糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)

糖質依存の一症状として、糖質を少量食べると余計お腹が空くという不思議な感覚を味わうことがあります。ちなみに日頃糖質を食べなくなれば、この不思議な感覚を味わうことはできなくなります。

糖質依存の診断基準の一つにも入っている糖質の量のコントロールが困難になる症状の一つです。
少量食べると余計お腹が空くので、追加で満腹になるまで食べ過ぎてしまうのです。
そのため量のコントロールが困難になるので、肥満を引き起こす一因となります。

糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)
糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)

原因は条件反射?条件反射とは?

本来であれば少量糖質を食べることで、少し血糖値が上がるだけのはずですが、いつもは糖質を大量に食べるため体があらかじめ大量の糖質に備えインスリンを分泌するのではないでしょうか?ちょうどパブロフの犬という条件反射の実験の際、エサを見たパブロフの犬がヨダレを垂らしたということです。本来はエサを食べると出るはずのヨダレが、エサを見ただけで条件反射といばれる反応で食べる準備をするものです。人間でもおいしそうなものを前に、食べることを想像した瞬間口の中に唾液が分泌されることを経験された方も多いと思います。

糖質を少量食べると余計お腹が空くのは条件反射の影響では?

実はこの仕組みが膵臓にも備わっていて、糖質を食べるといつものパターンならこの程度食べるから前もってインスリンを分泌しているのが現認ではないかという仮説です。
この条件反射が成立している状態が、糖質依存の条件なのはないでしょうか?
その結果糖質を少量でやめることが難しく、一度食べ始めるとお腹いっぱいになるまでついつい食べ過ぎてしまうのではないかと思います。

条件反射がなくなれば少量だけ食べることもできる?

糖質依存から抜け、条件反射が起こらなくなるまでの期間は、私は2週間、人によっては3週間だったり3日だったり、1か月しても依存から抜け出せない人まで様々です。
条件反射さえなくなれば、少量糖質を食べたとしても更に食べたくなることはなくなるはずです。事実主食をやめた私は糖質を食べる量は少量でも大量でも、食べると決めた量だけ食べることができます。

この食べる量を決めながらついお代わりするのは、糖質依存の一症状だと思いますし、糖質から抜け出せない最大の理由の一つです。
条件反射が血糖値が少しでも上がることで引き起こされる(食べた時点で条件反射のスイッチが入る)のか、糖質を食べたという満足感がスイッチでインスリンが分泌されるのかは不明です。この仮説が正しければ、いずれ誰かが検証してくれることでしょう。

母乳育児の乳児湿疹も糖質が原因?

母乳育児の場合の乳児湿疹は母親の糖質により引き起こされている可能性があります。

乳児湿疹の対症療法はステロイドを塗ることですが、もしかしたら根本治療は母親が糖質を控えることかも知れません。

完全除去はアレルギーを助長する可能性が否定できないため、米、小麦は少量食べる方が良さそうです。

まだわかりませんが、お母さんが炭水化物を多く食べるようになるにつれて生後数週間のお子さんの乳児湿疹が悪化している方がおられます。

もしかしたら別の原因かも知れませんが、糖化産物が乳汁中に移行するか、母乳中のブドウ糖が乳児に入ることで、乳児の体内で糖化産物が出来ている可能性があります。糖質が悪化因子であればお母さんが糖質を控えることで改善するはずです。

乳児湿疹でお困りの母乳育児中のお母さんが、糖質・炭水化物を控えると乳児湿疹がもしかしたら良くなるかも知れません。もしくは血糖値が上がらない食べ方をすると糖化産物が問題になる程出来ず、症状が改善するのかも知れません。

まだわかりませんが、お母さんが糖質を控えることで乳児湿疹が改善する可能性は十分あると思います。

面白いあるいはダメ元でいいからやってみようと思われたら糖質回避教をご覧ください。

言葉には多くの意味が含まれています

言葉には多くの意味が含まれています。

例えば子供という言葉一つをとっても、様々な意味が含まれています。普通名詞としての漠然とした子供という意味から、うちの子供はという我が子という意味、あの子はまだ子供だからという未熟な者の例えまで一つの言葉が様々な意味を含んでいます。

大人という意味も様々な意味を含んでいます。20歳をこえた法的な意味で成人という意味での大人や、大人の対応として使われる分別をわきまえた存在という意味や、単に子供ではないという意味の大人という様々な意味を含んでいます。

人という言葉も他人という意味や人間という意味、場合によっては獣に対してただ人間という意味だけでなく良識ある存在としても使われることがあります。(人としてどうよ?などの使われ方)

夢という言葉も寝ている間に見る夢と、将来実現すると嬉しい目標としての夢という意味があります。

人は会話や読書の際に様々な意味の中から適切なものを無意識のうちに選び出しています。数多くの言葉を知っていると誤解されにくい話し方が出来るようになりますので、数多くの言葉の意味を知ることが大切です。

無意識のうちの選択を間違うと勘違いにつながります。一つの意味だと思い込んでいると、違う言葉の意味があることに気付かず、誤解されることがあります。政治家の失言の多くが別の言葉の意味を知らずに使っているのではないかと思います。

食べ物はバランス良く そのバランスが問題

食べ物はバランス良く何種類も少量多品種が理にかなっていると思います。一品種を大量に食べると、バランスが崩れます。

食事はバランスが大事

少量多品種を食べていると必要な栄養が満遍なく含まれていることが期待できるので、何をどれだけ食べるのが良いかわからなくても体が必要な栄養を摂り込むことで対応できます。一つの食材を大量に食べてしまうと、必要な栄養素が得られないかも知れません。またビタミンDAKE(ダケと語呂合わせできます)では過剰摂取(摂りすぎ)による害が起こってしまう可能性があります。

栄養の観点からも、過剰摂取の観点からもバランス良く食べるのが合理的です。

そのバランスが問題

日本人の多く方が食生活が偏ってはいないでしょうか?
冷静に考えてみると、かなり偏っています。偏っていないと思われる方も多いと思いますが、その理由はおかずのバランスを考えてのことだと思います。ここでいう日本人の食生活の偏りとは主食という考え方で、主食として糖質だけ一品目を多くとっているということです。
糖尿病の食事療法でも6割を主食で食べることを推奨しています。
主食、つまりご飯という糖質一品目で6割というのは偏り過ぎだと思います。

必ずしも人間の体に必要がない糖質を6割もとるのは取りすぎだと思います。
現時点で根拠を示すほどの知識はありませんが、私の感覚では1割か2割程度糖質で摂取することが妥当なのではないかと思います。

高血糖による糖化産物が人体に害を引き起こす可能性が考えられますから、血糖値を上げない食べ方を工夫すれば3割か4割は食べても大丈夫かもしれませんがまだわかりません。1割か2割であれば、ちょうど食事が終わってからデザートを食べる程度が理想なのかもしれません。

主食の過剰摂取が問題

主食である炭水化物の過剰摂取が問題なのですから、バランスに問題があるのは明らかです。主食を0にする必要があるかどうかは議論の余地はありますが、少なくともバランスを考え直す必要があることは議論の余地はないと思います。

おかずのバランスではなく、食事全体のバランスを見直す時期なのかもしれません。

症状が悪くなると… 病院に行くタイミング

様々な病気で様々な症状が現れます。病院は出来れば行きたくはありませんから、ついつい我慢してしまいます。そこで病院に行く受診のタイミングを考えてみます。

腹痛や喉の痛み、咳、発熱など様々な症状があります。原因となる様々な病気がありますから、病院に行くタイミングの判断に迷うことも良くあると思います。

何か症状があってもすぐ治るかも知れませんので、ついつい様子をみてしまいます。様子をみていて症状がドンドン悪くなれば、恐らくそのまま悪くなり続けます。何故なら治療もしていませんから良くなる理由がありません。万が一良くなるとすれば、自分の免疫機能が急速に高まり治してしまう場合(同じウイルスや細菌感染であれば二度目は覚えているので早い段階で治ることもあり得ます)です。

様子をみていて、悪くなれば、そのまま悪くなり続ける可能性が高いと思います。もし悪くなるのが止まれば、その後は改善に向かうかも知れません。少なくとも悪くなっている最中に突然良くなることはありません。一旦変わらなくなってそれ以上悪くならなくなってから、次に良くなっていきます。

イメージとしては症状が悪くなるのが下り坂、良くなるのが上り坂です。悪くなっていれば悪くなり続けます。下り坂を下っていれば下り続けます。一旦平らになって、上りはじめるのです。

ちょうど下り坂のイメージと同じで悪くなる程度・速さも加速してドンドン悪くなります。感染症であれば免疫力が必死でブレーキをかけるので、MERSなどのように体がはじめて遭遇する特殊なウイルスでなければ、坂道を転がり落ちるように悪くなることは非常に稀です。逆に感染症で一気に悪くなるのは、免疫力が全く対応出来ていないことを表します。

医師の立場からすれば、治療は早ければ早いに越したことはありません。患者さんの立場からすれば病院に行かなくても治るなら出来れば行きたくはないので、仕方がなくなるまで病院には行かれないと思います。

病院に行く受診のタイミング

医師は出来るだけ早く、患者さんは出来るだけ遅くの受診を希望します。その折り合いのつくタイミングを考えてみたいと思います。

病気・症状により増悪加減(悪くなる速さ)は異なります。数ヶ月で悪くなるAGA(男性型脱毛症)の薄毛から、数日間で増悪する腹痛や喉の痛みや体の痒み、数時間で増悪する腹痛や呼吸困難など様々です。

まず命に関わる急速な症状の進行(進み具合)の場合を考えてみます。お腹の痛みや息苦しさを感じたとします。すぐに良くなるだろうと気楽に考えていましたが、10分で痛み息苦しさが増しています。それでも病院に行くのが怖いので出来れば避けようとします。次の10分で更に痛み息苦しさが増しました。どう考えれば良いでしょうか?

  1. 次の10分で良くなるかもしれないからこのまま様子をみる
  2. 次の10分は悪くならないかもしれないのでこのまま様子をみる
  3. 更に悪くなる可能性が非常に高いので病院に行く

正解は3.です。

様子をみても良くなる可能性は非常に低いので、我慢出来て動けるうちに、出来るだけ早く病院に行きましょう。少なくとも覚悟を決めて病院にいく準備を始めましょう。

時間毎の経過から想像する

腹痛や咽頭痛など数日間で増悪する場合には前日の様子と比べてみると良いと思います。前日より悪くなれば恐らく明日は更に悪くなります。前日と変わらなければ明日も同じか良くなる可能性が高いと思います。前日より良くなっていれば、翌日は良くなると思います。

前日より悪くなっていれば、今日か明日病院に行くことを考えましょう。まだ程度が軽くまだ大丈夫だと思ったとしても、明日も悪くなっていれば、明後日は更に増悪することを知っておくべきです。そして早く治療すれば早く治療する程早く治るからお得だということも知っておくと良いと思います。

遅くなれば遅くなるほど治るのに必要な時間は余計にかかります。薬もその分余計にかかります。時間もお金もかかるので損してしまいます。損しなくてすむように出来るだけ早く受診するタイミングを見計らいましょう。

火事に例えてみる

病気の症状を火事に例えてみます。

火がついて燃えています。周りに少しずつ燃え広がっています。でも消防車を呼ぶのは躊躇ってしまいます。

そのまま様子をみていると当然燃え広がりました。それでも火が消えるかもしれないので消防車を呼ばず様子をみています。バケツで水をかけることを思いつきました。火は広がっています。それでも消防車を読んで大事にはしたくありません。

その後も燃え広がり、近所の人に勧められて消防車に通報しましたが、間に合わず全焼してしまいました。

実際には火事はすぐに燃え広がることが常識で、早ければ早い程小さくてすむことをみんな知っていると思います。だから燃え広がる時点で躊躇わず消防車を呼ぶと思います。

病気も連鎖反応

実は病気の症状も同じです。火事だと早ければ早い程消火が有効なのは常識ですが、病気の症状も同じなのですが余り知られていないようです。国が学校で教えても良いのではないかと思います。

火事の拡がり方と病気の悪化の仕方が似ているのは、連鎖反応で悪化する点が似ているからです。火が周りのものを燃やして拡がるように、病気の原因は次々周りに拡がります。

症状は増悪すれば増悪し続け、改善しはじめれば改善し続けます。しかも火事が連鎖反応で燃え広がるように、症状の増悪も連鎖反応で一気に悪くなります。このことが知れ渡っていないため、ついつい我慢してしまう人が多いようです。

増悪し続けていれば加速して増悪する可能性が高いのです。早めの受診がオススメですし、お得だと思います。

症状が改善していれば

逆に症状が改善していれば、翌日は更に改善する可能性が高いので無理に受診する必要はないかも知れません。それまで我慢出来たのですから、改善しはじめればそのまま様子をみてみましょう。良くなり始めても受診される方は病気を治すことが目的ではなく、不安を取り去ることが目的で受診される傾向があると思います。

常識の存在する意味

人は常識、当たり前に縛られて生きています。
縛っているのは意識していない無意識の自分自身なので、自分で自分を縛り付けて窮屈に生きているようなものです。実際には常識が当たり前なので窮屈という感覚はないと思います。

常識について

ではなぜ人は『常識』という名の当たり前のことを身につけるのでしょうか?
身につけるのが当たり前だから・・・。
あまりに当たり前すぎて、何故『常識』を身につけるのか考えたこともない人も多いと思います。
自分が当たり前に身につけている『常識』を、相手が身につけていないことを『非常識』だとして非難することもあるでしょう。
そもそも子供は『非常識』の塊ですし、放っておくと何をするかわかりません。
文明とかかわりのない生活をしている人にとっては、人と関わらないこと自体が『常識』です。

常識を身につける意味

では何故『常識』を身につけるのでしょうか?
『目的』は二つ考えられます。

  • みんなが快適に不快な思いを抱かずに生活できるようにするため
  • 限られた人間の判断力を省力化し、速やかに判断を下すため。

常識の使い方

友人とランチを食べることになりました。
ランチしようよと
世間一般の常識的にはランチといえば1000円以下でしょう。
600円~800円がありがちな値段ではないでしょうか?
ワンコインランチ500円というのも探せばあるかもしれません。
一方ホテルのランチであれば3000円~5000円、場合によっては10000円のランチもありえるのではないでしょうか?
しかし特殊な人や特殊な場合を除き、ホテルのランチが通常のランチの選択肢になる人はまずいないと思います。
人とお昼御飯を相談している時にホテルのランチを提案したら『非常識』と言われるでしょう。
それは通常は選択肢になり得ない、常識の枠からはみ出した高額なランチを探しているからです。
本来なら常識とはお互いが当たり前に共有共通しているはずの認識です。

何もホテルのランチが駄目なのではなく、ランチの値段が常識の枠をはみ出しているのです。逆に600円のホテルのランチがあればお得情報として喜ばれるかも知れません(多分そんなホテルのランチはないと思いますが)

常識の存在する目的

お互いが不快な思いをしないためと、無駄な選択をしないための省力化のためです。共通認識がズレていると不快な思いをしたり、あり得ない選択肢を検討するという無駄なことに時間を費やしてしまいます。

常識の存在する意味を改めて考えてみて下さい。

興味があれば常識革命の起こし方をご覧下さい

人類が糖質を重宝する理由

先進国で糖質を中心とした食生活が当たり前となっています。

何故糖質がこれ程重宝されるのでしょうか?

栄養面では糖質は要らない

栄養の面から考えても人類にとってそれ程望ましい理想の食材なのでしょうか?

実は栄養の面から考えれば、糖質は無理に食べる必要は無さそうです。何故なら糖質は消化され吸収される際にブドウ糖となるだけですが、そのブドウ糖は体内でたんぱく質からも作り出せるからです。タンパク質を食べていればブドウ糖は作り出せるのですから、糖質から無理にブドウ糖を取り入れる必要は無さそうです。
日頃糖質を食べない肉食動物もブドウ糖の血中濃度である血糖値は一定の値に保たれているそうです。(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす

糖質が広まった理由

では何故これほどまでに糖質が広まったのでしょうか?
その答えは人類の進化・発展の歴史にあります。
約1万年ほど前に栽培という知恵を獲得し、人類による農耕が始まりました。

  • 増やすことが容易だった
  • 保存ができた
  • 美味だった

人類が初めて自ら食料を増やして確保するという知恵から広まり始めました。
品種改良という知恵も相まって、収穫量を増やすことで食料が増えました。
そのおかげで人類が増えました。増えた人類の食料を確保するために更に開墾することで栽培面積を広げていきました。

先祖代々当たり前に糖質を食べていたから疑いなく食べているだけのようです。
確かに美味しいのでわざわざやめようという人も江部洋一郎先生が提唱され江部康二先生が広められるまで、これまでいませんでした。
糖質は不足して困ることはあっても食べ過ぎて太るくらいで、大した害はないと思っていましたから。

糖質をゼロから見直す

そろそろ立ち止まって、糖質についてどれくらい食べるのが人間の体にとって適切なのかゼロから考えるべき時がきたのかもしれません。

何故なら病気になることがわかっていてもやめられないという糖質依存に人類の多くが陥っているのですから。
ニコチンの害がわかってもタバコがやめられない人が大勢いるのと同じで、糖質の害もこれから理解されていくと思います。
人類が大きな落とし穴になっていることが判明したのですから。

私は食料の1割か2割を糖質からとるのがベストなのではないかと考えています。

血糖値と糖化産物とアトピー性皮膚炎(仮説)

糖質回避でアトピー性皮膚炎の改善率は現在のところ100%です。
糖質を減らされただけで改善しておられる患者さんがおられますし、食べるものは同じでも血糖値の上がりにくい食べ方を工夫されることでアトピー性皮膚炎が改善された方がおられます。
そこで現時点でわかっていることから考えられることを血糖値と糖化産物の影響を模式化してみました。

糖化産物がアトピー性皮膚炎の原因?
糖質と血糖値の関係
糖化産物とアトピー性皮膚炎の関係
  • 糖質を多く食べるとかゆくなる患者さんがおられる
  • 野菜を先に食べ、ご飯を後に食べると改善した患者さんがおられる
  • 糖質をやめるとアトピー性皮膚炎が改善した患者さんがおられる。

以上のことから糖質そのものが問題ではなく、血糖値が上昇することにより何らかの悪影響が考えられる。
血糖値の上昇はブドウ糖濃度の上昇を意味するが、ブドウ糖自体は非常に簡単な構造の分子のためブドウ糖自体が免疫機能に何らかの害を及ぼすとは考えにくい。
ブドウ糖とタンパク質が非特異的に結合する糖化による糖化産物が、免疫機能に何らかの影響を及ぼしている可能性が考えられる。

糖質を日頃より多く食べて数時間から翌日に悪化している患者さんがおられることから、糖質摂取とアトピー性皮膚炎の増悪は比較的短時間の相関が考えられる。

糖質回避での病気の改善率

糖質回避で病気が改善しています。

アトピー性皮膚炎の改善率

アトピー性皮膚炎はかなり効果が期待出来そうです。現時点で7名の方が改善しています。

アトピー性皮膚炎は糖質回避をされている方は皆さん改善しています。今のところ糖質回避されてアトピー性皮膚炎が改善していない方はおられません。

アトピー性皮膚炎では糖質回避の有効率100%です。糖質回避の程度は糖質を少し減らす程度から完全回避まで様々ですが、糖質回避の程度に応じてアトピー性皮膚炎の改善と相関がありそうです。

この現時点でわかっていることは糖化産物原因説を支持します。

慢性蕁麻疹の改善率

慢性蕁麻疹に関してはお一人改善しています。糖質を減らし慢性蕁麻疹の症状が少し改善しています。お一人は糖質回避をされても改善していません。現時点での改善率は50%です。

お一人は改善していないのですが、糖化産物原因説がまだ正しいとすれば慢性蕁麻疹の原因となる糖化産物の半減期が長く減らないからかも知れません。糖質回避を続けることでこれから改善するのかも知れません。

2型糖尿病の改善率

2型糖尿病の方はお一人完全糖質回避をされました。結果は2型糖尿病が失くなりました
1人だけですので、改善率100%です。
万が一完全糖質回避で改善しなければこちらをご参照ください。

アトピー性皮膚炎 究極の脱ステロイド療法?

アトピー性皮膚炎の究極の脱ステロイド療法を発見しました。

と言っても私が発見した訳ではありません。治療も薬もいりません。

糖質回避が究極の脱ステロイド療法?

単純に炭水化物を食べない糖質回避をしてみるだけです。しかも完全糖質回避をしなくても血糖値が上がりにくい食べ方をするだけで改善する可能性があります。お二人血糖値が上がりにくい食べ方でアトピー性皮膚炎が改善しています。

実際糖質を食べないあるいは減らすことでアトピー性皮膚炎が改善している方が6人おられますので、糖質が悪化因子の一つであるのことは間違いないと思います。

糖質回避で全員治るかどうかはまだわかりません

糖質回避で全員のアトピー性皮膚炎の方が改善するのかは、まだわかりません。

ただ御飯一膳なら問題なく、御飯をお代わりするとアトピー性皮膚炎が悪化し、おにぎり+パスタで顔が真っ赤になられた方がおられます。

薬を使わないので副作用の心配をしなくても良いのが最大の利点です。(炭水化物は食べなくても大丈夫です。)

脱ステロイド療法のついて

元々脱ステロイド療法は健康食品やその他のグッズ販売目的に、一部の業者が不安を煽って広まった一種の宗教のようなものです(アトピービジネス)。糖質回避教での脱ステロイドが広まると、不安を煽りたい業者さんは商売上がったりにらなるかも知れませんね。(今でもアトピービジネスがあるのかどうか知りませんが)

危険も金銭的負担もない脱ステロイド療法として糖質回避教が広まるといいですね。