同じ話をしていても、相手の理解力には雲泥の差があります。
その理解力をある程度揃えるために、学校によっては成績別のクラス編成を行います。
本来なら日常会話でも話の早い人と話の通じない人とでは説明の仕方を変えるべきだと思います。
この理解力の差があることが問題です。
話の早い人
話の早い人というのは理解力に優れた人です。一つは元々の知識量が多く、相手の言っていることを理解しやすいことが考えられます。もう一つは知らないことでも知っていることから想像力を働かせて、極力理解しようとすることです。
いわば情報を受け取る守備範囲が広い人が話しの早い人です。
一を聞いて十を知るタイプです
途中説明を省略しても間の情報を持ち合わせた知識で埋め合わせて、正確に理解してくれるので話が早く正確に伝わるのです。
話の通じない人
話の通じない人は理解力に乏しい人です。こちらの伝えていることがなかなか理解してもらえません。伝え方に問題がある場合もありますが、様々な角度から説明してもピンと来ず、どうしても理解してもらえません。
その理由は知っていることだけ理解できて、知らないことは全く理解しようとしないことに起因します。知らないことは知らないとして諦めが早いとも表現できます。話の早い人であれば、例え知らないことであっても想像力を働かせることで極力理解しようとしてくれますが、話の通じない人はあまり想像力を働かせることはありません。
話の通じない人は悪気があるわけではありませんが臨機応変に対応することが難しく、杓子定規にわからないことをわからないとして話を打ち切ってしまいがちです。性格として面倒なことを避ける傾向にあるようです。
いわば情報を受け取る守備範囲が狭い人が話の通じない人です。
対策は出来るだけ簡単な例え話を例にして、少しずつ理解してもらうことです。
そして細かく全て説明することです。相手も知っている常識だと思って途中の話を省略することなく事細かに説明することです。
言い換えると一から十まで言わないといけないタイプで、実際には一・二・三ではなく、1.1、1.2、1.3、1.4という具合に更に細かく説明しないと理解してもらえないことを覚悟しておくことです。