さの食品を食べた状態での血糖値の上昇具合を比べても意味はないと思います。糖質が多く含まれていないものは、糖質が同じになるまで沢山食べて、比較することに意味を見出せません。

意味を持たせることが出来るとすれば、食品50gを食べた状態とブドウ糖50gを食べた状態とを比較して、血糖値の上昇具合を相対的に表すことだと思います。BS(血糖値)上昇指数とでもするべきです。

食べ物の量が異なるにも関わらず、食べ物の中に含まれている糖質の量だけをとらえて比較することが実生活に意味を見いだせるとは私は思いません。

GI値は糖質を多く含むお米やパンなどでは多少は参考になるかもしれませんが、元々糖質を含む量が少ない肉などでは全く意味のない数値となります。つまりGI値を見る際に元々の糖質の含有率を別に調べないと意味の判断がつかないのです。別の情報がなければ判断できない値に振り回される必要はないと思います。

GI値の目的はある食べ物がどれだけ血糖値を押し上げるかを知ることだと想像しますが、それならば食べ物の中で血糖値を直接押し上げるのは糖質だけなのですから糖質の量だけを参考にすればよいことです。GI値などという小難しい考え方など私は必要ないと考えます。糖質の含有量あるいは含有率を参考に血糖値の上昇しやすさを判断し、食べ方を検討することが合理的だと考えます。

GI値ではなく炭水化物・糖質の含有率を参考にするようにしましょう。糖質の含有量は多くの食品に記載されています。タンパク質・脂質との割合の高いものは血糖値を素早く押し上げます。逆に炭水化物・糖質の含まれる割合の低いものは血糖値を緩やかに上昇させます。それだけのことです。