人には限界を超えない仕組みがあるのに…

限界をこえない仕組み

人には限界を超えない仕組みが備わっています。例えば手足の筋肉は壊れてしまうことを防ぐために、筋肉の限界よりも遥かに低めにリミッターがかかっています。自分では限界と感じても、筋肉の物理的な限界は遥かに丈夫に出来ています。そのおかげで筋肉が断裂する危険をおかすことなく過ごすことが出来ます。瞬間的に限界近くまで筋肉を使えるようにトレーニングを行い、自分自身の限界まで筋肉を使う方法を習得します。努力に努力を重ねてようやく限界をこえるイメージです。いつでも限界ギリギリの筋肉の使い方をしているとちょっとしたことで壊れてしまうため、壊れてしまわないように余裕を持たせてあるのです。

健全に限界をこえる仕組み

人間には時として限界をこえる仕組みも備わっています。

一つは俗に火事場の馬鹿力と言われる現象で、一時的に限界・リミッターが解除され筋肉の限界まで力を引き出すことの出来る現象です。元々身体を守るために限界が作られているのですが、命のなくなれば身体を守るための限界など意味が無くなります。そのため命の危険がある場合に限り、限界を取り払うことの出来る仕組みが備わっているのです。

その反面、日頃は身体を壊してしまわないように、限界をかなり低めに設定してあります。

スポーツ選手が行う筋肉の限界近くまで能力を引き出す方法に自己暗示と大声を出すことがあります。自己暗示により脳が感じる限界を忘れさせて、限界近くまで引き出す方法と、大声を出すことにより限界を忘れさせる方法です(一時的に命の危険に曝されていると錯覚を起こすのかも知れません)。

これらは言わば健全に限界をこえる仕組みです。一つは命を守るため、一つは元々余裕がある設定の限界に近づくためです。

もう一つの限界をこえる仕組み

人にはもう一つ限界をこえる仕組みがあります。脳の錯覚・騙しによるものです。

限界をこえるとは脳の錯覚・騙しによる糖質依存の際に見られる現象です。本来なら太り過ぎないためと胃が破れることを防ぐために余裕を持って満腹と感じる仕組みがあるはずです。その満腹に感じる仕組みが、脳の錯覚により満腹感が誤魔化され限界をこえて食べることが出来るようになってしまいます。お腹いっぱいに感じる限界を糖質依存があっさりこえさせてしまうのです。

本当に胃がはちきれそうになって胃が物理的に満杯になることで満腹と感じるようです。糖質依存がない状態で満腹と感じるはずの限界が糖質依存状態の腹八分程度ではないかと思います。昔から腹八分程度が健康には良いことを経験的に知っていたようですが、糖質依存にまでは思い至らなかったようです。つまり糖質依存状態の腹八分が本来なら満腹と感じる限界ではないかと思います。その証拠に糖質を食べなくなった糖質依存から解放された人は、胃が小さくなったと感じるようです。実際には糖質依存により脳の騙しが無くなって本来の胃の大きさになっただけのことです。

依存という病的な状態により限界をこえてしまうと、様々な病気を引き起こしてしまうようです。

タバコも本来なら煙なので煙たいはずですが、依存により煙たいのを乗り越えて吸うことが出来るのだと思います。

アルコール依存や薬物依存は限界をこえて意識そのものに働きかけてしまうため、なかなか抜け出すことが出来ないようです。

依存は本来なら働くはずの自己抑制が働かなくなるので、意識して気をつける必要があります。実は世の中には本来なら備わっている限界を容易にこえてしまう依存になり得る罠・落とし穴があちこちに散りばめられています。本来なら備わっている限界を意識することで、脳に騙されることなく快適に過ごす方法を見つけましょう。

糖質の害が明らかになりつつある今…

糖質とは炭水化物の中で人間が消化できない食物繊維を除いたもののことです。糖質と食物繊維を合わせて炭水化物といいます。糖質は直接血糖値を上げることの出来る唯一の栄養素です。

糖質による害は直接血糖値を上昇させること、依存性糖化産物(仮説)による三つのが考えられます。

血糖値の上昇

食事により血糖値が上下するのが当たり前の常識でしたが、直接血糖値に影響を与えるのは糖質だけのようです。つまりタンパク質や脂質を食べても直接血糖値は上がりません。(参考文献:糖質オフ健康法)

血糖値の上昇が繰り返されることで血糖値を下げるホルモンであるインスリンを分泌する膵臓が耐えきれなくなると2型糖尿病ます。発症初期であれば糖質を避けるだけで、薬無しで治すことも可能なようです。

血糖値の上下が食後の眠気を誘うようです(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす

依存性

どうやら糖質には依存性があるようです。その証拠に依存の禁断症状が認められます。禁断症状とは強い空腹感のことです。強い空腹感を我慢しているとピークをこえる感覚になることがあります。これが禁断症状を抜けた証拠です。禁断症状でなければ食べ物を食べないのに空腹感が改善する理由が見当たりません。

依存の症状の一つに自己抑制できないということがあります。一度食べ始めるとやめられないということがあります。少したべると余計お腹がすくという不思議な感覚がその原因です。

時間が経つと強い空腹感によりつい糖質を食べてしまいますし、一度食べ始めるとやめられないのが依存の特徴です。

糖質依存の結果、肥満が引き起こされます。だから糖質を避ける知恵だけで痩せることが出来るのです。

糖化産物による病気

血液中のブドウ糖がタンパク質と結合することで生じる糖化産物が免疫機能に働きかける仮説を考えています。

この仮説が正しいかどうかは別にして、糖質を避けることで様々な病気が改善、あるいは治っています。糖質回避による病気の改善率はこちらをご参照ください。例えば花粉症やアトピー性皮膚炎などの各種アレルギーやニキビは改善率から考えて関係は間違い無いと思います。

糖質の害がわかりつつある今…

糖質の害を信じる信じないは宗教と同じで個人の自由ですが、糖質に問題があるのは真理だと思います。

人類は糖質の問題を知った上で、上手に付き合うことが求められていると思います。

糖質の問題に気付かれた江部先生ご兄弟のおかげで、人類は大きな転換点を迎えることになりそうですね。

定食屋で糖質回避の未来予想

糖質の様々な害がわかりつつあります。例えば肥満や2型糖尿病、高血圧、もしかしたらアレルギーの原因かも知れません。この糖質の害が広まれば、糖質を避けるのがいずれ常識となると思います。少なくとも主食という概念は廃れていくと思います。

時間はかかると思いますが主食という考え方なくなると仮定して未来予想をしてみます。今回はその中でも、御飯の美味しいのが特徴の定食屋さんで、将来糖質回避が広まった場合の対応メニューを考えてみました。と言うより私個人の希望として糖質回避対応メニューが出来るといいなという願望も込めて考えてみました。

定食屋さんによっては既に糖質回避に対応しているお店もあります。おかず単品のメニューがありますし、冷奴も単品であります。他の定食屋さんでは、自分の好きなおかずを選んで食べる形式のお店もあります。御飯や麺類を頼まなければ簡単に糖質回避ができます。

しかし定食屋さんによっては御飯のお代わりが出来る定食屋さんもあり、私が糖質回避を始めるまで良く行っていました。残念ながら御飯のお代わりが売りだけあって、その定食屋さんではおかず単品メニューはありませんでした。そのため糖質回避を始めてから足が遠のいてしまいます。今後糖質の問題点が世間一般に広まれば、糖質回避をする人が増えるため、定食屋さんも単品メニューを置くようになると思います。今の所御飯が売りだけに、思い切った方向転換をすることは難しいのかも知れません。実際には売上が減るまでなかなか御飯無しメニューには踏み切れないかもしれません。

定食屋さんの糖質回避

お代わり自由の御飯の代わりになるものを考えてみました。バイキング形式のお店で見られるような、汲み出し豆腐のお代わり自由の定食屋さんが出来るのではないかと思います。私個人は出来ると嬉しいです。お醤油をかけず、御飯を食べる代わりにおかずの塩気で豆腐を食べることを提案すると面白いと思います。

御飯を食べる前提が無くなれば、糖質の甘みを塩分で打ち消す必要が無くなります。その結果減塩した味付けでも十分美味しく感じることが出来るようになります。健康志向を売りにした展開も出来るのではないかと思います。

コストの問題があるのでなかなか実現は難しいかもしれませんが、検討の余地はあると思います。

糖質回避や糖質制限の利点が世間一般に広まるのにどれだけ時間がかかるかわかりませんが、早く広まれば良いと思います。

回転寿司で糖質回避の未来予測

近い将来糖質回避時代がやってくると思いますが、その糖質回避時代の回転寿司の未来を考えてみました。

お寿司は美味しいので無くなることはないと思いますが、炭水化物を扱ってばかりはいられない時代がいずれやってくると思います。ラーメンで糖質回避の未来予測で書いたように回転寿司も進化するのではないかと思います。

回転寿司で糖質回避?

まだ糖質回避や糖質制限は主流ではないため、糖質回避や糖質制限をする人は回転寿司を避けていると思います。残念ながら現時点の回転寿司のメニューでは、糖質制限はシャリを残さない限り難しいと思います。私には回転寿司で糖質回避はシャリ抜き以外思いつきません。

糖質の害が広まれば糖質を避けることが当たり前の時代が来るはずです。完全糖質回避でみんながみんな糖質を全く食べなくなるわけではないと思いますが、主食として食べる時代は間も無く終わりを迎えると思います(まだ10年はかかるかも知れませんが)。

糖質回避が広まれば、回転寿司のお客さんが減ると思います。少なくともお米自体が日頃の食べ物ではなくなりハレの日の食べ物になるのではないかと思います。日頃の食べ物としてお寿司の地位を守るためには、回転寿司屋さんでも糖質回避メニューを考えると思います。お客さんが減らなくても、糖質回避が明らかな流れになれば、新しいメニューは生まれると思います。

糖質回避メニュー

私の考える回転寿司の糖質回避メニューは、ネタだけ流す寿司のシャリ抜き、つまり刺身として流すことです。二貫のお寿司の代わりに三つのお刺身にするのか、料金はそのままで寿司のシャリ抜き、つまり二つの刺身にするのかは悩ましいところです。お試しは寿司のシャリ抜きではじめてみて売れ行きとアンケートの結果で考えると良いと思います。二切れの刺身のままか、刺身の提供をやめるのかそれとも三切れの刺身にするのかです。

他には硬めの豆腐をシャリ代わりにして、豆腐にネタをのせた豆腐寿司が生まれるのではないかと思います。豆腐寿司はともかく、寿司のシャリ抜きは今でも出来るはずなので、ネタだけ流してくれると私が回転寿司に行く機会が増えるので早く実現して欲しいものです。

大手回転寿司屋さん、この案いかがですか?

糖質回避教について

自分が信じるか信じないか自由な発想の論理的宗教である糖質回避教をオススメしています。

お布施やツボなどのグッズ販売はありませんし、全くお金はかかりませんのでご安心ください。(多少食費は変わるかもしれません)

食生活を変えるのは嫌だと思われたら信じなければ良いだけですし、食生活を変えるだけで病気が治るかも知れないなら変えてみると考えるのも自由です。糖質回避教は考え方を強要したりしません。人に考え方を強要するから争いが起こるのです。そして信じる人だけが意味がわかれば良いと思います。

御利益

御利益とは糖質回避により得られる良い効果のことです。様々な御利益に恵まれると思います。例えば肥満でお悩みの方は、難なく痩せることが出来ると思います。2型糖尿病高血圧などはかなりの確率で改善すると思います。各種皮膚病も糖質を控えるだけで改善する人が多くおられます。花粉症も治るようなので、もしかしたらアレルギーそのものが糖質の取り過ぎが原因で引き起こされているのかも知れません。(病気の改善率はこちら)

具体的な方法

具体的な方法は糖質を控えることです。以前書いた詳しい内容はこちらをご参照ください。

簡単なのは御飯の代わりに豆腐にすることです。豆腐に醤油をかけず、おかずの塩気で豆腐を食べることがオススメです。丁度御飯を豆腐に置き換えるイメージです。

考え方の基本は主食という考え方をやめるのです。歴史上糖質を食べるのが当たり前になったぢけのことで、人間の身体にとって良いものかどうかは別問題のようです。(参考:人類が糖質を当たり前に食べている理由)

一食毎の糖質の量を減らすより、糖質を食べる回数を減らす方が簡単です。何故なら少しでも食べると余計食べたくなる(糖質依存の一症状のようです)ので、余分な我慢をする必要があるからです。御飯をお茶碗一杯食べていたのを3分の1減らして食べるより、朝昼晩のうちの一食に御飯抜きでおかずだけにする方が我慢が少なく簡単です。慣れてきたら2食、3食と糖質を避けるようにしてください。

信じる者は救われる

糖質を避けるとダイエットに効果があることや病気が良くなることを私の話やこのサイトから知って、糖質回避を始められた方は信者さんだと私は思っています。私がきっかけだからです。

私はお布施が欲しい訳でも、信者さんの数を自慢したいわけでもありませんので私が信者さんだと信じることが出来ればそれで良いのです。糖質回避をはじめても信者になったつもりはないと思われる方もおられると思います。信者云々は私の自己満足で構いません。糖質回避教というのは例え話のようなものですから。

信じるものは救われるということを強調するための一つのきっかけに過ぎません。

何しろ皆さんの病気が良くなることが目的なので、そのきっかけの一つになれたという自己満足が私に得られれば良いのです。

信者さんは恐らく100人はこえたと思います。そして20人以上の方の病気が良くなっています。人によっては糖質をやめただけで病気が失くなりました。(参考:2型糖尿病が薬無しで治りました)

興味があれば糖質回避教を始めてみてください。御利益があるかもしれませんよ。

我慢のダイエットから楽しむダイエットの時代へ

これまでのダイエットは食べたいという本能に逆らう我慢が当たり前で、辛いことが常識でした。糖質を避ける知恵により食事の我慢は必要無くなりました。何故なら糖質を避けるだけでお腹いっぱい食べても痩せることができるからです。そういう意味で食事の我慢の必要がなくなりました。

そもそも強い空腹感は糖質依存の禁断症状だから、しばらく糖質を避ければ依存から抜け出し、禁断症状である強い空腹感はなくなります。
太るのは糖質の取りすぎが原因だからです。
糖質を避けていれば太りたくても太れなくなります。

空腹感という本能に逆らって我慢する必要が無いので、楽しみながらダイエット出来ます。
というよりも糖質回避の中に楽しいことを探しながらダイエットするだけのことです。

その楽しみは人によって異なると思います。私の場合は体重計に乗ることでした。毎日減っていくのが楽しかったです。体重が減るのが楽しくて、余分に歩いたり、食べる量をいつの間にか控えたりしていました。何しろ体重計が楽しいから食べる量を減らしてしまいました。

他の楽しみは食事のメニューです。糖質を避けながら何を食べるか考えるのも一つの楽しみになります。肉・魚・脂肪分・卵・豆腐等大豆製品はどれだけ食べても大丈夫(長期的には動物性タンパク質での病気の可能性が指摘されています。植物性タンパク質はどれだけ食べ続けても問題はないようです)なので、それらをいかに美味しく食べるかを考えます。
カロリー説では諸悪の根源のような脂肪分ですが、実は食べても大丈夫なので、思った以上に食事を楽しむことができます。

例えば豚肉の角煮や豚バラ、霜降りの牛肉やステーキの脂身も問題がありません。
魚も食べても問題がありませんので、我慢の必要があるとすれば糖質だけですが、本能である空腹感はタンパク質や脂質を食べることで抑えることができるので、本当の意味の我慢は必要なくなります。糖質依存の禁断症状を如何に避けるかだけのことです。

主食を避けるだけのことなので、慣れてしまえば無意識のうちに行うことができるようになります。

糖質を少し食べる方が食べないより辛い理由

私にも経験がありますが、糖質を少し食べるのと糖質を食べないのでは明らかに食べない方が遥かに楽です。一年間糖質を減らすダイエットをしましたが、かなり精神的な負担が強かったです。今から考えれば当たり前ですが、糖質を減らすダイエットをしていた当時には知らなかったので仕方がありません。自分が経験したからこそ糖質依存の考え方に思い至りました。

糖質を少しだけ食べる方が糖質を食べないより辛い原因は、一言で言えば糖質依存のせいです。糖質から離れてしまえば気にすることもなくなるのですが、糖質を少し食べると更なる欲求が沸き起こります(少し食べると余計食べたくなる理屈(仮説))。

糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)
糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)

少し食べることで余計食べたくなることがダイエットのハードルを引き上げてしまいます。少し食べると余計な我慢が増えるから、辛く感じるのです。わざわざ失敗しやすいダイエットを選んでいるようなものです。頑張っている思い満載のため、気を抜くとリバウンドしてしまいます。

糖質依存の知識で太ることを理解すれば、糖質依存から離れるように仕向けることで楽に痩せることが出来ます。新しい知識により理解が深まるからです。理解が深まると応用が効くようになります。自分に当てはめて、糖質依存から抜け出す方法を探してみると良いと思います。

糖質を減らすことが苦にならなければ、全く問題ありません。糖質を減らすのが辛いのであれば、糖質依存の表れです。信じられないかも知れませんが、糖質無しの方が遥かに楽です。ダイエットは辛いものからダイエットは楽しいものに常識革命がおきます

アルコールやパチンコ、ニコチン、薬物なども同様ですが、依存状態の特徴は少しだけ楽しむことが出来ないことです。依存状態から抜け出すまでは、糖質食べない方が楽に過ごすことが出来ます。

糖質依存の知識を元に考えれば、糖質回避の簡単なやり方がわかります。一回当たりの御飯の量を減らすより食べない方が楽です。朝昼晩三食食べるのを二食一食とするのが楽なのは、糖質依存から考えれば当たり前の話です。

良かった参考にしてみてください。

カロリー制限説の落とし穴

ダイエットにはカロリー制限という考え方があります。人間の身体を機械に見立て、入るエネルギーと使われるエネルギーを考えて入るエネルギーが多ければ太る少なければ痩せる。一見矛盾は無く、食べるカロリーを減らせば痩せられるのは間違いなさそうです。
しかしカロリー制限をしても痩せられない人も多く、一度痩せてもリバウドする人がいるのは確かです。そうなるとカロリー制限説そのものに問題があると考えるのが妥当です。
詳しくは太る原因はカロリー?糖質?をご覧下さい。
今回はカロリー制限説の落とし穴について書いていきます。
カロリー制限説を信じて実践しても痩せられないのであれば、カロリー制限説自体に間違いがあるのか、他にも理屈があるのかそれともその両方かのいずれかです。

カロリー説そのものが落とし穴?

カロリー制限説の一番の落とし穴は食べた物の体内での働きや動きが解明されているわけではないのに、カロリーを定めたことです。脂質は糖質やたんぱく質の倍のエネルギーを秘めているので太りやすいと考えたことです。これは体内で働くエネルギーがわからないので、化学のエネルギー保存則に基づいて、本当に酸素と共に燃やしてどれだけエネルギーが得られるかを測定したものだそうです。(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす)

つまり空気中で燃やせば脂質が一番カロリーは高いけど、一番太りやすいかは不明。しかもカロリー制限説は体内で脂質、たんぱく質、糖質が同じように使われる前提で成り立っています。

糖質、たんぱく質、脂質の使われ方の違い

糖質はエネルギー効率が悪く、高濃度になると身体に害を及ぼします。つまり燃費の悪い燃料で毒も出す、いわば石炭みたいなものです。体内に蓄えて持ち運ぶなは燃費が悪いので、極力早く使おうとします。たくさんあると血糖値が上昇し害を起こすので、仕方なく脂肪として蓄えます。エネルギー効率の悪い糖質があれば、たんぱく質や脂質・脂肪をエネルギーとしてわざわざ使うことはありません。カロリー制限説にはこの使われる優先順位が盛り込まれていないことが致命的です。だから食べ物で脂質を控えたところで痩せられないのです。太る原因のように責めれていた脂質は、言わば濡れ衣で効率の良いエネルギーでした。何故ならわざわざ体内で糖質から脂質に合成する手間、無駄なエネルギーを省いてくれているからです。(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす)

カロリー制限説のもう一つの落とし穴

カロリー制限説にはもう一つの落とし穴があります。それは糖質依存です。人間は機械とは異なり、決めたことを掻き乱す欲があります。欲を止めようとする理性が欲に負けてしまえば、計算通りにいかないのは多くの方が経験された通りです。

その欲が引き起こした糖質依存がカロリー制限説を大幅に狂わせるのです。理論上は食べる量を減らせば痩せられるのは当然ですが、糖質依存による騙しで過食してしまうのです。

カロリー制限説を信じるか信じないかは貴方次第

まことしやかに囁かれているカロリー制限説ですが、カロリー制限説に準じてもなかなか痩せられない人がおおく、糖質制限・糖質回避で痩せられる人が多いのが一つの答えです。後は貴方が受け入れるか受け入れないか。信じるか信じないかは貴方の問題です。

上記の理屈は理解出来なくても、痩せられるか痩せられないかが一つの結果です。片方は簡単に痩せられる、片方は痩せられない。

結果は明白、小学生にもわかる論理です。

一度落とし穴から出てみる勇気を持ちましょう。

病気を治すから失くす時代になる?

様々な病気が糖質回避で改善することになりそうです。
元々2型糖尿病の治療で江部先生ご兄弟から始まった糖質を制限するという考え方ですが、江部先生も出版された本に書かれているように様々な病気が改善するようです。

少なくとも2型糖尿病は元々糖質の食べ過ぎが原因ですから、原因を取り除けばよくなるのは当たり前といえば当たり前です。(参考:2型糖尿病が薬無しで治りました
病気が治ったという表現は治療をして病気がよくなり治療の必要がなくなったことを表します。
しかし病気の元(糖質)を断ち切るだけのことですから、病気を失くしたという表現の方が適切だと思います。何故なら糖質回避をするだけで治療を全くしていないからです。

これまでは様々な病気が対症療法で治療されてきました。
治す方法が見つからないため、仕方なく症状を薬で抑える対症療法がおこなわれてきました。
改善することはあっても治ることはありませんでした。治療を継続する必要があったのです。
治らなかった病気(治療を継続する必要があった病気という意味です)が、治るようになるのであれば画期的です。例えばスギ花粉症は舌下免疫療法を3年行うことで治るそうです。これまで治らなかった病気を治すことができるのですから画期的治療法です。ただ治すことのできる病気というのはかなり限られているのが現状です。原因が特定されていない病気が多いからです。

病気の原因が糖質

病気の原因が糖質そのものであるものが数多く考えられます。
肥満・2型糖尿病は間違いありません。
これらは糖質依存により糖質を食べ過ぎることそのものが原因で引き起こされる病気です。
塩分の取りすぎで生じる高血圧も糖質の取りすぎにより引き起こされている可能性があります。糖質依存に塩分依存が併発してしまうことで塩分を取りすぎているのです。糖質を食べる際に塩気がほしいので、糖質&塩分依存を生じているのです。糖質回避することで塩分摂取量が減ることが期待できます。結果として高血圧が改善することが期待できます。
家族性の高脂血症の改善は困難ですが、食べ過ぎによる高脂血症は糖質依存に伴い、食べ物を食べ過ぎることで生じている可能性が考えられます。

糖質の取りすぎそのものではなく、血糖値が上がることで糖化産物を介して病気を発症する機序が考えられます。

糖化産物が病気の原因(仮説)

糖化産物とはブドウ糖とタンパク質が結合して生じるものです。
例えばHbA1cはヘモグロビンとブドウ糖が結合してできた糖化産物の一種で、ブドウ糖濃度に比例してヘモグロビンとの結合量が決まるので糖尿病のコントロールの指標とされています。

体内で生じる糖化産物が免疫系に作用して免疫が働きすぎればアレルギーを生じ、免疫を抑えてしまえばニキビやイボ、腫瘍性病変などを生じている仮説です。

糖化産物と病気の関係(仮説)
血糖値と糖化産物と病気の関係

詳しくは糖化産物が病気を引き起こす?をご参照ください。
実際に糖質を避けることでの病気の改善率はこちらです。

病気を治す時代から失くす時代へ

これまで病気を治す時代といっても治すことのできる病気は数えるほどでしたが、病気を治すことを目指していた時代は過去のものとなりそうです。
病気を治療することなく、病気の原因である糖質を避けること(糖質回避)で病気を失くすことができる時代がくることになりそうです。
当然全ての病気が治るわけではありませんが、これまで治らないことが常識だったものが治療の必要すらないことが常識となりそうです。

失くすことができる可能性のある病気

2型糖尿病・肥満・高脂血症・高血圧は間違いなく改善します。
糖質回避により全員が病気を失くすことができるかどうかはまだわかりません。
各種アレルギーも改善する可能性が高いと思います。
慢性感染症も改善する可能性が高いと思います。
腫瘍性病変に関しては、回避して治るのかどうかはまだわかりません。
少なくとも糖質回避をすることで、新たな腫瘍の産生は抑えることができる可能性があります。

ただ糖質を避ける知恵一つで病気を失くすことができる可能性があります。
近い将来、病気になれば糖質をやめて、改善しなければ仕方なく病院に行くという時代が来ると思います。そもそも病気を起こす可能性の高い主食という糖質の食べ方をしなくなるため、病気になる人そのものが減ってくる可能性もあると思います。

つまり現時点では糖質による害という知識不足による食べ物の選択ミスで、人類は様々な病気で悩んでいる可能性があるということです。正に現代の脚気のように。
今後10年、少なくとも20年もすれば、21世紀にもなって糖質の害を知らずに主食として毎日大量に食べていたんだってと言われる時代がくると私は思います。20年経ってもまだそんな時代になっていなければ、物事を考えられない人が私の予想以上に多いことに落胆してしまいます。

病気を治す時代から病気を失くす時代へ
想像してみてください。楽しいと思いませんか?

糖質回避教のすすめです。
糖質を避ける知恵だけで、病気が治るというご利益のある論理的宗教です。

糖化産物が病気を起こす?(仮説)

糖質回避・糖質制限により様々な病気が病気が改善します。
糖質が様々な病気の原因であることは間違いなさそうです。
病気を引き起こす理屈を考えてみました。

わかりやすく模式図で表すとこのようなことが考えられます。

糖化産物と病気の関係(仮説)
血糖値と糖化産物と病気の関係

詳しい理屈は糖化産物が病気の原因?(仮説)のリンク先をご参照ください。
糖質を避けることで改善する病気の中で、免疫が関わっている病気はこの機序で病気が発症しているので糖質を控えることで、原因となる糖化産物ができないことで病気が改善すると考えられます。糖質を食べることで体に吸収されるのはブドウ糖ですが、ブドウ糖そのものは分子量が小さすぎて病気を引き起こすことはできないません。
ブドウ糖がタンパク質と結合することで生じる糖化産物が病気の原因としか私には考えられません。
(あくまでも仮説なので、もしかしたら何年か後に別の理屈で原因が特定されるかもしれません。)

糖質の食べ過ぎで生じる病気(2型糖尿病高血圧、高脂血症)は糖質依存に伴う病気だと思います。

改めて考えてみると、糖質による病気は糖質そのものの食べ過ぎによる病気と、糖質が糖化産物を介して病気の原因となる病気とがあるようです。
いずれにしても糖質回避教に入信することで改善することができます。
糖質回避教といっても、糖質を避けるだけのことです。
怪しい考え方ではありません。論理的宗教です。良かったら考えてみてください。