ガン(悪性腫瘍、癌)を治すかもしれない食事 〜オメガ6脂肪酸を避ける〜

先日ある患者さんと話しているとガン(悪性腫瘍、癌)がわかったものの骨転移があるため手術をされていないということをお伺いしました。そこで私の持っているこれまで見つけた全ての情報をお伝えしました(参考:ガン(悪性腫瘍、癌)の治し方(仮説))。

その後治るかもしれない治療法があればこのサイトに書くとお伝えしていました。以前から知ってはいた内容ですが、免疫にかかわるガン(悪性腫瘍、癌)が治る可能性のある方法を思いついたので書いてみます。

オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の割合が問題でオメガ6脂肪酸が多くなるとアレルギーを起こすという話は「「いつものパン」があなたを殺す―――脳を一生、老化させない食事 (三笠書房 電子書籍)」(ちなみにこの本では「グルテン」に注目していますが、日本人に対しては「グルテン」だけでなく「糖質」に置き換えると正しいと思います)の本を読んで知ってはいましたが余り信じてはいませんでした。何しろ主張はグラスフェド(牧草を食べさせることです)の牛肉を食べることだからです。もしかしたらオメガ6脂肪酸が多いと脂肪酸のバランスが崩れて免疫がおかしくなるのかもしれません。

オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸のことはこちらをご参照ください。

オメガ6脂肪酸を避ける

様々な情報を仕入れて頭の中で整理した今の私は、オメガ6脂肪酸を避けることが正しいのではないかと考えています。糖質を控えること、塩分を控えること、カフェインを控えることで様々な病気が治ることから、引き算が正解ではないかと考えています。今回の引き算はオメガ6脂肪酸をやめるということです。

牧草で育った牛肉を食べる

オメガ6脂肪酸は穀物で育てられた家畜に多いため基本的に鶏肉、豚肉、牛肉などのお肉を食べていると自然とオメガ6脂肪酸が多くなってしまいます。実は自然界の動物はオメガ6脂肪酸はそれほど多くはならないそうなので、お肉だと天然の鹿や猪などジビエと呼ばれるお肉はオメガ6脂肪酸は多くならないそうです。牛の自然な食事は牧草などの草を食べることなので牧草を食べて育った牛肉はオメガ6脂肪酸が多くはならないようです。つまりお肉を食べるのであれば牧草で育てられた牛肉を食べるようにしましょう。(呉市内でもウルグアイ産の牧草で育った牛肉をみかけたことがあります。どのスーパーに行けば牧草育ちの牛肉が買えるかわかれば改めて掲載したいと思います)

天然ものの魚を食べる

魚は基本的にオメガ3脂肪酸が多いのですが、残念ながらオメガ6脂肪酸の多い魚もあるようです。というのもかつては養殖でも餌が魚だったので自然界と同じでオメガ6脂肪酸は多くはなかったようですが、最近では養殖は魚以外の餌を食べさせるようになっているためオメガ6脂肪酸が多くなっているようです。魚を食べる場合は天然物を選んで食べてみましょう。魚の大きさは問題ではないので、養殖されていない小さな魚でよいので天然ものの魚を食べるようにしてみてください。

一説によるとオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスが崩れると免疫異常を来すという話もあるようですが、私はオメガ6脂肪酸が多くなると免疫異常を来すと考えています。オメガ6脂肪酸を避けても状況が改善しないようならオメガ3脂肪酸を摂るようにしてみてください。(最初からオメガ3脂肪酸を摂っても害はないと思います。オメガ3脂肪酸を摂るのであればこのアマニ油マヨネーズアマニ油入りドレッシング(ごま)がお勧めです。ドレッシングとして普通に使うだけでオメガ3脂肪酸を摂ることが出来るからです。)

他の食事の仕方はあらゆる病気の患者さんで試して実績を積んでいますが、このオメガ6脂肪酸を避けるのはかなりハードルが高いこともあり、今のところ実績がありません。
少しでも信じていただけて、もしよかったらお試しください。

 

ホームページのトップページを変更しました

ホームページのトップページを変更しました。

ガン(癌、悪性腫瘍)の治し方(仮説)として掲載していたページを、他の病気にも当てはまるように変更し、トップページとして掲載することにしました。
病気を治す仕組みは日々研究していますが、現時点で見つけた知識を詰め込んだホームページとして掲載しております。

主には食事の仕方を提案していますが、睡眠や運動なども提案しています。
写真でお見せすることができないことが残念ですが、トップページに掲載していることは少なくともお一人は病気が改善した実績のある仕組みです。万人に当てはまるわけではないとは思いますが、個人個人で試していただければ改善が期待できると思います。可能であればトップページに掲載しているすべてを実践するのがお勧めですが、一つ一つでも構いません。一つ生活を変えても治らなければ、もう一つ追加して生活を変えてみるという形もお勧めです。

身体からの「SOS」のサイン

抽象的な怪しげな表現になりますが、私自身は病気は身体から出る「SOS」のサインだと思います。その「SOS」のサインの元の対処をしていないため治らないのではないかと思います。今の医学はその「SOS」サインを消そうとしているにすぎません。「SOS」のサインが出ないように「治療」を全くできていないのではないでしょうか?私の提案する仕組みで治った方は、本来の健康な状態になり「SOS」のサインを出さなくても済むようになっただけではないでしょうか?
身体からの「SOS」のサインの出方は人によって様々です。アトピー性皮膚炎で「SOS」のサインが出る人もいれば、ニキビで「SOS」のサインが出る人もいます。ガンとして「SOS」のサインが出る人もいれば、花粉症として出る人もいるようです。アトピー性皮膚炎にステロイドを塗っても何も解決はしていません。「SOS」のサインを消しているにすぎません。アトピー性皮膚炎の出る原因を取り除く必要があるようです。「SOS」のサインを取り除く仕組みがトップページに掲載している内容だと私は考えています。

特に原因不明の病気であれば、現代の医学では治癒は困難です。
治らないと諦めておられた病気が治っている方が多数おられます。
ダメ元でもよかったら一度試してみていただければと思います。

 

 

子宮頚がんの異形成細胞が消えました

以前から子宮頚がんが食事の仕方で消える可能性があることはお伝えしていますが、現在確認出来たのは4人の方が食事の仕方で消えています。今回患者さんが書面で確認出来るものをお持ちくださったので掲載してみます。医学的には病理結果のような詳細な報告ではないので、無意味だと感じる方もおられるかもしれませんが、信じて頂ける方だけ読み進んで頂ければ幸いです。

子宮頚がんの異形成は自然に消えることがあるため、偶然と言われればそれまでですが、現時点あるいは過去に検診で異常を指摘されてお悩みでしたら、ただ祈るだけよりは消える可能性が高まるのではないかと考えています。

結果です。


2年前の検査では子宮頚がんの検診でASC-USの結果でした。以前の分類ではクラス分類としてはClass II〜Ⅲaのようです。2年前この結果の時点でご相談して頂いたので、早速糖質を控えて頂き、産婦人科を受診して頂きました。受診時には深刻な状況ではないとのことで、念のため3ヶ月後再検査時には異形成は認められなくなり、その半年後の再検査でも問題なかったそうです。残念ながらその産婦人科では結果は書面では頂けなかったそうです。

今回念のため検診で確認した形です。

今回はNILMの結果でした。以前の分類ではクラス分類としてはClass I〜IIのようです。

食事は2年前の検診結果を受け、一時期主食をやめてもらいました。幸い異形細胞が消えたので糖質回避を緩め、1日1食は糖質を食べておられますが異形成は認めておりません。

子宮頚がんの異形成は自然に消えることはありますので、偶然の可能性は否定出来ません。信じて頂けた方だけ、糖質回避をして頂ければと思います。

糖質負荷で異形成が再出現

別の方の話ですが、糖質回避により一度消えた子宮頚がんの異形成が、再び糖質を摂取することで再出現してしまった方が2人おられます。幸いお2人とも、その後再び糖質回避を行い異形成はなくなっているそうです。

糖質を回避して消えて、糖質を負荷して再出現しているので偶然の可能性は低いのではないかと私は考えています。

糖質回避で異形細胞が消える理由(仮説)

人間がガン(悪性腫瘍、癌)を発症するメカニズムで書きましたが、恐らく糖質などが何らかの理由でガン細胞などの腫瘍細胞に対する免疫不全を引き起こすことが原因のようです。あたかも免疫機能が糖質という賄賂をもらって、腫瘍細胞を見逃すような状況です。糖質回避により糖質を控えると、賄賂がなくなったため免疫機能が腫瘍細胞を見逃さなくなるようです。

私の仮説では塩分や水分、ビタミン不足や運動、睡眠なども免疫機能に関わっています。それらが複雑に絡み合って腫瘍細胞に対する免疫機能不全を引き起こしています。少なくとも子宮頚がんに関しては、4人中4人が糖質回避で異形細胞が消失しているので、今のところは糖質だけが犯人ではないかと考えています。

今後様々な情報が集まることにより、別の仕組みもわかるようになるかもしれません。新しい情報がわかれば、改めて掲載したいと思います。

糖質回避の勧め

子宮頚がんの異形成を指摘され不安になっておられる方で、私の理屈を信じて頂ける方は、糖質回避をしてみてください。糖質回避とは自分の意思で糖質を避けることをあらわします(参考:糖質回避教)。人から糖質を摂ることを制限される糖質制限とは異なる概念です。(食事の仕方は、糖質を避けるということで同じですが…)

糖質回避の具体的な方法としては、主食や芋類を食べないことです。まず安心するためにも、子宮頚がんの検診で異常を指摘された場合、出来れば一度検査で異形成が消えるまでは、3食とも主食を食べないことをお勧めします。異形成がなくなれば、恐らく1日1食であれば主食を食べても大丈夫だと思います。1日2食主食を食べるようににしたら異形細胞が出た方がおられたので、主食を食べる場合1日1食にしておく方が良さそうです。

お菓子や果物も糖質なので、一度異形成が消えるまでは食べないことがお勧めです。

偶然異形成が消えることをただ祈るだけより、マシ程度にお考え頂いても良いと思います。良かったら参考にしてみてください。

もし主食や芋類、お菓子や果物を食べない状態でも異形成が消えない場合、ガン(悪性腫瘍、癌)の治し方(仮説)をご参照ください。私が見つけている免疫異常を治す他の方法を試して頂ければと思います。

既にガン(悪性腫瘍、癌)になってしまった場合でも、もしかしたら効果があるかもしれません。効果の程は今のところ未知数ですが、糖質だけでなく、上記のガン(悪性腫瘍、癌)の治し方(仮説)も参考にして頂ければ幸いです。

もし産婦人科の先生がこの記事を読まれて、賛同頂ければ子宮頚がんの検診で異形細胞がある患者さんにことサイトをお伝え頂けると幸いです。

ガン(悪性腫瘍、癌)の治し方(仮説)

先日知人から相談を受けました。伝聞の伝聞なので詳細は不明ですが、膵ガンで肝転移があり治療が難しく緩和ケアを勧められたそうです。何とか治すための治療法がないかと考えておられるようで、セカンドオピニオンを含めて良い病院がないかという相談でした。抗ガン剤などの治療をされたかどうかはわかりませんが、診断されてからしばらく時間が経っているそうなので恐らくされたのではないかと思います。その結果緩和ケアを勧められたようです。

結論を言えばその状況での西洋医学での治療は難しいと思います。選択肢としては日本ではまだ保険適応のない海外の薬を輸入して治療することは可能かもしれませんが、莫大な費用がかかりますし効果は未知数のため現実的ではないと思います。

現実問題としてセカンドオピニオンを受けられたとしても、結果は変わらないと思いますとお伝えしました。

さらに加えて私の考えている仮説をお伝えしました。

効果があるかどうか未知数ですが、現在の西洋医学では治癒は極めて困難で、延命も難しいと思います。

可能性があるとすれば、私の考えている診断と治療を兼ねた食事療法である診断的食事療法しかないと思います。
効果がない可能性も勿論ありますが、私の理屈は害が無いので試してみられてはどうかと思います。
効果がなくてもすいませんとしか言えませんが…

また下記の仮説を試してみて体調を崩すようであれば、やめるようにしてください。

仮説を考えた根拠

現時点ではガン(悪性腫瘍、癌)を治したという実績はありませんが、子宮頚がんの前癌病変は食事の仕方で現時点で5人程正常化しました。良性腫瘍は食事の仕方だけでも何人も治っています。良性腫瘍と悪性腫瘍の違いは、他臓器に浸潤(食い込むことです)・転移(血管やリンパ管を伝って他臓器に飛んで他臓器で増殖すること)する能力の有無です。悪性・良性共に細胞分裂の際に細胞分裂のミスが起こり、異常細胞が生まれてしまいます。偶然増殖能力(勝手に細胞分裂して増えること)をもった異常細胞が腫瘍を形成します。1日5000個もの異常細胞が生まれているそうですが、免疫機能により全て駆逐しています。いわば毎日5000対0で腫瘍との戦いに買っている状態です。たまに免疫の隙間を生じるらしく、その隙間に相当する腫瘍細胞は免疫をすり抜けてしまうため、免疫で駆逐できないようです。詳しくは人がガン(癌・悪性腫瘍)を発症するメカニズムをご覧ください。腫瘍が人間の身体にとって異物であることに変わりはないはずですが、異物だと認識できなくなってさまうようです。

食事の仕方で良性腫瘍が治るのですから、悪性腫瘍が治ってもおかしくはないと考えた次第です。良性腫瘍の出来るメカニズムは偶然発生した腫瘍細胞に対する免疫不全だと考えています。免疫不全があるため腫瘍細胞に対してうまく免疫が働かないため、腫瘍細胞を駆逐することができません。免疫をすり抜けてしまうような印象です。その免疫不全を生じている原因を取り除くことで腫瘍を治してしまおうと言う作戦です。ただしいくつもの条件が組み合わさって悪性腫瘍を発症している可能性が考えられますので、子宮頸がんの前癌病変のようには、悪性腫瘍は一筋縄ではいかないかもしれません。

しかし現時点で治す方法が無いのであれば、試してみても良いのかもしれません。少なくともリスクは無さそうです。

生活を変えてみて、病気が改善すれば恐らく原因だった可能性が考えられます。診断と治療を兼ねて生活を変えてみましょう。

ガン(悪性腫瘍、癌)を治す具体的な方法(仮説)

糖質の食べ方、塩分の摂りかた、カフェインをやめること。他にはマルチビタミン・ミネラルを摂ってみることをお勧めします。

糖質について

糖質を食べないことが一番のお勧めです。

実際に糖質を食べず、おかずだけ食べるようにしただけで子宮頚がんの前癌病変が4人消えましたし、尋常性疣贅や粉瘤などの良性腫瘍が何人か消えています。糖質そのものに害があるとは思えません。免疫不全(特定の免疫が働かないこと)と病態が逆ですが、免疫過剰(特定の免疫が働きすぎて自分の身体を攻撃すること)であるアトピー性皮膚炎はとうしを控えてオカズを多く食べると治るため、恐らく血糖値が問題の本質です。そもそも糖質を食べなければ血糖値が上がらないため、一番お勧めです。

糖質を食べないことでガン(悪性腫瘍、癌)が治ったという話を聞くことがあり、糖質がガンの餌だからという理屈がありますが、恐らく間違っていると思います。何故なら血糖値が高い方が増殖しやすことはあっても、糖質を食べない状態の血糖値でガン細胞が飢餓状態になるとは到底思えないからです。(低血糖にするのであればガン細胞もダメージがあるかもしれませんが、そもそも脳が耐えられないので現実的ではありません) 糖質を控えることで免疫不全が解消される仮説の方が正しいと私は考えています。

糖質を食べるなら以下の食べ方がお勧めです。
血糖値の上がりにくい食べ方2017年版
一言で言えば炭水化物・糖質単品で食べないことです。具体的にはパンだけとかおにぎりだけとかドンダケという食べ方をしないことです。
詳しくはリンクをご参照ください。

血糖値の上がりにくい食べ方2018年版
一言で言えばお菓子や果物などのデザート食後すぐに食べないことです。少なくとも1時間できれば2時間あけて食べることをお勧めしています。
詳しくはリンク先をご参照ください。

血糖値の上がりにくい食べ方2019年版
一言で言えば少しずつ食べることです。3食で食べると言う常識をすることで、血糖値が上がりにくくなります。1日6食あるいは10食と言う食べ方でも良いのかもしれません。特に体力をつけるためにもしっかりとトータルの量を食べる方が良いと思います。ただし小分けで食べることです。
詳しくはリンクご参照ください。

塩分の摂りかた

塩分は極力摂らない方が良いと思います。そのため禁塩生活をお勧めしています。詳しくはリンクをご参照いただければと思いますが、一言で言えば塩を楽しむ料理を控えることです。具体的には味噌汁やスープ類などの汁物、漬物や明太子・塩ジャケなどの塩漬け料理、味付け海苔やふりかけ、フライドポテト、ポテトチップスなどの塩味のスナック菓子をやめることです。スポーツドリンクもやめる方が良いと思います。何故なら日本人は元々塩分を摂り過ぎている訳ですからわざわざ摂らなくても良いと思います。ただし毎日一日中汗をかいているような人は塩分不足になる可能性があるのでスポーツドリンクも意味があるとは思います。1日2リットル以上の汗をかく人以外はスポーツドリンクはお勧めではありません。

発酵食品を否定するつもりはありませんが、塩分で病気になることがあるようです。ニキビや感染症が塩分で起こり得ることがわかりました。塩分により腫瘍に対する免疫不全が起こったとしても不思議ではありません。

味噌汁をやめて悪性腫瘍が治った経験はまだありませんが、良性腫瘍のイボが治った人はおられるので味噌汁が悪化因子の可能性は十分あり得ます。

カフェインをやめる

私はカフェインは法律で禁止した方が良いと思う程、害がある嗜好品だと考えています。恐らくアルコールより病気を引き起こしていると思います。カフェインが免疫機能に異常をきたすようです。その根拠は免疫異常によって起こると思われるニキビや湿疹がカフェインを控えるだけで治るからです。

腫瘍に対する免疫不全を起こしてしまっても不思議ではありません。

もし少しでも信じて頂けるならカフェインを一切やめるようにしてみてください。コーヒー・紅茶は勿論、緑茶・ほうじ茶・ウーロン茶・玄米茶、栄養ドリンク、コーラ、エナジードリンク、ココア、チョコレートなどです。

水分をしっかり摂る

水分をしっかり摂ることをお勧めしています。人は喉が渇けば誰でも水分を摂りますが、元々喉が渇きにくい体質の人がいるようです。つまり喉が渇いた時点で水分補給しても遅い(免疫異常をきたす)人がいるのです。

上記の塩分とカフェインの話も身体の水分バランスという意味で一連のことです。水分が少ないと体内の塩分濃度が上がるのですが、塩分を摂っても、カフェインを摂っても利尿作用で体内の塩分濃度が上がります。この塩分濃度の上昇で免疫異常が起こるようです。

目安として1日1.5〜2リットル摂るようにしましょう。汗をかく人は汗の量の分プラスして水分を摂ることがお勧めです。小まめに摂ることも重要です。何故なら一度にたくさん水分補給しても余った水分は尿として捨ててしまうからです。体内に蓄えておくことの出来る量は限られているからです。

スポーツドリンクを飲む方もおられますが、上記の塩の問題でお勧めではありません。麦茶か水を飲むことをお勧めしています。

マルチビタミン・ミネラル

マルチビタミン・ミネラルを飲むことをお勧めしています。その根拠はビタミン不足やミネラル不足で免疫不全を来している仮説を考え、糖質をやめても尋常性疣贅が治らない方にマルチビタミン・ミネラルを飲んでもらって治った方がおられるからです。

どうやらビタミン不足やミネラル不足で免疫異常をきたすことがあるようです。通常であればどのビタミン・ミネラルが不足しているかを調べた上で、不足しているものを補うのかもしれません。しかしビタミン・ミネラルは人間の身体には必ず必要なものなので、全て摂ってみて違いが出るか試してみるという手段です。

マルチビタミンやミネラルはニキビやにきび痕にも有効なため、ビタミン・ミネラル不足が何らかの免疫に関わっていることは間違いないと私は考えています。

良性腫瘍のイボもマルチビタミンを飲むことで治った人がおられます。

もし信じて頂けるならマルチビタミン・ミネラルを飲んでみてください。

オメガ6脂肪酸を避ける(仮説)(2020/10/11追記)

オメガ6脂肪酸は穀物で育てられたお肉(牛肉、豚肉、鶏肉)に多く含まれています。自然界で育ったお肉はオメガ3脂肪酸が多いそうです。自然界の本来の食べ物である牧草で育った牛のお肉はオメガ3脂肪酸が多いそうです。
お肉を食べるのであれば牧草で育った牛肉を食べるようにしてみてください。
魚は天然ものはオメガ3脂肪酸が多いのですが、魚以外の餌を食べさせることが多くなった養殖ものではオメガ6脂肪酸が多くなる可能性があるそうです。
天然の魚を食べるようにしてみてください。
(参考:ガン(悪性腫瘍、癌)を治すかもしれない食事 〜オメガ6脂肪酸を避ける〜

オメガ6脂肪酸を避けるという仮説以外は、生活を変えることで様々な病気で改善した実績があります。オメガ6脂肪酸を避けるという仮説は実践が非常に難しいこともあり、今のところオメガ6脂肪酸を避けて治った病気はありません。
もしガン(悪性腫瘍、癌)でお悩みで、他に改善法がないのであれば試してみてください。神頼みよりは効く可能性があると私は思います。

運動

歩くことだけで構いません。糖質やマルチビタミンを飲んでも尋常性疣贅のなかなか治らない人が、日頃歩かなかったそうなので、1日20〜30分歩いてもらうとあっさりと治ってしまいました。現時点ではお一人ですが、運動により腫瘍が改善した例です。

歩いてもらった根拠は、歩くことで骨粗鬆症を予防するホルモンが出ることをNHKの番組で知ったからです。歩行の際の骨への衝撃が必要らしく、ランニングをせずに身体を鍛えても骨粗鬆症になったアスリートがいたことで発覚したそうです。歩行が免疫に関わっている仮説を考え、実践してもらうことで間違っていなさそうなことがわかりました。

振り返って考えてみると、人類の進化の歴史からこれだけ歩かなくてすむ人達はいなかったはずです。食料を探すために歩き回っていたはずだから、歩くことを前提として免疫が構築されていたとしても不思議ではありません。

体力が許せば1日30分から1時間程度歩くと良いと思います。お勧めはショッピングモールで歩くことです。屋根もありますし、エアコンも効いているから快適に歩くことが出来るからです。万が一体調が悪くなったとしても周囲に人がいるので、道で倒れるよりは安全だと思います。

睡眠

睡眠に関しては6時間以上が1つの目安です。何故なら予防接種における免疫の効果を接種後の睡眠時間で考察した論文において、6時間以上と6時間以下では何倍もの差が出るとの結果でした。腫瘍に対する免疫にも影響があるかどうか分かりませんが、しっかり睡眠をとって体に悪い事はないと思います。

最後に

現時点で私が持っている免疫に関わる全ての情報です。一応仮説ではありますが、免疫に関わる様々な別の病気で検証済みのため、試していただいても良いのではないかと考えています。

もしこれらの生活改善がガン(悪性腫瘍、癌)に劇的に効いた場合、可能性は低いのですが一時的に急激に体調が悪くなるかもしれません。その場合には速やかにかかりつけの先生に相談するようにしてみてください。

ガン(悪性腫瘍、癌)でお悩みの方の少しでも助けになること、奇跡が起こることを祈っています。

またお一人でも治った方がおられると、心より嬉しく思います。

カフェインは法律で禁止すべきでは?

私は個人的にはカフェインは法律で禁止すべきではないかと思っています。というのも依存性があってなかなかやめられなくなり、明らかに健康を害するからです。大袈裟にいえば麻薬と変わりないからです。少なくとも私にとっては毒のようです。私にとっての毒とは、眠れなくなりますし、ニキビなどを生じさせるからです。

実際にはカフェイン中毒の方も多く、民主主義の日本でカフェインを法律で禁止するのは困難だとは思います。

かつてアメリカで禁酒法が施行され失敗しました。治安を良くする目的で一切のお酒を禁止する禁酒法が施行されて、人々は裏でお酒を求めたためマフィアが暗躍することになりました。治安を守ることが目的であったにもかかわらず、マフィアが暗躍して治安が悪化する皮肉な結果となりました。

カフェインを法律で禁止しようとすると反発も激しく、万が一法律で禁止出来たとしても闇取引が生まれるだけだと思います。カフェインを法律で禁止するというタイトルにはしましたが、現実には難しそうです。

法律で禁止しない代わりに

依存性があり病気にもなるカフェインを法律で禁止するのは無理だと思いますので、その代案を考えてみます。

お酒やタバコのように年齢制限をすることも選択肢の1つではありますが、子供が良く食べるチョコレートやココアにも含まれているため、年齢制限は現実的ではないと思います。

合理的に考えれば課税することです。依存性があって病気を引き起こすのは、お酒やタバコと何ら変わりません。依存性には気付いていても、病気になるという発想がないため、カフェインのせいで病気になっていると気付いていないだけです。ちなみに花粉症もカフェインをやめただけで治った人が何人かおられます。

集めた税金をカフェインのせいで引き起こされる病気の治療費にあてるのが合理的だと思います。そもそもカフェインを摂らなければ、カフェインによる病気の治療費は必要ないからです。

少なくともカフェインを含む食料品は飲料は、大きくカフェイン含有と表示するように法律で制定すべきだと思います。そしてタバコのように健康を害することがありますと表示すべきだと思います。

まだ証明された訳ではありませんが、私がみている患者さんで花粉症などもカフェインをやめることで治っていますから、原因である可能性が考えられます。

もしかしたら人類は糖質だけでなくカフェインという大きな落とし穴にも落ちているのかもしれません(参考:大きな落とし穴(糖質依存に人類が陥った理由)

法律で禁止あるいは課税されなくても、カフェインの害に気付いた人からやめてしまえば良いだけのような気がします。カフェインに害があることを理解した人だけが健康になっていきましょう。

原因不明の病気で困っていれば

花粉症やニキビ、アトピー性皮膚炎など原因が特定されていない病気でお悩みでしたからカフェインをやめてみることをお勧めします。もしかしたら症状が良くなるかもしれません。カフェインをやめることで症状が良くなれば、原因である可能性が考えられます。

少なくとも不眠症でお悩みでしたら、薬を飲む前に一切のカフェインをやめてみるべきだと思います。私は子供の頃不眠症で悩んでいましたが、今思えばほうじ茶を飲んでいたことが原因でした。

もしかしたらガンなど命に関わる病気もカフェインが関連しているのかもしれません。

カフェインをやめても害はないと思いますので、何らかの病気でお悩みならカフェインをやめてみてください。カフェインをやめることで多くの病気が治ることが皆んなにわかれば、カフェインで病気になることが常識になり、本当にカフェインに課税される日がくるかもしれません。

血糖値の上がりにくい食べ方 2019年版

これまで血糖値の上がりにくい食べ方をいくつか見つけました。炭水化物・糖質だけ食べないことを提案する血糖値の上がりにくい食べ方2017年版、お菓子や果物などのデザートを食べるタイミングを食事から離すことを提案する血糖値の上がりにくい食べ方2018年版 の2つです。今回血糖値の上がりにくい食べ方2019年版でお伝えするのは2018年版の延長線上にある食べ方です。

小分けで食べる

同じおにぎり1個を半分に分けて食べると、血糖値は上がりにくくなるようです。少なくとも私の場合は上がりにくくなります。

私の場合は少なくとも1時間以上間をあけて小分けで食べる方が良いと思います。興味深いのは同じ糖質量であっても小分けで食べることで血糖値が上がりにくいことです。逆に考えれば、血糖値が上がってしまうのは一度にまとめて糖質を食べてしまうからではないでしょうか?。突き詰めて考えれば、糖尿病の原因は3食で食べる食生活が原因なのかもしれません。同じ糖質量であっても3食の2倍の6食、あるいは3倍の9食に分けて食べることで血糖値が抑えられるのではないかと思います。

3食食べる常識を捨てる

日本人は3食あるいは朝食抜きで昼夜の2食の人が多いと思いますが、その3食を食べる食生活が病気を引き起こしている可能性があります。そこで人は3食食べるものという常識を捨てるのです。もしかしたら現代人は3食で食べているから病気に悩まされているかもしれないのです。小分けで食べると血糖値が上がりにくい可能性が高いと思います。もしかしたら血糖値が下がりきった状態から糖質を食べることで、再度血糖値が急上昇するのではないかと思います。血糖値が下がり切る前に追加で食べると血糖値がそれ程上がらないという不思議な現象が見られます。

このグラフで面白いのは、先に食べたのがおにぎり半個で1時間後におにぎり1個を食べてもそれ程上がらず、何も食べない状態で1個食べた時と比べて低く抑えられていることです。先に食べたおにぎり半個で分泌されたインスリンの影響のためか、次のおにぎり1個を食べた場合の血糖値の上昇を抑えてくれるようです。

実験はまだ出来てはいませんが、更に2時間してから追加で食べても同じ理屈で糖質量の割に上がりにくいのではないかと思います。

3食で食べるのではなく、5食、6食と小分けで食べるようにするのが良さそうです。トータル食べる量が同じであれば、小分けで食べれば食べるほど、一回当たりの糖質量が少なくなるため、血糖値の上昇は抑えられるはずです。

具体的な食べ方

食後のデザートの時間をあける

食後のケーキやデザートを食べているのであれば、デザートを食後二時間後に食べるようにするだけで食事の回数を増やすことができます。これは血糖値の上がりにくい食べ方2018年版で書いた食べ方です。

一回の食事量を減らして、間食時間に食べる

食後のデザートなどを食べていないのであれば、単純に1回の食事量を半分にして10時や15時など通常の食事の合間に食べる食べ方です。実際には仕事や勉強をされているなど時間に制約がある方が多いと思いますので、好きな時間に食べることが出来る方にお勧めな食べ方です。注意が必要なのは、あくまでも一回の食事量を半分に分けるという食べ方です。回数を増やして、食べる量に気をつけなければ太ってしまうリスクがあります。

お腹が空いた時点で少量ずつ食べる

難しく考えなければ、お腹が空いた時点で少量食べるという食べ方です。お腹が空いた時点で少量食べるのは自然に近いと私は思います。何故なら人間はお猿さんから分かれて進化したようですが、お猿さんの時代に、時計もないのに一斉に食事をしていたとは思えないからです。食べ物を見つけたら見つけた時に食べていたのではないかと思います。食べ物を貯蔵して分配するというのは、農耕が始まってからだと思います。一斉に農耕という作業するために、一斉に食事をする必要があったのだと思います。このような視点で物事を考えると、少量ずつ食べ物を食べる食べ方で長年進化を遂げた我々人類が、一度にたくさん食べるという身体に合わない食べ方のせいで様々な病気になっているのかもしれません。興味深いのはお猿さんは主に糖質である果物を食べているということです。果物を少量ずつ、お腹が空いた時に食べるので糖尿にはなりにくいのだと思います(自然界のお猿さんに糖尿があるのかは知りませんが…)。

かといって、好きな時に食べることが出来る人は少ないと思いますので、自分に合ったスタイルで食べるようにしてみてください。

食事指導による食後血糖値とHbA1cの変化

私の外来を受診された患者さんには病気を治す目的で血糖値の上がりにくい食べ方を提案しています(参考:血糖値の上がりにくい食べ方2017年版血糖値の上がりにくい食べ方2018年版)。
血糖値の上がりにくい食べ方だけで全ての病気が治る訳ではありませんし、少なくとも血糖値が上がらないことで身体に害がないため多くの患者さんに提案しています。今回偶然糖尿病の基礎疾患のある方が受診され、食事指導によりHbA1cが改善したため掲載してみることにします。

患者さんの食後血糖値とHbA1cの推移

血糖降下剤は飲み続けておられますが、なかか下がらなかったそうです。
3月と4月に受診していただき食事指導を行い、その後食べ方を実践していただいた結果薬は変わらないもののHbA1cがみるみる下がってかなり喜んでいただけました。

血糖値は食後のもので食事をしてからの時間がばらばらなので参考程度ですが、下がる傾向にはあると思います。
薬を変えていないのにHbA1cが下がったので糖尿病の主治医の先生には大変驚かれたそうです。

食事指導の方法

私の外来を受診時血糖降下剤は飲まれていましたが、糖質の食べ方が原因と思われる症状が出ていたため恐らく血糖値のコントロールは悪いだろうと思って聞いてみると数値が悪いと言われていました。そこでその患者さんの食べ方を、最新の血糖値の上がりにくい食べ方である水イボ(伝染性軟属腫)の食事での治し方(血糖値の上がりにくい食べ方2017年版2018年版をまとめたものです)に掲載している食べ方と照らし合わせてみると、違っているところがありました。
具体的にはおにぎりだけやパンだけで食事を済ませることが多かったそうです。幸い果物は食後時間をあけておやつの時間に食べておられたそうです。まとめると2017年版の食べ方からは外れていましたが、2018年版の食べ方は実践されておられました。

そこでおにぎりだけやパンだけという炭水化物だけ食べる食べ方を避けていただくように提案しました。出来れば糖質は減らす方が良いことも御理解いただけたようです。
食後お腹がすいて物足らない時にはチーズやソーセージを食べて頂いたそうで、お腹が空いて仕方ない時にはソーセージを2本食べることもあったそうです。

食事指導をした当初はご飯をお茶碗4分の3程度食べておられたそうですが、最近ではお茶碗半分弱だそうです。
食後物足らなくて糖質を食べ足すことがなくなり、結果として糖質を食べる量が減ったことも有効だったのではないかと思います。

ちなみにこの間私が指導したのは3月の1回で、1週間後に再診していただいて糖質の食べ方による症状が消えていることを確認しただけです。
偶然別件で受診された際血糖値の話になりデータをいただきました。

今回わかったこと

炭水化物だけ食べている糖尿病患者さんに糖質以外の食事と一緒に食べるように食事指導することで血糖値が実際に下がることがわかりました。
私が考えている理屈の一つ(血糖値の上がりにくい食べ方2017年版・糖質だけ食べない)が患者さんで実証された形となりました。
物理法則にのっとっていると私は考えているので、恐らく血糖値の上がりにくい食べ方2018年版(デザートを食後すぐに食べない)も正しいのではないかと類推しています。

今後の課題

これらの食べ方を糖尿病の多くの方に知ってもらうことが課題だと思っています。
すくなくとも血糖値の上がりにくい食べ方2017年版2018年版から外れている患者さんは参考にして頂けるように実例を増やしていくことが課題だと思います。
あと何人か私の食事指導でHbA1cが下がった方がおられるので、数値を持参していただいて記事を追加できれば良いと考えています。

血糖値の気になる方へ

血糖値の気になる方は血糖値を測ってみることをお勧めします。
誤差はありますが、変化は捉えることが出来ると思います。

血糖値持続測定器リブレの話はこちら

イボ(尋常性疣贅)がナスビで治る?


イボ(尋常性疣贅)とはパピローマウイルスによって引き起こされる腫瘍性疾患です。一般的な治療法は液体窒素による冷凍凝固ですが、治療に時間がかかることもある疾患です。

イボが糖質回避によって改善することがわかってきましたが、糖質回避だけではうまくいかないこともあって困っていました。(イボを食べ方で治したい方は、水イボ(伝染性軟属腫)の食事での治し方を参考にしてみてください。水イボとイボでイボの種類は違いますが、ウイルスにより腫瘍化するという共通点があり、食べ方での治し方は同じです)

今回ご紹介するのは野菜のナスビ(茄子)を輪切りに切ってイボに貼り付けるという方法です。
学会報告があり患者さんに試してみてもらうと不思議な程治ります。一番劇的な方は年単位のイボが1週間で治ってしまいました。

やり方

5mm程度にスライスしたナスビを貼り付けてシールで固定します。
夜だけでも貼って眠るようにしてみてください。
夜だけ貼っても改善しない場合には、昼間も貼るようにしてみてください。

結果

別の方ではありますが、著明に改善した方がおられます。

3日程度貼って1週間でとれたそうです。

すりおろし法

ナスビを輪切りにして直接貼る方法とは別に、ナスビをおろし金ですりおろして、染み出した汁を貼り付ける方法もあります。どうやらこの汁の中に治す成分があるようです。イボの大きさに切ったガーゼにすり下ろした汁をたっぷりしみこませて絆創膏で固定すると良いようです。汁が余りないようであれば、すり下ろしたナスビを直接貼り付けてみても良いと思います。

良くならない場合

残念ながら全員が治る訳ではないようです。もし輪切りにしたナスビを貼って治らない場合、ナスビをすり下ろした汁をガーゼなどにしみこませてイボに貼り付ける上記の方法で改善された方もおられます。他には輪切りにしたナスビ、すり下ろしたナスビとも、夜だけ貼っても改善がみられなければ朝晩貼ってみるのも選択肢の一つです。
全く別の方法としては糖質の食べ方を工夫してみてください(参考:水イボ(伝染性軟属腫)の食事での治し方)。一般的な液体窒素での冷凍凝固なしで食べ方だけで治った方もおられます。
他にもマルチビタミン&ミネラルを摂ってみる方法や、塩分を楽しむ料理を避ける食べ方を試して治った方がおられます。参考にしてみてください。

『禁塩』の勧め

今回私が提案するのは『禁煙』ならぬ『禁塩』の勧めです。世間一般でよく言われるのは『減塩』ですが、書き間違いではなく塩をやめる『禁塩』の提案です。

世間一般では塩によって引き起こされる病気は高血圧くらいですが、他にも多くの病気を引き起こすことがわかってきました。塩による病気を避けるためにわかりやすい塩の対策を考えてみることにしました。考え出したのが『禁塩』です。
『禁煙』はタバコを文字通りやめることですが、『禁塩』は塩を完全にやめることを提案したいのではありません。嗜好品であるタバコと違って日常摂る食事の味付けにも使われる塩を全く摂らないことは限りなく不可能に近いからです。塩は調味料だけでなく、そもそも食材としての肉に0.1%程含まれているため、文字通りの『禁塩』を実践するのであれば、肉を一切やめて野菜を摂るしかありません。しかも塩の味付けなしで野菜ばかり食べる生活を送る必要があるからです。そのため文字通りの『禁塩』生活を実践することは現実的ではありません。

私の提案する『禁塩』とは以下の通りです。

『禁塩』とは?

私の提案する『禁塩』とは味噌汁やスープ類などの汁物や漬物・タラコや明太子、塩ジャケなどの塩を楽しむ料理を禁ずることです。つまり私の提案する『禁塩』は塩を禁ずるのではなく、塩を楽しむ料理を禁ずることです。

私の提案する『禁塩』を実践するだけで塩の摂取量を比較的簡単に減らすことが出来ます。何故なら塩を嗜好品のように楽しむ料理を避けることが出来るため、単純に塩の量を減らすことが出来るからです。逆に言えば、日本人が塩分を摂り過ぎているのは塩を楽しむ料理を日常的に楽しんでしまうからです。

言葉の上では塩を楽しむ料理を禁じる『禁塩』ですが、実際には自分の意志で塩を避けるので『塩分回避』が適切な言葉だと思います。『きんえん』は一般的に『禁煙』で広まっているため、塩を禁じる『禁塩』という言葉のインパクトが大きいと思い提案してみることにしました。
『減塩』ではなく、『禁塩』として塩を楽しむ料理について立ち止まって考えて欲しいのです。

減塩がうまく出来ない理由

一部の先生達が躍起になって減塩を推進していますが、なかなかうまくいきません。何故なら『塩中毒』あるいは『塩依存』の人達がいるからなのです。依存状態の人が少量だけで我慢出来ることはありません。そもそも少量で我慢出来れば依存状態ではありませんし、塩の摂り過ぎで悩むことはありません。むしろ少量で我慢出来ないことが診断基準でもあります。高血圧などの病気になるとわかっていてもやめられないという項目も診断基準の一つの項目です。(依存症の診断基準はこちらに掲載しています)
(参考:減塩が難しい理由、減塩に失敗する理由

『禁煙』や『禁酒』はあっても、『減煙』や『減酒』がないのも依存状態の人が自分で摂取量をコントロール出来ないことに由来します。少し摂ると余計摂りたくなってしまうのです。
炭水化物を少量摂ると余計お腹が空くのも同じ理屈です。少し食べると余計お腹が空くような錯覚に陥るのは、糖質依存が引き起こす錯覚に過ぎません。しかしその錯覚に逆らえなくて食べ過ぎてしまうのです。

塩を少し摂ると余計摂りたくなってしまいます。そのため減塩味噌や減塩の醤油、減塩の塩鮭などは無意味です。塩を摂るための誘い水にしかなりません。減塩の味噌汁にしても塩を取り始めると誘惑に負けて結局醤油をかけてしまったり、塩をかけてしまったり、せっかくの減塩の味噌汁にも関わらずおかわりしてしまったりしてしまいます。結果として減塩が成功しないのです。

依存対象を少量摂ると余計欲しくなってしまうことに由来しています。

塩分依存の対策

一番の対策は最初の少量を摂らないことです。だからタバコに対しては『禁煙』であり、お酒に対しては『禁酒』なのです。その延長線上に塩に対する『禁塩』の考え方を理解してもらうのです。

塩がやっかいなのは何にでも入っていることです。そして美味しいことです。少し取り始めると余計摂りたくなるため、そもそもの塩を摂らない。少なくとも塩を楽しむ料理、具体的には味噌汁やスープ類、漬け物、明太子・タラコ、塩鮭などは避けましょう。それが結果として一番の『減塩』に繋がります。

熱中症になりやすい人 ~カフェインの嗜好~

熱中症になりやすい人と熱中症になりにくい人がいます。以前書いたのは体質的に熱中症になりやすい、喉が渇きにくい人のことです。今回は嗜好の問題を書いてみたいとおもいます。

嗜好とはカフェインのことです。

カフェインを摂取する人

カフェインを摂取すると熱中症になりやすくなります。何故ならカフェインには利尿作用があるため、身体の水分バランスを崩してしまいます。利尿作用がある食事や飲み物をわざわざ摂る人がいますが、利尿作用とは即ち、身体の水分を余分に捨ててしまうことを意味します。いわば身体の水分量の設定値をカフェインが少なく誤魔化してしまうようなものです(私はカフェインに錯覚させられるので、カフェインに酔ったような状態と理解しています。)。私もその利尿作用に期待してコーヒーを摂っていましたが、身体から水分を無理矢理絞り出すようなイメージです。結果として脱水に陥るようです。

更に悪いことに、カフェインによって水分を捨てられてしまうにも関わらず、カフェインに酔ったような状態(水分の設定値が少なく誤魔化されている)なのでカフェインの効果があるうちは喉は渇きません。このことに私が気づいたのはコーヒーを一日に一リットル程度飲んでいた状態から、私の罹患した病気との因果関係に気づいて突然コーヒーをやめたからです。コーヒーをやめてから、無性に喉が渇いて仕方がなかったのです。これまで経験したことがないくらい喉が渇いてしまいました。ここで気づいたのが、カフェインが水分バランスを誤魔化すことです。コーヒーのカフェインによる利尿作用によって極端な脱水状態にも関わらず、カフェインに酔ったような状態のせいで身体の水分量が少ないことが認識出来なかったようです。極端な脱水状態でカフェインの効果がなくなったので、突然水分量が少ないことを身体が認識して喉が無性に渇いたのだと思います。カフェインによる酔いから覚めたような状態をイメージしました。

私の経験からは、カフェインが喉の渇きを感じることを邪魔してしまいます。水分バランスを崩してしまうことも問題です。熱中症になり得る夏の間はカフェインは控える方が良さそうです。

カフェインを摂っているうちは、身体の水分バランスは既に脱水気味なのです。

特に先日書いた喉が渇きにくい人は、少なくとも夏の暑い間だけはカフェインはとらないようにする方がお得なようです。