何度言っても言うことをきかない子供の心理

子育てをしていると何度同じことを言っても言うことを聞かなくてイライラすることは良くあることです。同じことを何度言われても言われた通りにしない子供の心理を考えてみました。

大きく分けると、意味がわからないかやり方がわからないかのどちらかです。

言われたことを言われた通り実行するよりも自分のやりたいようにした方が子供にとって得なのです。子供がやりたいと感じる理由はそれぞれです。その方が楽しいのか、楽なのかはわかりませんが、子供なりの何らかの目的があってそのように行動しています。多少親に言われたとしても、その言われる瞬間だけ我慢すれば楽しかったり、楽が出来るから親の言うとおりにしないのです。

そもそも親が何度言ってもその意味を理解できていないのです。意味を理解できていないのですから親の言うとおりに出来ないのは仕方のないことです。

子供が意味を理解出来ないのであれば、簡単な対策はその目的を伝えることです。目的を伝えることで、言っている意図が伝わるのです。
何度言っても言うことをきかない子供の中には、言われていることは理解は出来てもやり方がわからないこともあります。部屋を片付けなさいと何度言っても部屋を片付けない場合などに当てはまります。片付いた状態は概念として理解出来ても、具体的な片付け方法がわからないのです。片付けるという概念は理解出来るため、具体的な片付け方法がわからないとは、親も子供もわからないまま時間だけが過ぎてお互いがイライラしてしまうのです。親は片付けていないこと、子供は片付け方がわからないことがイライラの原因です。

対策はわかっていると思っても、具体的な方法を教えてあげることです。親はわかっているはず、子供にはわからないということがお互いがわからないのです。このギャップが落とし穴で具体的な方法を説明することをしないままになってしまうのです。子供にとっては教えてもらっていないからわかるはずがないのに、親から何度も言われるからわかっていない自分が悪いと思い込まされてしまうのです。

子供に何度同じことを言っても言うことをきかないと思われたら、目的を伝え、具体的な方法を説明してあげてみて下さい。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。