最近炭水化物が必要というテレビが多い理由

最近炭水化物を必要として、炭水化物を食べることを推奨するテレビ番組が多い気がします。その理由を考えてみました。

糖質に問題があることは明らかにも関わらず、炭水化物を食べ続けてほしい人たちがいるようです。または炭水化物を食べることを主張すること自体が目的の人たちがいます。
糖質回避教からすれば、今更糖質を勧める人たちは異教徒でしかありませんが、何故糖質・炭水化物をテレビに出てまで人に勧めるのかその心理を考えてみました。

テレビ番組というのがポイントです。
テレビは視聴率とスポンサーのために存在し、視聴者はそれらを稼ぐための手段です。
そんなつもりはないのかもしれませんが、やらせ問題を見ても、偏った報道を見ても目的が視聴者に事実を伝えることではなさそうです。スポンサーの意向に沿った内容で、多くの人に見てもらうことが目的です。
視聴率とスポンサーがテレビ局の目的だと思って、テレビ番組の内容を見ると炭水化物を推奨している理由が読み解けそうです。

視聴率をとるために視聴者が見たいものを放送します。
中でもスポンサーが求めているもので、視聴者が見たいものであれば放送したいのだと思います。さすがに明らかな嘘は後々問題になるので放送しないかもしれませんが、意見が分かれる程度であれば積極的に放送するのでしょう。

しかも人は求めているものを見たい傾向にあります。
つまり多くの人はできれば炭水化物を食べたいのです。何故なら美味しいから、魅力的だからです。その食べたい炭水化物を食べた方が良いとテレビで言われれば、炭水化物を食べたい自分にとって都合が良いのでつい見てしまうのです。自分の知識を照らし合わせることはせず、人の意見に左右されてしまう人たちは、都合の良いことを言ってくれる人のことを信じてしまう傾向にあるのです。

炭水化物を食べ続けてほしい人

炭水化物そのものを扱う方々

  • 炭水化物農家の方々
    • 米、小麦、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、人参
  • 炭水化物を扱う方々
    • 定食屋、牛丼屋、寿司屋、パン屋、うどん屋、ラーメン屋、パスタ屋、ピザ屋など

炭水化物を食べなくなると困る方々

  • ダイエット関連企業
    糖質を控えるだけでダイエットの必要がなくなってしまうから
  • 医師
    • 肥満関連、糖尿病関連など
  • 製薬会社
    • 糖質関連病の治療薬メーカー
      2型糖尿病、高血圧、各種アレルギーなど

炭水化物を食べてほしい人たちがスポンサーになる

炭水化物の農家さんがスポンサーになることは少ないですが、炭水化物を扱う業種の方々はよくスポンサーになっておられます。
医師がスポンサーになることはほとんどありませんが、ダイエット関連企業もスポンサーになっておられることがありますし、製薬会社がスポンサーになることはよくあります。

炭水化物を食べてほしい人たちがスポンサーになると、炭水化物を推奨するテレビ番組は大歓迎だと思います。
スポンサーが求めるのか、テレビ局の方々が気を利かせて番組を企画するのかわかりませんが、炭水化物を食べないことを放送しようとするとストップをかける可能性が考えられます。

視聴率を取るために放送する

人は求めているものを見たい傾向にあります。
日頃食べたいと思いながら我慢している炭水化物ですが、炭水化物をやめなくて良いとテレビでいえば、本当かどうかは別にして視聴率が稼げます。テレビの目的は見てもらうこと、真偽にはあまり興味はないのかもしれません(これまでやらせ問題があったことからの類推です)。スポンサーも炭水化物を食べることを求めていれば、スポンサーの意向・視聴者の興味という二重の意味で炭水化物を推奨する番組が増えることになります。

炭水化物を避けることを否定する理屈で驚いたこと

先日テレビを見ていると、炭水化物を避けることを否定する理屈に驚きました。

痩せるために炭水化物を避けることは意味がないという内容のことを力説されていました。

確かに一時的に痩せることはあるけれど、炭水化物を再び食べ始めるとかえって太りやすい体質に変わってしまうから意味がない。

炭水化物を避ける意味は痩せることなのですから、一時的にしろ体重が減った時点で痩せる意味はあるわけですからそれこそ意味不明な論理です。
しかも炭水化物を避ける話ですから、再び炭水化物を食べ始めた場合の話は意味不明です。そもそも炭水化物を避けることに慣れたら糖質依存から抜け出せるので、再び食べ始める人は少ないです。糖質依存に再び陥ったらリバウンドするという当たり前な話です。

ダイエットなんて意味がない。何故ならダイエットをやめたらリバウンドするから

と言っているのと同じです。当たり前な話です。
そんなことを言ってしまえば、人間は何をしても意味がない、最後は死んでしまうのだから。
というのと何が違うのでしょうか?人間は何をしても意味がないのでしょうか?
もし万が一リバウンドするとしても、痩せること自体に意味があるのではないでしょうか?

糖質を回避して痩せれば、そのこと自体に意味があります。
万が一糖質を再び食べることで、リバウンドしてしまってもそれは糖質を再び食べる決断をした人の自己責任です。痩せたことに意味があるのです。それを否定すれば、そもそも痩せることを否定することになるのです。論点がずれてしまっているので議論しないことですね。

炭水化物を食べることを勧める人たちの目的は人と違うことを言って目立ちたい、テレビに出たいのだと思います。
炭水化物を食べたい視聴者と利害が一致してしまうため、意味をなさない内容をそれらしく仕立てて放送しているのです。

炭水化物を取らなければいけないと力説する人は信用しない方が良いと思いますよ。
理屈になっていない理屈を振り回すだけです。

どうせ信じるなら論理的宗教糖質回避教を信じると、生きているうちに体調がよくなるというご利益があるかもれませんよ。

東京オリンピックのロゴ問題のその後

東京オリンピックのロゴ問題のその後です。

スーパー心理学で考えると、前回の会見は少なくとも存在を知らなかった人の会見では無かったと思います。偶然を主張せず自分の正当性を主張していました。

存在を知らなければ、こんな偶然ってあるんですね?と開き直ったとも取れる会見をするしか無かったはずです。真似したのでは無ければ、偶然似たデザインという事実を正々堂々と主張するはずです。それをしなかったのは…

そして他のデザインの盗用疑惑でデザインを取り下げた時点で、信用は…。

スーパー心理学で考えると会見の時点で怪しいと思いましたが、状況証拠が揃ってきましたね。

実はおサルさんも嘘をつくのをご存知ですか?嘘を見抜くことが出来るのは人間だけです。これまで周りに嘘を見抜くことの出来る人間がいなかったのかも知れません。(参考文献:現実を生きるサルと空想を語るヒト)

それにしても東京オリンピックのロゴはどうなるんですかね?

理論的な予測が的中、更なる予測を

理論的な予測が的中しました。と言うのは先日書き込んだ糖質回避により尋常性疣贅(イボ)のことです。糖質によって生じる糖化産物が免疫機能障害を引き起こす理屈から考えて、ニキビが治るなら尋常性疣贅(イボ)も治る可能性があると考えました。そのことを伝えたところまるで予言者のように2人の方が改善しました。しかも1週間で改善し始めました。まだ完治はしていませんが、なかなか治らないイボの治療法の選択肢の一つとしては画期的な治療法かも知れません。

糖質回避の有効性の予測

尋常性疣贅というウイルス感染にも有効であれば、次に予測として考えたのは、ヘルペスです。ヘルペスはウイルスの感染により引き起こされる疾患です。他のウイルス感染のように発症する度に感染する訳ではなく、一度感染すると神経細胞に潜んでいて免疫力が低下した場合に抑えきれなくなってヘルペスを発症します。

糖質の摂取により糖化産物を生じ、その糖化産物によって免疫機能に異常を来しヘルペスを発症している可能性が考えられます。もしかしたら糖化産物が蓄積して、一定量に達するとヘルペスを発症するのかも知れません。ヘルペスを再々繰り返す人はヘルペスに対する免疫のスイッチを切ってしまう糖化産物が一定量貯まりやすく、発症しない人は貯まりにくいのかも知れません。

糖質を避けることで、ヘルペスの発症頻度を減らすことが出来る可能性が考えられます。疣贅のように治るわけではないので、ヘルペスの場合再発予防なので効果の実感は難しいかも知れませんが、一・二ヶ月毎に繰り返すのであれば試してみても良い健康法では無いかと思います。

尋常性疣贅に引き続きヘルペスにも効果が明らかとなれば(発症予防なので効果はわかりにくいですが)、糖化産物が免疫機能に異常を来す仮説が正しい可能性が高まります。

他の予言・仮説としては結核に対してです。結核菌に感染しても発症する人と発症しない人があり、多くの方は発症しません。あくまでも仮説ですが、糖化産物による免疫機能障害で結核菌に対する免疫機能が働かないと発症するのかも知れません。結核菌に対する免疫寛容が誘導されていなければ、糖質回避で改善する可能性があるのでは無いかと思います。

いずれにしても免疫機能が絡む病気は糖質を減らすと改善が期待出来るかも知れません。良かったら糖質回避教をご検討ください。

糖質が諸悪の根源?

糖質が様々な問題を起こすことはどうやら間違い無さそうです。問題は何処まで糖質の害が根深いかです。

しかし糖質を食べたくて仕方ない人、依存状態の人にとっては面白くない話です。恐らく信じたくないのでしょう。糖質を食べる正当性みたいなものを探す人もいます。また糖質回避の安全性がわかった訳では無いから、まだ信じないと言われる方もおられます。その論理であれば逆に糖質の安全性は誰が保証してくれているのか聞きたくなります。しかし相手は糖質の害を認めないことが目的なので議論が噛み合いませんから聞き流しています。

明らかな糖質の害

現時点でわかっている糖質の害は、糖質依存による肥満2型糖尿病は間違いないです。

糖質依存に伴う塩分依存により高血圧も、糖質の害といえる可能性が高いと思います。

糖質の害が疑われる病気

病気の改善率に記載してあるアトピー性皮膚炎や蕁麻疹や花粉症などの各種アレルギー、ニキビ、疣贅(イボ)は糖質の摂り過ぎをベースに、人によって発症してしまうようです。同じ物を食べて発症する人と発症しない人がいることが問題をわかりにくくしていました。個人の体質として理解されていました。確かに人によって異なる体質という一面はあるようですが、元々糖質を食べなければ症状が出ないかも知れません。

その証拠に糖質回避をすると改善する方が多くおられます。恐らく糖化産物による免疫機能障害が起こるのだと思います。糖化産物とは糖質由来のブドウ糖が体内に入り、ブドウ糖がタンパク質と結合することで糖化産物が産生されます。この糖化産物が免疫機能に影響を与えるのでは無いかと思います。タンパク質が無数にあり、そのタンパク質の結合する部位により、糖化産物は更に無数に生じるため現時点での証明は非常に困難です。

糖質を食べる理由は?

これだけの問題がありながら、糖質を主食として食べ続ける理由がどれ程あるのでしょうか?

人類は一度立ち止まって糖質を食べる意味を考える時に直面していると思います。

糖質の害を知らずに食べて病気になるのか、それとも害を知った上で覚悟して食べて病気になるのか選択の余地を作るべき時が来ました。

糖質を食べる理由を考えてみてください。快楽が目的なら、少し考えてみると良いのかも知れません。

アレルギーとは?

アレルギーとは、本来は体にとって有害なウイルスや細菌感染から体を守るべき免疫機能が、間違って敵ではないものに対して過剰に反応してしまうことによって起こります。
本来は敵ではないものを敵と間違って攻撃することによって起こります。
身体を守るべき免疫が暴走していまうのがアレルギーです。

花粉症やアトピー性皮膚炎、蕁麻疹や喘息など各種におよびます。
これまでそれぞれのアレルギーの原因は花粉症であればスギやヒノキの花粉、アトピー性皮膚炎であればダニやほこりなどと言われてきました。

似たような概念に自己免疫性疾患という病気のカテゴリーがあります。
アレルギーは花粉などの外からの刺激にたいする免疫反応と考えられていますが、自己免疫性疾患は自分の体に対して免疫反応することで怒る疾患です。敵と判断する必要のない外来物質に反応するのがアレルギーで、自分の体に反応するのが自己免疫性疾患と言われるものです。

私はこの二つは同じものだと思います。
花粉症は鼻粘膜・眼粘膜に対する自己免疫疾患、アトピー性皮膚炎は皮膚、蕁麻疹は肥満細胞、喘息は気管支に対して自己免疫反応をお越しただけだと思います。粘膜・皮膚が炎症を起こしているから、その炎症を起こしているところに花粉やダニ・ホコリが付着して敵だと勘違いして反応するようになったのが花粉症やアトピー性皮膚炎として発症しているのではないかと思います。

つまり症状から病気を類推するからアレルギーと自己免疫性疾患として別のものに見えるだけで、大きく自己免疫疾患としてとらえてみると解釈は容易だと思います。
アレルギーの原因として検査される特異的IgEは、粘膜や皮膚の傷み具合を表す結果でしかないのかもしれません。

これまで根本的な治療法はありませんでしたが、最近ではスギの花粉症に対して減感作療法という治療法が開発されました。
免疫機能は様々なものに対して準備し、味方であれば敵ではないと判断して免疫機能のスイッチを切る仕組みがあります(免疫寛容)。
このスイッチを切る仕組みがうまく働かなくなるのがアレルギーなのか、間違ってスイッチを入れてしまうのかわかりませんが、本来は敵ではないものに対して反応するようになってしまうのは確かなようです(私は糖化産物がスイッチを入れたり切ったりしているのではないかという仮説を立てています)。
この免疫寛容の仕組みを使ってスギ花粉症の反応を抑える治療法が舌下免疫療法と言われる治療法です。スギ花粉のエキスを少しずつ口に含んで免疫をつけるのではなく、免疫を慣れさせる治療法です。絶えず少量の刺激を繰り返していると敵ではなく、味方だと身体が判断して免疫反応を起こさなくなることを期待する治療法です。3年かかりますが、スギの花粉症に悩まされることがなくなるそうです。

食物アレルギーも同じ機序で治すことができます。
アレルギーを起こさない範囲で、ごく少量ずつ食べたり飲んだりすることで免疫寛容をお越させて食べることができるようにすることがされています。ショック症状を引き起こす可能性があるので、アナフィラキシーショックをお越したことのある患者さんは入院の上病院にて行われます。少しずつ少しずつ食べる量を増やしていくことで、最終的には普通に食べることができるようになります。

食物アレルギーでも命に係わるアナフィラキシーショックを起こすほどでなければ、毎日反応しない程度に少しずつ食べることで反応しなくなります。
例えば離乳食が始まった直後に卵により蕁麻疹を引き起こしていても、少しずつ食べることで普通に食べることができるようになるのはよくあることです。

アレルギーの原因の仮説

糖質を食べないことで、花粉症やアトピー性皮膚炎、蕁麻疹で治る人がおられることを考えるとアレルギーの原因が糖質の取りすぎという仮説が成り立ちます。
その原因として考えられるのはブドウ糖とタンパク質が結合して生じる糖化産物が免疫機能に働きかけて、余計なスイッチを入れてしまうとアレルギーになり、本来必要なスイッチを切ってしまうとニキビや尋常性疣贅などを引き起こすのではないかと思います。

糖化産物と病気の関係(仮説)
血糖値と糖化産物と病気の関係

この仮説が正しいのか間違っているのかまだわかりませんが、少なくとも糖質とアレルギーが関係あることは間違いなさそうです。

もしかしたら20年もすれば、アレルギーという病気があって先進国では悩まされたらしいよ。
食べ物による病気という意味で、21世紀の脚気みたいな話だね。
といわれる時代が来るかもしれませんね。

欲望に負けて糖質を食べてしまうという心理

欲望に負けて糖質を食べてしまうという心理を考えてみます。

理性が欲望に負けるという表現は、だから自分は悪く無いという言い訳を暗にしているようです(参考文献:アドラーの心理学)。誰に対して言い訳しているのかというと自分に対して言い訳しているのです。自分は悪くないと自分に言い訳して、糖質を食べてしまうのです。

実際には自分の意思で判断し、食べることを選択しただけなのです。
無意識や理性を引き合いに出すのは自分自身に対する言い訳の典型のようです。

つまり無意識のうちに食べてしまったとか、理性に負けて食べてしまったというのは自分に対する言い訳のようです。(実際には食べないということを気にしていないと、知らない間に食べてしまうということはあり得ます。つまり意識が足らなかったことを表すのは確かなようです)

無意識のうちに食べてしまうということは、いつもの癖で食べてしまったということです。
この癖を失くす必要があります。

理性に負けて食べてしまうという心理

理性に負けて食べてしまうというのは、食べるという決断をして理性に負けたという言い訳でしかありません。
さも理性との葛藤があったような表現ですが、アドラーによると現実は違うそうです。
先に食べるという決断をして、理性に負けたという表現をするだけだそうです。

言い訳、つまり自分は悪くないから許してということです。
自分の否を認めないのですから、改善のしようがありません。

言い訳せず、食べたくて食べてしまったと正直に言えばよいのです。
自分の否を認めず言い訳をすることで、自分の心は守りながら結果は食べてしまうのです。
自分の心は守られるかもしれませんが、何も改善しません。

言い訳人間の典型です。結局改善する気はないのです。

糖質を食べることは犯罪を犯すわけではありませんから、他人が責めることではありません。
しかし自分で決めたことを自分に対して言い訳しながら、破っていくのであれば改善は期待できないかもしれません。

このまま言い訳人間で生きていくのか、自分のことを受け止めて改善するのか一度よく考えてみるとよいかもしれませんね。

新生児・乳児湿疹の原因の一仮説

新生児・乳児湿疹の原因を考えてみました。

一つの仮説ではありますが、母乳哺育の場合お母さんの食べる糖質の量によって赤ちゃんの湿疹の程度に違いがある可能性があります。

お一人新生児・乳児湿疹のお子さんのお母さんに、糖質を控えると良くなる可能性を提案しました。減らしてみられたところ赤ちゃんの湿疹は改善しています。一端改善しても再び糖質を多く食べると悪化するので、糖質の食べる量に連動する印象があるそうです。
といっても赤ちゃんの湿疹が改善した際も、糖質をゼロにしたわけではなくおかずの種類を多くしてご飯も食べたそうです。どうも食べる量を減らすだけでも違いがあるようです。

そして食べる量の増減は早いタイミングで赤ちゃんに反応があるようです。
1日・2日で改善がわかりはじめるようです。

新生児・乳児湿疹の原因の一仮説

このことからお母さんが糖質を減らして食べると赤ちゃんの湿疹が改善することがあるのがわかりました。お母さんが食べる量によって症状が増減するので、もしかしたらセーフラインのような食べても大丈夫な糖質の量があるのかもしれません。例えば1食につきお茶碗1杯は大丈夫で、2杯食べると湿疹が悪化するという食べても反応しない量が人それぞれにあるのかもしれません。その量が1食に3杯までは大丈夫で、いつもは2杯までしか食べなければ発症せず、1食に1杯までは大丈夫な場合は同じ2杯でも食べると症状が出るのかもしれません。人によって食べても症状が出る量の違いがあり、その症状が出る量をこえて食べてしまうと湿疹を生じるのかもしれません。

新生児・乳児湿疹は人によって症状が激しい人とほとんど症状が出ない赤ちゃんがいますが、原因がわからないため体質だと思われていました。2型糖尿病と同じで症状が出る人と出ない人がいるので体質や遺伝だと思われていたのと似ています。
もしかしたら2型糖尿病と同じように人によって症状が出る人と出ない人がいるのではないでしょうか?つまり糖質を日頃食べる量で症状が出る人と、日頃食べる量では症状が出ない人がいるのかもしれません。日頃食べる量では症状が出ないけれども、食べ放題のお店に行くなど、何かをきっかけに大量摂取をすると発症する場合もあるようです。日頃食べる量の10倍食べないと症状が出ない人は、物理的に不可能なので発症することがないのかもしれません。

アトピー性皮膚炎では炭水化物を食べて数時間から翌日には悪化するので、お母さんが食べたものが母乳になって赤ちゃんに移行して反応するので、お母さんが食べて少し時間がたってから赤ちゃんの症状が増減するのではないかと思います。

改善策

2型糖尿病と同じように糖質を控えるだけで血糖値が改善するように、新生児・乳児湿疹もお母さんが糖質を控えることで改善するのかもしれません。
アトピー性皮膚炎の患者さんで血糖値の上がりにくい食べ方、おかずの後にご飯を食べるという食べ方でアトピー性皮膚炎が改善された方がおられるので血糖値の上がりにくい食べ方をするだけでも新生児・乳児湿疹も改善するかもしれません。

糖質回避による効果は、幸い血液検査などの検査をしなくても、症状が赤ちゃんの皮膚の状態で確認することができます。文字通り肌で感じることができるのです。
良くなれば正解、悪くなれば食べ過ぎた可能性を考えます。
お母さんが食べたものとその量が正解か不正解の判断には1日か2日を必要とするようです。(母乳ではなく自分自身が食べるアトピー性皮膚炎では、数時間から翌日には悪化するようです)
これまでは体質として見守る・受け入れるしかなかった新生児・乳児湿疹が、自己調節可能な病気という認識になるのではないかと思います。

これからの新生児・乳児湿疹

これまで新生児・乳児湿疹は何に対して関連性・因果関係があるのか闇雲に探してもわかりませんでした。恐らく世界中の先生達が原因を探していましたはずですがわかりませんでした。あまりに当たり前の主食に原因があったので、全く関連がなさそうな主食に誰も思い至らなかったのです。これも2型糖尿病と同じで、同じものを食べても発症する人と発症しない人がいることが問題の本質を隠してしまっていたのです。
これからは糖質というキーワードで病気との関連性・因果関係を読み解けば簡単に解決策を見つけることができるようになるかもしれません。

母乳哺育で新生児・乳児湿疹があればお母さんが糖質を控えて様子をみる。
それでも改善しなければ、糖質をやめてみる。
お母さんが糖質を控えるかやめられなければステロイドを塗って様子をみる。

新生児・乳児湿疹はお母さんが糖質を食べているのを表すだけで、それ以上でもそれ以下でもないのかもしれません。そして赤ちゃん本人が痒がっていなければ、そのまま様子をみても問題ないと思います。治療しなくても生後6か月程度であまり症状が目立たなくなることが多いようです。

ミルクでの哺育の場合

ミルクでの哺育の場合著明な新生児・乳児湿疹の患者さんは少ないようですが、もし症状が激しければミルクのメーカーを変えてみるのは一つの選択肢だと思います。
原因は特定できませんが、赤ちゃんの血糖値に何らかの影響があることも考えられるので一度試してみる価値はあるのではないかと思います。
幸い血糖値関連で湿疹の症状が悪化する場合、1日か2日程度で反応が出るようなので判断はつきやすいと思いま

それでも改善しなければ病院を受診されるとよいと思います。

最後に

あくまでも事実に基づいて考えた一仮説ですが、お母さんが糖質を控えてみるだけなので一度は試して見られても良いのではないかと思います。
赤ちゃんの世話に追われていると、ついおにぎりやラーメンで食事を済ませてしまいたいとは思いますが、もしよかったら何とか糖質を減らすようにしてみてください。

この仮説が正しければ、お母さんが糖質をやめてしまえば症状はなくなります。
その後食べてみて新生児・乳児湿疹が悪化するかどうかその都度試しながら、食べてみるとよいと思います。悪化してしまえば食べ過ぎなので、そのことを踏まえて今後は減らせばよいだけなのです。

よかったらお試しを

糖質=甘いものだけではない事実

既に何らかの理由で糖質を控えるあるいはやめている方にとっては既に常識の話です。糖質が甘いものだけとは限らず、一般的に炭水化物として知られているものを表す概念です。

私はダイエットやアトピーをはじめ様々な病気を改善するには、糖質を避けると良いですよ(糖質回避教)とお伝えしています。

そう説明すると甘いものを控えると良いということですか?の質問があります。糖質=甘いものというイメージがあるようです。何となく砂糖を控えると良いと考えてしまわれるようです。そこであえて糖質と言わず、炭水化物を控えるように説明します。

糖質は消化されて糖として吸収されるものを言います。元々甘いものは糖質ですが、そのものは糖ではなくても消化されてブドウ糖となるデンプンも糖質もして扱います。デンプンは口の中でよく噛むと唾液中のアミラーゼにより、分解されて麦芽糖に変化するため微かに甘味を感じはしますが砂糖の甘味程強い甘味ではありません。

逆に考えれば身体に入れば同じ糖質として吸収されるのであれば、御飯を食べるよりケーキを食べた方が満足感は高いかも知れません。特に甘いものが好きな方にとっては甘いものの方が遥かに魅力的だと思います。そのため私は体重が減り過ぎないためという言い訳をして、なおかつ血糖値が上がり過ぎないように食後にデザートで甘いものを食べるようにしています。(目論見通り血糖値が上がり過ぎていないかは今の所測定していません。)体重は標準体重を少し下回る程度に適度に維持しています。

糖質は炭水化物から人間が消化できない食物繊維を除いたもののことです。甘いものとは限りません。

糖質は食べないに越したことはありませんが、どうせ食べるなら甘いものを食べる方がお得では無いかと考えています。当然量にもよりますが、三食御飯やパン、麺類の主食を食べるよりも、食後に甘いものを少し食べる方が血糖値の変動は少ないと思います。

戦後70年、平和が70年

今日8月15日(土)は70年前に戦争が終わったことを表す、日本にとっては大きな意味のある1日です。終戦記念日と言われています。戦争が終わって70年です。

そして戦争を仕掛けることも戦争に巻き込まれることもなく、70年を平和に過ごすことが出来ています。ほんの70年前には世界中を巻き込んだ戦争をしていたことは、今の日本を見ていると想像がつきません。

70年前の戦争は様々な意味での人の欲深さを物語っています。そして当時は武力でねじ伏せるのが当たり前だったのです。

戦争は軍需物資を扱う人以外は、トータルで見ると誰も得しない仕組みです。取り返しのつかない破壊と殺戮の分、人類全体でみると必ず損をする負け戦です。勝者が敗者から賠償金をせしめるとしても、お金が移動するだけで何も生み出してはいません。破壊と殺戮の分お互い損するのですから、損得を考えることが出来るだけで、無駄な争いはしないはずです。

ましてや人類が相手を思いやる心のある人の集まりであるならば、人類は必ず争いの無い世界を実現できると私は信じています。

戦争の終わった日から、平和を祝う日になるといいですね。私は8月15日を祝にすることを提案します。そして100年1000年と平和が続くことを心から祈っています。

平和が続き、戦争という言葉や概念が無くなりますように。

21世紀にはまだ戦争なんて無駄なことしてたんだって、という未来が来るといいですね。

赤ちゃんが抱っこからおろすと泣く理由

赤ちゃんは泣くのが仕事という考え方がありますが、わざわざ泣かす必要は無いと思います。泣く前に泣かさないように工夫することで余り泣かさないようにすることを提案します。その一貫で赤ちゃんが泣く理由を考えてみました。

赤ちゃんが抱っこすると泣き止んで、床やベッドにおろすと泣いてしまうことは良くあることです。

赤ちゃんはお母さんのお腹の中で10ヶ月過ごした訳です。生まれてから外の世界に慣れるまではお母さんのお腹の中の環境が当たり前で、外の世界が居心地の悪い世界です。お腹の中にいる10ヶ月のうち、少なくとも手足の動かせるようになった誕生までの最後の2・3ヶ月は記憶があるのではないかと思います。

赤ちゃんにとっては、お母さんのお腹の中、すなわち子宮の中で大人から見れば窮屈に過ごすのが当たり前だったのです。そして誕生してからは、子宮に包まれて圧迫されることなく手足を自由に動かせることが居心地の悪い何とも言えない状況なのだと思います。ただ起きている際は、手足を自由に動かせる感覚が新鮮で楽しくて仕方が無いので、意味もなく動かしているのです。

眠たくなると手足を動かす新鮮な情報や刺激が眠る邪魔をしてしまうので、眠れず泣いてしまいます。

寝かせる際に抱っこすると良く眠るのは、お腹の中で子宮の中の羊水に浮かんでいる感覚に近いからだと思います。同じ抱っこをしていても座っての抱っこだと目覚めたり泣き出したりするのは、立って抱っこされた際に得られる羊水の中の浮遊感がなくなるためだと思います。言わば何時間も小さな船で波に揺られることに慣れていると、地上に降りた際に地面が揺れていると感じる酔ったような感覚に似ているのだと思います。長い時間波に揺られていると揺れているのが当たり前になって、揺れている感覚を打ち消してしまう能力が備わっています。人間には置かれた環境をゼロに設定する能力があるのです。

抱っこされていると小船に揺られる感覚、子宮の中の浮遊感に近い感覚を得られるので落ち着くのだと思います。子宮の中の浮遊感であれば、お母さんの不規則な動きにより、理論上規則的な揺れではなく不規則な揺れの方が赤ちゃんにとっては心地よいのかも知れません。不規則な揺れとは車の中の振動などです。もしかしたらお腹の中にいる際にお母さんが良く歩いていれば、歩行という規則的な揺れによって心地よいと感じるのかも知れません。

せっかくお母さんのお腹の中を思い出しながら寝入ったのに、床やベッドに置かれると、突然小船から地上に降り立ったように酔ったような感覚になるので起きてしまうのです。完全に寝てしまえば酔ったような感覚を感じることがないため、起きだしたり泣いたりしないようです。

寝かせる際には、子宮の中を再現すると寝やすいのではないかと思います。子宮の中は手足を伸ばすことが難しかったので、手足を含めて赤ちゃんを小さく抱き込んでしまうと赤ちゃんは安心するようです。

良かったらお試し下さい。