炭水化物で検索してみると…

ふと考えることがあって炭水化物で検索してみました。

すると炭水化物・糖質を減らすと良くないというサイトを多数見つけて驚きました。

様々な情報を統合して考えてみても、炭水化物・糖質に害があるのは明らかだと思います。

炭水化物・糖質摂取派の意見を要約すると、脳がブドウ糖しか使えないため、炭水化物を食べるべきだというものです。

タンパク質からブドウ糖を作り出すことが出来るため、無理に食べる必要はありません。

しかも2型糖尿病をはじめ各種アレルギーの原因が疑われるのですから、糖質回避教を推進する立場からすると理解は出来ません。

お互いそのように信じているのですから、議論しても無意味です。糖質摂取教と糖質回避教という具合に、お互い信じるものが違うのですから、いわば考え方の根本が異なるのです。

私は論理的に考えると糖質回避教が有利だと考えていますが、正直これだけネット上に糖質を勧めるサイトがあることに驚きました。

ここに問題の本質があります。
人は見たいものしか見ない傾向にあります。
そもそもインターネットでは検索をしないと情報は出てきません。
そのため炭水化物が食べたい人は炭水化物を食べる方が良いという情報を検索し、炭水化物を食べない方が良いと思っている人は、炭水化物を否定する情報を検索してしまうので自分に都合の良い情報しか目に触れないのです。

インターネットがここまで広まる以前は、情報は印刷されたものかテレビで見るしかありませんでした。そのため出版社やテレビ局の判断が下されていました。これが真偽の判定のフィルターになっていたのです。この真偽の判定のフィルターがある程度情報の質を担保していました。(実際には販売数、視聴率、スポンサーのバイアスがかかるため完全に正確ではありませんでしたが)

インターネットでは誰でも情報発信ができるだけに、情報の質を誰も担保していないのが現状です。そのため読む人が真偽を判定する必要があるのがインターネットの情報です。
インターネット上の情報が全て正しいわけではないので、情報を取得するのは簡単になりましたが実は以前よりも正しい情報を探すのは難しくなってしまっているようです。

炭水化物一つとってもこれだけ情報が錯そうしているので、インターネットを活用する際には注意が必要なようです。
できることならこのサイトが真偽の判定のフィルターになれると良いなと思っています。


 

動物の中で人間だけが太る理由

動物には太らない仕組みが備わっています。
何故なら太ると文字通り命取りとなるからです。
太ると肉食動物は餌が取れませんから自然と痩せてしまいますし、太ってしまうと草食動物は肉食動物の一番の餌になるからです。(詳しくはこちら)

人間にも本来太らない仕組みがあります。満腹感があることが太らない仕組みです。
人間だけが太るのは何故でしょうか?

人間だけが太らない仕組みを失くしてしまったのでしょうか?
人間は食料を自分達で増やすことで、以前ほど食料に困らなくなりました。
しかしそれだけでは太る理由にはなりません。

人間だけが太る理由の一つに食料が豊富にある必要はありますが、それだけでは太らない仕組みが働くことで太らないはずです。
しかし人間は太ってしまいます。
太る仕組みを手に入れたというよりは、本来太らない仕組みを糖質に騙されてすり抜けてしまうことで太ってしまうのです。糖質に騙されるとは糖質依存の状態に陥ることです。満腹を感じることで太りすぎない仕組みが備わっていますが、糖質依存によって糖質を食べ過ぎることで太ってしまうのです。(正確には一時的に糖質依存を引き起こして大量に食べる方が生存に有利だったので、太る仕組みとしてわざわざ身につけた能力です)
その証拠に本来太らない仕組みのある動物もペットとして人間と似たようなものを食べることで、糖質依存に陥ることで太ってしまいます。デブ猫とかデブ犬といわれるペットたちです。

実は動物も太る仕組みにより太っているのですが、毎年定期的に訪れる冬の飢餓を乗り切るために秋のうちに食料を大量に食べることで脂肪を蓄えます。
イノシシが秋にドングリを大量に食べることで太って、冬を乗り切るのです。
食料が確保しやすい季節と確保しにくい季節があることが太る仕組みを育てました。

タイトルの太るのは人間だけと書きましたが、正確には年内変動ではなく一年を通して太るのは人間だけです。そして一部のペットは太ってしまいます。
人間もペットも太ってしまうのは、糖質依存によるものだと思います。

糖質を避けることで糖質依存が解除され、本来人間に備わった太らない仕組みにより痩せていくのです。

糖質・炭水化物を勧める人は異教徒

今時糖質・炭水化物を勧める人がいます。物事を論理的に考えることが出来ないだけか、自分自身の利権や立場を維持するために糖質・炭水化物を推奨するのだと思います。

糖質の害は明らか

糖質・炭水化物は消化・吸収されて血糖値を上げるだけです。血糖値はタンパク質があれば十分維持されるので血糖値の維持のためには糖質・炭水化物は必ずしも必要ありません。しかも高血糖が血管を障害するなどの害を起こすのです。つまり血糖値を維持するためには必ずしも糖質は必要なく、逆に糖質が高血糖を引き起こし害をなすのです。生物学的にみると糖質・炭水化物には百害あって一利なしのようです。

では何故ここまで糖質・炭水化物が広まっているのでしょうか?人類の歴史的には、糖質・炭水化物は保存が出来る数少ない食材という大きな意味がありました。人類を餓えから救い、人類の発展に大きく寄与してくれました。

しかし今となっては他にも食材があるので、わざわざ病気の危険をおかしてまで主食として毎日大量に食べる意味はありません。快楽としての食を追求し続けると健康を害してしまうだけです。

糖質・炭水化物推奨者は異教徒

様々なことを考えても、糖質を主食として毎日大量に食べることを推奨する意味がわかりません。人の行動には必ず目的があります(目的論)。糖質を推奨する人達の目的を考えてみると、何らかのその人の私欲(利権や立場の維持など)を達成するためではないでしょうか?。

例えば医師が推奨するのは、糖質・炭水化物をみんながやめてしまうと患者さんがいなくなるので、やめられては困るから。もしくは今までの治療法を全て否定されるのを嫌って反対しているのかも知れません。つまり自分自身の地位が危ぶまれるから糖質を推奨するのではないでしょうか?

炭水化物を扱っている人達は直接商売に関わるので、推奨するのは当然といえます。

製薬会社は人々が糖質を避けることで様々な病気が失くなってしまうことを嫌って、糖質・炭水化物を推奨するかも知れません。

異教徒とは議論しない

今更糖質・炭水化物を勧める方々とわざわざ議論する意味はありません。糖質・炭水化物を勧める人は相容れない異教徒として争わず丁重に扱うのが正解だと思います。異教徒の方々は自分の利権や立場を守るために必死ですから、決して説得しようとはしないことです。もしくはこれまで当たり前に食べていたものを否定されることが嫌なのです。兎に角変化を嫌う人というのは何処にでもいるものです。

お互い考え方を強要しなければ争いは起こりません(考え方を強要しない)。最終的には異教徒の方々が糖質・炭水化物の害を受け入れるしかないのですから、いつ受け入れることになるか静観しましょう。真実は一つです。先に気付くか後で気付くかの違いだけです。

糖質回避教徒が糖質の本質を先に知った人、異教徒はまだ知らない人。ただそれだけのことです。自分で糖質の本質を知ろうとしない人達に、わざわざ争いを起こしてまで教えてあげるサービスはしなくて良いのではないかと思います。いつ気付くのか楽しみに静観しましょう。

怪しい理屈に惑わされない

糖質の害が明らかな今、それを上回る糖質の利点が今更新たに見つかるとは思えません。

怪しい理屈に惑わされないことです。怪しい理屈に惑わされてしまうことが、色々な意味で騙されるきっかけになってしまうのです。

糖質回避教の新たな教えとして、異教徒とは議論しないということを付け加えようと思います。

最近炭水化物が必要というテレビが多い理由

最近炭水化物を必要として、炭水化物を食べることを推奨するテレビ番組が多い気がします。その理由を考えてみました。

糖質に問題があることは明らかにも関わらず、炭水化物を食べ続けてほしい人たちがいるようです。または炭水化物を食べることを主張すること自体が目的の人たちがいます。
糖質回避教からすれば、今更糖質を勧める人たちは異教徒でしかありませんが、何故糖質・炭水化物をテレビに出てまで人に勧めるのかその心理を考えてみました。

テレビ番組というのがポイントです。
テレビは視聴率とスポンサーのために存在し、視聴者はそれらを稼ぐための手段です。
そんなつもりはないのかもしれませんが、やらせ問題を見ても、偏った報道を見ても目的が視聴者に事実を伝えることではなさそうです。スポンサーの意向に沿った内容で、多くの人に見てもらうことが目的です。
視聴率とスポンサーがテレビ局の目的だと思って、テレビ番組の内容を見ると炭水化物を推奨している理由が読み解けそうです。

視聴率をとるために視聴者が見たいものを放送します。
中でもスポンサーが求めているもので、視聴者が見たいものであれば放送したいのだと思います。さすがに明らかな嘘は後々問題になるので放送しないかもしれませんが、意見が分かれる程度であれば積極的に放送するのでしょう。

しかも人は求めているものを見たい傾向にあります。
つまり多くの人はできれば炭水化物を食べたいのです。何故なら美味しいから、魅力的だからです。その食べたい炭水化物を食べた方が良いとテレビで言われれば、炭水化物を食べたい自分にとって都合が良いのでつい見てしまうのです。自分の知識を照らし合わせることはせず、人の意見に左右されてしまう人たちは、都合の良いことを言ってくれる人のことを信じてしまう傾向にあるのです。

炭水化物を食べ続けてほしい人

炭水化物そのものを扱う方々

  • 炭水化物農家の方々
    • 米、小麦、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、人参
  • 炭水化物を扱う方々
    • 定食屋、牛丼屋、寿司屋、パン屋、うどん屋、ラーメン屋、パスタ屋、ピザ屋など

炭水化物を食べなくなると困る方々

  • ダイエット関連企業
    糖質を控えるだけでダイエットの必要がなくなってしまうから
  • 医師
    • 肥満関連、糖尿病関連など
  • 製薬会社
    • 糖質関連病の治療薬メーカー
      2型糖尿病、高血圧、各種アレルギーなど

炭水化物を食べてほしい人たちがスポンサーになる

炭水化物の農家さんがスポンサーになることは少ないですが、炭水化物を扱う業種の方々はよくスポンサーになっておられます。
医師がスポンサーになることはほとんどありませんが、ダイエット関連企業もスポンサーになっておられることがありますし、製薬会社がスポンサーになることはよくあります。

炭水化物を食べてほしい人たちがスポンサーになると、炭水化物を推奨するテレビ番組は大歓迎だと思います。
スポンサーが求めるのか、テレビ局の方々が気を利かせて番組を企画するのかわかりませんが、炭水化物を食べないことを放送しようとするとストップをかける可能性が考えられます。

視聴率を取るために放送する

人は求めているものを見たい傾向にあります。
日頃食べたいと思いながら我慢している炭水化物ですが、炭水化物をやめなくて良いとテレビでいえば、本当かどうかは別にして視聴率が稼げます。テレビの目的は見てもらうこと、真偽にはあまり興味はないのかもしれません(これまでやらせ問題があったことからの類推です)。スポンサーも炭水化物を食べることを求めていれば、スポンサーの意向・視聴者の興味という二重の意味で炭水化物を推奨する番組が増えることになります。

炭水化物を避けることを否定する理屈で驚いたこと

先日テレビを見ていると、炭水化物を避けることを否定する理屈に驚きました。

痩せるために炭水化物を避けることは意味がないという内容のことを力説されていました。

確かに一時的に痩せることはあるけれど、炭水化物を再び食べ始めるとかえって太りやすい体質に変わってしまうから意味がない。

炭水化物を避ける意味は痩せることなのですから、一時的にしろ体重が減った時点で痩せる意味はあるわけですからそれこそ意味不明な論理です。
しかも炭水化物を避ける話ですから、再び炭水化物を食べ始めた場合の話は意味不明です。そもそも炭水化物を避けることに慣れたら糖質依存から抜け出せるので、再び食べ始める人は少ないです。糖質依存に再び陥ったらリバウンドするという当たり前な話です。

ダイエットなんて意味がない。何故ならダイエットをやめたらリバウンドするから

と言っているのと同じです。当たり前な話です。
そんなことを言ってしまえば、人間は何をしても意味がない、最後は死んでしまうのだから。
というのと何が違うのでしょうか?人間は何をしても意味がないのでしょうか?
もし万が一リバウンドするとしても、痩せること自体に意味があるのではないでしょうか?

糖質を回避して痩せれば、そのこと自体に意味があります。
万が一糖質を再び食べることで、リバウンドしてしまってもそれは糖質を再び食べる決断をした人の自己責任です。痩せたことに意味があるのです。それを否定すれば、そもそも痩せることを否定することになるのです。論点がずれてしまっているので議論しないことですね。

炭水化物を食べることを勧める人たちの目的は人と違うことを言って目立ちたい、テレビに出たいのだと思います。
炭水化物を食べたい視聴者と利害が一致してしまうため、意味をなさない内容をそれらしく仕立てて放送しているのです。

炭水化物を取らなければいけないと力説する人は信用しない方が良いと思いますよ。
理屈になっていない理屈を振り回すだけです。

どうせ信じるなら論理的宗教糖質回避教を信じると、生きているうちに体調がよくなるというご利益があるかもれませんよ。

理論的な予測が的中、更なる予測を

理論的な予測が的中しました。と言うのは先日書き込んだ糖質回避により尋常性疣贅(イボ)のことです。糖質によって生じる糖化産物が免疫機能障害を引き起こす理屈から考えて、ニキビが治るなら尋常性疣贅(イボ)も治る可能性があると考えました。そのことを伝えたところまるで予言者のように2人の方が改善しました。しかも1週間で改善し始めました。まだ完治はしていませんが、なかなか治らないイボの治療法の選択肢の一つとしては画期的な治療法かも知れません。

糖質回避の有効性の予測

尋常性疣贅というウイルス感染にも有効であれば、次に予測として考えたのは、ヘルペスです。ヘルペスはウイルスの感染により引き起こされる疾患です。他のウイルス感染のように発症する度に感染する訳ではなく、一度感染すると神経細胞に潜んでいて免疫力が低下した場合に抑えきれなくなってヘルペスを発症します。

糖質の摂取により糖化産物を生じ、その糖化産物によって免疫機能に異常を来しヘルペスを発症している可能性が考えられます。もしかしたら糖化産物が蓄積して、一定量に達するとヘルペスを発症するのかも知れません。ヘルペスを再々繰り返す人はヘルペスに対する免疫のスイッチを切ってしまう糖化産物が一定量貯まりやすく、発症しない人は貯まりにくいのかも知れません。

糖質を避けることで、ヘルペスの発症頻度を減らすことが出来る可能性が考えられます。疣贅のように治るわけではないので、ヘルペスの場合再発予防なので効果の実感は難しいかも知れませんが、一・二ヶ月毎に繰り返すのであれば試してみても良い健康法では無いかと思います。

尋常性疣贅に引き続きヘルペスにも効果が明らかとなれば(発症予防なので効果はわかりにくいですが)、糖化産物が免疫機能に異常を来す仮説が正しい可能性が高まります。

他の予言・仮説としては結核に対してです。結核菌に感染しても発症する人と発症しない人があり、多くの方は発症しません。あくまでも仮説ですが、糖化産物による免疫機能障害で結核菌に対する免疫機能が働かないと発症するのかも知れません。結核菌に対する免疫寛容が誘導されていなければ、糖質回避で改善する可能性があるのでは無いかと思います。

いずれにしても免疫機能が絡む病気は糖質を減らすと改善が期待出来るかも知れません。良かったら糖質回避教をご検討ください。

欲望に負けて糖質を食べてしまうという心理

欲望に負けて糖質を食べてしまうという心理を考えてみます。

理性が欲望に負けるという表現は、だから自分は悪く無いという言い訳を暗にしているようです(参考文献:アドラーの心理学)。誰に対して言い訳しているのかというと自分に対して言い訳しているのです。自分は悪くないと自分に言い訳して、糖質を食べてしまうのです。

実際には自分の意思で判断し、食べることを選択しただけなのです。
無意識や理性を引き合いに出すのは自分自身に対する言い訳の典型のようです。

つまり無意識のうちに食べてしまったとか、理性に負けて食べてしまったというのは自分に対する言い訳のようです。(実際には食べないということを気にしていないと、知らない間に食べてしまうということはあり得ます。つまり意識が足らなかったことを表すのは確かなようです)

無意識のうちに食べてしまうということは、いつもの癖で食べてしまったということです。
この癖を失くす必要があります。

理性に負けて食べてしまうという心理

理性に負けて食べてしまうというのは、食べるという決断をして理性に負けたという言い訳でしかありません。
さも理性との葛藤があったような表現ですが、アドラーによると現実は違うそうです。
先に食べるという決断をして、理性に負けたという表現をするだけだそうです。

言い訳、つまり自分は悪くないから許してということです。
自分の否を認めないのですから、改善のしようがありません。

言い訳せず、食べたくて食べてしまったと正直に言えばよいのです。
自分の否を認めず言い訳をすることで、自分の心は守りながら結果は食べてしまうのです。
自分の心は守られるかもしれませんが、何も改善しません。

言い訳人間の典型です。結局改善する気はないのです。

糖質を食べることは犯罪を犯すわけではありませんから、他人が責めることではありません。
しかし自分で決めたことを自分に対して言い訳しながら、破っていくのであれば改善は期待できないかもしれません。

このまま言い訳人間で生きていくのか、自分のことを受け止めて改善するのか一度よく考えてみるとよいかもしれませんね。

新生児・乳児湿疹の原因の一仮説

新生児・乳児湿疹の原因を考えてみました。

一つの仮説ではありますが、母乳哺育の場合お母さんの食べる糖質の量によって赤ちゃんの湿疹の程度に違いがある可能性があります。

お一人新生児・乳児湿疹のお子さんのお母さんに、糖質を控えると良くなる可能性を提案しました。減らしてみられたところ赤ちゃんの湿疹は改善しています。一端改善しても再び糖質を多く食べると悪化するので、糖質の食べる量に連動する印象があるそうです。
といっても赤ちゃんの湿疹が改善した際も、糖質をゼロにしたわけではなくおかずの種類を多くしてご飯も食べたそうです。どうも食べる量を減らすだけでも違いがあるようです。

そして食べる量の増減は早いタイミングで赤ちゃんに反応があるようです。
1日・2日で改善がわかりはじめるようです。

新生児・乳児湿疹の原因の一仮説

このことからお母さんが糖質を減らして食べると赤ちゃんの湿疹が改善することがあるのがわかりました。お母さんが食べる量によって症状が増減するので、もしかしたらセーフラインのような食べても大丈夫な糖質の量があるのかもしれません。例えば1食につきお茶碗1杯は大丈夫で、2杯食べると湿疹が悪化するという食べても反応しない量が人それぞれにあるのかもしれません。その量が1食に3杯までは大丈夫で、いつもは2杯までしか食べなければ発症せず、1食に1杯までは大丈夫な場合は同じ2杯でも食べると症状が出るのかもしれません。人によって食べても症状が出る量の違いがあり、その症状が出る量をこえて食べてしまうと湿疹を生じるのかもしれません。

新生児・乳児湿疹は人によって症状が激しい人とほとんど症状が出ない赤ちゃんがいますが、原因がわからないため体質だと思われていました。2型糖尿病と同じで症状が出る人と出ない人がいるので体質や遺伝だと思われていたのと似ています。
もしかしたら2型糖尿病と同じように人によって症状が出る人と出ない人がいるのではないでしょうか?つまり糖質を日頃食べる量で症状が出る人と、日頃食べる量では症状が出ない人がいるのかもしれません。日頃食べる量では症状が出ないけれども、食べ放題のお店に行くなど、何かをきっかけに大量摂取をすると発症する場合もあるようです。日頃食べる量の10倍食べないと症状が出ない人は、物理的に不可能なので発症することがないのかもしれません。

アトピー性皮膚炎では炭水化物を食べて数時間から翌日には悪化するので、お母さんが食べたものが母乳になって赤ちゃんに移行して反応するので、お母さんが食べて少し時間がたってから赤ちゃんの症状が増減するのではないかと思います。

改善策

2型糖尿病と同じように糖質を控えるだけで血糖値が改善するように、新生児・乳児湿疹もお母さんが糖質を控えることで改善するのかもしれません。
アトピー性皮膚炎の患者さんで血糖値の上がりにくい食べ方、おかずの後にご飯を食べるという食べ方でアトピー性皮膚炎が改善された方がおられるので血糖値の上がりにくい食べ方をするだけでも新生児・乳児湿疹も改善するかもしれません。

糖質回避による効果は、幸い血液検査などの検査をしなくても、症状が赤ちゃんの皮膚の状態で確認することができます。文字通り肌で感じることができるのです。
良くなれば正解、悪くなれば食べ過ぎた可能性を考えます。
お母さんが食べたものとその量が正解か不正解の判断には1日か2日を必要とするようです。(母乳ではなく自分自身が食べるアトピー性皮膚炎では、数時間から翌日には悪化するようです)
これまでは体質として見守る・受け入れるしかなかった新生児・乳児湿疹が、自己調節可能な病気という認識になるのではないかと思います。

これからの新生児・乳児湿疹

これまで新生児・乳児湿疹は何に対して関連性・因果関係があるのか闇雲に探してもわかりませんでした。恐らく世界中の先生達が原因を探していましたはずですがわかりませんでした。あまりに当たり前の主食に原因があったので、全く関連がなさそうな主食に誰も思い至らなかったのです。これも2型糖尿病と同じで、同じものを食べても発症する人と発症しない人がいることが問題の本質を隠してしまっていたのです。
これからは糖質というキーワードで病気との関連性・因果関係を読み解けば簡単に解決策を見つけることができるようになるかもしれません。

母乳哺育で新生児・乳児湿疹があればお母さんが糖質を控えて様子をみる。
それでも改善しなければ、糖質をやめてみる。
お母さんが糖質を控えるかやめられなければステロイドを塗って様子をみる。

新生児・乳児湿疹はお母さんが糖質を食べているのを表すだけで、それ以上でもそれ以下でもないのかもしれません。そして赤ちゃん本人が痒がっていなければ、そのまま様子をみても問題ないと思います。治療しなくても生後6か月程度であまり症状が目立たなくなることが多いようです。

ミルクでの哺育の場合

ミルクでの哺育の場合著明な新生児・乳児湿疹の患者さんは少ないようですが、もし症状が激しければミルクのメーカーを変えてみるのは一つの選択肢だと思います。
原因は特定できませんが、赤ちゃんの血糖値に何らかの影響があることも考えられるので一度試してみる価値はあるのではないかと思います。
幸い血糖値関連で湿疹の症状が悪化する場合、1日か2日程度で反応が出るようなので判断はつきやすいと思いま

それでも改善しなければ病院を受診されるとよいと思います。

最後に

あくまでも事実に基づいて考えた一仮説ですが、お母さんが糖質を控えてみるだけなので一度は試して見られても良いのではないかと思います。
赤ちゃんの世話に追われていると、ついおにぎりやラーメンで食事を済ませてしまいたいとは思いますが、もしよかったら何とか糖質を減らすようにしてみてください。

この仮説が正しければ、お母さんが糖質をやめてしまえば症状はなくなります。
その後食べてみて新生児・乳児湿疹が悪化するかどうかその都度試しながら、食べてみるとよいと思います。悪化してしまえば食べ過ぎなので、そのことを踏まえて今後は減らせばよいだけなのです。

よかったらお試しを

糖質=甘いものだけではない事実

既に何らかの理由で糖質を控えるあるいはやめている方にとっては既に常識の話です。糖質が甘いものだけとは限らず、一般的に炭水化物として知られているものを表す概念です。

私はダイエットやアトピーをはじめ様々な病気を改善するには、糖質を避けると良いですよ(糖質回避教)とお伝えしています。

そう説明すると甘いものを控えると良いということですか?の質問があります。糖質=甘いものというイメージがあるようです。何となく砂糖を控えると良いと考えてしまわれるようです。そこであえて糖質と言わず、炭水化物を控えるように説明します。

糖質は消化されて糖として吸収されるものを言います。元々甘いものは糖質ですが、そのものは糖ではなくても消化されてブドウ糖となるデンプンも糖質もして扱います。デンプンは口の中でよく噛むと唾液中のアミラーゼにより、分解されて麦芽糖に変化するため微かに甘味を感じはしますが砂糖の甘味程強い甘味ではありません。

逆に考えれば身体に入れば同じ糖質として吸収されるのであれば、御飯を食べるよりケーキを食べた方が満足感は高いかも知れません。特に甘いものが好きな方にとっては甘いものの方が遥かに魅力的だと思います。そのため私は体重が減り過ぎないためという言い訳をして、なおかつ血糖値が上がり過ぎないように食後にデザートで甘いものを食べるようにしています。(目論見通り血糖値が上がり過ぎていないかは今の所測定していません。)体重は標準体重を少し下回る程度に適度に維持しています。

糖質は炭水化物から人間が消化できない食物繊維を除いたもののことです。甘いものとは限りません。

糖質は食べないに越したことはありませんが、どうせ食べるなら甘いものを食べる方がお得では無いかと考えています。当然量にもよりますが、三食御飯やパン、麺類の主食を食べるよりも、食後に甘いものを少し食べる方が血糖値の変動は少ないと思います。

糖質をやめるなんて無理!本当に無理?

ダイエットやアレルギーに対して糖質回避を提案すると糖質をやめるなんて無理!と即答される方がおられます。本当に無理でしょうか?

そもそも糖質をやめるのが無理だと思い込んでいるのは、糖質依存の一症状に過ぎません。

糖質をやめるのは難しい問題でも何でもありません。やめないのはただ単にやめたくないだけのことです。誰かが無理矢理食べさせている訳ではありません。糖質の魅力に取り付かれてやめないという決断をした上で、やめられないと言い訳をしているだけに過ぎません。

やりもせずに糖質をやめるのは無理という人は、そもそもやめることは検討していないのです。本当にやめることが出来るかどうか検討していないからこそ、無理と即答出来るのです。先にやめたくないあるいはやめないがあって、答えを探すから無理が答えになるのです。

やめる決心をする勇気が無いことを、(自分のせいではなく)やめられないと言い訳しているに過ぎません。

依存状態の激しい人は、本当にやめられない程病的なのかも知れませんが、病的な依存でなければ簡単にやめられるのかも知れません。

依存の状態の激しい人でも、物事を論理的に考えることで抜け出す糸口を見つけることが出来るかも知れません。

その糸口とは、糖質の食べ過ぎの症状や病気(肥満や糖尿病、各種アレルギーなど)と比較して、天秤にかけてみて良く考えることです。そもそも目先のことしか考えることが出来なければ天秤にかけるのは無理ですが、少しでも冷静に考えることが出来るのであれば検討の余地は十分あります。論理的に考えることが出来れば、やめることは簡単なのかも知れません。

お腹が空いて困るのは?

お腹が空いて困るのは、糖質依存の禁断症状はないかと思います。

糖質依存の禁断症状

禁断症状の証拠に、お腹が空いたまま我慢していると、いつの間にか空腹感が気にならなくなります。俗にピークをこえたと言われる状態です。禁断症状でなければ食事をしていないにもかかわらず、空腹感が改善する理由が見当たりません。

糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値
糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値

禁断症状であるもう一つの証拠に、糖質回避をすることでお腹が空いて困ることが無くなります。お腹が空いて困っている方にとっては、お腹が空かなくなるということは、信じられないと思います。しかし糖質回避をする方の多くが、余りお腹が空かなくなったと言われることと合致します。

糖質依存を示唆する証拠に少し食べると余計お腹が空くという不思議な現象を経験することがあります。一度食べ始めると止まらなくなってしまう現象です。恐らくいつもの食べる量を予測してインスリンが分泌される条件反射が起こり、少し食べることでかえって血糖値が下がるのかもしれません(仮説)。

糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)
糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)

お腹が空いて困る場合の対策

元々の糖質依存を抜け出すことでお腹が空いて困ることは無くなると思います。

糖質回避教の勧めです。主食であるご飯、パン、麺類を避けることを続けると糖質依存は抜け出すことが出来ます。抜け出すことが出来る期間は異なるようです。私は2週間程度、3週間かかる場合もあるようですが、人によっては3日で抜け出すことに成功された方もおられました。糖質回避の具体的方法はこちらです。

糖質回避を始めた直後には、度重なる空腹感に悩まされることもあるようです。その都度間食として枝豆やチーズ、ゆで卵などのタンパク質で空腹感をやり過ごすことがお勧めです。