21世紀のアトピー性皮膚炎の対処法

アトピー性皮膚炎はアレルギー体質の人が罹患する6か月以上持続する慢性湿疹です。
汗をかく部位に好発する疾患です。

20世紀の治療は抗アレルギー剤を内服し掻痒感・痒みをコントロールし、皮膚の炎症(皮膚が赤くなること)に対してはステロイド剤を外用し炎症をコントロールする対象療法でした。
アトピー性皮膚炎の原因はダニ・ホコリ・汗に対するアレルギー反応であり、避けられないと考えられていたため治すことは困難だと考えられていました。
原因が避けられないため、抗アレルギー剤・ステロイド外用という対症療法で対策をしていました。これが20世紀の治療法でした。

21世紀のアトピー性皮膚炎の治療は考え方が全く異なります。
炎症が起こった場合には抗アレルギー剤やステロイド剤を使うことは同じですが、そもそも炎症を起こさないようにするのが21世紀のアトピー性皮膚炎の治療です。
炎症を起こさないようにするのは単純な糖質回避です。
糖質回避をすることでアトピー性皮膚炎の症状が出なくなります。
状況証拠ですが、アトピー性皮膚炎の原因は糖質のとり過ぎのようです。
糖質回避によるアトピー性皮膚炎の改善率は、糖質回避による病気の改善率に掲載しておりますが糖質を減らすことで9割以上の方が改善します。
(改善する理由は糖質とアレルギーの関係の仮説をご覧ください)

21世紀のアトピー性皮膚炎の治療は糖質を取らないことを第一選択と考え、糖質回避ができる人は症状が出なくなるようです。つまり糖質を食べなければ病気が治るのではなく、なくなってしまうのです。
糖質をやめられなくても対処法があります。
まず皮膚の炎症はステロイドで抑えるのは20世紀の治療法と同じです。
皮膚の炎症が収まってから、再び皮膚の炎症が起これば身体が教えてくれる糖質をとり過ぎのサインです。糖質を食べ過ぎると1日で皮膚に炎症が起こりますので、1日前までの食事で糖質を食べ過ぎていないかを思い出してみるのです。これまで食べていた量よりも明らかに多い食べ方をしていればその食べた量は、自分の身体にとっては食べ過ぎだということがわかりますので、次からはその量は食べないように気を付けるだけです。糖質を食べすぎると翌日皮膚炎をおこすわけですから、その因果関係を確認し次から糖質を食べすぎないように気を付けることが21世紀のアトピー性皮膚炎の治療です。
食べても大丈夫な量が人によって異なるため注意が必要です。毎食お茶碗3杯食べても大丈夫な方もおられれば、お茶碗1杯でも食べ過ぎな人もいるのです。その人その人にとって糖質を食べても大丈夫な許容量があるようです。許容量をオーバーしてしまえば皮膚炎を生じ、許容量の範囲内であれば皮膚炎は生じないのです。
(実際には糖質だけではなく、汗やダニ・ホコリ・乾燥などの悪化因子とが合わさって皮膚炎を生じるようです。そのため糖質を食べすぎても汗などの悪化因子に乏しければあまり皮膚炎を生じない場合もあります。組み合わせる悪化因子が避けられないため、糖質を避けるという発想です)

振り返り法

人それぞれ食べても大丈夫な糖質の量が異なるため、自分の身体で試してみるのです。
上記のように糖質を食べ過ぎると翌日症状が出るので、振り返り法が有効です。
振り返り法とは、前日までに食べた糖質の量を振り返ってみるという考え方です。そして自分の身体の食べても大丈夫な糖質の許容量を把握するのです。皮膚炎(皮膚の赤み)や痒みなどの症状が出なければ前日までの糖質量はOKです。皮膚炎や痒みが出れば当日から前日までの食事で糖質を食べすぎの可能性が高いので、思い出して食べ過ぎをチェックするのです。思い当たることがあればそれが皮膚炎・かゆみの原因です。その食べ過ぎの量を覚えておいて、次からその量をこえないように気を付けるだけです。何度も繰り返していると自分の身体の許容量がわかるようになってくるはずです。
残念ながらタイムマシンで食べ過ぎない方がいいよとアドバイスすることはできないので、食べ過ぎてしまった結果である痒みは抗アレルギー剤、皮膚炎はステロイドで抑えるようにしましょう。

20世紀の治療ではステロイドを使って一端炎症がおさまっても塗るのをやめると炎症を繰り返していました。理由は単純で糖質を食べ続けていたからです。許容量をこえた糖質を食べることをやめてしまえば、ステロイドで一端抑えると炎症はぶり返しません。

糖質を食べる量を調整するだけで、アトピー性皮膚炎はコントロールできる時代になるのです。

最初のコントロールにステロイドは使いますが、最終的に糖質を食べないだけで症状は出なくなります。いわば究極の脱ステロイド療法だと思います。
アトピー性皮膚炎は薬が必要なくなる状態にすることができます。つまりアトピー性皮膚炎は治るのです。良かったらお試しください。

糖質回避は医者回避

糖質回避は医者回避
様々な病気の原因が糖質のようです。
少なくとも2型糖尿病は間違いなく糖質の摂り過ぎが原因です。そもそも常識が間違っていたのが原因だと思います。間違った常識とは糖質を主食として食べるということです。主食という概念そのものに問題があるようです。

糖質回避によって改善する病気は多々ありそうです。
私も最初に知った際には胡散臭く感じてしまいましたが、少なくとも肥満は改善しそうだとおもいました。

現時点でわかっていることは各種アレルギーは治ります。慢性蕁麻疹は苦戦しているものの、アトピー性皮膚炎乳児湿疹、花粉症などは糖質を食べないだけで治りそうです。
ニキビも糖質を控えるだけで新しくできにくくなります。

最近わかってきたことは尋常性疣贅(イボ)などのウイルス感染や、尋常性白斑・円形脱毛症などの自己免疫性疾患が改善することです。

少なくとも2型糖尿病、アレルギーや自己免疫性疾患、ニキビやイボなどの繰り返す感染症は糖質回避により病院に行く必要がなくなりそうです。
恐らく高血圧も糖質回避することで、改善すると思います。その理由は高血圧が糖質依存に伴う塩分依存による塩分の取りすぎが原因だと思います(すべての高血圧の原因が塩分のとり過ぎとは考えられていないようですが、そもそも塩分摂取量が1日1g程度が人間にとって最低限必要な塩分量なのかもしれません。もしかしたら人間は肉や魚などに含まれている塩分だけで十分なのではないかと考えています。)。糖質依存から抜け出すと、食事の塩気は少なくてすみます。そもそも塩分がほしいのは主食であるご飯やパンの甘味を打ち消して食べるために塩分を取りすぎているのです。ちなみに糖質回避をしていると味覚が鋭くなるので、少しの塩気を敏感に感じ取ることができるようになる可能性があります。

糖質回避は医者回避

このサイトが広まれば、病気で困ったらまずは糖質回避をすることが第一選択の治療法となると思います。
糖質回避をしても治らない場合と、糖質回避ができない場合に初めて病院を受診する時代が来ると私は思います。

医者が余る時代がすぐそこまで来ていると考えているのは私だけでしょうか?

 

糖質回避は災害にも有効

今日11/19は備蓄の日だそうです。

糖質回避は災害にも有効です。
糖質は本来備蓄向きの食料ですが、美味のため日常食とされてしまったようです。
農耕以後の歴史を見ても、美味な小麦や米が競って栽培され高値で流通することから更に栽培されるようになりました。美味であるがために日常食となったのです。
元々は収穫期以外の時期にも保存が効くという利点から野菜よりも優れた食料として重宝されるようになりました。その食料が美味だったため主食という地位を確立したのです。
備蓄の日ですが、究極の保存食はお米です。
水とカセットコンロを用意することで長期間の停電や断水があってもお米をたくことができます。
保存食としておかずになるものを備えておくことが備蓄には有効だと思います。
災害時には糖質回避をやめ、保存食としての糖質を食べることで災害をやり過ごすのです。
東海・東南海地震やそれに伴う富士山の噴火が起こってしまった場合、地域によっては最大1か月や2か月のライフラインの断絶の可能性が考えられます。これだけの長期間の食料の確保を考えると、お米を水とカセットコンロと共に備蓄することが最も効率的だと思います。

私は日頃お米を食べないので、もらったお米を災害時の備蓄用として保存しています。

更に日頃糖質回避をしていると有効なことがあります。
何故なら糖質回避により糖質依存から抜け出していると、大してお腹が空かなくなるからです。
お腹が空かなくなる理屈は、そもそも強い空腹感が糖質依存の禁断症状だからです。禁断症状だからこそ我慢しているとピークをこえる感覚があるのです。仮に禁断症状でなければ、尿意のように次第に強くなり、排尿しない限り消えたり弱まったりはしてくれのと同じで、食べない限り弱まらないはずです。糖質依存から抜け出しているとピークをこえた後の空腹感しかないため、災害時に強い空腹感と闘わなくてすむので避難生活が楽に過ごすことができます。
お米であれば炊飯することで量が増えるので、備蓄としても最適です。
災害時は非常時ですから食べ物を選んでいる余裕はありませんから、糖質を食べて日常生活に戻れる日を待ちましょう。

以上のことから備蓄はお米とし、日頃は糖質回避をして糖質依存の禁断症状である強い空腹感を感じることがないようにしておくことがいざという時に困らない災害対策だと私は思いますがいかがでしょうか?
糖質回避教の信者の方々は今一度お考え下さい。

アレルギーの指標IgEを下げるには?

アレルギーの重症度の指標の一つがtotal IgEです。
俗にアレルギーの検査とされるのは各アレルゲンに対するIgE:特異的IgEを測定することです。
total IgEとは特異的IgEの全ての集まりを測定するもの、IgEの総和を表します。
アレルギー反応が激しいとtotal IgEの数値が高い傾向があることから、アレルギーの程度を見極めることに使われます。

職業の種類によってはIgEの数値が高いと適正がないと判断される場合があります。
その一つが飛行機のパイロットです。
アレルギーの重症度が高いと判断力に問題を生じるという解釈のようです。
一定以上の数値のtotal IgEであればパイロットにはなれないそうです。
パイロットには裸眼視力が要求されますが、アレルギーの程度にも制限があるようです。
内服可能な抗アレルギー剤はあるようなので、アレルギー自体が欠格事項ではなく、コントロール不良のアレルギーが問題なようです。その判断をtotal IgEの数字により判断するようです。

total IgEが上昇する原因が花粉症やアトピー性皮膚炎であれば、それぞれの症状を抑えるとtotal IgEは下がります。花粉症であれば抗アレルギー剤内服するか花粉を吸わないようにすることです。アトピー性皮膚炎ではステロイドを外用することで皮膚の炎症を抑えることです。治療することである程度は下げることができますが、症状が激しい場合や治療が不十分な場合にはtotal IgEが高いままになります。一定以上のtotal IgEの数値によってはパイロットになれないこともあったようです。

これからはtotal IgEを下げたいと思えば、糖質回避をすることです。
花粉症やアトピー性皮膚炎の症状が治まるので、IgEは下がると思います。

特異的IgEの上昇する理由

ちなみに特異的IgEがあるからアレルギーが起こると考えている人がいるようですが恐らく間違っています。
粘膜や皮膚で炎症が起きた状態で、花粉やダニ・ホコリなどで刺激された結果として感作されIgEが産生されています。花粉やダニ・ホコリが原因ではなく、既に炎症が起きているのです。
炎症が激しければIgEは高くなりますし、炎症が収まれば刺激が少ないためIgEは下がります。

原因が花粉やダニ・ホコリであれば花粉やダニ・ホコリがある限り、他のことをしても改善しないはずです。しかし機序は不明ながら糖質回避により花粉症もアトピー性皮膚炎も改善します。
このことだけでも花粉やダニ・ホコリが直接の原因ではないことがわかります。
皮膚に炎症がある状態で花粉やダニ・ホコリが触れるため、炎症反応が起こりIgEが上昇してしまうのです。そのため症状の程度によってIgEの数値が上下します。
(参考:自己免疫性疾患とアレルギーの関係(仮説)

花粉症やアトピー性皮膚炎では症状に反映して特異的IgEが上昇するだけで除去できるわけでもないため、検査をしてもほとんど意味がないと思います。しかし仕事の兼ね合いなどでIgEを下げたいと思われた方は糖質を避けることが一番の近道だと思います。ただし症状が改善してもIgEが下がるまでしばらく時間がかかりますので、total IgEを検査される2・3か月前から糖質をできるだけ避けることをお勧めします。

肥厚性瘢痕・ケロイドは糖質回避で治る

肥厚性瘢痕やケロイドとは傷痕が赤く盛り上がる疾患です。傷痕が盛り上がるだけであれば肥厚性瘢痕、傷痕の範囲をこえて大きく盛り上がるとケロイドと言われます。この肥厚性瘢痕・ケロイドは糖質回避で糖質を控えることで治ります。
どの程度控える必要があるのかは一概にはいえませんが、肥厚性瘢痕やケロイドの赤みが無くなるまで糖質を控えることで改善が期待できます。

観察してわかったことは古い傷痕は改めて赤くなることはないこと。新しい傷痕だけが肥厚性瘢痕やケロイドになります。そして糖質を控えることで赤みが引いてきます。
このことから類推すると創傷治癒の過程で出現した細胞に対する自己免疫による病態が考えられます。その自己免疫の引き金を高血糖による糖化産物が引いて病気を引き起こしているという仮説です。この仮説が正しいかどうかは別として、糖質回避で肥厚性瘢痕やケロイドが改善する人がいることは事実です。

肥厚性瘢痕やケロイドに対してはステロイド剤の外用や局所注射、液体窒素での冷凍凝固などがありますが糖質回避は病院に行かなくても治療できることが特徴です。

肥厚性瘢痕やケロイドでお悩みの方は、信じる人だけに御利益のある糖質回避教をお試しください。

ちなみに同じような機序で生じる盛り上がりはなくても赤みのあるニキビ痕にも、糖質回避は効果が期待できます。

糖質回避者に糖質を勧める糖尿病専門医

自分の意思で血糖値を上げないために糖質回避している患者さんが、整形外科に入院して糖尿病専門医を受診することになりインスリン注射をなることになったそうです。正に夏井先生の本に書かれている内容そのものでぞっとしました。

その方がどれだけ糖質を取らない方が良いと糖尿病専門医に訴えても聞く耳を持ってもらえず、インスリン注射することになったそうです。その方はこのままだと腎不全になって透析することになると心配しておられました。実際にはまた糖質をやめられるつもりのようですが、本当にこのまま糖質を食べることで透析が必要になった場合のことを考えてみます。

厳密に糖質回避をしていれば恐らく腎不全に至るほどの腎機能の悪化は考えにくいと思います。それを糖尿病専門医の指示に従い糖質を食べることで糖尿病のコントロールが悪くなり透析に至ったとすれば、後々訴えられた場合には勝てないと私は思います。

糖質を食べていない人に、食事療法と称してわざわざ糖質を食べるように勧めるのは、アルコール依存症の治療でアルコールを勧めることと何ら変わりません。もしかしたら過失傷害で告発される時代が来るかもしれません。糖質の害を知っているべき糖尿病専門医の先生が、糖質の害を知らなかったという過失による傷害という意味です。

糖尿病の患者さんが糖質を食べないようになると、患者さんがいなくなってしまうから糖質を食べるように勧めているとすると過失とは言えず、傷害罪が適応されかねません。

糖尿病専門医の先生方の意識が変わらないのであれば、患者さんの側から糖質の害を知り自分の身を守るしかないのかもしれません。

糖質回避を知らない方に引き続き糖質を勧めるのは仕方ない部分もあるとは思いますが、自ら糖質回避されている人に、わざわざ糖質を勧めた上でインスリン注射までする治療法に驚いた次第です。

糖質回避・糖質制限が糖尿病専門医の先生方にも早く広まるといいですね。

フレスタで糖質回避 カツの卵とじセット

以前セブンイレブンの商品と勘違いして掲載していましたカツの卵とじセットですが、正確にはスーパーフレスタで購入した冷凍食品でした。

糖質回避教を提案していますので、糖質回避メニューを探しています。

今日はスーパーフレスタの冷凍食品 カツの卵とじセットです。

フレスタ カツの卵とじセット
フレスタ カツの卵とじセット

これをご飯にのせたくはなりますが、ご飯にのせては糖質回避になりません。ここは豆腐と一緒に食べましょう。

フレスタ カツの卵とじセット
フレスタ カツの卵とじセット
カツの卵とじセットと豆腐
カツの卵とじセットと豆腐

カツの卵とじセットが良いのは電子レンジにかけることの出来るトレーがあることです。

豆腐にはお醤油をかけずに食べるのがお勧めです。カツの卵とじセットの塩気をおかずにしてご飯の代わりに豆腐をちぎって食べてみましょう。

冷凍庫に一つ置いておくと安心ですね。豆腐と一緒に食べるとご飯の代わりになるのでお勧めです

セブンイレブンで糖質回避 親子丼の具

糖質回避をお勧めしていますが、お昼ご飯に困るという意見をよくお伺いします。
そこでお昼ご飯になるようにコンビニでの糖質回避を提案しています。
今回はセブンイレブンで糖質回避メニューです。

冷凍の親子丼の具の紹介です。199円です。

セブンイレブンで糖質回避 ふんわり卵の親子丼の具 199円
セブンイレブンで糖質回避 ふんわり卵の親子丼の具 199円

これをご飯にのせて食べるのでは糖質回避になりません。
そこで親子丼の具の豆腐のせです。

セブンイレブンで糖質回避 親子丼の具の豆腐のせ
セブンイレブンで糖質回避 親子丼の具の豆腐のせ

問題は親子丼の具には炭水化物が比較的多く含まれていることです。
これをご飯にかけて食べると考えると、糖質回避を心がける者としてはぞっとするような話です。

ご飯にかけて食べる食材、親子丼の具や牛丼の具、カレールーなどを豆腐にかけて食べるのは糖質回避法の一つの解決法だと思います。

良かったらお試しください。

糖質を取らないと頭の回転が早まる?(仮説)


糖質依存からは抜け出していたつもりですが、いつの間にか糖分依存に陥っていました。糖分依存を改めて抜け出して思うことは昨日書きました。

あくまでも私の主観ですが、糖質や甘みを控えることで頭の回転が早まるように思います。考えが早くまとまるような印象です。

私の主観ですので証明できる訳ではありませんが、もし頭の回転が本当に早まるのだとしたらと仮定してそのメカニズムを仮説として考えてみました。

糖質を取ることで変わるのは血糖値です。糖質を取ると血糖値が上昇し、糖質を取らなければ血糖値は上昇しません。血糖値はブドウ糖の血中濃度ですからブドウ糖が脳に与える影響を考えてみます。ブドウ糖は脳細胞が生きるために不可欠ではありますが多量にあると問題を生じるのではないでしょうか?ブドウ糖はたんぱく質と結合するため脳細胞のたんぱく質と結合すること(糖化)で正常な反応を妨げる可能性が考えられます。そのことが脳細胞の活動を邪魔するノイズとなっているのではないかと思います。高血糖となるからといって思考出来ない訳ではありませんが、ノイズを取り除きながら思考する必要があるため、無駄が多く考えがまとまりにくいのかもしれません。高血糖によるノイズの分だけ思考がスムーズになるのかもしれません。

糖質を食べる場合と糖質を食べない場合の思考の違いは2倍も3倍も違う程極端に大きくはないので、ノイズといってもわずかなようです。私の印象としては1割か2割程度思考が早くなった印象です。しかしその思考の違いがわずかといっても、日頃から糖質を控える方がお得だなと思う程度に私は違うと思います。わざわざ糖質を食べて思考の速度を落とさなくても良いと私は思っています。

糖質を避けること(糖質回避)で脳の活動に影響があるということは私の思い込みなのかもしれませんが、もし興味がありましたらお試しください。

糖質をやめてみて思うこと

糖質依存糖分依存から抜け出して思うことを書いてみます。

自分が糖質依存に陥っていたことに気付いた時には衝撃を受けました。何しろ太るのもつい食べてしまうのも食べ出すとやめられないのも全て糖質依存のせいだったのですから、本当に驚きました。自分の意思で食べているつもりでしたが、糖質に騙されて食べ過ぎていたのです。

その後体重が減り過ぎることからデザートだけ食べ始めましたが、これは糖分依存の甘い罠でした。糖分依存の存在そのものを認識していませんでしたので、糖質依存にさえ気を付けていれば大丈夫だと思っていました。私が糖分依存に気付いたのは日頃の主食としての糖質は食べないにも関わらず体重が増えたことです。振り返って考えてみれば甘い物を求めていた自分に気づくことが出来ました。しかしデザートは食べて良いと決めていましたので、体重を気にしなければ、限度をこえて食べ過ぎていたことに自分で気づくことは困難でした。このことは誰にでも起こり得ることを表していると思います。いつの間にか糖分依存に陥っていても自分では気づくことが出来ないのではないかと思います。

今から考えれば糖分依存の影響ですが、甘みの強いコーヒーフラッペを飲みたくてコンビニを探したりしていました。甘い物を取らないと決めて糖分依存から抜け出せば、コンビニに立ち寄っても甘い飲み物を求めることもありません。ましてやコーヒーフラッペを求めてわざわざコンビニに立ち寄ることもなくなりました。

糖分依存の時にはあれだけ魅力的に見えたデザートやドーナツなどが私には関係のない食べ物になりました。

コンビニが商売として成り立つのは、糖分や糖質などの依存性のある物を多く取り扱っているからかもしれません。目の付け所が良くてうまい商売をしているだけなのか、それとも日本人を利便性を餌に依存に陥らせる諸悪の根源と見なされる日がくるのかは、もう少し様子を見ないとわかりません。

甘い物依存・糖分依存を抜け出して改めて思いますが、甘い物や糖質は人間には必要ないのではないかと思います。糖質・糖分は子供の頃から楽しんでいましたが、栄養としての意味は乏しいのではないかと思います。お米や小麦は保存が効くこと、人為的に増やせることが人類の繁栄の上では大変役立ちました。他に食べ物がない時代には本当に助かりました。しかし他に選択肢がある現代では無理に食べる必要はなさそうです。特に甘い物は手軽な快楽として楽しむことも多いのですが、依存性がある認識は乏しいので注意が必要なようです。

甘い物がなかなかやめられない方は、1日我慢出来るかどうか試されることをお勧めします。1日我慢出来なければ糖分依存の可能性が高いと思います。